第二圖南丸の船歴

 年 月 日:船歴

11.08.14:起工 12.05.11:進水、命名:第二圖南丸 12.08.31:竣工
12.08.--:新規登録:所有者:日本水産株式會社、船籍港:東京市、           登録総噸数:19,425、登録純噸数:13,563 12.08.31:登録検査、船級:TK N.S.* f (Whaling Service & Bulk Oil Carrier)、船級番号:610 12.08.31:船舶検査証書交付 12.08.--:船長:小間 芳男 12.09.22:母船式鯨漁業母船使用承認証交付       承認番号:第二號       名義:日本水産株式會社       承認期間:自昭和12年09月22日 至昭和13年05月31日       操業区域:南緯四十度以南の海面       独航附属漁船:総噸数二百噸以上のもの八隻 12.09.26:(第3回南氷洋捕鯨)大阪〜10.08バリックパパン 12.10.--:燃料油11,388t及雑用水1,687t積載 12.10.12:バリックパパン〜10.22フリーマントル 12.10.--:食料品半年分購入 12.10.30:フリーマントル〜      〜11.10 1800(S56.49-E087.17)捕鯨開始〜      〜11.10 1930 「第八拓南丸」が白長須鯨を捕獲〜      〜01.15 ---- 「嚴島丸」から燃料油6,874t補給〜      〜--.-- ---- 「嚴島丸」に鯨油7,054t移載〜      〜02.02 ---- 「嚴島丸」出港〜      〜03.18 ---- 終漁〜      〜フリーマントル 12.11.29:訂正登録:登録総噸数:19,262、登録純噸数:13,399 12.12.24:母船式鯨漁業母船使用承認証書換       総噸数:19,425.09→19,262.53 13.02.21:変更登録:所有者:共同漁業株式會社 13.03.--:「圖南丸」から鯨油を移載  13.03.--:鯨油満載 13.03.30:フリーマントル〜      〜--.-- 欧州で鯨油を販売〜      〜--.-- パナマ〜      〜--.-- ロサンゼルスにて原油16,000t搭載〜      〜08.05 内地〜      〜08.06横浜 13.07.14:訂正登録:登録純噸数:13,401 13.09.26:中間検査 13.10.03:母船式鯨漁業母船使用承認証交付       承認番号:第二號       名義:日本水産株式會社       承認期間:自昭和13年10月03日 至昭和14年05月31日       操業区域:南緯四十度以南の海面       独航附属漁船:総噸数二百噸以上のもの八隻 13.10.09:(第4回南氷洋捕鯨)大阪〜フリーマントル 13.10.31:フリーマントル〜       〜11.08 ---- 南極圏内到着〜       〜11.09 操業開始〜       〜03.15神戸  14.04.21:大阪鉄工所櫻島工場にて入渠修理 14.09.--:中間検査 14.10.21:母船式鯨漁業母船使用承認証交付       承認番号:第二號       名義:日本水産株式會社       承認期間:自昭和14年10月21日 至昭和15年05月31日       操業区域:南緯四十度以南の海面       独航附属漁船:総噸数二百噸以上のもの八隻 14.--.--:(第5回南氷洋捕鯨)〜11.14フリーマントル〜 15.--.--:(第6回南氷洋捕鯨)      〜11.07 操業開始〜      〜02.15 ドイツ仮装巡洋艦(Hilfskreuzer)"Komet"に糧食を供給〜      〜02.24 操業終了〜 15.09.--:中間検査 16.10.30:徴傭通知:兵備三機密第1294号 16.11.07:因島にて第一次第一種定期検査
16.11.08:徴傭 16.11.08:呉海軍工廠にて艤装工事 16.11.10:入籍:内令第1391号:特設運送船(雑用船)、呉鎮守府所管 16.11.10:船長:海軍嘱託 原 種道(部内限奏任官待遇) 16.11.30:佐世保〜12.02馬公〜パラオ 16.12.10:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(乙) 16.12.--:軍隊区分:南方部隊菲島部隊南菲支援隊第五急襲隊 16.12.15:軍隊区分:機密第五急襲隊命令第1号:第二梯団(船番号:1) 16.12.17:(ダバオ攻略作戦:第二梯団)パラオ〜      〜12.18 0016 巡洋艦「~通」が左斜後に占位〜      〜12.18 0800 巡洋艦「~通」が第三梯団に向う〜      〜12.18 2000 敷設艦白鷹」が敵潜らしきものを探知、爆雷攻撃〜      〜12.20ダバオ(0440 ティブンコ沖泊地) 16.12.20:第三軍需部揚陸 16.12.20:1900 驅逐艦「夏潮」、同「K潮」、同「天津風」の順に重油、真水補給      ---- 「第三十六號哨戒艇」に真水補給 16.12.21:---- 「第三十六號哨戒艇」に重油補給      1800 「第三十七號哨戒艇」が横付け、清水、重油100t供給      1930 「第三十七號哨戒艇」が横付離す      ---- 驅逐艦「初風」、同「親潮」に補給 16.12.22:---- 驅逐艦「早潮」、巡洋艦「~通」に補給 16.12.23:1823 空爆を受け損傷 16.12.29:---- 驅逐艦「夏潮」、同「K潮」、同「親潮」、同「早潮」に重油、清水補給      ---- 驅逐艦「天津風」、同「初風」に重油、清水補給 16.12.