年 月 日:船歴
13.01.07:起工 13.06.28:進水、命名:極洋丸 13.10.05:竣工
13.10.--:新規登録:登録総噸数:17,548、登録純噸数:13,875 13.10.03:登録検査、船級:TK N.S.* (Whaling Service & Bulk Oil Carrier)、船級番号:761 13.10.03:船舶検査証書交付 13.10.04:母船式鯨漁業母船使用承認証交付 承認番号:第壹號 名義:極洋捕鯨株式會社 承認期間:自昭和13年10月04日 至昭和14年05月31日 操業区域:南緯四十度以南の海面 独航附属漁船:総噸数二百五十噸以上のもの八隻、三百噸以上のもの一隻 13.10.11:(南氷洋捕鯨第1回)神戸〜11.07フリーマントル〜 〜11.16 操業開始〜 〜タラカン〜04.16佐世保〜04.20神戸 14.--.--:神戸〜06.24芝浦 14.06.27:芝浦〜アメリカ 14.09.12:訂正登録:登録総噸数:17,549、登録純噸数:13,763 14.10.--:中間検査 14.10.21:母船式鯨漁業母船使用承認証交付 承認番号:キ第壹號 名義:極洋捕鯨株式會社 承認期間:自昭和14年10月21日 至昭和15年05月31日 操業区域:南緯四十度以南の海面 独航附属漁船:総噸数二百五十噸以上のもの八隻、三百噸以上のもの一隻 14.10.29:(南氷洋捕鯨第2回)神戸〜04.19神戸 15.10.08:中間検査 15.10.10:(南氷洋捕鯨第3回)神戸〜 〜11.13 操業開始〜 〜02.19 操業終了〜 〜03.29神戸 16.--.--:北米からの重油輸送 16.--.--:北米からの重油輸送 16.11.--:中間検査
16.11.17:徴傭:一般徴傭船(給油船)、横須賀鎮守府所管、海軍省配属 16.12.03:横須賀〜12.03久里浜12.07〜12.15馬公12.17〜12.18高雄12.27〜01.04横須賀 17.01.--:機密横須賀鎮守府命令第4号:輸送任務 17.01.--:機雷弾薬爆弾その他軍需品搭載 17.01.09:横須賀〜01.13佐世保01.16〜01.21馬公01.28〜01.29高雄02.06〜02.12大阪02.16〜 〜02.18呉02.19〜02.19鹿ノ川02.21〜02.21呉 17.02.23:呉〜03.01高雄03.03〜03.05リンガエン03.09〜03.19ペナン03.21〜03.23昭南03.25〜 〜04.08呉04.09〜04.10相生 17.04.--:入渠 17.04.14:相生〜04.15呉04.16〜04.16鹿ノ川04.18〜04.24横須賀 17.04.--:運輸機密第948番電:人員及び軍需品輸送 17.04.28:横須賀〜04.30鹿ノ川05.03〜05.06横須賀 17.05.--:海運機密第118番電:軍需品輸送 17.05.09:横須賀〜05.11呉05.12〜05.12鹿ノ川05.15〜05.17横須賀 17.05.--:海運機密第18番電:軍需品輸送 17.05.22:横須賀〜05.27サイパン05.28〜06.02ラバウル06.08〜06.13トラック06.16〜 〜06.24横須賀 17.07.01:運輸機密第804番電:サイパン行二號外部油49,000t外4件、 パラオ行兵器自動車部分品外2件其の他搭載輸送任務 17.07.01:横須賀〜07.01横浜07.05〜07.10サイパン07.14〜07.18パラオ07.21〜 〜07.26バリックパパン07.30〜08.03ミリ08.06〜08.16横浜08.22〜08.22横須賀 17.07.10:船長:海軍嘱託 小間 芳男 17.08.--:運輸機密第26番電:ラバウル、サイパン行各種飛行機外5件搭載 17.08.28:横須賀〜08.28富津沖08.28〜 17.08.31:運輸機密第484番電:行動指示 〜09.01 特設運送船「乾隆丸」と分離〜 〜09.03サイパン 17.09.--:サイパン〜09.06ラバウル09.16〜09.20トラック09.24〜10.04ミリ10.07〜 〜10.18横浜10.25〜10.25横須賀 17.10.25:船長:海軍嘱託 佐藤 貞次郎 17.10.28:横須賀〜11.06トラック11.12〜11.17パラオ11.19〜11.25ミリ11.28〜 〜12.12横浜 17.12.19:(西行第75船団)横浜〜12.21下津 17.12.22:下津〜12.22大阪12.23〜12.24六連 17.12.25:六連〜01.02楡林01.06〜01.10ミリ01.19〜 〜潜水艦の攻撃により損傷〜01.23昭南 18.01.24:修理開始 18.06.09:(第696船団)昭南〜06.12聖雀 18.06.21:(第404船団)聖雀〜06.27馬公 18.06.28:(第276船団)馬公〜07.02六連 18.07.03:六連〜07.04神戸 18.07.05:神戸〜07.08四日市 18.07.10:四日市〜 〜07.11 0042(N33.31-E135.24)雷撃を受け左舷後部に被雷1本(不発)、直に爆雷攻撃〜 〜07.11神戸 18.07.11:神戸〜07.12門司 18.07.13:(第176船団)門司〜07.18高雄 18.07.19:高雄〜07.19馬公07.22〜07.29聖雀 18.07.31:(第597船団)聖雀〜08.03昭南 18.08.12:(第612船団)昭南〜08.15聖雀 18.08.18:(第419船団)聖雀〜08.22潜水艦と交戦、小破〜08.25馬公 18.08.26:(第296船団)馬公〜08.31六連08.31〜09.01下津 18.08.31:解傭:兵備三機密第18号ノ8ノ37(18.08.23)
