第十四號驅潜艇の艇歴

 年 月 日:艇歴

15.06.06:起工、仮称艦名:第181號艦 15.11.05:命名:達第243号:第十四號驅潜艇 15.11.05:類別等級制定:内令第799号:種別:特務艇、類別:驅潜艇、艇型:第十三號型 15.11.05:本籍仮定:内令第798号:横須賀鎮守府 15.11.15:類別等級制定:内令第820号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第十三號型 --.--.--:信号符字點付:JRRD 15.11.29:進水 16.02.10:艤装員長:海軍豫備中尉 美濃部 宗重 16.02.14:艤装員事務所を玉海軍監督官事務所内に設置し事務を開始 16.03.31:竣工、艤装員事務所を撤去
16.03.31:本籍:内令第273号:横須賀鎮守府、役務:警備兼練習驅潜艇 16.03.31:驅潜隊編制:内令第275号:第二驅潜隊 16.03.31:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊第二驅潜隊 16.03.31:驅潜艇長:海軍豫備中尉 美濃部 宗重 16.09.01:戦時編制:大湊要港部部隊第二驅潜隊  16.10.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第二驅潜隊 16.10.15:驅潜艇長:海軍豫備大尉 美濃部 宗重 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JZNP 16.12.01:軍隊区分:機密菲島部隊第一急襲隊命令第1号:第一急襲隊 16.12.07:(陸軍輸送船護衛)馬公〜12.10アパリ(第一錨地:タパル沖) 16.12.10:軍隊区分:機密菲島部隊第一急襲隊命令第1号(12.01附):第三警戒隊 16.12.13:アパリ沖〜12.14高雄 16.12.18:高雄〜12.24ラモン湾12.28〜01.01ダバオ 17.01.06:ダバオ〜01.06マララグ 17.01.07:マララグ〜01.07マララグ湾 17.01.09:マララグ湾〜対潜掃蕩〜01.13ダバオ 17.01.13:ダバオ〜01.15バンカ 17.01.15:0000 ケンダリ攻略部隊編成 17.01.22:(ケンダリ攻略作戦:第一梯団)バンカ〜01.24ケンダリ 17.01.27:ケンダリ〜01.29バンカ 17.02.03:バンカ〜02.05ケンダリ02.06〜02.09マカッサル02.16〜02.18バリクパパン 17.02.20:バリクパパン〜02.22マカッサル02.23〜02.25バリ島      〜03.08バンタム湾
17.03.10:戦時編制:聯合艦隊第二南遣艦隊第二十一特別根據地隊第二驅潜隊 17.04.01:艦隊区分:部隊番号:5 17.04.01:軍隊区分:南方部隊東印部隊爪哇警備部隊 17.04.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第二南遣艦隊第二十一特別根據地隊第二驅潜隊 17.04.10:軍隊区分:南方部隊東印部隊爪哇警備部隊 17.04.18:軍隊区分:南方部隊東印部隊爪哇警備部隊 17.05.01:役務:内令第775号:警備驅潜艇  17.05.15:驅潜隊編制:内令第853号:第二驅潜隊解隊 17.05.15:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊 17.07.18:驅潜艇長:海軍豫備大尉 香山 辰雄
17.07.20:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第五驅潜隊 17.07.20:驅潜隊編制:内令第1325号:第五驅潜隊 17.07.27:横須賀〜東京湾〜07.27横須賀 17.07.29:横須賀〜08.01釧路08.02〜08.05占守 17.08.07:占守〜08.11鳴神島08.15〜08.16熱田島08.27〜08.28鳴神島 17.09.15:軍隊区分:北方部隊AO防備部隊 17.09.15:軍隊区分:海上防備部隊 17.10.10:驅潜艇長:海軍豫備少佐 香山 辰雄(戦死) 17.10.11:(「日帝丸」護衛)鳴神島〜10.15幌筵 17.10.12:驅潜艇長:海軍豫備大尉 谷内 廣 17.10.13:軍隊区分:第一水雷戦隊司令官の指揮下 17.10.23:幌筵〜10.27釧路10.28〜10.30長浦 17.11.10:軍隊区分:北方部隊附属部隊
17.11.20:戦時編制:横須賀鎮守府部隊第五驅潜隊 17.12.24:驅潜隊編制:内令第2376号:第五驅潜隊解隊 17.12.24:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊 18.05.01:類別等級改正:内令第838号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第十四號型 18.05.10:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊 18.05.21:第五艦隊信令第221号:      1.第十四號驅潜艇は21日0730より艦隊出撃迄幌筵海峡北方哨区(今井崎の45度より275度10浬)の        対潜警戒並にソ連商船の動静監視に任ずべし 18.06.11:加熊別湾にて敵潜掃蕩
