第二利丸の船歴
年 月 日:船歴
12.03.22:起工
12.07.27:進水、命名:第二利丸
12.10.22:竣工
12.09.--:新規登録:所有者:大洋捕鯨株式會社、
登録純噸数:100
12.09.24:登録検査、船級:TK N.S.* (Whaler)、船級番号:612
12.09.24:船舶検査証書交付
12.10.12:(第二次南氷洋捕鯨:第二日新丸船団)神戸〜高雄〜11.12フリーマントル11.15〜
〜03.18 操業終了〜
〜03.25フリーマントル03.30〜04.18下関
13.09.15:中間検査
13.10.17:(第三次南氷洋捕鯨:第二日新丸船団)大阪〜フリーマントル11.05〜
〜11.13 南氷洋にて操業開始〜
〜03.10 1130 「第六利丸」「第八利丸」「第十一玉丸」が流氷に閉ざされる〜
〜03.13 0940 「第六利丸」「第八利丸」「第十一玉丸」船体放棄〜
〜03.15 操業終了〜
〜フリーマントル04.01〜下関
13.10.18:変更登録:登録純噸数:101
14.07.--:中間検査
14.07.24:本州南方の海流観測(09.01まで)
14.10.31:(第四次南氷洋捕鯨:第二日新丸船団)横浜〜11.18フリーマントル11.21〜
〜11.30 南氷洋にて操業開始〜
〜03.08 操業終了〜
〜03.19シドニー
15.03.--:燃料補給
15.03.--:シドニー〜トラック〜サイパン〜04.10下関
15.09.--:中間検査
15.10.10:(第五次南氷洋捕鯨:第二日新丸船団)横浜〜10.19バリクパパン〜
〜11.10 南氷洋にて操業開始〜
〜02.17 操業終了〜
〜03.10タラカン〜03.25下関
16.--.--:本州南方の海流観測
16.08.20:横浜にて第一次第一種定期検査
16.09.17:徴傭
16.09.24:船舶検査証書更新
16.09.29:三菱重工業株式會社長崎造船所にて艤装工事開始
16.10.05:入籍:内令第1194号:特設掃海艇、佐世保鎮守府所管
16.10.05:掃海艇長:海軍豫備中尉 池田 時義
16.10.24:艤装工事完了
16.10.31:特設掃海隊編制:内令第1312号:第四十四掃海隊
16.10.31:戦時編制:馬公要港部部隊第四十四掃海隊
16.11.20:戦時編制:馬公警備府部隊第四十四掃海隊
16.12.10:頭巾嶼付近海面着、捜索するも発見物なし、夕暮れのため次第に捜索困難
16.12.11:波高く行動困難、捜索を止め帰港
16.12.18:第一水路掃海完了
16.12.18:補給の為帰港
16.12.19:掃海を止め、哨戒配備
16.12.22:1300迄に第二水路を掃海し、終了せば帰投せよ
16.12.23:第二水路掃海完了
16.12.25:第一水路掃海完了、碇泊警戒
16.12.26:第二水路掃海
16.12.27:第一水路掃海完了
17.01.05:機密馬公警備府命令作第2号:
第四十四掃海隊は1月10日以後作戦に関し聯合艦隊司令長官の指揮を受けしめらるる予定
第四十四掃海隊司令は準備出来次第、高雄出港カムラン湾に回航すべし
17.01.06:馬公〜01.06高雄01.07〜01.12カムラン湾
17.01.10:大海指第39号:作戦に関し聯合艦隊司令長官指揮下
17.01.10:機密馬公警備府命令作第3号:
第四十四掃海隊はE方面に在りて作戦に関し聯合艦隊司令長官の指揮を受くべし
17.01.--:軍隊区分:第九根據地隊指揮下
17.--.--:軍隊区分:馬來部隊
17.01.07:高雄〜01.14プロコンドル
17.01.24:プロコンドル〜01.26アナンバス
17.02.17:馬來部隊電令作第136号:
左に依りシンガポール及びマラッカ海峡水路啓開作戦を実施すべし
1.第九根據地隊司令官は第九根據地隊(第一掃海隊、長沙丸、第九十一驅潜隊欠)、
第二十驅逐隊(天霧、朝霧欠)、第四十一掃海隊、第四十四掃海隊、特設掃海隊
(特設監視艇二、漁船四欠)を指揮、速にMapor島(ビンタン島東方)南方泊地に集結、
シンガポール主水路及びマラッカ海峡水路を啓開す
17.02.25:軍隊区分:第九特別根據地隊司令官指揮下
17.02.25:軍隊区分:馬來部隊根據地部隊掃海部隊:マラッカ海峡水路警戒作戦
17.03.12:軍隊区分:昭南根據地部隊護衛隊−T,D,U作戦中
17.03.14:ラブハンルク〜ベラワン
17.03.14:掃海開始〜03.20昭南(軍港)
17.04.07:昭南主水路C及びF浮標間航路付近浮流機雷処分(04.10まで)
17.04.10:軍隊区分:馬來部隊昭南根據地部隊
17.04.22:(U作戦第四次輸送船団護衛)昭南〜彼南西方海面まで
17.05.06:昭南商港ベンデラ岬満西方検疫錨地の掃海、浮流機雷処分(05.10まで)
