安洋丸の船歴
年 月 日:船歴
M44.09.09:起工
T02.01.26:進水、命名:安洋丸
T02.06.03:竣工
T02.05.--:新規登録:所有者:東洋汽船株式會社、船籍港:横濱市、
登録総噸数:9,533、登録純噸数:5,910、
登録深さ:466.3尺、登録幅:58.9尺、登録深:30.0尺
T02.06.07:登録検査、船級:LR ✠100A1
T04.03.24:変更登録:登録総噸数:9,256、登録純噸数:5,738、
登録深さ:460.0呎、登録幅:60.0呎、登録深:32.5呎
T06.--.--:Hong Kongにて第一次第一種定期検査
T10.--.--:Hong Kongにて第一次第二種定期検査
T11.11.17:変更登録:登録純噸数:5,741
T12.--.--:変更登録:登録純噸数:5,714(註:大正十三〜十四年日本汽船船名録の5,714は誤植と思われる)
T12.07.13:バルパライソ〜Antofagasta〜Mejillones〜Iquique〜Callao〜Balboa〜09.13横浜
T12.10.30:香港〜門司〜神戸〜11.08横浜
T13.01.14:バルパライソ〜Mejillones〜Iquique〜Callao〜Balboa〜Santa Cruz〜羅府〜
〜桑港〜03.21横浜
T13.04.24:香港〜門司〜神戸〜05.03横浜
T13.07.11:バルパライソ〜Mejillones〜Iquique〜Callao〜Balboa〜Manzanillo〜羅府〜
〜桑港〜坡土蘭〜ホノルル〜09.18横浜
T13.10.18:香港〜門司〜神戸〜10.27横浜
T14.01.03:バルパライソ〜Antofagasta〜Iquique〜Callao〜Balboa〜Manzanillo〜羅府〜
〜桑港〜ホノルル〜03.14横浜
T14.04.--:Hong Kongにて第一次第三種定期検査
T15.03.19:東洋汽船株式會社より引継ぎ
T15.03.21:横浜〜香港
T15.03.--:南米西岸線に就航
T15.03.--:香港〜門司〜神戸〜横浜03.13〜ホノルル〜桑港〜羅府〜マンザニヨ〜バルボア〜カイヤオ〜ピスコ〜
〜イキケ〜バルパライソ
T15.--.--:バルパライソ〜イキケ〜ピスコ〜カイヤオ〜バルボア〜マンザニヨ〜羅府〜桑港〜ホノルル〜
〜横浜〜神戸〜門司〜香港
T15.06.15:変更登録:所有者:日本郵船株式會社
T15.06.17:変更登録:船籍港:東京市
05.10.--:繋船
09.06.--:神戸にて第二次第三種定期検査
09.06.29:傭船者:日魯漁業株式會社
09.09.21:返船
09.--.--:孟買線に就航
12. 〜08.26佐世保
12.08.27:佐世保〜
13.03.12:横浜にて第三次第一種定期検査
14.03.12:中間検査
15.04.13:神戸〜孟買〜
15.11.21:神戸〜孟買〜
16.05.26:中間検査
16.10.18:徴傭:陸軍
16.10.18:神戸〜10.21上海
16.10.28:上海〜11.10高雄
16.11.13:高雄〜馬公
16.12.03:輸送船隊区分:機密菲島部隊護衛部隊命令第1号:第二輸送船隊第八分隊(船番号:22)
16.12.18:(第二輸送船隊)馬公〜
〜12.19 0530 第一護衛隊に合同〜
〜12.20 0540 第三護衛隊が合同〜
〜12.22リンガエン湾
16.12.22:部隊揚陸
16.12.31:リンガエン〜01.02高雄
17.01.04:高雄〜01.08香港01.10〜01.24カムラン
17.02.01:輸送船隊区分:第二分隊(船番号:5)
17.02.09:(あ号L作戦先遣隊)カムラン〜
〜02.09 1920 ホンカット灯台の58度7分にて驅逐艦「吹雪」が敵潜を探知攻撃〜
〜02.10 1005 陸軍徴傭船「あらすか丸」が機関故障し列外に出る〜
〜02.10 1130 陸軍徴傭船「あらすか丸」が機関復旧し列に入る〜
〜02.12 1200(N04.45-E107.10)第一掃海隊、「第七號驅潜艇」「第八號驅潜艇」が合同
第十一驅逐隊、驅逐艦「朝霧」が燃料補給の為、分離〜
〜02.12 1720(N04.00-E106.56)巡洋艦「由良」が合同〜
〜02.12 2000 巡洋艦「川内」、同「由良」が分離〜
〜02.14 1020(S00.15-E105.10)巡洋艦「川内」及び驅逐艦「初雪」、同「白雪」が合同〜
〜02.14 1115 サマ島南東10'附近海面にて「第五號掃海艇」が浮流機雷1個処分〜
〜02.14 1245 サマ島南10'附近海面にて「第五號掃海艇」が浮流機雷1個処分〜
〜02.14ムントク
17.02.15:0100 ムントク泊地に入泊
0220 第三十八師団先遣隊上陸成功
17.02.26:ムントク〜03.02昭南
17.03.01:輸送船隊区分:第一分隊(船番号:3)
17.03.08:(あ号T作戦)昭南(ケッペル西港)〜
〜03.08 1712 特設運送船「廣隆丸」、同「木曾川丸」が船団に加入〜
〜03.09 0300 驅逐艦「綾波」、第一掃海隊、「第五號掃海艇」が合同〜
〜03.09 1830 驅逐艦「朝霧」が合同〜
〜03.09 2000 特設運送船「廣隆丸」、同「木曽川丸」が船団から分離し彼南に向かう〜
〜03.11 1130 巡洋艦「由良」が合同〜
〜03.11 2300 直接護衛隊、掃海隊と分離〜
〜03.12 0015 クタラジャ第一泊地入泊
17.03.12:0330 近衛師団歩兵団上陸成功
1430 クタラジャ沖泊地転錨
17.03.13:クタラジャ沖〜