--:ダバオ〜呉 17.01.14:呉鎮機密第5号ノ24:輸送任務 17.01.15:呉〜01.16門司 17.01.16:東京行クレオソート油1,900ドラム搭載 17.01.16:門司〜01.17大阪 17.01.--:メレヨン、サトウワン、ミレ行艀18隻、曳船3隻搭載 17.01.19:大阪〜01.21東京 17.01.--:メレヨン、サトウワン、ミレ行艀6隻、曳船3隻、      ポナペ行人員約500名及び軍需品約1,000瓲搭載 17.01.26:東京〜02.02メレヨン02.03〜02.05トラック 17.02.10:特設砲艦第二號長安丸」を横付け清水補給 17.02.--:トラック〜サトウワン〜ポナペ〜ミレ〜横須賀 17.--.--:呉鎮機密第5号ノ173:軍需品輸送 17.03.08:横須賀〜大阪〜呉〜馬公〜ダバオ 17.--.--:〜04.14吉浦 17.04.20:原船長嘱託を解く 17.04.25:上蒲刈〜04.29横須賀 17.05.--:海運機密第860番電:軍需品補給及び輸送 17.05.10:横浜〜      〜05.17 特設巡洋艦能代丸」の護衛を受ける〜      〜05.18トラック 17.05.25:トラック〜05.30クエゼリン 17.05.30:一般徴傭船「第五日之出丸」へ燃料、真水補給 17.06.14:特設監視艇東日本丸」、金比羅丸」、日榮丸」を横付け燃料補給 17.06.14:特設監視艇第二和丸」、同「第三和丸」に重油補給 17.06.17:ウオッチェ〜      〜06.25 1025(N28.54-E136.54)米潜水艦"Grouper"(SS-214)の雷撃を受け損傷〜      〜06.26 0430(N28.54-E136.54)驅逐艦「陽炎」、同「霞」来着〜      〜06.26 1200 驅逐艦「陽炎」、同「霞」は護衛を止め横須賀に向かう〜      〜呉 17.07.28:呉〜08.01横須賀 17.08.--:パラオ、バリックパパン、スラバヤ方面行人員、軍需品輸送 17.08.07:横須賀〜キエタ 17.08.26:巡洋艦「衣笠」に重油補給 17.--.--:キエタ〜昭南 17.09.08:昭南〜09.11サバン09.14〜09.17昭南(商港) 17.09.24:昭南〜アールバンク付近にて護衛が「第七號掃海艇」から「第五號驅潜艇」に交代〜 17.10.10:特設運送船天龍丸」が横付け貨物移載 17.10.10:(S02.36-E150.48)カビエン沖にて米潜水艦"Amberjack"(SS-219)の雷撃を受ける 17.10.13:雑役船長浦」による救難作業 17.11.26:カビエン:特設運送船諏訪丸」に曳航される〜失敗〜11.26カビエン 17.12.06:カビエン:「諏訪丸」に曳航される〜12.11トラック 17.12.16:トラック〜      〜12.21(N15.50-E144.00)驅逐艦「山雲」が護衛開始〜      〜01.02館山 18.01.04:館山〜01.04横浜 18.01.05:三菱重工業株式會社横浜造船所にて入渠、修理 18.03.31:水産統制令に基づき共同漁業株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継 18.2Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社 18.06.16:横浜港第4岸壁〜06.16三菱重工業株式會社横浜造船所一号船渠に入渠 18.07.01:東京市と東京府は廃止され東京都となる 18.07.15:出渠〜07.15三菱重工業株式會社横浜造船所三号汐久岸壁にて修理 18.08.23:解傭発令:兵備三機密第18号の8の37 18.08.29:修理中 18.08.31:除籍:内令第1776号 18.08.31:解傭
18.09.01:徴傭:船舶運營會海軍配當船、呉鎮守府所管 18.09.25:徴傭授受 18.09.26:第22次海軍指定船 18.09.27:(第7927船団)横須賀〜「第三十三號掃海艇」の護衛終了〜 18.10.16:(第二十一魚雷艇隊魚雷艇輸送)佐世保〜11.03昭南 18.12.24:0400 鳳鼻頭付近に座州 18.12.--:搭載中の重油を海軍配當船武津丸」に移載       〜佐世保 19.01.23:(第二十一魚雷艇隊魚雷艇輸送)佐世保〜カムラン 19.02.09:(第二十一魚雷艇隊魚雷艇輸送:第357船団)カムラン〜      〜02.09(N11.30-E109.10)仏印沖にて米潜水艦"Bonefish"(SS-223)の雷撃を受け損傷〜      〜02.15昭南 19.05.07:(シミ02船団)昭南〜      〜05.10 2025 「第十八號掃海艇」が爆雷威嚇投射2個〜      〜05.11 1545 キツロング岬仮泊〜      〜05.11 1901 キツロング岬発〜      〜05.12ミリ 19.06.12:(第十二魚雷艇隊、第二十五魚雷艇隊魚雷艇輸送)佐世保〜06.26マニラ 19.08.20:(タモ23船団)基隆〜門司向け航行中、被雷
19.08.22:沈没 --.--.--:解傭
喪失場所:N29.53-E125.19 舟山列島東方320km付近 喪失原因:米潜水艦Pintado(SS-387)の雷撃

