第五昭南丸の船歴
年 月 日:船歴
12.11.25:起工
13.05.25:進水、命名:第五昭南丸
13.08.15:竣工
13.07.--:新規登録:所有者:日本水産株式會社
13.08.13:登録検査
13.08.13:船舶検査証書交付
13.10.05:(第四回南氷洋捕鯨)大阪〜10.31フリーマントル〜03.29フリーマントル〜
14.--.--:(第五回南氷洋捕鯨)〜11.14フリーマントル〜11.30フリーマントル〜
〜03.18フリーマントル〜03.28フリーマントル〜
15.09.16:中間検査
15.--.--:(第六回南氷洋捕鯨)
16.05.21:汽船捕鯨業許可
許可番号:第一三五號
名義:日本水産株式會社
操業区域:
下総國犬吠崎より陸奥國尻矢崎に至る間の沖合
渡島國恵山岬より根室國納沙布岬に至る間の沖合
北見國知床岬より同宗谷岬に至る間の沖合
千島國色丹島周囲の沖合
千島國択捉島周囲の沖合
千島國幌筵島及占守島周囲の沖合
許可期間:昭和16年05月21日より起算して一箇年
条件又は制限
根據地:日本水産株式會社鮎川、釜石、霧多布、斜古丹、紗那、単冠、加熊別、網走、
北千島の各事業場
鯨漁時期:周年
16.08.16:徴傭
16.09.12:入籍:内令第1049号:特設驅潜艇、横須賀鎮守府所管
16.09.12:驅潜艇長:海軍豫備中尉 池田 省吾
16.10.09:株式會社金指造船所にて艤装工事完了
16.10.15:特設驅潜隊編制:内令第1251号:第五十九驅潜隊
16.10.15:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第五根據地隊第五十九驅潜隊
16.11.06:横須賀〜母島
16.11.20:軍隊区分:機密南洋部隊命令作第1号:「ガ」攻略部隊
16.11.21:軍隊区分:機密G攻略部隊命令作第1号:第二哨戒部隊
16.12.04:母島〜12.09グアム
16.12.13:軍隊区分:南洋部隊電令作第18号:「ガ」攻略部隊の編成を解く
16.12.25:略称制定:第592号驅潜艇
17.02.04:サイパン〜02.05サイパン
17.02.09:サイパン〜クエゼリン
17.02.20:軍隊区分:マーシャル方面防備部隊電令作第74号:ウオッチェ海面防備部隊
17.03.--:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第18号:ウオッチェ海面防備部隊
17.04.23:軍隊区分:南洋部隊命令作第13号:マーシャル方面防備部隊
17.07.14:略称:第四艦隊機密第323号:592
17.07.20:ウオッチェの190度5浬にて対潜戦闘:爆雷投下
17.07.20:特設監視艇「第三號榮jロ」遭難現場着
17.07.21:第一回曳卸作業、特設監視艇「第三號榮jロ」を曳航するが曳索切断
17.07.22:第二回曳卸作業、特設監視艇「第三號榮jロ」を曳航するが曳索切断
17.07.30:第三回曳卸作業、特設監視艇「第三號榮jロ」を曳航するが曳索切断
17.07.31:第四、第五回曳卸作業、特設監視艇「第三號榮jロ」を曳航するが曳索切断
17.08.01;驅潜艇長:海軍豫備大尉 池田 省吾
〜08.20ウオッチェ
17.12.20:特設驅潜隊編制:内令第2341号:第五十九驅潜隊の項を削る
17.12.20:内令第2345号:第六十四警備隊所属
17.12.20:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第六根據地隊第六十四警備隊
17.12.22:ウオッチェ〜哨区哨戒〜12.23ウオッチェ
17.12.26:ウオッチェ〜哨区哨戒〜12.27ウオッチェ
17.12.28:ウオッチェ〜哨区哨戒〜12.29ウオッチェ
17.12.31:ウオッチェ〜哨区哨戒〜12.31ウオッチェ
18.01.03:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.04ウオッチェ
18.01.05:清水搭載
18.01.06:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.07ウオッチェ
18.01.09:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.10ウオッチェ
18.01.12:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.13ウオッチェ
18.01.15:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.16ウオッチェ
18.01.18:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.19ウオッチェ
18.01.20:清水搭載
18.01.21:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.22ウオッチェ
18.01.23:重油搭載
18.01.24:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.25ウオッチェ
18.01.25:清水搭載
18.01.27:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.28ウオッチェ
