年 月 日:船歴
13.03.02:起工 13.08.25:進水、命名:五洋丸 14.04.17:竣工
14.04.--:新規登録:所有者:五洋商船株式會社 14.04.19:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:824 14.04.19:船舶検査証書交付 14.04.--:運航:川崎汽船株式會社 14.04.19:神戸〜大連 14.05.17:神戸〜紐育 15.04.--:中間検査 15.12.20:神戸〜中南米西岸線 16.05.--:桑港 16.09.--:中間検査
16.10.16:徴傭 16.11.05:徴傭通知:兵備三機密第1257号 16.11.20:入籍:内令第1495号:特設運送船(雑用船)、舞鶴鎮守府所管 16.11.20:監督官:海軍大佐 今泉 美啓 16.11.20:藤永田造船所株式會社にて艤装工事開始 16.12.09:艤装工事完了 16.12.10:戦時編制:聯合艦隊所属、特設運送船(甲) 17.01.02:サイパン〜01.04トラック 17.01.05:軍隊区分:機密南洋部隊命令作第7号:R攻略部隊 17.01.06:軍隊区分:機密R攻略部隊命令作第1号:支隊 17.01.07:軍隊区分:機密R攻略部隊支隊命令作第1号:主隊 17.01.20:(カビエン攻略作戦)トラック〜01.22カビエン 17.01.23:舞鶴海軍第二特別陸戦隊(本隊、基地電信隊)揚陸 17.01.23:軍隊区分:機密R攻略部隊支隊命令作第1号第二兵力部署発令:特務隊 17.01.24:R攻略部隊支隊電令作第2号:第十八戦隊機密第150番電: 1.27日舞二特の一部(特務中尉の指揮する銃隊二個小隊、山砲一個小隊を基準とす)を カビエン守備隊とす 2.陸戦隊は左に依りラバウルに転進すべし(発日、兵力) 25日舞二特一個中隊(約304) 吾妻山丸、 27日舞二特(一個中隊及びカビエン守備隊欠)五洋丸 3.吾妻山丸は右の外報道部員等(20名ヤンマー六隻)を輸送ラバウルより大発二隻及び 内地向け物資を搭載速にカビエンに帰投すべし 4.五洋丸は右兵力を輸送ラバウルより内地向け物資を搭載トラックに帰投すべし 5.哨戒隊は各驅逐艦一隻を以て吾妻山丸及び五洋丸のラバウル進出の警備に任じたる後 速にカビエンに帰投すべし 17.01.24:軍務一機密第49号:特型運貨船4隻搭載 17.01.28:舞鶴海軍第二特別陸戦隊乗船 17.01.28:カビエン〜01.28ラバウル 17.01.29:舞鶴海軍第二特別陸戦隊揚陸 17.01.31:ラバウル〜トラック 17.02.01:軍隊区分:南洋部隊電令作第66号(01.29附):R方面部隊主隊、便宜現地発トラックに回航すべし 17.03.23:トラック〜 17.04.10:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(甲) 17.04.22:軍隊区分:機密R方面防備部隊命令作第10号:附属 17.04.23:軍隊区分:機密南洋部隊命令作第13号:MO攻略部隊 17.04.23:軍隊区分:機密MO攻略部隊命令作第1号:RXB攻略部隊 〜04.25ラバウル 17.04.26:軍隊区分:機密RXB攻略部隊命令作第1号:特務部隊 17.04.26:軍隊区分:機密RZP攻略部隊命令作第1号:輸送部隊第三輸送隊 17.04.27:軍隊区分:南洋部隊電令作第167号:MO攻略部隊RXB攻略部隊から除きRZP攻略部隊 17.05.02:訓令:官房機密第5289号:測距儀及び望遠鏡供給及び装備 17.05.04:南洋部隊電令作第171号:1200第六兵力部署(乙)発令 17.05.04:(RZP攻略作戦)ラバウル〜 〜05.04 2140 驅逐艦「追風」がセントジョージ岬の北80度西20浬にて敵潜水艦発見〜 〜05.04 2220 驅逐艦「追風」が爆雷攻撃、制圧に任ず〜 〜05.05 0220 驅逐艦「追風」が合同〜 〜05.05 午前 第二十五航空戦隊戦闘機、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜 〜05.05 1233 特設運送船「長和丸」舵機故障、列外に出る〜 〜05.05 1252 特設運送船「長和丸」舵機故障復旧〜 〜05.05 午後 航空母艦「鳳」艦攻、艦戦、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜 〜05.06 0255 驅逐艦「睦月」解列、国籍不明船確認に向う〜 〜05.06 0343 国籍不明船は特設運送船「吾妻山丸」と判明、驅逐艦「睦月」が船団へ誘導〜 〜05.06 0630 特設運送船「吾妻山丸」が列に入る〜 〜05.06 0706 驅逐艦「追風」解列、遭難者(豪洲飛行機搭乗員9名)救助に向う〜 〜05.06 0850 驅逐艦「追風」が列に入る〜 〜05.06 終日 航空母艦「鳳」艦攻、艦戦、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜 〜05.06 1106 敷設艦「津輕」が敵大型機に発砲〜 〜05.06 1135 特設砲艦「京城丸」が列に入る〜 〜05.06 1430 デボイネ方向に変針〜 〜05.06 1700 巡洋艦「夕張」、第二十九驅逐隊(追風、朝凪)、特設運送船「吾妻山丸」解列〜 〜05.06 2340 第三十驅逐隊(睦月、望月)、「第二十號掃海艇」解列〜 〜05.07 0315 驅逐艦「彌生」、陸軍徴傭船「淺香山丸」合同〜 〜05.07 0453 巡洋艦「夕張」、第二十九驅逐隊復帰〜 〜05.07 0552 敵ボーイング2機来襲〜 〜05.07 0700 敵機動部隊出現により北西方に避退〜 〜05.07 0828 第三十驅逐隊(睦月、望月)復帰〜 〜05.07 0935 航空母艦「鳳」沈没〜 〜05.07 1015 敵ボーイング3機来襲〜 〜05.07 1144 針路0度速力10節〜 〜05.07 1240 第六水雷戦隊(夕張、29驅、30驅)が分離、夜戦に備え第六戦隊合同に向う〜 〜05.07 1320 「第二十號掃海艇」復帰〜 〜05.07 1800 特設運送船「吾妻山丸」が列に入る〜 〜05.07 1840 第四艦隊機密第378番電によりRZP攻略日を2日延期〜 〜05.08 0600 反転、針路210度〜 〜05.08 0828 敵機来襲〜 〜05.08 1015 反転、針路25度、RZP電令作第5号の如く行動〜 〜05.08 1245 敵機来襲〜 〜05.08 1420 第四艦隊機密第396番電によりRZP攻略作戦延期〜 〜05.08 1505 敵機来襲〜 〜05.09 0750 特設運送船「吾妻山丸」解列、ラバウルに先行〜 〜05.09 0848 陸軍徴傭船「松江丸」解列、ラバウルに先行〜 〜05.09 0920 第三十驅逐隊が護衛に来着〜 〜05.09 1252 第三十驅逐隊解列〜 〜05.09 1405 船団解列〜 〜05.09ラバウル 17.05.10:軍隊区分:南洋部隊電令作第178号:R方面防備部隊 17.05.10:第四艦隊機密第426番電: 1.左記発令せられたり(信令第208号) (イ)五洋丸は呉三特の大部をカビエンに輸送すべし (ニ)五洋丸、吾妻山丸は搭載中のトラック各十台を(以下5符字不明)揚陸第十設営隊に引渡 べし 17.05.--:ラバウル〜 〜05.16(N07.00-E152.00)トラック島南水道外にて米潜水艦"Tautog"(SS-199)の雷撃により大破〜 〜05.-- 特設砲艦「平壌丸」、同「第二號長安丸」が曳航〜 〜05.23トラック 17.08.10:(「山jロ」が曳航)トラック〜08.23横須賀 17.08.20:今泉大佐舞鶴鎮守府附被仰付 17.08.25:除籍:内令第1581号:一般徴傭船(給油船)、舞鶴鎮守府所管、海軍省配属