18.06.15:戦時編制:大湊警備府部隊 18.06.15:軍隊区分:大湊警備府電令作第59号:千島防備部隊 18.06.15:軍隊区分:千島方面特別根據地隊機密第171050番電(06.17):附属部隊 18.06.15:北方部隊信電令第72号:      1.驅潜艇配備を左の通改む        第十四號驅潜艇:S点、第三十五號驅潜艇:武蔵湾、第十五號驅潜艇:片岡湾、        第三十六號驅潜艇:加熊別湾      2.本配備の変更時刻15日1000とす        但し武蔵湾警戒艦の交代は現地に於て行うものとす 18.06.15:幌筵哨区哨戒(06.19まで) 18.06.18:千島防備部隊信電令作第67号:       19日以後当隊対潜警戒配備左の通定む      1.甲哨区(幌筵方面)   東側隊、指揮官:石垣海防艦長、兵力:石垣、第十四號驅潜艇、第十五號驅潜艇、民星丸、        (以下略) 18.06.19:大湊警備府電令作第60号:       第十四號、第十五號驅潜艇は千島防備部隊指揮官所定により護衛を実施しつつ大湊に回航せよ 18.06.20:大湊警備府電令作第61号:      1.大海指第143号により横鎮長官の作戦指揮下に入らしむべき艦艇を第十四號及第十五號驅潜艇に        指定し野風、波風に対する右指定を解除す 18.06.20:軍隊区分:大湊警備府電令作第62号:千島防備部隊より除く 18.06.20:千島防備部隊信電令作第68号:      1.東側隊兵力中、第十四號、第十五號驅潜艇を除き第三十五號驅潜艇を加う        同兵力配備標準中、武蔵湾方面二隻を一隻に改む      2.西側兵力中、第三十五號驅潜艇を除く      3.第十四號、第十五號驅潜艇は何分の令ある迄現配備にありて任務を続行すべし 18.06.21:1030 S点の25度1,500mに潜水艦らしき反響音を聴き直に爆雷の威嚇投射、続いて聴音捜索 18.07.01:驅潜艇長:海軍大尉 谷内 廣 18.07.30:驅潜艇長:海軍大尉 坂元 正信 18.08.20:大湊警備府電令作第99号:      1.20日附大海指第143号に依る作戦指揮を解かる      2.兵力部署中       (イ)第十四號驅潜艇及第三十五號驅潜艇を削除す
18.08.20:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊 18.10.14:1900(N06.00-E104.05)護衛中の「久榮丸」が雷撃を受けるが被害なし〜 19.03.01:(現在)軍隊区分:父島方面防備部隊小笠原部隊驅潜隊 19.03.03:父島〜 19.03.04:機密横鎮電令作第170号:      1.第二海上護衛隊司令官はをして第四三〇四船団のサイパン横須賀間護衛に任ぜしむべし      2.小笠原部隊指揮官は第十四號驅潜艇及び第五十一號驅潜艇をして前項船団に協力(帰投)        せしむべし      3.第四三〇四船団部隊の出撃日時及び予定航路は第五根拠地隊司令艦所定による 19.03.04:小笠原部隊電令作第65号:       第十四號驅潜艇、第五十一號驅潜艇は機密横鎮電令作第170号第一項の第四三〇四船団護衛に協力       すべし 19.03.10:軍隊区分:機密横鎮電令作第192号:丙直接護衛部隊 19.03.15:軍隊区分:機密横鎮電令作第214号:熊野灘部隊
19.05.20:戦時編制:大海幕機密第608号ノ234:横須賀鎮守府部隊第三海上護衛隊 19.10.25:驅潜艇長:海軍大尉 小林 吉彌 20.04.15:戦時編制:横須賀鎮守府部隊第四特攻戦隊 20.07.15:驅潜艇長:海軍大尉 坂牧 平一
20.07.28:大破擱坐 20.09.15:役務:(機密第091753番電にて予定):第四豫備驅潜艇 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 22.05.03:除籍:複二第327号
喪失場所:N.-E. 三重県尾鷲 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆

同型艇

 第十三號第十五號第十六號第十七號第十八號第十九號第二十號第二十一號第二十二號第二十三號第二十四號第二十五號第二十六號第二十七號

兵装

(計画時)
 四十口径三年式八糎高角砲1門、九三式十三粍二聯装機銃1基、
 十四年式拳銃5丁、 
 九三式水中聴音機1基、九三式一型探信儀1基、
 九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷投下軌道1基、九五式爆雷36個。

(最終時)
 四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍単装機銃4基、九三式十三粍単装機銃2基、
 七粍七単装機銃1基、三八式小銃10挺。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.49「駆潜艇・哨戒艇」 (P.6-7)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.42)
 雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.29)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.71)
 「海軍 第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集員会(P.56)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2581)
 「日本海軍艦艇写真集 駆逐艦」ダイヤモンド社 H17.10 呉市海事歴史科学館(P.194)

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