18.01.30:ウオッチェ〜哨区哨戒〜01.31ウオッチェ
18.02.02:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.03ウオッチェ
18.02.01:清水搭載
18.02.05:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.06ウオッチェ
18.02.08:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.09ウオッチェ
18.02.11:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.12ウオッチェ
18.02.14:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.15ウオッチェ
18.02.15:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第1号:ウオッチェ海面防備部隊
18.02.17:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.18ウオッチェ
18.02.20:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.21ウオッチェ
18.02.22:ウオッチェ〜哨区哨戒〜02.24ウオッチェ
18.02.25:ウオッチェ〜02.26ヤルート
18.02.26:重油搭載
18.02.28:(「諏訪丸」護衛)ヤルート〜03.01ウオッチェ03.02〜03.03クエゼリン
18.03.06:(「海光丸」護衛)クエゼリン〜03.07護衛終了〜03.08ウオッチェ
18.03.10:ウオッチェ〜哨区哨戒〜03.11ウオッチェ
18.03.14:ウオッチェ〜哨区哨戒〜03.15ウオッチェ
18.03.16:清水搭載
18.03.17:ウオッチェ〜哨区哨戒〜03.18ウオッチェ
18.03.21:ウオッチェ〜哨区哨戒〜03.22ウオッチェ
18.03.25:ウオッチェ〜哨区哨戒〜03.26ウオッチェ
18.03.26:清水搭載
18.03.27:(「興亞丸」護衛)ウオッチェ〜03.28タロア03.29〜03.30ヤルート
18.03.30:清水搭載
18.03.31:重油搭載
18.03.31:水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
18.2Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社
18.03.31:ヤルート〜04.01ウオッチェ
18.04.03:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.04ウオッチェ
18.04.06:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.07ウオッチェ
18.04.09:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.10ウオッチェ
18.04.12:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.13ウオッチェ
18.04.14:糧食搭載
18.04.15:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.16ウオッチェ
18.04.17:清水搭載
18.04.18:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.19ウオッチェ
18.04.21:ウオッチェ〜哨区哨戒〜04.22ウオッチェ
18.04.23:清水搭載
18.04.24:ウオッチェ〜04.25ミレ
18.04.26:(「白山丸」護衛)ミレ〜04.27クエゼリン
18.04.28:糧食搭載
18.04.28:(「男鹿島丸」護衛)クエゼリン〜04.29ウオッチェ
18.04.30:清水搭載
18.04.30:一號八糎砲教練射撃
18.05.01:(「男鹿島丸」護衛)ウオッチェ〜05.01タロア
18.05.02:重油搭載
18.05.04:(「男鹿島丸」護衛)タロア〜05.05ミレー
18.05.05:ミレー〜05.06ヤルート
18.05.06:真水搭載
18.05.07:重油搭載
18.05.07:ヤルート〜05.08ウオッチェ
18.05.09:清水、重油搭載
18.05.10:ウオッチェ〜哨区哨戒〜05.12ウオッチェ
18.05.15:ウオッチェ〜哨区哨戒〜05.16ウオッチェ
18.05.17:軍隊区分:第六根據地隊直卒部隊
18.05.17:(「光島丸」護衛)ウオッチェ〜05.18タロア
18.05.--:タロア〜06.01クエゼリン06.02〜
〜06.12港外より特設運送船「乾丸」を護衛〜
〜06.12ウオッチェ
18.06.13:ウオッチェ〜哨区哨戒〜06.14ウオッチェ
18.06.17:ウオッチェ〜哨区哨戒〜06.18ウオッチェ
18.06.20:ウオッチェ〜哨区哨戒〜06.21ウオッチェ
18.06.23:ウオッチェ〜トラック