17.09.19:淺野船渠にて雷撃による被害箇所修理開始 17.11.20:編隊航行設備装備工事竣工 17.12.02:訓令:官房機密第14885号:徴傭船を油槽船に改造 17.12.10:日本鋼管株式會社淺野船渠にて油槽船への改造工事開始(第二次応急油槽船) 18.04.16:横浜にて第一次第一種定期検査 18.04.17:油槽船への改装工事竣工 18.05.19:横浜〜05.19横須賀 18.05.21:横須賀〜05.22四日市05.25〜05.26横須賀 18.06.06:横須賀〜06.11門司 18.06.14:(第166船団)門司〜 〜06.15 1013 「第三十六號哨戒艇」が護衛開始〜 〜06.18 1000 基隆行、一般徴傭船「泰安丸」が船団より分離〜 〜06.19 0850 「橘丸」「錫蘭丸」「日輪丸」、陸軍徴傭船「五十鈴丸」と船団より分離〜 〜06.19高雄 18.06.21:高雄〜06.21馬公 18.06.23:(第302船団)馬公〜06.29聖雀 18.06.30:聖雀〜07.01聖雀 18.07.03:聖雀〜07.07ミリ07.12〜07.15聖雀 18.07.17:(第411船団)聖雀〜07.22高雄 18.07.26:(第286船団)高雄〜07.31六連 18.07.31:六連〜08.01神戸08.02〜08.03四日市08.08〜08.08横須賀 18.08.12:横須賀〜08.12横浜08.21〜08.22門司 18.08.23:解傭発令:兵備三機密第18号の8の37(08.31附解傭予定) 18.08.25:(ヒ07船団)門司〜08.30高雄08.30〜09.06昭南 18.09.19:昭南〜10.01神戸10.04〜10.05横須賀 18.10.11:解傭
18.10.11:徴傭:船舶運營會海軍配當船、横須賀鎮守府所管 18.10.15:第19次海軍指定船 18.11.10:(サ17船団)門司〜 〜11.11 0030 佐世保発の特設運送艦「旭東丸」、特設運送船「興川丸」が船団に加入〜 〜11.13 1030 基隆行「鴨緑丸」が船団より分離〜 〜11.14 0420 馬公行、運送艦「足摺」、特設運送艦「旭東丸」、特設運送船「興川丸」、 特設運送船「みりい丸」が船団より分離〜 〜11.15高雄 18.11.20:(ヒ21船団)門司〜 〜11.23 浮上した米潜水艦"Gudgeon"(SS-212)と交戦〜台州湾〜救助活動〜三門湾 〜11.26基隆〜11.28高雄〜12.14昭南 19.01.06:(ヒ29船団)高雄〜01.09マニラ 19.01.19:(ヒ30船団)昭南〜01.28サンフェルナンド01.28〜01.30高雄01.31〜門司向け航行〜 〜02.03(N28.32-E124.04)上海南東350km付近にて二発被雷、機械室満水航行不能〜 〜02.03 ---- 総員退船、海防艦「佐渡」に移乗〜 〜02.03 1901 浸水増加〜 〜02.04 1130(N28.48-E124.00)乗員を移乗させ調査〜 〜02.04 2000 海防艦「佐渡」が掃蕩を止め警戒〜 〜02.04 2100(N28.46-E123.56)漂流中〜 〜02.05 沈没
19.02.05:沈没 --.--.--:解傭
喪失場所:N28.44-E123.38 上海南東 喪失原因:米潜水艦Tambor(SS-198)の雷撃
五洲丸。
要調査。
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和13年9月号、昭和14年6月号 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.18) 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1990年7月号「日本商船隊の懐古 No.132」山田早苗 「営業案内」S15.08 川崎重工業株式會社艦船工場 "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.49) "ONI 208-J (Revised) Japanese Merchant Ships Recognition Manual (1944)" (P.78)
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