17.05.20:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第38号:馬公警備府部隊より削除
17.05.20:軍隊区分:第九特別根據地隊指揮下
17.06.12:官房機密第7254号:訓令:
兵器供給:九二式七粍七単装機銃A型(三脚架附)、30瓩発煙筺5個、発煙浮筺用浮嚢3個
17.06.--:(N02.22-E106.13)「まにら丸」護衛〜カリマタ海峡まで
17.07.03:「淺間丸」「コンテベルデ」泊地及び付近掃海
17.08.13:「龍田丸」昭南泊地付近の警戒
17.08.23:「鎌倉丸」泊地付近の警戒
17.09.08:(「第二圖南丸」護衛)昭南(軍港)〜09.11サバン09.14〜09.17昭南(商港)
17.09.19:昭南〜09.19昭南(軍港)
17.09.20:昭南〜09.21「北海丸」を曳航中の特設運送船「屏東丸」と合同〜09.23昭南(軍港)
17.09.29:昭南〜09.29昭南
17.09.30:昭南〜09.30昭南(軍港)
17.10.20:第一船渠にて入渠
17.11.01:軍隊区分:護衛部隊
17.11.20:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第一南遣艦隊第十特別根據地隊第四十四掃海隊
17.11.25:昭南〜11.26ジョホールバル11.26〜11.26セレター
17.12.03:昭南(商港)〜リオ海峡〜ロバン島沖〜リオ海峡〜12.10タンジョンペナン
17.12.12:タンジョンペナン〜リオ海峡〜12.12昭南(商港)
17.12.30:昭南〜リオ海峡〜12.30昭南(軍港)
18.01.06:昭南〜01.08昭南(商港)
18.01.12:昭南〜01.13昭南(商港)
18.01.22:昭南〜01.28昭南(商港)
18.02.07:昭南〜02.08昭南(商港)
18.02.17:昭南〜02.20ミリ
18.02.22:ミリ〜02.22ミリ
18.02.23:ミリ〜ミリ沖〜02.23ミリ
18.02.26:ミリ〜ミリ沖〜03.01ミリ
18.03.02:ミリ〜03.03ミリ
18.03.07:ミリ〜03.11ミリ
18.03.18:ミリ〜ミリ沖〜03.19ミリ
18.03.29:ミリ〜04.02昭南(商港)
18.03.31:水産統制令に基づき株式會社林兼商店の内地水産部門を分離、これに大洋捕鯨株式會社及
遠洋捕鯨株式會社を合併し西大洋漁業統制株式會社を設立
18.2Q :変更登録:所有者:西大洋漁業統制株式會社
18.04.05:昭南〜04.06リオ海峡04.08〜04.09リンガ泊地04.09〜
〜04.11リンガ島北西泊地04.20〜04.20ケリンダ島沖04.23〜
〜04.23トコン島西方水路04.23〜04.24リオ海峡東口水路04.24〜
〜04.26昭南(商港)
18.05.04:昭南〜05.04ドゥリアン海峡05.05〜05.05ドゥリアン海峡05.06〜
〜05.07ドゥリアン海峡05.08〜05.09昭南(商港)
18.05.09:昭南〜05.10昭南(商港)
18.05.11:昭南〜05.11ドゥリアン海峡05.13〜05.13昭南(商港)
18.05.14:昭南〜05.15ドゥリアン海峡05.21〜05.21昭南(商港)
18.05.23:昭南〜05.24ドゥリアン海峡06.10〜06.10タンジョンマラン06.15〜06.15昭南(商港)
18.06.01:掃海艇長:海軍豫備大尉 池田 時義
18.06.20:昭南〜06.20昭南商港沖06.20〜06.20昭南(軍港)
18.07.01:掃海艇長:海軍大尉 池田 時義
18.07.01:昭南〜07.04ミリ
18.07.06:ミリ〜ミリ沖〜07.07ミリ
18.07.09:ミリ〜ミリ沖〜07.10ミリ
18.07.12:ミリ〜07.16昭南(軍港)07.17〜07.17昭南(商港)
18.09.07:昭南〜商港西錨地水路の掃海〜09.07昭南
18.09.12:ミリ〜09.15昭南
18.09.18:昭南〜09.21昭南
18.09.24:昭南〜索敵掃蕩〜10.02昭南
18.10.10:昭南〜対潜掃蕩〜10.18昭南
18.10.25:昭南〜10.28ミリ
18.11.--:ミリ
18.12.20:ミリ〜12.23昭南
19.01.24:昭南〜01.26テランパ01.28〜01.29昭南
19.02.07:昭南〜02.09クチン02.11〜02.13昭南
19.02.14:昭南〜02.18昭南
19.02.20:昭南〜
〜02.22 対潜掃蕩、「帝興丸」乗員救助〜
〜02.24ジョホールショール02.25〜02.25昭南
19.02.29:昭南〜03.04ラブアン03.06〜03.07ミリ
