沖島の艦歴
年 月 日:艦歴
09.03.10:命名:達第34号:「沖島」(オキノシマ)
09.03.10:類別等級制定:内令第82号:種別:軍艦、類別:敷設艦、艦型:なし
09.03.10:本籍仮定:内令第83号:横須賀鎮守府
09.--.--:信号符字點付:達 号:JLPA
09.09.27:起工
10.11.15:進水
10.11.15:艤装員長:海軍大佐 佐藤 波藏
10.11.19:艤装員事務所を株式會社播磨造船所内に設置し事務を開始
11.09.14:艤装員事務所を本艦内に移動
11.09.30:本籍:内令第360号:横須賀鎮守府
11.09.30:竣工
11.09.30:内令第361号:横須賀防備戦隊
11.09.30:艦長:海軍大佐 佐藤 波藏
11.12.01:内令第470号:聯合艦隊第十二戦隊
12.01.18:艦長:海軍大佐 安住 義一
12.07.28:内令第365号:第三艦隊第十二戦隊
〜08.07佐世保
12.08.11:佐世保〜08.16佐世保
12.08.17:佐世保〜
12.10.20:内令第728号:支那方面艦隊第十二戦隊
12.12.01:艦長:海軍大佐 宮澤 不二彦
〜12.22旅順
12.12.23:旅順〜12.25旅順
12.12.29:旅順〜
13.01.29:旅順〜02.14芝罘
〜04.05威海衛04.06〜
13.12.15:艦長:海軍大佐 平塚 四郎
14.11.15:艦長:海軍大佐 中村 勝平
14.11.15:役務:内令第851号:練習兼警備艦
15.03.22:艦長:海軍大佐 高橋 一松
15.04.15:艦長:海軍大佐 小畑 長左衛門
15.10.15:艦長:海軍大佐 小豆澤 成
15.11.15:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第十九戦隊
16.09.12:艦長:海軍大佐 能美 實
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JUFA
16.12.22:マキン
16.12.24:マキン〜アパイアン島〜タラワ〜マイアナ〜12.26ヤルート
16.12.27:ヤルート
16.12.28:ヤルート
17.01.05:軍隊区分:機密南洋部隊命令作第7号:R攻略部隊
17.01.06:軍隊区分:機密R攻略部隊命令作第1号:本隊主隊
17.01.07:糧食補給
17.01.08:特設運送船「第二號海城丸」より重油補給
17.01.08:トラック〜
〜01.09 1355 高角砲教練射撃〜
〜01.10 0807 飛行機を発艦、前路対潜警戒及び大宮島偵察〜
〜01.10 1140 飛行機を揚収〜
〜01.10大宮島アプラ
17.01.11:大宮島〜陸海軍総合訓練〜
〜01.12 0543 飛行機発艦〜
〜01.12 0854 飛行機揚収〜
〜01.12大宮島アプラ
17.01.12:真水搭載
17.01.14:(R攻略作戦)大宮島〜
〜01.14 1500 港外にて敷設艦「津輕」と合同〜
〜01.17 0300 驅逐艦「睦月」、同「望月」解列〜
〜01.17 0940 メレヨン島西方海面にて第六水雷戦隊及び第四部隊に合同〜
〜01.17 1315 驅逐艦「睦月」、同「望月」復帰〜
〜01.17 1515 驅逐艦「望月」解列〜
〜01.18 0430 驅逐艦「睦月」解列〜
〜01.18 0739 特設運送船「第二號海城丸」が合同〜
〜01.19 1700 驅逐艦「睦月」復帰〜
〜01.20 1730 驅逐艦「夕凪」解列〜
〜01.22 1000 驅逐艦「夕凪」復帰〜
〜01.22 1300 飛行機を発艦、哨戒部隊を捜索連絡〜
〜01.22 1515 飛行機を揚収〜
〜01.22 1630 解列〜
〜01.22ラバウル港外
17.01.22:2300 第十四掃海隊、第五十六驅潜隊を合同
17.01.23:0410 第五十六驅潜隊ラバウル港に進入
0425 第十四掃海隊湾内進入、掃海開始
0450 沖島津輕聯合陸戦隊揚陸開始
0500 飛行機を発艦、機雷の透視
0553 飛行機を揚収
