營口丸の船歴

 年 月 日:船歴

M35.06.17:起工 M36.06.22:進水、命名:營口丸 M36.08.31:竣工
M36.08.29:新規登録:所有者:日本郵船株式會社、           登録総噸数:1,966.10、登録純噸数:1,218.98、           登録長:262.0尺、登録幅:35.5尺、登録深さ:21.3尺 M36.09.04:登録検査、船級:LR ✠100A1 T04.04.19:変更登録:登録総噸数:1,842、登録純噸数:1,065、           登録長:254.5呎、登録幅:36.5呎、登録深さ:23.7呎 T11.08.11:変更登録:登録総噸数:1,843、登録純噸数:1,057 T12.03.31:近海郵船株式會社に現物出資 T12.04.24:変更登録:所有者:近海郵船株式會社 14.02.02:定期検査 14.09.08:日本郵船株式會は近海郵船株式會社を吸収合併 14.10.10:変更登録:所有者:日本郵船株式會社
16.07.09:徴傭:陸軍 16.08.15:解傭
17.05.17:徴傭:船舶運營會 18.01.22:官房機密第342号:商船用機銃貸与の件訓令       所属海軍軍需部をして在庫の左記兵器を別紙記載の商船用として各所管海軍警備隊に貸与せしむべし        記       九二式七粍七単装機銃附属具補用品共 1基(数量は各一隻分を示す)       同普通弾薬包               800個       同曵跟弾薬包               200個      (別紙)      1.横須賀警備隊(京浜)       順位 船名   総噸数 船舶所有者 動静        704 營口丸   1,843 日本郵船  1月22日以後東京小笠原航路 18.02.05:定期検査 18.05.06:海軍警戒隊2名乗船 18.09.09:(第7092船団)トラック〜      〜09.12 ---- 特設驅潜艇昭和丸」と共に船団より分離、フハエスに向う〜      〜フハエス 18.10.02:千防信令第24号:      1.國後は營口丸を護衛し加熊別に回航同船揚搭作業中引続き之が警戒に任ずべし      2.營口丸は出港準備を完成し柏原に待機しあり      3.營口丸加熊別に於ける荷役終了せば第二十八掃海隊第第二小隊をして加熊別より函館迄一貫護衛        せしむる予定 19.03.03:(第4302船団)父島〜      〜03.05 0330 荒天により護衛艦と分離〜      〜03.06 1245 風早埼灯台の350度5浬にて「第二十七號掃海艇」と合同〜      〜03.06 1600 「第二十七號掃海艇」が護衛終了〜      〜03.06横浜 19.05.12:船団部隊区分:機密第3515船団部隊命令作第1号:輸送船第二分団(船番号:7) 19.05.15:横浜〜05.15館山沖 19.05.17:(第3515船団)館山沖〜05.25サイパン 19.05.29:船団部隊区分:機密第4530船団第2号:輸送船第二分団(船番号:5) 19.05.31:(第4530船団)サイパン〜      〜06.02 2043 驅逐艦「旗風」と「第二十號掃海艇」が敵浮上潜水艦を追跡〜      〜06.02 2220 一般徴傭船千代丸」被雷沈没〜      〜06.02 2240 「第二十號掃海艇」が船団に合同〜      〜06.02 2353 「第二十號掃海艇」が一番砲1発発射〜      〜06.03 0952 「第二十號掃海艇」が船団に合同〜      〜06.04 0400 特設運送船白山丸」被雷沈没〜      〜06.04 0410 「第二十號掃海艇」が爆雷投射〜      〜06.04 0735 「第二十號掃海艇」が船団に合同〜      〜06.06 1900 「第二十號掃海艇」が船団の前方5,000mに進出前方哨戒〜      〜06.07 0430 「第二十號掃海艇」が前方警戒を止め船団に合同〜       〜06.08 0640 「第二十號掃海艇」が護衛任務終了、解列〜      〜06.08横須賀 19.07.02:(第3701船団)横浜〜07.04八丈島 19.07.06:八丈島〜07.07横浜 19.07.09:横鎮電令作第529号:第3710船団編制      (イ)護衛艦:第二十一驅逐隊(若葉、初春)、天草、第二十七號掃海艇、第十二號海防艦      (ロ)船団:日秀丸、大誠丸、利根川丸(以上硫黄島行)、營口丸、龍江丸、大慈丸      (ハ)文丸は右船団を護衛 19.07.10:(第3710船団)横浜〜      〜07.12 1500 第一分団(驅逐艦「初春」、海防艦「天草」、「第十二號海防艦」、             「日秀丸」「大誠丸」「利根川丸」)と分離〜      〜07.13 0731 一般徴傭船大慈丸」被雷〜      〜07.13 0734 一般徴傭船「大慈丸」沈没〜      〜07.13父島 19.07.16:父島〜07.19芝浦 19.08.03:芝浦〜08.03横浜08.18〜08.22二見 19.08.23:対空戦闘 19.08.23:二見〜      〜08.27 対潜戦闘〜      〜08.28横浜 19.08.29:解傭
19.08.29:徴傭:一般徴傭船(雑用船)、横須賀鎮守府所管、海軍省配属 19.09.10:横浜〜09.16佐世保 19.09.23:佐世保〜09.30高雄10.01〜10.03サブタン10.04〜10.06ラポック10.08〜      〜10.08リンガエン湾10.11〜10.11マシンロック10.12〜10.13マニラ 19.10.15:対空戦闘 19.10.18:対空戦闘 19.10.20:(マタ30:春風船団)マニラ〜高雄向け航行
19.10.24:沈没  19.11.30:解傭
喪失場所:N20.35-E118.32 高雄南西270km附近 喪失原因:米潜水艦Seadragon(SS-194)の雷撃

同型船

 芝罘丸。

兵装

 十三粍機銃6基、九二式七粍七単装機銃1基、水中聴音機1組。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.117)
 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」(P.108)
 「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.54)
 「商船建造の歩み」S34.08 三菱造船株式会社 (P.33)
 「日本郵船戦時船史」S46.05 日本郵船株式会社 (P.983)

図面資料

 "Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
   LRF-PUN-W1618-0271-P
   LRF-PUN-W1618-0272-P
   LRF-PUN-W1618-0273-P
   LRF-PUN-W1618-0274-P

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