圓島の艦歴
年 月 日:艦歴
T05.05.23:命名:達第88号:大型敷設艇「圓島」(エンタウマル)
T05.05.23:官房第1606号:旅順防備隊附属
T--.--.--:起工
T06.03.01:進水
T06.03.06:信号符字點付:達第34号:GQCR
T06.05.16:竣工
T09.07.01:類別等級制定:内令第214号:種別:特務艇、類別:敷設艇、等級:二等
T09.07.01:改名:達第115号ノ2:敷設艇「圓島」(エンタウ)
T09.08.01:本籍:内令第284号:佐世保鎮守府、旅順防備隊
T14.03.24:内令第86号:馬公防備隊所属
T14.04.14:馬公防備隊が受領
T14.04.--:佐世保〜05.04馬公
T15.03.31:類別等級制定:内令第62号:種別:特務艇、類別:敷設艇、等級:二等
T15.03.31:本籍:内令第63号:佐世保鎮守府、馬公防備隊
06.--.--:〜03.04馬公
08.05.23:類別等級制定:内令第190号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:なし
08.10.18:信号符字改正:達第127号:JZID
13.08.01:本籍:内令第641号:馬公要港部、馬公防備隊所属
15.04.01:本籍:内令第199号:馬公要港部、馬公防備隊所属
15.11.15:内令第822号:馬公防備隊所属
16.03.07:南支部隊の作戦に協力(06.23まで、但し本期間一時帰投)
16.10.15:戦時編制:馬公要港部部隊馬公防備隊
16.11.20:本籍:内令第1489号:馬公警備府
16.11.20:戦時編制:馬公警備府部隊馬公防備隊
16.11.20:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第−号:海面防備部隊
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHEQ
16.12.--:作戦地及び哨区
16.12.--:爆雷ダビット取付台他4件
17.01.--:馬公
17.01.13:掃海終了後、水路外端より東吉嶼90度線に至る海面の対潜掃蕩
17.01.15:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第7号:海面防備部隊
17.02.--:馬公
17.03.--:馬公
17.04.--:馬公
17.04.10:内令第655号:馬公防備隊所属
17.04.--:機雷装填台覆他78件修理
17.05.--:馬公
17.05.--:舷梯他25件修理
17.06.--:馬公
17.06.--:兵員厠外板他49件修理
17.07.--:馬公
17.07.10:内令第1220号:馬公防備隊所属
17.07.--:烹炊所煙突他11件修理
17.07.14:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第43号:海面防備部隊
17.07.25:澎湖島西方海面にて第三回教練射撃
17.08.--:馬公
17.09.07:第一回聯合訓練(09.09まで)
17.09.10:馬公警備府信電令第15号:
1.10日1105新竹海軍航空隊飛行機、1245朗洋丸は高雄燈台の230度10浬に於て敵潜水艦を発見
攻撃中
2.海面防備部隊指揮官は圓島をして右潜水艦を攻撃せしむべし
17.09.12:馬公警備府信電令第18号:
本府信電令第15号高雄方面対潜掃蕩を取止む
圓島は馬公に帰投すべし
17.09.--:馬公
17.09.--:補助蒸気圧力計管他4件修理
17.10.--:馬公
17.10.--:缶管修理
17.10.12:第三回聯合訓練(10.14まで)
17.10.21:馬公警備府電令作第74号:
1.21日0120頃東経120度26分北緯24度26分附近にて、あふりか丸は敵潜の雷撃を受け沈没す
2.海面防備部隊指揮官は極力全艦艇を以て敵潜の撃滅並に遭難船の救難に任ずべし、
右指揮官を馬防機雷長に指定す
17.10.23:馬公警備府電令作第76号:
1.0800以後本府電令作第72、74号掃蕩を取止む
2.海面防備部隊船艇は敵潜掃蕩を続行しつつ馬公に帰投すべし
17.10.27:第四回聯合訓練(10.31まで)
17.12.11:第一回聯合訓練(12.13まで)
17.12.13:馬公警備府電令作第85号:
1.17日1050東経120度59分北緯25度4分にてnR丸は敵潜水艦の雷撃を受けたるも損害なし
2.海面防備部隊指揮官は澎湖、圓島、江之島を派遣、敵潜掃蕩に任ぜしむべし
掃蕩隊指揮官を馬公防備隊機雷長に指定す
17.12.19:馬公警備府電令作第86号:
敵情を得ざれば20日0700馬公警備府電令作第85号に依る対潜掃蕩を止め各前駐地に帰投すべし
17.12.--:馬公
17.12.29:馬公警備府信電令第68号:
1.基隆方面防備部隊艦艇は白沙岬灯台の298度5浬にて触雷遭難せる朝陽丸を救難中
2.星光丸、圓島、港務部六號、五號曳船は準備出来次第出港、救難隊指揮官を星光丸艇長に指定す
17.12.29:馬公警備府電令作第93号:
1.本府電令作第92号朝陽丸は敵潜水艦の雷撃を受け沈没せり
2.基隆方面防備部隊驅潜艇、測天、星光丸、圓島は右敵潜水艦の攻撃に任ずべし