18.06.--:船体修理
18.07.01:驅潜艇長:海軍大尉 池田 省吾
18.07.--:船体修理
18.08.06:(第5063船団護衛)トラック〜08.10クエゼリン
18.08.12:クエゼリン〜08.13ウオッチェ
18.08.18:ウオッチェ〜哨区哨戒、浮標揚収作業〜08.19ウオッチェ
18.08.28:ウオッチェ〜哨区哨戒、浮標揚収作業〜08.28ウオッチェ
18.08.28:ウオッチェ〜08.29クエゼリン09.01〜09.03ミレ
18.09.03:(「萬壽丸」護衛)ミレ〜09.05クエゼリン
18.09.06:クエゼリン〜対潜警戒〜09.08クエゼリン
18.09.08:クエゼリン〜09.09ウオッチェ
18.09.10:ウオッチェ〜対潜警戒〜09.11ウオッチェ
18.09.12:ウオッチェ〜哨戒及び対潜警戒〜09.14ウオッチェ
18.09.15:ウオッチェ〜哨戒〜09.16ウオッチェ
18.09.17:ウオッチェ〜哨戒〜09.18ウオッチェ
18.09.20:ウオッチェ〜ウオッチェ環礁測深〜09.21ウオッチェ
18.09.21:ウオッチェ〜第十四戦隊及び特設潜水母艦「日枝丸」入港時の警戒〜09.24ウオッチェ
18.09.24:ウオッチェ〜哨戒〜09.25ウオッチェ
18.09.27:ウオッチェ〜09.28ヤルート
18.09.28:ヤルート〜特設潜水母艦「日枝丸」、「富士丸」出港時の対潜警戒〜09.29ヤルート
18.09.29:ヤルート〜
18.09.30:0230マロエラップエニチャン水道143度300米に擱坐
18.10.--:艦隊区分:第六根據地隊第六十四警備隊(14)第五昭南丸(41)
18.10.--:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第10号:ウオッチェ防備部隊
18.10.13:離礁に成功〜10.13マロエラップ
18.10.26:マロエラップ〜10.27ウオッチェ
18.11.03:ウオッチェ〜クエゼリン〜11.10ウオッチェ
18.11.12:ウオッチェ〜クエゼリン
18.11.15:クエゼリンにて特設運送船「香取丸」から清水30t補給
18.11.16:(第6162船団護衛)クエゼリン〜
〜11.18 1700 護衛終了〜
〜トラック
18.11.--:入渠
19.02.11:第二海上護衛隊電令作第48号:
1.~風丸艦長は第七二〇五船団の(~風丸、日朗丸、佐多、第二菱丸、北上丸、護衛艦濱波、
第三十號驅潜艇、第五昭南丸、第二拓南丸)指揮官としてトラックよりパラオ間の運航(
12日1200トラック発18飛1300パラオ着の予定)指揮に任ずべし
2.第三十號驅潜艇、第五昭南丸、第二拓南丸はパラオ着後、第三十特別根據地隊司令部と
協議トラックに向う船団を護衛帰投すべし
19.02.12:(第7125船団護衛)トラック〜
〜02.14 1224 船団が雷撃を受け驅逐艦「濱波」が爆雷攻撃〜
〜02.15 1710 驅逐艦「濱波」が脅威投射〜
〜02.17 2205 運送艦「佐多」被雷航行不能〜
〜02.17 2206 特設運送船「日朗丸」被雷轟沈〜
〜02.19パラオ
19.03.26:パラオ〜03.31サイパン
19.03.31:特設驅潜隊編制:内令第503号:第五十七驅潜隊
19.03.31:戦時編制:聯合艦隊中部太平洋方面艦隊第四艦隊第四根據地隊第五十七驅潜隊
19.03.31:驅潜艇長:海軍大尉 池田 省吾
19.04.15:サイパン〜04.19大宮島
19.04.17:池田大尉戦死
19.04.20:大宮島〜04.26サイパン
19.04.--:軍隊区分:機密カロリン方面防備部隊命令作第14号:哨戒部隊
19.04.25:驅潜艇長:海軍大尉 西村 寛
19.07.18:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第四根據地隊第五十七驅潜隊
19.08.10:特設驅潜隊編制:内令第946号:第五十七驅潜隊の項を削る
19.08.10:内令第948号:横須賀防備隊所属
19.08.10:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊横須賀防備隊
19.08.--:軍隊区分:横須賀鎮守府海面防備部隊東京湾部隊北航路部隊
19.08.--:軍隊区分:甲直接護衛部隊
19.08.10:横須賀にて整備中(08.17まで)
19.08.18:(第3818船団護衛)横須賀〜08.22父島
19.08.23:(第4823船団護衛)父島〜横須賀向け航行〜
〜1105 対空戦闘:被弾により沈没
19.08.23:沈没
19.10.10:除籍:内令第1168号
19.10.10:解傭
喪失場所:N27.07-E142.06 父島西方
喪失原因:米陸軍航空隊のB-24による空爆
同型船
第一昭南丸、第二昭南丸、第三昭南丸、第十昭南丸、第十一昭南丸。
兵装
四十口径一號八糎砲1門、爆雷12個、九四式投射機1組、爆雷投下台2基、吊下式水中聴音機1基。
(官房艦機密第2713号(19.04.23)による調整図面)
四十口径一號八糎砲1門、九六式二十五粍単装機銃1基、九三式十三粍単装機銃3基、七粍七単装機銃1基。
写真資料
「大阪鐵工」第2巻第3号 株式會社大阪鐵工所
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