同型船

 第三圖南丸

兵装

 要調査。

写真資料

 「大阪鐵工」第2巻第3号、第3巻第4号 株式會社大阪鐵工所
 「機械學會誌」第40巻第243號 機械學會
 「海軍雑誌 海と空」 昭和13年12月号 海と空社
 「海洋少年」通巻19号 海と空社
 雑誌「海と空」増刊「特殊船舶画報」S14.07 海と空社(P.39)
 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和12年6月号、昭和12年10月号
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1995年1月号「日本商船隊の懐古 No.186」山田早苗
 雑誌「世界の艦船」海人社 2017年11月号「思い出の日本貨物船その255」
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.53「日本の小艦艇」(P.21)
 「海洋發展史」田川大吉郎監修海洋協會発行 S12.08
 「国司浩助氏論叢」 S14.04 桑田透一
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2958)
 「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.190)
 「日立造船株式會社七十五年史」S31.04 日立造船株式会社
 「日立造船百年史」 S60.03 日立造船株式会社
 「日本水産の70年」 S56.05 日本水産株式会社
 "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.280)
 "ONI 208-J (Revised) Japanese Merchant Ships Recognition Manual (1944)" (P.294)

前の船へ ← 特設運送船(雑用船) → 次の船へ

前の船へ ← 海軍配當船 → 次の船へ

Homeへ戻る