4.本府信電令第68号救難作業を取止む
17.12.29:馬公警備府電令作第94号:
1.本29日午後より機密馬公警備府命令作第57号対潜掃蕩哨戒を実施すべし
2.本府電令作第93号対潜掃蕩は之を続行す
17.12.31:馬公警備府電令作第96号:
本府電令作第93号、第94号対潜掃蕩並に哨戒を取止む
18.01.11:第三回聯合訓練(01.13まで)
18.01.--:馬公
18.01.--:要具庫甲板他9件修理
18.01.26:第四回聯合訓練(01.28まで)
18.01.31:敵潜掃蕩(02.03まで)
18.02.04:第五回聯合訓練(02.06まで)
18.02.--:馬公
18.02.--:機械室天窓締付螺他16件修理
18.02.24:第六回聯合訓練(02.26まで)
18.03.--:毎日捲掛時計他2件修理
17.03.11:馬公警備府電令作第16号:
1.3月11日0735 凸角の155度約15粁に敵潜水艦を探知す
2.海面防備部隊指揮官は全力を以て之を掃蕩攻撃すべし
17.03.15:馬公警備府電令作第17号:
1.馬公警備府電令作第16号掃蕩を取止む
18.04.01:本籍:内令第584号:高雄警備府、馬公方面特別根據地隊所属
18.04.01:戦時編制:高雄警備府部隊馬公方面特別根據地隊
18.04.01:機密高雄警備府命令作第6号:馬公方面防備部隊
18.04.12:第九回聯合訓練・主砲機銃第一回教練射撃(04.15まで)
18.04.--:馬公
18.04.--:前部八糎砲弾火薬庫他77件修理
18.05.--:馬公
18.05.--:海水管修理
18.05.07:軍隊区分:高警電令作第66号:第三南遣艦隊司令長官の指揮下
18.05.07:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第13号:第三南遣艦隊司令長官の指揮下
18.05.--:馬公〜マニラ〜06.23馬公
18.06.22:軍隊区分:高警電令作第131号:馬公方面部隊に復帰、馬公に回航
18.06.--:手摺支柱座他26件修理
18.07.03:高警電令作第144号:北緯23度55分東経119度52分の敵潜掃蕩
18.07.05:高警電令作第147号:05日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第144号による対潜掃蕩を取止め
18.07.08:第十五回聯合訓練(07.10まで)
18.07.--:馬公
18.07.--:予備水タンク他86件修理
18.07.28:第十五回聯合訓練(07.30まで)
18.08.07:船団護衛(08.08まで)
18.08.09:第十七回聯合訓練(08.11まで)
18.08.16:高警電令作第217号:北緯24度55分東経120度50分の敵潜撃滅
18.08.20:高警電令作第223号:20日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第217号による対潜掃蕩を取止め
18.08.20:高警電令作第225号:北緯24度27分東経120度23分の敵潜撃滅
18.08.21:爆雷攻撃3回17個
18.08.22:高警電令作第229号:22日0800迄敵情に変化なければ、電令作第225号取止め
18.08.25:第十八回聯合訓練(08.27まで)
18.08.--:馬公
18.08.--:防水扉蛸メーター他3件修理
18.09.01:内令第1833号:馬公方面特別根據地隊所属
18.09.06:第十九回聯合訓練(09.11まで)
18.09.18:高警電令作第277号:東吉嶼の180度15浬の敵潜掃蕩
18.09.20:高警電令作第280号:20日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第277号による対潜掃蕩を取止め
18.09.--:馬公
18.09.--:手摺支柱他25件修理
18.09.27:第二十回聯合訓練(09.29まで)
18.09.30:高警電令作第307号:北緯22度58分東経119度48分の敵潜撃滅(10.03まで)
18.10.07:第二十一回聯合訓練(10.09まで)
18.10.15:高警電令作第344号:北緯24度30分東経120度30分の敵潜撃滅
18.10.18:高警電令作第358号:18日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第344号による対潜掃蕩を取止め
18.10.--:馬公
18.10.--:舵他6件修理
18.10.26:第二十一回聯合訓練(10.28まで)
18.11.02:高警電令作第395号:北緯23度57分東経118度54分の敵潜撃滅
18.11.05:高警電令作第401号:05日1000迄に敵情を得ざれば、電令作第395号による対潜掃蕩を取止め
18.11.--:馬公
18.11.--:短艇用板ビーム他27件修理
18.11.22:船団護衛(11.24まで)
18.12.--:新高港(S作業)
18.12.15:高警電令作第464号:沈没敵潜水艦処理作業打切り、便宜作業隊を撤収
18.12.15:新高港〜12.15高雄12.17〜12.17馬公
18.12.--:送水ポーラピストンリング他28件修理
18.12.25:馬公〜哨戒〜
