照風丸の船歴
年 月 日:船歴
11.02.26:起工
11.06.06:進水、命名:照風丸
11.08.20:竣工
11.08.04:船舶検査証書交付
11.09.05:新規登録:登録総噸数:257.09、登録純噸数:101.00
11.--.--:船長:近藤 道之助
11.10.18:西水羅港を根拠とし沿海州方面出漁船舶の監視及び保護
12.07.22:中間検査
13.--.--:〜02.20芝罘02.20〜
15.08.27:第一次第一種定期検査
15.08.27:変更登録:登録総噸数:259.21、登録純噸数:102.66
16.12.10:民防空(監視通信のみ)実施され度
16.12.18:鎮警機密第233番電:
民防空監視船八隻至急鎭海に廻航せしめられ度
16.12.19:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第22号:直率部隊
16.12.31:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第28号:直率部隊
17.01.03:1300 第一直、第二直と交代
17.01.09:1430 第二直交代
17.01.26:---- 第一直、第二直と交代
17.08.10:朝鮮重工業株式會社にて入渠
17.08.16:出渠
18.10.--:中間検査
18.10.30:借用
18.12.01:入籍:内令第2565号:特設驅潜艇、舞鶴鎮守府所管
18.12.01:内令第2579号:第三南遣艦隊所属
18.12.01:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊
19.02.22:(タマ05船団護衛)高雄〜02.26マニラ
19.06.--:〜06.27マニラ
〜対潜掃蕩〜08.09ザンボアンガ
19.08.11:菲島部隊電令第479号:
1.第百三號哨戒艇及び照風丸は知床艦長の指揮を承けセブ、ボンガオ間、
同艦の護衛に任ず
2.ボンガオ着後、洲埼艦長の指揮を受け同艦マニラに回航中、之が護衛に任ずべし
3.略
19.08.11:ザンボアンガ〜08.12セブ
19.08.17:(「知床」護衛)セブ〜08.18ホロ08.19〜08.19ボンガオ
19.08.21:(「洲埼」護衛)ボンガオ〜08.21ホロ08.22〜08.22ザンボアンガ
19.08.24:(「洲埼」護衛)ザンボアンガ〜運送艦「洲埼」が機関故障〜08.24ザンボアンガ
19.08.25:(「洲埼」護衛)ザンボアンガ〜08.26セブ08.28〜08.28カブガオ08.29〜
〜08.29ブシン08.30〜08.30サンタクルーズ08.31〜08.31ポートガレラ09.01〜
〜09.01マニラ
19.09.04:菲島部隊電令第493号:
1.C〇六八船団は09月06日0600マニラ発セブに回航すべし
2.船団:A慶安丸、三笠丸、玄海丸、圖洋丸、第十七榮丸、蟠龍
B洛東丸、あやその丸
船団部隊指揮官:最上丸艇長
護衛艦:最上丸、第百三號哨戒艇、照風丸、隼(協力)
3.隼はモンポグ水道付近まで右船団を護衛後マニラに帰投すべし
4.第百三號哨戒艇、照風丸はセブ着後マニラに帰投すべし
5.最上丸はセブ着後第三南遣艦隊機密命令第71号に依る作業に協力、作業終了次第
マニラに帰投すべし
6.以下略
(* 実際には第十七福榮丸、蟠龍は随行せず別の1隻が加入しC〇六七船団として出港)
19.09.06:(C067船団護衛)マニラ〜09.08セブ
19.09.09:(M103船団)セブ〜09.10マスバテ島西岸ルック湾
19.09.10:(現在)軍隊区分:護衛部隊
19.09.10:(現在)驅潜艇長:海軍大尉 上野 金蔵
19.09.12:(M103船団護衛)ルック湾〜09.13サンタクルス東口
19.09.14:陸軍徴傭船「三笠丸」に横付け、清水16t補給
19.09.14:(「豊姫丸」護衛)サンタクルス〜09.15バタンガス09.15〜09.15ポートガレラ09.16〜
〜09.16マニラ
19.09.20:(C203船団護衛)マニラ〜09.21ルック湾09.24〜
19.09.24:対空戦闘〜艇長重傷〜送受信機使用不能〜遭難者救助〜
19.09.25:機関応急修理〜09.27マニラ
19.09.28:清水20t補給
19.10.01:驅潜艇長:海軍大尉 藤井 一郎
19.10.25:菲島部隊信電令作第59号:
第百三號哨戒艇、照風丸はコロン湾に急行し所在首席指揮官の指揮を受け
コロン湾対潜哨戒に従事すべし
長期行動を準備し出港され度し
コロン湾の伊良湖監視員糧食欠乏しあるに付取り計らはれ度し
19.10.25:マニラ〜
〜10.27 1230 バンダロチヤン南にて空爆により被弾、羅針儀、無線機破損〜
〜シコゴン
19.10.28:菲島部隊電令作第346号:
1.菲島部隊電令作第345号取止む
2.照風丸、第百三號哨戒艇はコロン湾に回航、同地の警戒に任ずべし
19.10.28:菲島部隊電令作第350号:
1.第百三號哨戒艇はN12.53-E121.35にて座礁せる第十五號驅潜特務艇を救難せよ
2.照風丸は何分の令ある迄コロン湾の警戒に任ぜよ
19.10.28:シコゴン〜10.29プヤラオ10.29〜マニラ
19.11.04:沈没
20.01.10:除籍:内令第35号
20.01.10:返却
喪失場所:N11.58-E120.04 コロン湾タンガット島北東
喪失原因:空爆
同型船
なし。
兵装
十三粍単装機銃、七粍七機銃、九一式小銃、十四年式拳銃、
九五式爆雷改二、爆雷投下台。
写真資料
「漁船」第二號 S12.02 漁船協会
「漁船機關」第13巻第146号 漁船機關士協會
"ONI 208-J Supplement No.2 (March 1945) Far-Eastern Small Craft" (P.136)
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