19.04.01:ミリ〜04.03セダナウ04.04〜04.05昭南
19.04.07:昭南〜
〜04.15 対潜戦闘:爆雷投下〜
〜04.15彼南
19.04.16:彼南〜04.18昭南
19.04.19:昭南〜04.21昭南
19.05.11:昭南〜05.24ミリ
19.06.02:ミリ〜06.03ミリ
19.06.25:(ミシ03船団護衛)ミリ〜
〜06.29 0225(N00.45-E105.45)陸軍配當船「日邦丸」被雷沈没、水上機母艦「能登呂」被雷〜
〜昭南
19.07.07:ミリ〜07.11昭南
19.07.16:昭南〜07.17リンガ07.21〜07.27昭南
19.08.01:昭南〜08.02ポートセッテンハム08.07〜08.08クラン水道08.09〜
〜08.09デンデングス08.10〜08.10彼南
19.08.13:彼南〜08.13テルタウ島08.14〜08.14彼南
19.08.15:彼南〜08.15テルタウ島08.16〜08.16プーケット沖08.17〜
〜08.18ビクトリアポイント08.19〜08.20プーケット沖08.21〜
〜08.22ビクトリアポイント08.23〜08.24プーケット沖08.25〜
〜08.25テルタウ島08.26〜08.26彼南
19.08.28:彼南〜08.29デンデングス08.30〜08.31昭南
19.09.05:(シミ10船団護衛)昭南〜09.08クチン09.10〜09.11ミリ
19.09.13:(ミシ09船団護衛)ミリ〜09.15クチン
19.09.17:クチン〜09.19ミリ
19.09.20:ミリ〜09.21ブルネイ湾09.27〜09.30昭南
19.10.14:昭南〜10.18昭南
19.10.18:入渠
19.11.01:掃海艇長:海軍大尉 K崎 睦能
19.11.14:出渠
19.11.14:昭南〜11.18ラブアン11.19〜11.19ミリ
19.11.21:ミリ〜11.25昭南
19.11.30:昭南〜
19.12.09:昭南〜12.11テランパ12.12〜12.13昭南
19.12.23:昭南〜
19.12.25:護衛中の「順豊丸」沈没〜
〜12.26クチン12.29〜01.02昭南
19.12.29:西方部隊電令作第212号:マラッカ海峡対潜掃蕩作戦(M五作戦)実施
20.01.03:軍隊区分:彼南根電令作第43号:M五作戦掃蕩部隊第二掃蕩隊
20.01.04:昭南根據地部隊電令作第77号:
第四號掃海艇、利丸、第二利丸及び第五十五號驅潜特務艇は6日便宜発ポートセッテンハムに回航
待機、ペナン根據地部隊指揮官の指揮を受けM五作戦に従事すべし
20.01.06:昭南〜
〜01.06 1750 「第四號掃海艇」が合同〜
〜01.07 1200 M五作戦発動、対潜掃蕩〜
〜01.07 1220 「第四號掃海艇」が補給の為、分離〜
〜01.14ポートセッテンハム
20.01.14:西方部隊電令作第221号:マラッカ海峡対潜掃蕩作戦(M五作戦)終結
20.01.14:昭南根據地部隊電令作第30号:便宜昭南に帰投
20.01.17:ポートセッテンハム〜01.18昭南
20.01.21:昭南〜01.22テロックエボン01.23〜01.24ポートセッテンハム02.01〜
〜02.04ポートセンテンハム02.06〜02.07シトカン沖02.10〜02.13昭南
20.02.05:戦時編制:聯合艦隊第十方面艦隊第一南遣艦隊第十特別根據地隊第四十四掃海隊
20.02.16:昭南〜02.17一尋礁南側02.18〜02.18マティバンク02.20〜02.20一尋礁南側02.21〜02.22昭南
20.02.22:機銃装備工事(02.28まで)
20.08.15:残存:昭南にて英国に接収される
21.08.10:特設掃海隊編制:復二第158号:特設掃海隊編制を廃止
21.08.10:除籍:復二第159号
20.12.31:解傭
同型船
利丸、第三利丸、第五利丸、第六利丸、第七利丸、第八利丸、第九利丸。
兵装
要調査。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」(P.42)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.27)
雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.24)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.229)
"State Library of New South Wales", Reference Code: 9615401
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