第百二號掃海艇の艇歴
年 月 日:艇歴
16.07.12:起工、予定艦名:Waglan (J.211)、ex-Sea Ford
16.12.--:捕獲
捕獲場所:香港太古船渠
捕獲原因:
17.07.17:整備訓令
18.03.20:進水
18.04.01:命名:達第61号:第百二號掃海艇
18.04.01:類別等級制定:内令第568号:種別:掃海艇、類別:掃海艇、艇型:なし
18.04.01:本籍:内令第583号:横須賀鎮守府
19.05.22:第二工作部船渠にて入渠
19.06.06:出渠
19.07.26:第二工作部船渠にて入渠
19.07.31:艤装員長:海軍大尉 岡崎 寛
19.08.09:出渠
19.08.12:岡崎大尉着任
19.08.16:特設驅潜艇「開南丸」が横付け
19.08.25:戦時編制:支那方面艦隊第二遣支艦隊
19.08.26:第二工作部船渠にて入渠
19.09.05:出渠、第二工作部繋船池東岸に繋留、中國海軍船「公勝」が外側に繋留
19.09.19:艦本機密第1号ノ16346:
四十口径三年式八糎高角砲附属具共1基を四十五口径十年式十二糎高角砲附属具共1基に改正
九六式二十五粍二聯装機銃一型改一附属具共2基に同単装機銃三型附属具共2基を追加
進而八糎高角砲1門は第一〇二海軍軍需部に保管
七十五糎探照燈1基未到着の為め敵産品を一時装備
19.09.28:竣工
19.09.28:掃海艇長:海軍大尉 岡崎 寛
19.09.28:軍隊区分:第二遣支艦隊機密第281624番電:南支部隊主隊
19.09.28:1400 竣工式
1445 軍艦旗掲揚
19.09.29:バラスト8t、燃料30t搭載
19.09.30:0900 第二工作部繋留ポンドからA2浮標に転錨
爆雷41個搭載
19.10.05:真水10t補給
19.10.07:香港〜
〜10.08 0830 大星簪岩付近にてホ509船団と合同、護衛開始〜
〜10.08香港
19.10.12:A8番浮標に繋留替え
19.10.16:対空戦闘:八糎高角砲19発、二十五粍機銃224発発射
19.10.17:真水補給
19.10.24:対空戦闘
19.10.25:(タ507船団護衛)香港〜10.25大欽門10.26〜10.28左営
19.10.28:燃料75t補給
19.10.28:(タ507船団護衛)左営〜
〜10.28 二式爆雷改二2個威嚇投射〜
〜10.28高雄
19.11.01:(「斗山丸」護衛)高雄〜11.01馬公11.02〜11.02厦門11.04〜11.05基隆
19.11.06:真水搭載、重油40t搭載
19.11.07:香港行き託送兵器搭載
19.11.08:(「北祐丸」「興隆丸」護衛)基隆〜
〜11.09 0140 荒天の為、馬公寄港を見合せ高雄に向かう〜
〜11.09 0730 澎湖島付近にて特設運送船「興隆丸」を分離、馬公へ独行させる〜
〜11.09 1100 高雄の320度34浬にて一般徴傭船「東榮丸」、同「第二伯州丸」と会合、
両船を反転させ高雄に向う〜
〜11.09高雄
19.11.10:真水補給
19.11.13:(ホ204船団護衛)高雄〜11.15香港
19.11.16:十三粍機銃1基搭載工事(11.18まで)
19.11.17:真水補給
19.11.19:(タ904船団護衛)香港〜
〜11.19 1917 四番船「華裕」燃料炭不良のため反転、香港港外に引返す〜
〜11.22 1000 陸軍徴傭船「第五沖ノ山丸」荒天のため反転、香港に引返す〜
〜11.22 1240 一般徴傭船「~丸」機械故障〜
〜11.22 1540 一般徴傭船「~丸」故障復旧〜
〜11.23 0615 安平仮泊〜
〜11.23 0720 仮泊地発〜
〜11.23 0850 護衛終了〜
〜11.23左営
19.11.23:重油搭載
19.11.23:左営〜11.23高雄
19.11.24:貯糧品補給
19.11.25:高雄〜11.26基隆
19.11.27:滞貨兵器一部搭載
19.11.28:(キタ6船団護衛)基隆〜
〜11.28 台湾富貴角沖にて浮流機雷処分:十三粍機銃135発発射〜
〜11.29 0715 査母嶼付近にて「光安丸」が船団から分離〜
〜11.29左営
19.11.29:燃料補給
19.11.29:(キタ6船団護衛)左営〜11.29高雄
19.12.01:(ホ103船団護衛)高雄〜12.03香港
19.12.05:十三粍機銃1基撤去
19.12.05:九六式二十五粍単装機銃三型2基搭載工事(12.12まで)
19.12.13:舷外電路装備工事完了
19.12.15:第二工作部繋船池より第七番浮標に繋留替え
19.12.15:(ユ502船団護衛)香港〜
〜12.16 早朝 荒天と霧雨により船団離散〜
〜12.16 0900 反転〜
〜12.16 1000 「芝罘丸」と合同、「~丸」とは合同できず予定航路に戻る〜
〜12.17三亞
19.12.18:三亞〜12.18楡林
19.12.18:重油搭載
19.12.18:(ミ26船団護衛)楡林〜12.23左営
19.12.23:重油搭載
19.12.23:左営〜12.23高雄
19.12.24:貯糧品搭載
19.12.24:高雄〜12.24安平12.25〜12.25馬公
19.12.26:真水補給
19.12.29:馬公〜12.31基隆
20.01.03:対空戦闘:八糎高角砲40発、二十五粍機銃583発発射
20.01.09:対空戦闘:八糎高角砲2発、二十五粍機銃140発発射、艦橋上部数箇所に被弾破損
20.01.10:0700 六号岸壁より十三号岸壁に繋留替え