0815 飛行機を発艦、聖川丸遭難機捜索
1015 港内入泊開始
1040 飛行機を揚収
1216 港内入泊
1440 飛行機を発艦、陸戦に協力
1624 飛行機を揚収
17.01.23:軍隊区分:R攻略部隊信令作第15号:本隊主隊
17.01.24:特設捕獲網艇「第五壽丸」、特設驅潜艇「第八玉丸」、同「第三利丸」に給水
1240 飛行機を発艦、陸戦に協力
1419 飛行機を揚収
17.01.25:特設運送船「第二號海城丸」より重油補給
0705 飛行機を発艦、陸戦に協力
1031 飛行機を揚収
17.01.26:R攻略部隊信令作第17号:
沖島艦長はガゼレ半島の飛行偵察(陸軍偵察将校同乗)を実施、陸戦に協力せしむべし
17.01.26:R攻略部隊信令作第18号:
聯合陸戦隊指揮官は舞二特第二中隊到着せば大隊本部を残し自余の艦船陸戦隊を現配備に於て
警備を引継ぎしめたる後其の編成を解き帰艦せしむべし
17.01.26:R攻略部隊信令作第19号:
母艦担任艦を左の如く定む
第十四掃海隊: 沖島
第五十六驅潜隊:津輕
17.01.26:0757 飛行機を発艦、陸軍士官同乗陸戦に協力
0940 飛行機を揚収
17.01.28:0515 飛行機を発艦、陸戦に協力
0802 飛行機を揚収
17.01.28:R攻略部隊信令第25号:
沖島は明31日中に津輕に搭載中の八糎高角砲砲床同附属品を移載しトラックに於て第四軍需部に
還納すべし
17.01.28:R攻略部隊信令作第22号:
信令作第21号第二項に依る聖川丸基地員の母艦担任艦を沖島に指定す
17.01.29:R攻略部隊信令作第24号:
沖島、津軽陸戦隊は宮田部隊本部到着後、警備を同部隊に引継ぎ帰艦すべし
17.01.29:0800 陸戦隊帰艦
1500 飛行機を発艦、陸戦に協力
1645 飛行機を揚収
17.02.01:軍隊区分:南洋部隊電令作第66号(01.29附):主隊
17.02.01:ラバウル〜
〜02.04 0605 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行〜
〜02.04トラック
17.02.04:1136 飛行機を揚収
17.02.06:糧食補給、外舷総塗粧
17.02.08:弾薬搭載
17.02.10:第四艦隊信令第67号:
1.沖島は司令官の定むる所に依り当地発ラバウル、カビエン行人員物件の輸送に任ずべし
輸送に任じたる後当地に帰投すべし
2.沖島に人員物件の託送を要する向は速に同艦に申込むと共に明11日1200迄に搭載を完了すべし
17.02.11:兵器、基地物件等を搭載、便乗者313名乗艦
生糧品搭載
17.02.11:1305 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行
1427 飛行機を揚収
17.02.11:トラック〜
〜02.13 0600 飛行機を発艦、前路哨戒飛行〜
〜02.13カビエン
17.02.13:1105 飛行機を揚収
17.02.13:舞鶴第二特別陸戦隊員84名乗艦
17.02.13:カビエン〜02.14ラバウル
17.02.14:便乗者、輸送物件揚陸
1420 対空戦闘
1424 砲撃開始
17.02.14:ラバウル〜
〜02.15 1105 飛行機を発艦、前路哨戒飛行〜
〜02.15 1314 飛行機を揚収〜
〜02.17 0608 飛行機を発艦、前路哨戒飛行〜
〜02.17トラック
17.02.17:1040 飛行機を揚収
特設運送船「東邦丸」に横付けし重油を補給
17.02.18:第四艦隊信令第76号:
沖島は当地在泊中其の搭載機をして当地の防備に関し第四根據地隊司令官の区処を受けしむべし
17.02.20:0415 飛行機を発艦、索敵飛行
0714 飛行機を揚収
17.02.20:トラック〜
〜02.23 0446 飛行機を発艦、前路哨戒飛行〜
〜02.23トラック
17.02.23:糧食補給、飛行機揚収
17.02.25:0505 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行
0746 飛行機を揚収
