長浦の船歴

 年 月 日:船歴

15.01.11:起工 15.05.16:進水 15.05.24:官房第305号:昭和十四年度新造雑役船       命名:雑役船「長浦」(ナガウラ)       船種:救難船兼曳船(八百瓲)       所属:横須賀海軍港務部、定数別:臨時附属       製造所:播磨造船所       契約納入場所:横須賀工廠       納入予定期日:昭和15年07月31日 15.10.21:竣工
--.--.--:第四艦隊司令部供用 16.07.01:エニウエトクにて特設砲艦長田丸」から石炭搭載 16.11.12:1030 ミント礁にて特設砲艦生田丸」の右舷に横付け、救難要具を移載      1430 横付けを離す 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JKWQ 16.12.--:軍隊区分:トラック方面防備部隊港内警戒部隊      〜03.16ラバウル 17.03.16:軍隊区分:SR方面攻略部隊電令作第18号:附属 17.03.17:南洋部隊電令作第137号:03.17 1200以後、R方面防備部隊指揮官の指揮を受け、      引続き損傷艦船の修理および救難作業に従事 17.04.10:軍隊区分:機密トラック方面防備部隊命令作第10号:港内警戒隊 17.05.14:官房機密第899番電:聯合艦隊司令部に臨時供用 17.10.01:官房機密第30173993番電:第四艦隊司令部供用中を第八海軍港務部に供用替え 17.10.13:特設運送船第二圖南丸」の救難作業 17.10.28:特設運送船天龍丸」に横付け 17.11.23:軍隊区分:機密R方面防備部隊命令作第43号:直卒部隊 17.12.15:ショートランド島ブイン 17.12.21:特設水上機母艦山陽丸」を曳航、ププクナ岬の333度300mへ転錨させる 17.12.27:特設水上機母艦「山陽丸」を曳航、デラムア島の357度4,200m(フアウロ泊地)に転錨させる 18.01.16:ラバウル〜      〜01.17 「第二十二號掃海艇」が爆雷29個投下〜      〜01.18ブイン 18.07.28:ラバウル〜驅逐艦「有明」救援に向うが中止〜07.29ラバウル 18.12.12:R方面防備部隊信令第325号:       第八港務部長は12日0600より夕凪(中ノ瀬の53度1100米に座礁)の曳航作業に協力せしむべし 18.12.12:0930 ラバウル中ノ瀬立標の53度1,100米にて驅逐艦「夕凪」を曳航し離礁させる 18.12.13:0810 驅逐艦「夕凪」再度座礁 18.12.13:R方面防備部隊信電令作第655号:      1.第八港務部長は準備出来次第、長浦をカビエンに急派ステフェン水道南口セラピユ礁ビーコンの        262度600米に座礁せし夕凪の救難に従事せしむべし      2.RR海上防備部隊指揮官は驅潜特務艇一隻を派遣、長浦右救難作業に従事中長浦指揮官の指揮を        受け之が護衛警戒に任ぜしむべし 18.12.14:1205 驅逐艦「夕凪」は同「水無月」の曳航により離礁 18.12.29:出港〜      〜12.29 1650 現場着、特設運送船C澄丸」曳航作業開始〜      〜12.29 1730 特設運送船「C澄丸」を曳航開始〜      〜12.29カビエン 19.02.20:(オ003船団)ラバウル〜パラオ向け航行〜      〜02.21 1600 空襲により特設運送船興和丸」、一般徴傭船「黄海丸」沈没〜      〜02.22 1000 米驅逐艦と交戦
19.02.22:沈没 --.--.--:除籍
喪失場所:S00.54-E148.38 カビエン南西160マイル 喪失原因:米驅逐艦Charles Ausburne(DD-570), Dyson (DD-572), Stanly (DD-478),      Conway (DD-507), Spence (DD-512)の砲撃

同型船

 立~雄島

兵装

(開戦時)
 十三粍二聯装機銃1基、六十糎探照燈1基。
()
 二十五粍単装機銃2基、爆雷6個、六十糎探照燈1基。

写真資料

 "Combat Recon - 5th Air Force Images from the SW Pacific 1943-45" 
  Schiffer Military History Atglen, PA 2007 Robert J. Stava (P.39) 
 "ONI 208-J Supplement No.2 (March 1945) Far-Eastern Small Craft" (P.154)

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