1300 十三号岸壁より十四号岸壁に繋留替え
20.01.12:0700 十四号岸壁より六号岸壁に繋留替え
20.01.21:対空戦闘:八糎高角砲22発、二十五粍機銃356発発射
20.01.24:(「華裕」護衛)基隆〜01.25金汀島北東01.26〜01.26仮泊地01.27〜01.28香港
20.01.28:入渠
20.01.30:(シ003船団護衛)香港〜02.02海檀島南方泊地02.02〜02.02海檀島トリプレット岩南側
20.02.02:2000頃 シ003船団一番船「勝浦丸」海檀島北方砂浜に座礁
2037 暗礁に触礁
2040 後部機関科倉庫、機雷課倉庫に浸水発見、直ちに応急処置
2315 応急防水作業終了
20.02.03:0930 シ003船団二番船、三番船上海に向け出港
20.02.06:1100-1630 本艇付近海面を測量
夜間 「勝浦丸」焼却処分
20.02.08:0940 水雷艇「初雁」入港、救難作業員乗艇
1300 潜水作業開始
1430 潜水作業終了
20.02.09:0850 驅逐艦「栗」上海に向け出港
20.02.13:1515 潜水作業開始
1720 潜水作業終了
20.02.14:1300 沖出作業終了、曳航準備
20.02.15:水雷艇「初雁」燃料補給の為、定海に向け出港
20.02.16:主機械試運転
20.02.17:海檀島北方トリプレット岩南側〜02.17西犬島東沙泊地
20.02.18:1810 水雷艇「初雁」入港
20.02.19:白犬列島東沙島泊地〜02.19定海湾
20.02.20:潜水作業により防水応急作業施行
20.02.21:定海湾〜02.22銅盤島02.22〜02.23泗礁山西側02.25〜02.25泗礁山南側
20.02.25:1925 「公稱第623號曳船兼交通船(第二呉)」来着
20.02.27:(「第二呉」が曳航)泗礁山南側〜02.27上海(江南造船所前浮標)
20.07.25:戦時編制:大海幕機密第608号ノ277:大湊警備府部隊
20.08.15:残存
20.11.01:掃海艇長:海軍大尉 菊池 義一
20.11.30:帝國海軍編制より除く(第281842番電にて予定)
20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、大湊地方復員局所管
20.12.20:内令第12号:「掃第百二號」と呼称
21.03.21:艦長:第二復員官 竹内 道雄
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.09.01:移籍:復二第210号:特別輸送艦、大湊地方復員局所管
21.09.05:復二第230号:特別保管艦に指定(09.01付)
22.03.31:復二第215号:横須賀地方復員局所管に変更
22.11.20:除籍:復二第845号
23.03.31:解体
同型艇
第百一號。
兵装
(計画時)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍二聯装機銃2基、
九四式投射機1基、爆雷装填台1基、爆雷36個、
対艦式大掃海具2組、単艦式掃海具1組。
(計画変更)
四十五口径十年式十二糎高角砲1門、九六式二十五粍二聯装機銃2基、同単装機銃2基、
仮称三式一号電波探信儀三型1組、假新電波探知機1組、
九四式投射機3基、爆雷装填台3基、爆雷投下装置2組、二式爆雷改二46個、
九三式聴音機1式、亞式探信儀1式、
二式掃海具一型1組。
(竣工時)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍二聯装機銃2基、
仮称三式一号電波探信儀三型0組、假新電波探知機0組、
九四式投射機2基、爆雷装填台2基、爆雷投下装置2組、二式爆雷改二46個、
九三式聴音機1式、亞式探信儀1式、
二式掃海具一型0組。
(19.11.18)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍二聯装機銃2基、九三式十三粍単装機銃1基、
仮称三式一号電波探信儀三型0組、假新電波探知機0組
九四式投射機2基、爆雷装填台2基、爆雷投下装置2組、二式爆雷改二46個、
九三式聴音機1式、亞式探信儀1式、
二式掃海具一型0組。
(19.12.12)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍二聯装機銃2基、同単装機銃2基、
仮称三式一号電波探信儀三型0組、假新電波探知機0組
九四式投射機2基、爆雷装填台2基、爆雷投下装置2組、二式爆雷改二46個、
九三式聴音機1式、亞式探信儀1式、
二式掃海具一型0組。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」 (P.9)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.23)
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.64)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2573)
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(114,116)
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