第二十一號驅潜艇の艇歴
年 月 日:艇歴
16.01.09:起工、仮称艦名:第188號艦
16.05.15:命名:達第156号:第二十一號驅潜艇
16.05.15:類別等級制定:内令第535号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第十三號型
16.05.15:本籍仮定:内令第536号:呉鎮守府
--.--.--:信号符字點付:JRYD
16.05.21:進水
16.07.18:艤装員長:海軍豫備中尉 内崎 強
16.07.26:艤装員事務所を株式會社大阪鐵工所内に設置し事務を開始
16.08.20:竣工、艤装員事務所を撤去
16.08.20:本籍:内令第955号:呉鎮守府、役務:警備驅潜艇
16.08.20:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊
16.08.20:驅潜艇長:海軍豫備中尉 内崎 強
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JZUP
17.01.07:機密呉防戦作戦命令第11号:作戦に関し佐伯防備隊司令の指揮を承くべし
17.01.11:佐伯防備隊信令作第2号:
明日1030出港「DEF」哨区に至り夏島と任務を交代せよ
17.01.11:佐伯防備隊信令作第3号:信令作第2号を左の通り訂正す
その艇は明日の予定作業終了入港後、速に出港、哨区「DEF」の哨戒に任ずべし
17.01.13:佐伯防備隊電令作第16号:
1.平常配備となせ(但し檜丸はDEF哨区に至り第二十一號驅潜艇と交代せよ)
2.略
17.01.16:佐伯防備隊電令作第17号:明17日より当分担任哨区を左の如く定む
1.ABC哨区 第二十五號、第二十號、第二十一號驅潜艇
DEF哨区 第二十六號驅潜艇、夏島、第十九號驅潜艇
(但し右順序により輪番当直とするも訓練の都合上、
第二十五號、第二十六號驅潜艇は18日以降の当直は特令す)
2〜5.略
17.01.20:佐伯防備隊電令作第18号:
機密海上防備部隊作戦命令第1号により明21日1200より担任哨区を左の通り変更す
爾余の船艇は任務交代後、連絡のため可成速に帰投せよ
G線上(AF間) 第二十五號、第二十六號驅潜艇
横島附近哨区 第十八日東丸
沖黒島附近哨区 第十二日東丸
機雷堰南方哨区 第二十一號驅潜艇
沖ノ島南方五浬附近哨区 第三十一號哨戒艇
深島南東五浬附近哨区 第十五長運丸
17.02.01:驅潜隊編制:内令第194号:第十二驅潜隊
17.02.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第十二驅潜隊
17.02.07:呉〜02.08奄美大島02.09〜02.13ダバオ02.15〜02.19スターリング湾
17.02.21:スターリング湾〜02.22マカッサル02.23〜02.26バリ島
17.03.10:戦時編制:聯合艦隊第二南遣艦隊第二十三特別根據地隊第十二驅潜隊
17.04.01:軍隊区分:主隊
17.04.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第二南遣艦隊第二十三特別根據地隊第十二驅潜隊
17.05.01:驅潜隊編制:内令第774号:第十二驅潜隊解隊
17.05.01:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第二南遣艦隊第二十三特別根據地隊
17.08.20:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第一南遣艦隊第十一特別根據地隊
17.08.20:驅潜艇長:海軍豫備大尉 小橋 辰雄
17.10.04:トラック〜護衛〜トラック
17.10.07:トラック〜10.08トラック
17.10.08:トラック〜護衛〜10.19トラック
17.10.19:トラック〜護衛〜10.26トラック
17.10.29:トラック〜護衛〜10.30トラック
17.--.--:トラック〜11.01トラック
17.11.01:トラック〜11.03トラック
17.11.04:トラック〜護衛〜トラック
17.11.18:トラック〜11.19トラック
17.11.19:(「高榮丸」護衛)トラック〜12.08トラック
17.12.14:トラック〜護衛〜01.03ポナペ
18.01.07:ポナペ〜01.08トラック
18.01.16:トラック〜護衛〜01.18トラック
18.01.18:トラック〜護衛〜01.22ナウル
18.01.23:ナウル〜01.24オーシャン