〜03.13 2200 「第一號掃海艇」「第八號驅潜艇」が拿捕船「サバンバイ」回航のため分離〜
〜03.14 0900 ダイヤモンドポイントにて「第三號掃海艇」「第四號掃海艇」「第五號掃海艇」
「第九號驅潜艇」が護衛を終了〜
〜03.14 2000 タミアン岬灯台の70度33分にて練習巡洋艦「香椎」が護衛を終了〜
〜03.16昭南
17.03.22:昭南〜03.24ベラワン03.27〜03.29昭南
17.04.13:昭南〜04.19蘭貢04.22〜04.28昭南
17.04.28:昭南〜04.30西貢04.30〜05.02高雄
17.05.02:高雄〜05.10宇品
17.06.12:門司〜06.14釜山06.20〜06.22宇品
17.06.30:解傭
17.08.13:徴傭:船舶運營會
17.08.13:中間検査
18.01.--:陸軍配當船として運航
18.05.31:伊萬里湾集合地管理官機密第311215番電:
1.佐第二六船団15隻(富江湾合同2隻を含む)
31日0600伊萬里湾発、2日1430花鳥山の300度20浬着の予定、速力八節、
航路相崎瀬戸、三〇一三 S61より余山に向う
高岡丸(JNKD)陸軍150名、上海、順陽丸(JKLB)陸軍30名、馬鞍山、
盛丸(JCGC)大安丸(JITB)南華丸(JHMA)金嶺丸(JGOR)以上蕪湖、
三池山丸(JBID)若松丸(JOTB)以上陳家圩、
浦戸丸(JJWR)、上海(馬鞍山)、大新丸(JDMA)、九龍(昭南)、
大安丸(JJQK)コークス、香港、日高丸(JYVR)木材、八所、銀嶺丸(JYPR)楡林
2.正午位置
31日相崎瀬戸
1日北緯32度30分東経125度50分
3.護衛艦 峯風、
大立及白耳義丸(JIJD)盤谷、安洋丸(JAYD)西貢
31日1700黄島の南5浬にて会合す
4.南下船ベルブイにて分離大陸接岸、6月4日2200厦門着の予定
正午位置
3日北緯27度55分東経121度40分
4日北緯24度50分東経119度25分
18.05.31:佐第二六船団に合同〜
〜06.02 0900 泗碓山北方にて解列〜
〜西貢
18.09.06:(第321船団)馬公〜09.13聖雀
18.1Q :変更登録:所有者:南洋海運株式會社
18.05.--:陸軍配當船として運航終了
18.05.26:第1次海軍指定船
18.07.01:東京市と東京府は廃止され東京都となる
18.10.--:陸軍配當船として運航
19.02.29:「海元丸」来着、救難作業開始
19.06.04:0100 総排水
0400 浮揚
19.06.06:(「大隅丸」「海元丸」が曳航)御坊〜06.06下津
19.09.--:陸軍配當船として運航終了
19.11.30:日立造船株式会社(築港)に入渠中
19.12.10:出渠
19.12.21:大阪〜12.21神戸12.22〜12.23佐世保
19.12.--:積荷
19.12.31:佐世保〜12.31門司
20.01.01:(モタ30船団)門司〜01.04泗礁山01.07〜
〜01.08 1--0(N24.59-E120.25)「久川丸」被雷小破〜
〜01.08 1830(N24.50-E120.35)「辰洋丸」被雷沈没〜
〜01.08 2055 被雷沈没
20.01.08:沈没
20.01.08:解傭
喪失場所:N24.34-E120.37 台湾西岸霄湾北西10km附近
喪失原因:米潜水艦Barb(SS-220)の雷撃
同型船
なし。
兵装
野砲。
写真資料
雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.29)
雑誌「船の科学」船舶技術協会 1982年1月号「日本商船隊の懐古 No.31」山田早苗
雑誌「世界の艦船」海人社 1994年6月号「日本移民船始末記第8回最初の新造移民船安洋丸の登場」山田廸生
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.198)
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」(P.72)
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本客船の黄金時代1939〜41」(P.48)
「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎(P.51)
「日本船舶画鑑」S25.08 舟艇協会出版部 (P.91)
「日本郵船株式會社五十年史」 S10.12 日本郵船株式會社(P.353)
「商船建造の歩み」 S34.08 三菱造船株式会社(P.46)
「東洋汽船六十四年の歩み」明善印刷株式会社 S39.06 中野秀雄
「日本郵船戦時戦史下巻」S46.05 日本郵船株式会社(P.107)
"ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.97)
"State Library of South Australia"
小樽市博物館所蔵(11-13, 120-19)
図面資料
"Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
LRF-PUN-005826-005839-0220-P
LRF-PUN-005826-005839-0221-P
LRF-PUN-005826-005839-0222-P
LRF-PUN-005826-005839-0245-P
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