麗水丸の船歴
年 月 日:船歴
T--.--.--:起工
T09.04.28:進水、命名:麗水丸
T09.04.--:竣工
T09.05.--:新規登録:所有者:共同漁業株式會社、船籍港:廣島縣御調郡土生町、
登録純噸数:86
T09.05.24:汽船トロール漁業許可
許可番号:第三二號
名義:共同漁業株式會社
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港、博多港
許可期間:許可の日より十箇年
T10.04.11:変更登録:船籍港:下關市
T11.06.29:変更登録:登録純噸数:83
04.05.15:汽船トロール漁業許可証書換
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港、戸畑港に変更
05.03.24:変更登録:船籍港:戸畑市
05.04.28:汽船トロール漁業許可更新
許可期間:昭和05年05月24日より起算し十箇年
06.06.08:汽船トロール漁業取締規則により東海及黄海に於ける汽船トロール漁業の操業を禁止
期間:自昭和06年07月01日 至同年08月31日
09.07.01:汽船トロール漁業許可証書換
名義:豊洋漁業株式會社に変更
09.08.16:汽船トロール漁業許可証書換
名義:共同漁業株式會社に変更
09.09.10:変更登録:所有者:豊洋漁業株式會社
09.09.10:変更登録:所有者:共同漁業株式會社に商号変更(註:同日付で再度変更登録)
11.06.17:定期検査
12.05.17:変更登録:所有者:日本水産株式會社に商号変更
12.06.04:汽船トロール漁業許可証書換
名義:日本水産株式會社に変更
13.06.28:中間検査
15.06.12:定期検査
16.06.12:中間検査
16.11.28:徴傭
16.12.20:入籍:内令第1701号:特設掃海艇、佐世保鎮守府所管
16.12.20:掃海艇長:海軍豫備中尉 中山 正雄
16.12.31:特設掃海隊編制:内令第1774号:第四十一掃海隊
16.12.31:戦時編制:佐世保鎮守府部隊大島根據地隊第四十一掃海隊
17.01.01:軍隊区分:大島防備部隊
17.01.06:三菱重工業株式會社彦島造船所にて艤装工事完了
17.01.06:彦島〜01.06佐世保
17.01.07:佐世保〜01.14基隆
17.01.10:大海指第39号:作戦に関し聯合艦隊司令長官指揮下
17.01.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第13号:大島防備部隊より削る(01.10附)
17.01.15:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備戦隊第四十一掃海隊
17.01.16:基隆〜01.17高雄01.18〜01.23カムラン湾
17.01.26:カムラン湾〜01.26カムラン湾
17.01.29:カムラン湾〜01.30カムラン湾
17.01.31:カムラン湾〜02.03アナンバス
17.02.05:アナンバス〜02.05アナンバス
17.02.17:馬來部隊電令作第136号:
左に依りシンガポール及びマラッカ海峡水路啓開作戦を実施すべし
1.第九根據地隊司令官は第九根據地隊(第一掃海隊、長沙丸、第九十一驅潜隊欠)、
第二十驅逐隊(天霧、朝霧欠)、第四十一掃海隊、第四十四掃海隊、特設掃海隊
(特設監視艇二、漁船四欠)を指揮、速にMapor島(ビンタン島東方)南方泊地に集結、
シンガポール主水路及びマラッカ海峡水路を啓開す
17.02.19:アナンバス〜02.21昭南
17.02.25:機密佐世保鎮守府命令作第17号(03.01附):削除
17.02.25:戦時編制:聯合艦隊第一南遣艦隊第十二特別根據地隊第四十一掃海隊
17.03.16:掃海艇長:海軍豫備大尉 中山 正雄
17.06.12:官房機密第7254号:訓令:
兵器供給:九二式七粍七単装機銃A型(三脚架附)、30瓩発煙筺5個、発煙浮筺用浮嚢3個
17.10.25:掃海艇長:海軍豫備中尉 田中 房男
18.03.31:水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
18.3Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社
18.06.15:特設掃海隊編制:内令第1210号:第四十一掃海隊の項を削る
18.06.15:内令第1209号:第十二特別根據地隊所属
18.06.15:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第一南遣艦隊第十二特別根據地隊
18.11.15:軍隊区分:南西部隊西方部隊緬甸根據地部隊第十二警備隊
19.09.13:西方部隊電令作第151号:
第十一驅潜隊(第八號驅潜艇)及び麗水丸は準備出来次第、昭南発、
9月16日ジャカルタ発予定の陸軍船順陽丸のパダン、バンカ海峡間の護衛に任ずべし
19.09.13:昭南〜09.15ジャカルタ
19.09.16:(「順陽丸」護衛)ジャカルタ〜09.21パダン
19.11.22:昭南根據地部隊電令作第52号:
1.第四十四掃海隊(第二小隊欠)は準備出来次第出撃、ビリン島附近に出現せる敵潜を攻撃すべし
2.麗水丸一尋礁附近に在りて第三十五號驅潜艇と共に敵潜の遁走を封止すべし
3.第三十五號驅潜艇は掃蕩隊を指揮し敵潜の補足撃滅に任ずべし
(第三十四號驅潜艇、第百五號驅潜特務艇は1600頃現場着の予定)
19.11.22:昭南根據地部隊電令作第54号:
明朝0800迄に敵情を得ざれば掃蕩を止めポートセッテンハムにて補給し第四十五號驅潜特務艇と
交互に一尋礁附近の警戒
--.--.--:艦隊区分:第一南遣艦隊第十三根據地隊
19.11.27:軍隊区分:S4B電令作第109号:主隊より除く
19.11.27:艦隊区分:S4B電令作第109号:第一南遣艦隊第十二特別根據地隊
19.11.27:軍隊区分:S4B電令作第109号:アンダマン根據地部隊
19.12.25:沈没
20.04.10:除籍:内令第317号
--.--.--:解傭
喪失場所:N03.19-E099.43 スマトラ・タンジュンチラム東北東25km付近
喪失原因:英潜水艦Trenchant(P.331)及びTerrapin(P.323)の砲撃
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葉山丸、新高丸、寳永丸、辨天丸、常盤丸、千早丸、陸前丸、布引丸、留萌丸、音羽丸、若草丸、春日丸、
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兵装
八糎砲1門、爆雷、大掃海具2組、小掃海具2組。
写真資料
「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
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