17.02.26:生糧品補給
0700 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行
0935 飛行機を揚収
17.02.27:1257 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行
1530 飛行機を揚収
17.03.01:1430 飛行機を発艦、対潜哨戒飛行
1645 飛行機は第十七空基地に着水
17.03.05:0945 飛行機を揚収
17.03.05:トラック〜
〜03.06 1330 飛行機を発艦、特設運送船「海城丸」捜索並に対潜索敵〜
〜03.06 1530 飛行機揚収時毀損〜
〜03.06 1825 驅逐艦「夕月」と分離〜
〜03.08トラック
17.03.15:0907 特設運送船「東邦丸」より重油を補給開始
1030 特設運送船「東邦丸」より重油を補給終了
17.03.16:1615 特設運送船「第二號天洋丸」より生糧品を補給開始
1715 特設運送船「第二號天洋丸」より生糧品を補給終了
17.03.24:1130 貯糧品搭載開始
1232 貯糧品搭載終了
17.03.26:1050 特設運送船「北開丸」より生糧品を補給開始
1102 特設運送船「北開丸」より生糧品を補給終了
17.03.30:1235 巡洋艦「夕張」が機銃装備電気溶接の為横付け
1558 横付離す
17.04.20:トラック〜礁外にて射撃曳的艦〜04.20トラック
17.04.21:トラック〜礁外にて機銃、高角砲教練射撃、主砲射撃、運転、応急訓練〜04.21トラック
17.04.23:軍隊区分:機密南洋部隊命令作第13号:MO攻略部隊
17.04.23:軍隊区分:機密MO攻略部隊命令作第1号:RXB攻略部隊
17.04.25:重油搭載
17.04.25:トラック〜
〜04.28 0500 ラバウル港外にて驅逐艦「夕月」と会合〜
〜04.28ラバウル
17.04.26:軍隊区分:機密RXB攻略部隊命令作第1号:主隊
17.04.27:南洋部隊電令作第166号:南洋部隊第六兵力部署(甲)に復旧
17.04.29:特設敷設艦「高榮丸」が合同
17.04.30:(RXB攻略作戦)ラバウル〜
〜04.30 ---- セントジョージ海峡にて驅逐艦「菊月」、同「夕月」と合同〜
〜05.02 1930 サボ島北方にて哨戒部隊(「第一號掃海特務艇」「第二號掃海特務艇」
特設掃海艇「玉丸」、同「羽衣丸」、同「第二號能代丸」
特設驅潜艇「第八玉丸」)と合同〜
〜05.02ツラギ
17.05.02:2200 ツラギ港外漂泊
17.05.03:0430 本艦掃海隊及び哨戒部隊が掃海開始
0625 第二水路掃海完了
0720 ツラギ港内入泊
17.05.03:ツラギ〜
〜05.03 港口附近対潜警戒、搭載機を発艦しフロリダ島周辺及びガダルカナル島北岸一帯を偵察〜
〜05.03ツラギ
17.05.03:1400 哨戒部隊を横付け補給
17.05.04:軍隊区分:南洋部隊電令作第171号:RY攻略部隊(04.23附命令作第13号第六兵力部署(乙))
17.05.04:軍隊区分:機密RY攻略部隊命令作第1号(04.25附):第一部隊
17.05.04:0520 驅逐艦「菊月」、同「夕月」を横付け補給
0620 空襲により補給中止
0650 横付を離した直後、驅逐艦「菊月」の機械室に航空魚雷1発命中
17.05.04:0800 空襲後再度港内に入り漂泊、驅逐艦「菊月」の救助作業
0930 空襲を認め出港
1010 対空戦闘
---- イサベル島バングス島間の海面に避退
1313 ハブブ島北方に避退中対空戦闘:
(主として第二次、第四次空襲時の至近弾及び機銃掃射の被害)
前部軽質油庫上甲板及び左舷側に約6平方米の破孔
士官室厠より主計長室に至る中下甲板舷側に中小破孔多数
第一、第三内火艇沈没
捨錨出港の際至近弾の為浮標行方不明となり右錨を紛失
一番、二番機銃及び二番探照燈使用不能
第一乾物庫水線下破孔により満水、前部弾火薬庫漏水
搭載機使用不能
舷外電路切断其の他左舷前部電路関係及び諸管装置大破