18.01.28:オーシャン〜護衛〜02.02入港
18.02.--:軍隊区分:トラック海上部隊北方部隊
18.02.03:出港〜護衛〜02.05トラック
18.02.10:トラック〜護衛〜02.14トラック
18.02.15:(護衛)トラック〜02.19ナウル
18.02.--:ナウル〜02.24オーシャン
18.02.25:オーシャン〜02.25タラワ02.26〜03.05クエゼリン03.06〜03.10トラック
18.03.13:(船団護衛)トラック〜03.19パラオ
18.03.21:(船団護衛)パラオ〜03.27トラック
18.04.01:(護衛)トラック〜04.06パラオ
18.04.11:パラオ〜護衛〜04.14パラオ
18.04.15:軍隊区分:聯合艦隊電令第526号:内南洋部隊より除き原隊に復帰
18.04.15:軍隊区分:E部隊電令作第303号:馬來部隊
18.05.01:類別等級改正:内令第838号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第十四號型
18.06.16:軍隊区分:E部隊電令作第313号:第十一特別根據地隊司令官指揮下
18.06.17:軍隊区分:佛印根據地部隊電令作第4号:カムラン基地部隊指揮官の指揮下
18.06.17:聖雀〜
〜06.18 1200 掃蕩隊に合同、対潜掃蕩〜
〜06.20 1300 掃蕩隊と分離、西貢に向う〜
〜06.21西貢
18.06.20:軍隊区分:佛印根據地部隊電令作第6号:カムラン基地部隊指揮官の指揮を解く
18.06.20:軍隊区分:馬來部隊電令作第316号:第十一特別根據地隊司令官の指揮を解く
18.06.21:補給
18.06.23:軍隊区分:E部隊電令作第318号:対潜掃蕩並に護衛に関し第十一特別根據地隊司令官指揮下
18.06.24:(船団護衛)聖雀〜昭南
18.06.27:軍隊区分:第十一特別根據地隊司令官の指揮を解く
18.07.01:驅潜艇長:海軍大尉 小橋 辰雄
18.07.14:軍隊区分:E部隊電令作第326号:彼南根據地部隊
18.07.18:彼南在泊中
18.07.23:(「民島丸」護衛)彼南〜
〜07.26 1630 「第七號驅潜艇」が護衛を終了〜
〜07.27タボイ
18.07.28:タボイ〜
〜07.28 1430 対空戦闘、空襲を受け陸軍徴傭船「民島丸」沈没〜
〜07.30彼南
18.08.03:彼南〜08.05彼南
18.08.05:彼南〜
〜08.06 1510 対潜掃蕩に向う〜
〜08.07 2010 彼南に向かう〜
〜08.08 2000 対潜掃蕩に向う〜
〜08.11彼南
18.08.12:彼南〜対潜掃蕩〜08.15彼南
18.08.20:軍隊区分:スマトラ根據地部隊
18.08.20:彼南〜
〜08.27 1000 一尋礁着、U船団の護衛を止め特設運送船「新玉丸」を護衛〜
〜08.28彼南
18.08.21:軍隊区分:馬來根據地部隊
18.08.29:彼南〜対潜掃蕩〜
〜11.04 0030(N03.38-E100.06)護衛中の陸軍徴傭船「青葉山丸」が雷撃を受けるが被害なし〜
〜11.04 0330 ジャラク島の西南30浬にて潜望鏡発見〜
〜11.05 0040 ジャラク島の72度28浬にて浮上潜水艦を発見〜
〜11.08 1500 ムカ灯台の285度8浬にて潜望鏡発見〜
〜昭南
19.01.09:軍隊区分:佛印根據地部隊附属
19.01.13:(船団護衛)昭南〜01.16聖雀
19.01.16:聖雀〜01.16西貢01.18〜01.18聖雀
19.01.18:(第458船団護衛)聖雀〜
〜01.20 対潜掃蕩〜
〜01.21 掃蕩打切り〜
〜01.22カムラン湾
19.01.24:(船団護衛)カムラン湾〜01.27カムラン湾
19.01.27:カムラン湾〜01.28カムラン湾
19.01.29:(第462船団護衛)カムラン湾〜
〜01.30 テ02船団護衛〜
〜01.30カムラン湾
19.02.02:(船団護衛)カムラン湾〜02.04キノン
19.02.05:(第70船団護衛)キノン〜
〜02.06 ---- 船団をカムラン湾に避泊させ、対潜掃蕩〜
〜02.08 1200 掃蕩打切り〜
〜02.08カムラン湾
19.02.10:カムラン湾〜対潜掃蕩〜
〜02.10 1825 掃蕩打切り〜
〜カムラン湾
19.02.12:(サタ02船団護衛)カムラン湾〜
〜02.12 1507(N12.45-E109.29)潜望鏡らしきものを発見、爆雷攻撃7個〜
〜02.13 0400(N14.05-E109.21)驅逐艦「朝顔」が浮上追躡中の敵潜を発見、砲撃、爆雷攻撃〜
