嘉南丸の船歴
年 月 日：船歴
--.--.--：起工
10.07.--：進水、命名：嘉南丸
10.08.15：竣工
10.08.--：新規登録：所有者：共同漁業株式會社
12.04.26：変更登録：所有者：日本水産株式會社に商号変更
16.08.20：徴傭
16.09.12：入籍：内令第1049号：特設驅潜艇、佐世保鎮守府所管
16.--.--：馬公工作部にて艤装工事完了
16.10.15：戦時編制：馬公要港部部隊馬公防備隊
16.10.15：内令第1253号：馬公防備隊所属
16.11.20：戦時編制：馬公警備府部隊馬公防備隊
16.11.20：軍隊区分：機密馬公警備府命令作第−号：高雄方面防備部隊
16.12.08：所定哨戒配備に就け
16.12.08：司令長官無電：高雄防備衛所よりの方位250度距離約20kmの敵潜水艦を撃滅せよ
16.12.10：司令長官無電：小琉球嶼西方海面の潜水艦を撃滅せよ
16.12.--：馬公及び哨区
17.01.--：馬公
17.01.15：軍隊区分：機密馬公警備府命令作第７号：高雄方面防備部隊
17.06.12：官房機密第7254号：訓令：
兵器供給：九二式七粍七単装機銃Ａ型（三脚架附）、30瓩発煙筺５個、発煙浮筺用浮嚢３個
17.06.17：馬公警備府電令作第37号：
１．0940高雄の305度15浬に敵潜没潜水艦あり針路240度速力３浬
２．高雄方面防備部隊指揮官は特設驅潜艇をして直に出動之が撃滅に任ぜしむべし
３．右掃蕩部隊指揮官を馬公防備隊機雷長（澎湖）とす
17.07.14：軍隊区分：機密馬公警備府命令作第43号：高雄方面防備部隊
17.07.--：高雄
17.08.25：特設砲艦「千洋丸」への攻撃地点に爆雷攻撃
17.08.31：軍隊区分：機密馬公警備府命令作第51号：海面防備部隊
17.09.02：馬公警備府電令作第60号：
１．新竹海軍航空隊飛行機は1100東吉嶼燈台の156度13浬に潜没潜水艦一隻を発見せり
２．海面防備部隊指揮官は澎湖、測天、特設驅潜艇を急派し之が撃滅に任ずべし
第四十五掃海隊司令現地到着迄馬公防備隊機雷長之を指揮すべし
17.09.02：馬公〜対潜掃蕩〜09.05馬公
17.09.05：馬公警備府電令作第62号：
１．0700以後本府電令作第60号に依る対潜掃蕩を取止む
２．各部隊は夫々任務地に帰投せよ
17.09.07：馬公〜第１回聯合訓練〜09.09馬公
17.09.28：馬公〜第２回聯合訓練〜10.01馬公
17.10.21：馬公警備府電令作第74号：（馬公警備府機密第211620番電にて一部訂正）：
１．21日0120頃東経120度26分北緯24度26分附近にて、あふりか丸は敵潜の雷撃を受け沈没す
２．海面防備部隊指揮官は極力全艦艇を以て敵潜の撃滅並に遭難船の救難に任ずべし、
右指揮官を馬防機雷長に指定す
17.10.21：馬公〜敵潜掃蕩〜10.23馬公
17.10.23：馬公警備府電令作第76号：
１．0800以後本府電令作第72、74号掃蕩を取止む
２．海面防備部隊船艇は敵潜掃蕩を続行しつつ馬公に帰投すべし
17.10.27：第４回聯合訓練実施（10.30まで）
17.12.11：第１回聯合訓練実施（12.13まで）
17.12.28：第２回聯合訓練実施（12.30まで）
18.01.11：第３回聯合訓練実施（01.13まで）
18.01.25：第４回聯合訓練実施（01.28まで）
18.02.24：第６回聯合訓練実施（02.26まで）
18.03.11：馬公警備府電令作第16号：
１．３月11日0735 凸角の155度約15粁に敵潜水艦を探知す
２．海面防備部隊指揮官は全力を以て之を掃蕩攻撃すべし
18.03.15：馬公警備府電令作第17号：
１．馬公警備府電令作第16号掃蕩を取止む
18.03.18：馬公警備府電令作第19号：
１．３月17日2335北緯24度30分東経120度9分天龍川丸は敵潜の雷撃を受く
２．海面防備部隊指揮官は船艇を以て之が掃蕩攻撃に任ずべし
18.03.19：馬公警備府電令作第23号：
馬公警備府電令作第19号第21号掃蕩並に救難作業を取止む