17.05.05:0115 ツラギに向う
0500 特設敷設艦「高榮丸」に会合、同艦便乗中の本艦作業員を収容
1515 ツラギ着
17.05.05:本艦及び驅逐艦「夕月」派出作業員、驅逐艦「菊月」より「夕月」に補充すべき人員を搭載
17.05.05:ツラギ〜05.07ラバウル
17.05.10:一般徴傭船「日新丸」より重油を補給
特設運送船「辰武丸」より弾薬補給
17.05.10:(RY攻略作戦)ラバウル〜
〜05.10 ---- ガゼレ岬東方に於て驅逐艦「卯月」、同「夕月」と合同〜
〜05.11 0347 クインカロラの270度32浬に於て第一缶室及び下部機雷庫附近に被雷、航行不能〜
〜05.11 0445 驅逐艦「夕月」を横付し消火活動〜
〜05.11 0546 将旗を驅逐艦「夕月」に移す〜
〜05.11 0550 横付けを離す〜
〜05.11 ---- 驅逐艦「夕月」、同「卯月」は煙幕展張、爆雷投射等をし警戒〜
〜05.11 0610 特設巡洋艦「金龍丸」が縦引き曳航を開始するが導索切断〜
〜05.11 0615 敷設艦「沖島」中部で爆発〜
〜05.11 0700頃 特設巡洋艦「金龍丸」を横付し消火活動〜
〜05.11 ---- 火勢増大し敷設艦「沖島」乗員を収容し横付離す〜
〜05.11 0923 特設巡洋艦「金龍丸」が縦引き曳航を開始〜
〜05.11 1515頃 第十八戦隊、第三十驅逐隊来援、驅逐艦「夕月」は先航〜
〜05.11 1716 ノースエントランスポイント南端の245度2,100mにて特設巡洋艦「金龍丸」座礁、
曳索を放つ
17.05.11:各艦から防火隊が派遣され消火活動
17.05.11:軍隊区分:南洋部隊電令作第181号:主隊
17.05.12:艦隊区分:艦船番号(3)
17.05.12:0600 驅逐艦「睦月」が湾内に曳航を試みる
17.05.12:0648 沈没
17.05.25:類別等級削除:内令第945号
17.05.25:除籍:内令第933号
喪失場所:S05.16-E154.49 ブカ島の西、マルル島南端の245度4,400m
喪失原因:米潜水艦S-42(SS-153)の雷撃
同型艦
なし。
兵装
(計画時)
五十口径三式式十四糎聯装砲2基、八糎高角砲2門、九三式十三粍単装機銃2基、
三八式歩兵銃100挺、十四年式拳銃26丁、
九十糎探照燈3基、十四式三米半測距儀1基、立体式二米高角測距儀1基、一四式一米半測距儀2基、
九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷水圧投下装置2基、爆雷手動投下台一型4基、
爆雷22個、爆雷(内火艇用)6個
六号二型機雷500個、一般機雷50個、
射出機1基、九四式水上偵察機1機。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「写真集・日本軍艦史<3>昭和編」(P.97)
雑誌「世界の艦船」海人社 1997年3月号増刊「日本海軍特務艦船史」(P.68)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.42「敷設艦」(P.6-15)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.78-80)
雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.22)
「日本軍艦集 2600年版」海軍研究社 S15.07 海軍研究社編輯部編
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (1006-1010)
「日本海軍艦艇写真集 潜水艦・潜水母艦」ダイヤモンド社 H17.12 呉市海事歴史科学館(P.194)
「播磨造船所50年史」 S35.11 株式会社播磨造船所(P.97)
"ONI 41-42 Japanese Naval Vssels"(P.251)
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