〜02.15 0900 掃蕩打切り〜
〜02.15キノン
19.02.16:(船団護衛)キノン〜02.20西貢
19.02.24:西貢〜対潜掃蕩〜
〜02.25 1330 掃蕩打切り〜サタ07船団護衛〜
〜02.29カムラン湾
19.03.01:(サタ07船団護衛)カムラン湾〜
〜03.01 1510(N12.32-E109.32)爆雷投射〜
〜03.03バンフォン
19.03.04:(サタ07船団護衛)バンフォン〜03.06楡林
19.03.07:(タサ08船団護衛)楡林〜
〜03.08 「豐國丸」「日鈴丸」被雷沈没〜
〜03.10カムラン湾
19.03.11:(タサ08船団護衛)カムラン湾〜03.11キノン
19.03.12:キノン〜03.13カナ錨地
19.03.14:(船団護衛)カナ錨地〜03.17西貢
19.03.22:西貢〜聖雀
19.03.23:(サタ12船団護衛)聖雀〜03.28マニラ
19.04.01:(マサ02船団護衛)マニラ〜04.06西貢
19.04.11:西貢〜04.11聖雀
19.04.12:(サマ04船団護衛)聖雀〜04.16マニラ
19.04.18:(マサ04船団護衛)マニラ〜04.23カムラン湾
19.05.01:カムラン湾〜バレラ岬沖対潜掃蕩〜
〜05.02 2200 掃蕩打切り〜
〜05.03カムラン湾
19.05.03:カムラン湾〜
〜05.03 対潜掃蕩、爆雷攻撃14個〜
〜05.04 2200 掃蕩打切り〜
〜05.04カムラン湾
19.05.05:(船団護衛)カムラン湾〜05.06カムラン湾
19.05.08:(船団護衛)カムラン湾〜05.10三亞
19.05.11:(船団護衛)三亞〜05.13バンロー湾
19.05.13:特設救難船「寳辰丸」による船底調査
19.05.14:バンロー湾〜05.16西貢
19.05.17:(船団護衛)西貢〜05.19昭南
19.05.21:(「永興丸」護衛)昭南〜
〜05.24 0858 対潜掃蕩に向う〜
〜05.27西貢
19.05.23:軍隊区分:機密佛印根據地部隊命令作第3号:佛印根據地部隊附属
19.05.29:(船団護衛)西貢〜06.01昭南
19.06.05:入渠
19.06.09:出渠、第一造船所岸壁横付け船体機関兵器修理
19.06.23:昭南〜
〜ミシ03船団護衛〜
〜06.29 0225(N00.45-E105.45)水上機母艦「能登呂」被雷、陸軍配當船「日邦丸」被雷沈没〜
〜06.30昭南
19.07.02:(シサ23船団護衛)昭南〜07.06西貢
19.07.11:(サマ09船団護衛)西貢〜
〜07.13 1130 対潜掃蕩〜
〜07.13 1200 掃蕩打切り〜
〜07.17マニラ
19.07.23:(マサ09船団護衛)マニラ〜07.28西貢
19.08.01:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊
19.08.02:(船団護衛)西貢〜聖雀
19.08.03:(サタ10船団護衛)聖雀〜
〜08.05 0813(N14.10-E117.12)「白金山丸」被雷沈没〜
〜08.07マニラ
19.08.07:菲島北部隊電令作第42号:
第十九號、第二十一號驅潜艇は9日0000以後、第二十一掃海隊司令の区処を受け対潜掃蕩を実施すべし
但し掃蕩要領に関しては同隊司令より指示ある迄は現配備にて行動せよ
19.08.12:マニラ〜
〜08.13 特設運送船「~鳳丸」、「帝坤丸」救難〜
〜08.17マニラ
19.08.21:(マユ07船団護衛)マニラ〜08.25楡林
19.08.28:(ユタ11船団護衛)楡林〜
〜09.01 「第二小倉丸」引卸し〜
〜09.02基隆
19.09.05:(タモ25船団護衛)基隆〜09.10門司
19.09.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊
19.09.11:門司〜09.11佐世保
19.09.12:佐世保海軍工廠にて諸修理並に訓令工事
19.09.23:(ミ21船団護衛)佐世保〜09.29高雄
19.09.25:驅潜艇長:海軍大尉 古橋 義壽
19.10.01:(タマ28船団護衛)高雄〜
〜10.02 2249(N21.02-E121.26)陸軍徴傭船「津山丸」、同「マカツサ丸」被雷〜
〜10.02 2400頃 陸軍徴傭船「津山丸」沈没〜
〜10.03ムサ
19.10.04:(タマ28船団護衛)ムサ〜10.04ラポック10.05〜10.05サンフェルナンド10.06〜
〜10.06ラポック10.07〜10.08サンフェルナンド10.11〜10.11マシンロック10.12〜10.13マニラ