18.03.31：水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
18.2Q ：変更登録：所有者：日本海洋漁業統制株式會社
18.04.01：内令第588号：馬公方面特別根據地隊所属
18.04.01：戦時編制：高雄警備府部隊馬公方面特別根據地隊
18.04.01：軍隊区分：機密高雄警備府命令作第６号：馬公方面防備部隊
18.04.03：馬公〜04.04馬公
18.04.10：馬公〜04.11馬公
18.04.14：馬公〜04.15馬公
18.04.22：馬公〜04.24馬公
18.05.12：馬公〜05.13馬公
18.05.23：馬公〜05.24馬公
18.06.01：軍隊区分：機密高雄警備府命令作第15号：基隆方面防備部隊（06.08実施）
18.06.01：馬公〜06.02馬公
18.06.03：第13回聯合訓練実施（06.05まで）
18.06.11：基隆〜06.18基隆
18.06.21：基隆〜
18.06.21：高雄警備府電令作第128号：対潜掃蕩
〜06.30基隆
18.07.03：基隆〜
18.07.08：第15回聯合教練実施（07.10まで）
18.07.12：高雄警備府電令作第163号：対潜掃蕩
18.07.15：高雄警備府電令作第168号：対潜掃蕩中止
〜07.17基隆
18.07.21：基隆〜
18.07.28：第16回聯合教練実施（07.30まで）
〜07.30基隆
18.08.05：船団護衛（08.06まで）
18.08.08：基隆〜
18.08.09：第17回聯合訓練実施（08.11まで）
〜08.12基隆
18.08.16：高雄警備府電令作第217号：対潜掃蕩（N24.55-E120.50）
18.08.17：基隆〜
18.08.20：高雄警備府電令作第223号：1200までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
18.08.20：高雄警備府電令作第225号：対潜掃蕩（N24.27-E120.23）
18.08.22：高雄警備府電令作第229号：0800までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
〜08.22基隆
18.08.25：第18回聯合訓練実施（08.27まで）
18.09.06：第19回聯合訓練実施（09.11まで）
18.09.16：基隆〜飛行機救難〜09.18基隆
18.09.22：軍隊区分：機密高雄警備府命令作第21号：馬公方面防備部隊（10.01実施）
18.09.22：高雄警備府電令作第284号：速やかに「暁空丸」に合同、基隆まで護衛
18.09.23：高雄警備府電令作第290号：対潜掃蕩
18.09.24：基隆〜
18.09.26：高雄警備府電令作第296号：1000までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
18.09.27：第20回聯合訓練実施（09.29まで）
〜09.29馬公
18.10.07：第21回聯合訓練実施（10.09まで）
18.10.15：馬公〜
18.10.15：高雄警備府電令作第344号：対潜掃蕩
18.10.18：高雄警備府電令作第358号：1200までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
〜10.18馬公
18.10.26：第22回聯合訓練実施（10.28まで）
18.11.02：馬公〜
18.11.02：高雄警備府電令作第395号：対潜掃蕩（N23.57-E118.54）
18.11.05：高雄警備府電令作第401号：1000までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
〜11.05馬公
18.11.08：馬公〜哨区哨戒〜11.08馬公
18.11.09：馬公〜聯合訓練〜11.11馬公
18.11.13：馬公〜哨区哨戒〜11.14馬公
18.11.16：馬公〜哨区哨戒〜11.17馬公
18.11.20：馬公〜哨区哨戒〜11.21馬公
