日産丸の船歴

 年 月 日：船歴

 13.06.23：起工
 13.11.06：進水、命名：日産丸
 14.01.15：竣工

 14.01.--：新規登録：登録総噸数：6,533、登録純噸数：3,886
 14.01.14：登録検査、船級：TK　N.S.*、船級番号：798
 14.10.--：中間検査
 15.04.08：訂正登録：登録総噸数：6,536、登録純噸数：3,885
 15.12.28：中間検査

 16.09.09：徴傭	
 16.09.20：入籍：内令第1093号：特設運送船（給炭油船）、舞鶴鎮守府所管
 16.09.20：監督官：海軍大佐　作間　應雄
 16.09.24：株式會社大阪鉄工所本社工場にて艤装工事開始
 16.10.15：艤装工事完了
 16.10.--：中間検査

 16.10.15：戦時編制：第五艦隊所属、特設運送船（甲）　
 16.11.25：監督官：海軍大佐　直塚　八郎
 16.11.26：横須賀〜12.03厚岸
 16.12.04：厚岸〜12.06松輪島12.07〜12.08幌筵
 16.12.09：幌筵〜12.13大湊
 16.12.15：大湊〜12.15室蘭
 16.12.17：室蘭〜12.19幌筵
 16.12.23：横付け中の驅逐艦「野風」が防舷物により損傷
 16.12.26：幌筵〜12.30大湊
 17.01.02：大湊〜01.06幌筵
 17.01.07：幌筵〜01.11大湊
 17.01.13：大湊〜01.13室蘭
 17.01.17：室蘭〜01.18厚岸
 17.01.19：厚岸〜01.23父島
 17.01.24：特設砲艦「まがね丸」、同「吉田丸」を横付け、真水補給
 17.01.26：父島〜01.28横須賀
 17.02.01：軍隊区分：機密北方部隊命令作第14号：北方部隊補給部隊
 17.02.06：横須賀〜02.08厚岸
 17.02.20：海防艦「石垣」に一号重油80t補給
 17.02.27：海防艦「八丈」に重油60t、軽油補給
 17.03.01：軍隊区分：機密北方部隊命令作第17号：北方部隊補給部隊
 17.03.05：厚岸〜03.07横須賀
 17.03.--：五艦隊機密第880番電：軍需品輸送任務
 17.03.10：横須賀〜03.12父島
 17.03.12：特設砲艦「まがね丸」を横付け、炭水補給
 17.03.13：特設砲艦「吉田丸」に横付け、炭水補給
 17.03.15：父島〜03.17横須賀
 17.03.--：二一航戦機密第97番電：人員及び軍需品輸送
 17.03.25：横須賀〜03.25木更津03.26〜03.30南鳥島04.11〜04.14父島
 17.04.14：官房機密第4507号：横須賀海軍工廠をして十四米特型運貨船搭載の件訓令
 17.04.15：父島〜04.17横須賀
 17.04.20：横廠保管中の十四米運貨船搭載を指示
 17.04.20：横須賀〜04.23釧路
 17.05.02：官房機密第5289号：測距儀及び望遠鏡供給及び装備の件訓令
 17.05.02：釧路〜05.02厚岸
 17.05.05：軍隊区分：アリューシャン攻略作戦補給部隊
 17.05.04：厚岸〜05.07横須賀
 17.05.08：横須賀〜05.10父島05.12〜05.14横須賀
 17.05.15：監督官：海軍大佐　石井　三郎
 17.05.20：横須賀〜05.22大湊
 17.05.26：大湊〜05.26川内湾
 17.05.28：川内湾〜06.01幌筵
 17.05.--：軍隊区分：附属部隊
 17.06.02：柏原〜06.02占守島
 17.06.06：北方部隊電令作第93号：
 　　　　　１．日産丸をＡＯＢ攻略部隊より除く
 　　　　　２．日産丸は速にホルツ湾の315度80浬附近に進出ＡＱ攻略部隊指揮官所定に依り同隊の補給に
 　　　　　　　任ずべし
 17.06.07：占守島〜06.10熱田島ホルツ湾
 17.06.10：巡洋艦「阿武隈」を右舷に横付け補給
 　　　　　驅逐艦（子日、初霜、若葉、初春の順）を左舷（「阿武隈」補給終了後は両舷）に横付け補給
 17.06.--：石炭200瓲揚陸
 17.06.10：第五艦隊機密第937番電：
 　　　　　１．富士山丸は特令ある迄地点「テヌハ00」附近に於て待機すると共に補給に任ずべし
 　　　　　２．ＡＱ攻略部隊指揮官は驅逐艦一隻を派遣し富士山丸の警戒に任ぜしむべし
 　　　　　３．日産丸はＡＱ攻略部隊の補給終了次第キスカに回航、航空燃料及び潤滑油及び？石炭全部？
 　　　　　　　ドラム缶入一號重油100を陸揚げ、在泊部隊の補給実施の上富士山丸に合同、同艦より
 　　　　　　　燃料移載、爾後同艦附近に於て待機すると共に補給に任ずべし
 　　　　　４．日産丸、富士山丸合同中、日産丸監督官之を指揮すべし
 17.06.--：熱田島〜06.12鳴神島
 17.06.--：物件揚陸
 17.06.15：空爆を受け被弾大破

 17.06.19：沈没
 17.07.01：除籍：内令第1184号
 17.07.01：解傭	

 喪失場所：N52.30-E176.30 キスカ島
 喪失原因：米空軍第11航空隊(B-17,B-24,LB-30)三機による高々度爆撃

同型船

 興新丸、朝風丸、日立丸、日威丸、日朗丸、日張丸、日瑞丸。

兵装

 要調査

写真資料

 「大阪鐵工」第２巻第４号、第３巻第１号 株式會社大阪鐵工所
 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和13年12月号、昭和14年2月号
 雑誌「世界の艦船」海人社 2013年3月号「思い出の日本貨物船その199」
 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第十三巻(P.75)
 「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.136)

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