19.10.20:マニラ〜10.21ラポック10.21〜10.24アピ(ガヤ湾)
19.10.26:(哨一〇四船団護衛)アピ〜
〜10.26 0830頃(N21.06-E115.57)敵潜探知(実際は沈没商船)、爆雷攻撃〜
〜10.26ラブアン
19.10.27:ラブアン〜10.27ビクトリア10.28〜10.28ミリ
19.11.01:(ミ20船団護衛)ミリ〜11.05聖雀11.10〜11.11ナトラン11.12〜11.12カムラン
19.11.13:(「滿洲丸」護衛)カムラン〜11.13スアンダイ11.15〜11.20上川島11.20〜11.20萬山11.21〜
〜11.21香港11.23〜11.25高雄
19.11.30:高雄〜
20.01.01:呉海軍工廠にて船体兵器機関の修理整備(02.04まで)
20.02.04:呉〜02.04門司
20.02.05:(モホ02船団護衛)門司〜02.09泗礁山02.10〜02.14香港
20.02.18:(タホ01船団護衛)基隆〜02.21香港
20.02.26:軍隊区分:海上護衛総部隊電令作第397号:海南警備府護衛部隊
20.02.27:(タモ46船団護衛)基隆〜02.28東大島南西03.01〜03.01馬祖山03.03〜
〜03.04泗礁山03.05〜03.09六連
20.03.05:戦時編制:大海幕機密第608号ノ210:海上護衛総司令部第一護衛艦隊
20.03.--:艦隊区分:隊番号:40、艦船番号(53)
20.03.05:軍隊区分:海警護衛部隊作戦指揮下
20.03.11:未明 大沙島入港
20.03.11:(ユモ01船団護衛)大沙島〜03.13香港
20.03.14:(ユモ01船団護衛)香港〜
〜03.15 1000 南澳島南側にて被爆中破〜
〜03.15 1030(N23.03.E116.52)「第三十六號海防艦」被爆小破〜
〜03.18泗礁山
20.03.22:(ユモ01船団護衛)泗礁山〜03.23馬路海03.24〜03.24鎮海03.25〜03.25六連03.26〜03.26門司
20.03.26:門司〜03.27佐世保
20.03.27:佐世保海軍工廠にて電波探信儀修理(03.31まで)
20.06.01:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第72号(05.27附):黄海方面護衛部隊
20.08.15:残存
20.09.15:役務:(機密第091733番電にて予定):第四豫備驅潜艇
20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、呉地方復員局所管
20.12.20:改名:内令第12号:驅潜第二十一號
21.03.15:艦長:第二復員官 松岡 梅治
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
22.09.05:艦長:復員事務官 大友 有
22.10.17:除籍:復二第757号
同型艇
第十三號、第十四號、第十五號、第十六號、第十七號、第十八號、第十九號、第二十號、
第二十二號、第二十三號、第二十四號、第二十五號、第二十六號、第二十七號。
兵装
(計画時)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九三式十三粍二聯装機銃1基、
十四年式拳銃5丁、
九三式水中聴音機1基、九三式一型探信儀1基、
九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷投下軌道1基、九五式爆雷36個。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.49「駆潜艇・哨戒艇」 (P.11)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.42)
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.21)
「海軍 第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集員会(P.57)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2587)
「日本海軍艦艇写真集 駆逐艦」ダイヤモンド社 H17.10 呉市海事歴史科学館(P.195)
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