18.09.01:徴傭:船舶運營會海軍配當船、横須賀鎮守府所管 18.09.01:入籍:内令第1820号:特設運送船(給油船)、横須賀鎮守府所管 18.09.01:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(乙) 18.09.12:下津〜佐世保 18.09.13:六連集合地管理官機密第131425番電: 1.一九七船団九隻(佐世保一隻)護衛艦眞鶴、長壽山丸、1600発、原速九節 2.C武豐丸JTUD一四班乗船、空船、便乗者57名(ミリ)、C西寧丸JTQG部隊653名(バンコツク)、 B極洋丸JQFM空船、便乗者313名(昭南)、A力行丸JDAM空船(昭南)、 C昌元丸JBQD雑貨2000瓲、船客404名(楡林)、C江蘇丸JHDB雑貨2700瓲(バンコツク)以上馬公行、 C金嶺丸JGOR貨車50輌、トラック10輌(楡林港)、C鵬南丸JGVR空船(香港)、 C丹後丸JTGD船客276名、雑貨5200瓲以上基隆行 3.壱岐水道 北緯30度00分東経129度14分 北緯27度00分東経126度38分 北緯26度30分東経121度50分 北緯32度27分東経119度46分 4.14日 北緯32度19分東経129度12分 15日 北緯29度23分東経128度41分 16日 北緯27度00分東経126度38分 17日 北緯26度40分東経123度17分 18日 北緯24度58分東経120度48分 5.馬公着17日0800基隆行18日1600北緯25度34分東経121度12分にて分離1000着 極洋丸は14日0800相ノ島にて合同の予定 18.09.--:佐世保にて航空機14機、雑貨物18t、便乗者339 名搭載 18.09.14:(第197船団)佐世保〜 〜09.14 2218(N31.04-E129.02)第一九七船団、敵潜の襲撃を受けるが被害なし、 護衛艦が制圧、船団は甑島東方に避退〜 〜09.15 ---- 鹿児島湾に避泊〜 〜09.17 1500 鹿児島湾発〜 〜09.18 1900 名瀬入港〜 〜09.19 2348 山羊島の80度400米に座礁、船底全長に亘り大破、機関室浸水発電機使用不能〜 〜09.20 0820 自力浮揚の見込みなし 18.09.28:船体放棄 18.10.09:1300 海軍配當船「武豐丸」に人員物件の移載完了 18.11.07:官房軍機密第1327号:海軍配當船極洋丸處理の件訓令 首題の件左記に依り引卸方取計うべし 記 1.時期 成る可く速に 2.所要経費 臨時軍事費、臨時軍事費、船舶応急処理費支弁とし請求を俟て別途配付す 3.現場作業の実施には主として日本海難救助株式會社を使用するものとし自辨困難なる要具及 消耗品等は官給するものとす 18.12.08:兵備三機密第422号:海軍配當船一覧表掲載 19.01.09:日本海難救助株式會社「山陽丸」による救難作業開始 19.02.20:兵備三機密第216号:海軍配當船一覧表掲載 19.03.14:日本海難救助株式會社「山陽丸」による救難作業再開 19.05.31:救難作業継続中 19.06.07:日本海難救助株式會社「山陽丸」による救難作業再開 19.07.13:船舶警戒隊退船 19.07.15:日本海難救助株式會社「山陽丸」による救難作業打切 19.12.15:除籍:内令第1358号 19.12.15:解傭
20.01.19:座礁中の船体に雷撃を受けるが被害なし
座礁場所:名瀬湾大熊港湾岸山羊島より80度400m 座礁原因:台風
なし。
要調査。
「海軍雑誌 海と空」 昭和13年08月号 海と空社 「海軍雑誌 海と空」 昭和13年12月号 海と空社 「海洋少年」通巻19号 海と空社 雑誌「海と空」増刊「特殊船舶画報」S14.07 海と空社(P.40) 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和13年10月号、昭和13年11月号 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1987年9月号「日本商船隊の懐古 No. 98」山田早苗 雑誌「世界の艦船」海人社 2017年11月号「思い出の日本貨物船その255」-- これは誤り(12月号で訂正) 「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.190) 「日本船舶画鑑」S25.08 舟艇協会出版部 (P.86) 「川崎重工業株式会社社史」 S34.10 川崎重工業株式会社(P.266) 「極洋捕鯨30年史」 S43.05 極洋捕鯨株式会社 (P.143,145,149) Collection of Mr. Ron Wolford
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