18.11.23：馬公〜哨区哨戒〜11.24馬公
18.11.25：馬公〜聯合訓練〜哨区哨戒〜11.27馬公
18.11.30：馬公〜哨区哨戒〜12.01馬公
18.12.03：馬公〜哨区哨戒〜12.04馬公
18.12.05：馬公〜哨区哨戒〜12.08馬公
18.12.11：馬公〜哨区哨戒〜12.12馬公
18.12.14：馬公〜哨区哨戒〜12.15馬公
18.12.17：馬公〜哨区哨戒〜12.18馬公
18.12.21：馬公〜哨区哨戒〜12.23馬公
18.12.26：入渠（12.30まで）
19.01.03：馬公〜哨区哨戒〜01.06馬公
19.01.09：馬公〜哨区哨戒〜01.09馬公
19.01.11：馬公〜哨区哨戒〜01.13馬公
19.01.16：馬公〜
19.01.17：高雄警備府電令作第26号：対潜掃蕩（猫鼻頭の南10浬）
19.01.19：高雄警備府電令作第30号：
2000までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止、対潜掃蕩をなしつつ馬公に帰港
〜01.20高雄
19.01.22：高雄〜01.22馬公
19.01.25：馬公〜聯合訓練〜01.26馬公
19.01.27：高雄警備府電令作第45号：「菊月丸」救難及び対潜掃蕩（N22.10-E119.30）
19.01.27：馬公〜対潜掃蕩〜01.29馬公
19.02.03：馬公〜聯合訓練〜02.05馬公
19.02.07：馬公〜哨区哨戒〜02.10馬公
19.02.11：馬公〜哨区哨戒〜02.13馬公
19.02.15：馬公〜哨区哨戒〜02.17馬公
19.02.19：馬公〜哨区哨戒〜対潜掃蕩〜02.24高雄
19.02.26：屋顔〜02.26馬公
19.02.24：馬公〜哨区哨戒〜03.01馬公
19.03.16：馬公〜哨区哨戒〜03.18馬公
19.03.21：馬公〜対潜掃蕩〜03.24馬公
19.03.25：馬公〜対潜掃蕩〜03.26馬公
19.03.28：馬公〜対潜掃蕩〜03.31馬公
19.04.02：馬公〜対潜掃蕩〜04.07馬公
19.04.10：馬公〜哨区哨戒〜前路掃蕩〜04.14馬公
19.04.15：軍隊区分：機密高雄警備府命令作第16号：海面防備部隊
19.04.17：馬公〜雑役船「長島」護衛〜04.20馬公
19.04.21：馬公〜前路掃蕩〜04.23高雄要港
19.04.24：高雄要港〜対潜掃蕩〜04.025港外哨戒〜04.26高雄要港
19.04.28：高雄要港〜04.29高雄要港
19.05.02：高雄〜哨区哨戒〜05.03高雄
19.05.06：高雄〜対潜掃蕩〜前路掃蕩〜05.16高雄
19.05.12：海防機密第121915番電：05.13 0300出撃東経118度以東の前路掃蕩
19.05.17：高雄〜哨区哨戒〜前路掃蕩〜05.21高雄
19.05.24：高雄〜対潜掃蕩〜哨区哨戒〜05.28高雄
19.05.30：軍隊区分：機密高雄警備府命令作第26号：南東海面部隊高雄方面防備部隊
19.09.07：軍隊区分：高雄警備府電令作第372号：呂宋海峡部隊（発動時期は特令）
19.09.--：軍隊区分：哨戒部隊第二哨戒隊
19.09.18：「第九十四號驅潜特務艇」救難作業
19.09.25：特設掃海艇「武藏丸」救難作業
19.09.26：呂宗海峡部隊電令作第４号：
１．第七十四號驅潜特務艇は28日朝迄バタン島イバヤット島連結線以西距岸30浬以内の対潜掃蕩に
任ずべし
２．嘉南丸は現任務の傍ら長島の警戒に当れ
19.11.--：軍隊区分：哨戒部隊第四哨戒隊
19.10.16：左営在泊中B-29の爆撃を受け中破
20.08.15：高雄
20.08.15：残存
21.04.30：除籍：内令第59号
20.12.31：解傭
同型船
三峡丸、烏來丸、錦水丸、竹東丸、東石丸、南岬丸、研海丸、大信丸、麗光丸、
蘭陽丸、大屯丸、北斗丸、麻豆丸、二水丸、新港丸、通海丸、素水丸、立霧丸。
兵装
爆雷。
写真資料
「汽船表（別冊冩眞帳）」S13 海軍省軍務局編
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