第二百四十四號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
19.06.13:起工、仮称艦名:第2094號艦
19.08.28:命名:達第283号:第二百四十四號驅潜特務艇
19.08.28:類別等級制定:内令第1002号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.08.28:本籍仮定:内令第1006号:佐世保鎮守府
19.09.30:進水
19.12.01:竣工
19.12.01:本籍:内令第1302ノ2号:佐世保鎮守府
19.12.01:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備隊
19.12.01:内令第1302号ノ3:佐世保防備隊所属
〜哨戒〜02.04佐世保
20.02.09:佐防機密第091307番電:
1.大立及第二百四十四號驅潜特務艇左に依り行動す
10日0800佐世保発1300野母埼1730上甑島仮泊11日0800同発1730鹿児島着、速力九、五節
2.前路掃蕩を左の通定む
第百七十九號驅潜特務艇 野母埼至魚貫崎
第百七十三號驅潜特務艇 魚貫崎至天狗鼻
第九十九號驅潜特務艇 上甑島至野間岬
第二百號驅潜特務艇 野間岬至開聞岬
3.発動時刻
第百七十九號、第百七十三號驅潜特務艇10日0000、第九十九號、第二百號驅潜特務艇10日2000
20.02.10:佐世保〜02.11鹿児島〜02.22佐世保
20.03.01:九六式二十五粍単装機銃装備工事(03.06まで)
20.03.11:佐防機密第112222番電:
1.2122北緯31度57分東経128度00分に敵潜あり
2.第二掃蕩隊(第八十九號、第二百號、第二百四十四號驅潜特務艇)は之を攻撃撃滅すべし
3.掃蕩隊指揮官を第八十九號驅潜特務艇艇長に指定す
20.03.12:第二掃蕩隊指揮官機密第120702番電:
敵情を得ず、本日の掃蕩要領を左の通定む
基点を中心とし半径10浬圏内0度120度240度を以て三等分し北東第八十九號驅潜特務艇、
南第二百號驅潜特務艇、北西第二百四十四號驅潜特務艇とす
各艇水測兵器の全幅活用に特に留意せよ
20.03.14:佐防機密第141137番電:
敵情を得ざれば掃蕩を止め原配備に復帰せよ
第八十九號、第二百號驅潜特務艇の哨戒期日を2日延期、第二百四十四號驅潜特務艇は速に帰投せよ
20.03.15:軍隊区分:九州方面護衛部隊護衛本隊
20.03.19:佐世保〜護衛〜03.22佐世保
20.03.22:佐世保〜哨戒〜03.25佐世保
20.03.30:佐防機密第300904番電:
第二掃蕩隊に第二百三十三號、第二百四十四號驅潜特務艇を加う
指揮官を第二百三十三號驅潜特務艇艇長に指定す
20.03.--:佐世保〜
〜03.30 1352 佐防機密第301352番電(第十七蛭子丸被雷撃地点(野母崎の93度4浬)を掃蕩撃滅せよ)〜
〜03.31 0400 第二掃蕩隊指揮官機密第310400番電(0600以後の掃蕩は左に依る
北緯32度20分東経129度45分を基点とし半径20浬圏内基点を通ずる東西南北線の
北東側 第九十九號、第二百四十四號驅潜特務艇
南東側 第二百一號驅潜特務艇
北西側 第二百三十四號驅潜特務艇
掃蕩要領 各艇長所定)〜
〜04.01 1916 佐防機密第011916番電(掃蕩を兼ね第二百三十三號驅潜特務艇を捜索)〜
〜04.02 1406 佐防機密第021406番電(掃蕩を止め4日まで第四哨区)〜
〜04.04佐世保
20.04.06:佐世保〜04.14佐世保
20.04.16:佐世保〜
〜04.16 0743 佐防機密第160743番電(大瀬埼の190度16浬の敵らしき潜水艦を索敵掃蕩せよ)〜
〜04.18 0923 佐防機密第180923番電(索敵掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.18 1018 佐防機密第181018番電(白瀬灯台の320度16浬の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.21 0708 佐防機密第210708番電(掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.22佐世保
20.04.24:佐世保〜
〜04.25 0817 佐防機密第250817番電(第一掃蕩隊に加え指揮官を第二百三十四號驅潜特務艇長に改む)〜
〜04.26 1036 佐防機密第261036番電(本日日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.28 0822 佐防機密第280822番電(第一掃蕩隊大瀬埼の180度15浬の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.28 0931 佐防機密第280931番電(大瀬崎の180度15浬の地点に集結すべし、
掃蕩要領:大瀬崎よりの方位180度距離15浬を基点とし20浬圏内の編隊掃蕩を行う)〜
〜04.28 1216 佐防機密第281216番電(敵潜の位置黄島の220度15浬に訂正す、二隻と認めらる)〜
〜04.28 1334 佐防機密第281334番電(掃蕩要領訂正:黄島の220度15浬を基点とし15浬圏内掃蕩開始)〜
〜05.01 1112 佐防機密第011112番電(本日日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め
第十七號驅潜艇遭難者を収容の上帰投せよ)〜
〜05.01佐世保
20.05.--:(現在)特務艇長:海軍少尉 宮埼 秀一
20.05.05:佐世保〜
〜05.05 1739 佐防機密第051739番電(CB区、金泉丸、C河丸の直接護衛)〜
〜05.11佐世保
20.05.13:佐世保〜哨戒〜
〜05.15 1317 佐防機密第151317番電(宇久島の250度40km附近敵潜掃蕩及び敵搭乗員の捕獲)〜
〜05.20 1350 黄島の310度2浬にて対空戦闘〜
〜05.20 1357 後部爆雷直撃弾により火災を生じる〜
〜05.20 1411 黒島海岸に擱坐を決す〜
〜05.20 1422 擱坐
〜05.20 1700 艇内各所に大爆発を起こし船体水線下1.5米に没す
20.05.20:沈没
20.07.10:内令第617号:佐世保防備隊所属解除
20.07.10:除籍:内令第618号
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
喪失場所:N32.59-E128.83 福江島沖黒島海岸
喪失原因:米軍機による空爆
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
(20.03.06)
九六式二十五粍単装機銃増備。
写真資料
なし
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