〜12.27 特設運送船「久榮丸」救難及び対潜掃蕩
19.01.--:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第2号:馬公方面防備部隊
19.01.01:高警電令作第1号:北緯22度04分東経119度04分の敵潜攻撃
19.01.03:高警電令作第5号:電令作第1号による掃蕩を打切る
19.01.05:聯合訓練(01.06まで)
19.01.--:艦側信号燈外筐蝶番他3件修理
19.01.10:馬公〜哨区哨戒〜01.11馬公
19.01.13:馬公〜哨区哨戒〜01.15馬公
19.01.17:高警電令作第26号:猫鼻頭の南10浬付近敵潜掃蕩
19.01.17:馬公〜対潜掃蕩〜
19.01.19:高警電令作第30号:19日2000迄に敵情を得ざれば、電令作第26号による対潜掃蕩を取止め
対潜掃蕩をなしつつ馬公に帰投
〜01.23馬公
19.01.25:馬公〜01.25高雄
19.01.27:高警電令作第45号:北緯22度10分東経119度30分の敵潜掃蕩、菊月丸救難
19.01.27:高雄〜対潜掃蕩〜01.28高雄
19.01.30:高雄〜01.30馬公
19.02.01:類別等級改正:内令第272号:種別:特務艇、類別:敷設特務艇、艇型:なし
19.02.01:本籍:内令第281号:高雄警備府
19.02.01:内令第279号:馬公方面特別根據地隊所属
19.02.03:馬公〜聯合訓練〜02.04馬公
19.02.10:馬公〜哨戒〜
19.02.10:高警電令作第67号:北緯21度58分東経119度26分の敵潜撃滅
〜02.11 対潜掃蕩〜
〜02.15馬公
19.02.--:揚錨機据付台他6件修理
19.02.21:馬公〜哨戒〜02.23馬公
19.02.26:馬公〜02.26高雄
19.02.28:高雄〜船団前路掃蕩〜03.01馬公
19.03.03:馬公〜飛行機掃海〜03.04馬公
19.03.06:馬公〜高雄機雷敷設〜03.11馬公
19.03.12:馬公〜機雷敷設〜
〜03.18 対潜掃蕩〜
〜03.21高雄
19.03.22:高雄〜機雷敷設〜
〜03.25 対潜掃蕩〜
〜03.30馬公
19.04.02:馬公〜対潜掃蕩〜04.07馬公
19.04.--:三八式小銃棚杖他37件修理
19.04.12:馬公〜前路掃蕩〜04.14馬公
19.04.15:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第16号:馬公方面防備部隊
19.04.17:馬公〜04.17高雄04.18〜04.18馬公
19.04.19:馬公〜哨戒〜
〜04.21 前路掃蕩〜
〜04.24 馬公
19.04.26:馬公〜聯合訓練〜04.27馬公
19.05.06:馬公〜対潜掃蕩〜05.07馬公
19.05.14:馬公〜救難作業〜
〜05.15 哨戒〜
〜05.17馬公
19.05.20:馬公〜前路掃蕩〜
〜05.20 1235 台湾堆南方にてB-24 1機と交戦〜
〜05.20 1830 (N21.05-E118.25)B-24 2機と交戦〜
〜第88船団護衛〜
〜05.22高雄
19.05.23:高雄〜対潜掃蕩〜05.26馬公
19.05.30:馬公〜前路掃蕩〜
19.05.30:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第26号:北西海面部隊馬公方面防備部隊
19.07.14:(タマ21C船団護衛)高雄〜07.19マニラ
19.07.24:(ミ08船団護衛)マニラ〜
〜07.24 ---- 「第十七號掃海艇」が前路の探信掃蕩を止め船団に合同〜
〜07.26 0845 味方飛行機が10km先に爆弾投下〜
〜07.26 1700 驅逐艦「呉竹」が船団に合同、護衛開始〜
〜07.27 0920 「第七十四號驅潜特務艇」、特設驅潜艇「旺洋丸」が船団に加入〜
〜07.27高雄
20.01.15:0830 琉球嶼南東海面にて対空戦闘:グラマン8機と交戦、機雷敷設完了
0930 焼夷弾1発海図室に命中、缶室より前部浸水大
1000 人力操舵に切替え
1040 高雄州東港郡佳冬庄下埔頭海岸100mにて座礁、左舷投錨
20.02.19:特設救難船「尊條丸」来着、曳航不能
20.02.21:特設救難船「尊條丸」再度来着、曳航〜02.22左営
20.08.15:残存:高雄
20.09.--:中国へ引渡し
21.01.30:除籍:内令第57号:馬公方面特別根據地隊所属解除
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
同型艇
夏島、測天、戸島、K島、葦埼、加コ、K~、片島、江之島、似島、K埼、鷲埼。
兵装
四十口径安式八糎砲1門、四號機雷120個。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」(P.59)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.118)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2784)
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