第百十號特設輸送艦・第百十號輸送艦の艦歴

 年 月 日:艦歴

19.02.05:命名:官房軍機密第136号:第百十號特設輸送艦 19.02.05:内令第298号:呉鎮守府所管と仮定 19.05.28:起工 19.06.01:内令第729号:呉鎮守府所管と仮定したのを解く→陸軍に配分 19.06.23:進水 19.09.05:海軍に移管 19.09.05:竣工
19.09.05:命名:達第294号:第百十號輸送艦 19.09.05:類別等級制定:内令第1035号:種別:輸送艦、類別:輸送艦、等級:二等、艦型:第百一號型 19.09.05:本籍:内令第1045号:横須賀鎮守府 19.09.05:戦時編制:聯合艦隊 19.09.05:軍隊区分:大海指第456号:横須賀鎮守府司令長官指揮下、   硫黄島方面に対する陸軍軍需及び資材の輸送 19.09.05:輸送艦長:海軍大尉 菊池 素一郎 19.09.05:1600 受領 19.09.05:船体補強工事(09.12まで) 19.09.13:需品、艤装品搭載 19.09.18:大阪〜09.18由良09.19〜09.19尾鷲09.20〜09.20鳥羽09.21〜09.21館山09.22〜      〜09.22横須賀
19.09.25:戦時編制:聯合艦隊第二輸送隊 19.09.25:内令第1112号:第二輸送隊所属 19.09.25:軍隊区分:聯合艦隊電令第424号:横須賀鎮守府部隊 19.09.25:横須賀〜09.25横浜 19.10.02:横浜〜10.04硫黄島 19.10.04:1227 対空戦闘:B-24 18機と交戦 19.10.08:戦車2台揚陸、荒天の為離岸、沖合仮泊 19.10.09:積荷130t揚陸      対空戦闘:B-24 18機と交戦 19.10.09:硫黄島〜      〜10.10 1045 対空戦闘:B-24 1機と交戦〜      〜10.11館山 19.10.12:館山〜10.12横須賀 19.10.20:重油搭載 19.10.22:横須賀〜10.22横浜 19.10.25:繋留換え 19.10.31:繋留換え 19.10.31:横鎮電令作第719号:修理完成次第出港、硫黄島輸送      爾後小笠原部隊指揮官指揮下、小笠原方面局地輸送に従事 19.11.03:横浜〜11.03館山 19.11.04:館山〜発電機故障〜11.04館山 19.11.05:館山〜11.05横須賀 19.11.10:横須賀〜確認運転〜11.10横須賀 19.11.11:繋留換え 19.11.12:横須賀〜確認運転〜11.12横須賀 19.11.13:横須賀〜11.16硫黄島 19.11.16:積荷170t陸揚 19.11.16:硫黄島〜11.17母島11.17〜11.17父島 19.11.18:重油搭載 19.11.18:父島〜11.18硫黄島 19.11.19:積荷130t陸揚 19.11.19:硫黄島〜11.20父島 19.11.22:父島〜11.23硫黄島 19.11.23:積荷150t陸揚、缶修理 19.11.25:硫黄島〜11.26父島 19.11.28:父島〜11.28母島11.28〜11.29硫黄島 19.11.29:積荷陸揚 19.11.29:硫黄島〜      〜11.30 0625 母島の260度25浬にてB-24 6機と交戦、高角砲9発発射〜      〜11.30父島   〜横浜 19.12.29:三菱重工業株式會社横浜造船所にて修理 20.02.28:軍隊区分:機密横鎮電令作第53号:小笠原部隊より除き直卒部隊 20.03.10:横浜〜03.10木更津 20.03.13:横鎮電令作第63号:当分の間、特に指示する外、八丈島輸送 20.03.--:積荷1185.3t搭載、人員47名乗艦 20.03.12:木更津〜03.13八丈島03.15〜03.16横浜 20.03.24:横浜〜03.24横須賀 20.03.25:機密二輸送隊命令第5号:隊番号5402、艦番号5 20.03.26:積荷151.6t搭載、人員46名乗艦 20.03.26:横須賀〜03.27八丈島03.28〜03.29横浜03.31〜03.31横須賀 20.04.01:横須賀海軍工廠にて修理工事(04.09まで) 20.04.05:横鎮信令第117号:第二十七震洋隊所属震洋艇を横須賀より小田湾に輸送  20.04.10:震洋艇20隻搭載 20.04.11:横須賀〜04.11館山04.12〜04.12小田和 20.04.12:震洋艇20隻陸揚 20.04.12:小田和〜04.12横須賀(鳶ヶ鼻三番) 20.04.12:三号蓄電池四型を二型に換装 20.04.28:Y三番浮標に繋留換え 20.05.08:積荷160.5t搭載 20.05.09:便乗者62名乗艦 20.05.10:横須賀〜05.10館山05.11〜05.11八丈島神湊 20.05.11:積荷160.5t陸揚、便乗者62名退艦 20.05.12:航空燃料230本搭載、便乗者34名乗艦 20.05.13:神湊〜05.13横須賀 20.05.13:便乗者34名退艦 20.05.14:航空燃料230本陸揚 20.05.24:積荷164.8t搭載 20.05.28:便乗者5名乗艦 20.05.28:横須賀〜05.28館山05.29〜05.29伊東05.29〜05.29八丈島 20.05.30:積荷164.8t陸揚、空ドラム缶760本搭載 20.05.31:八丈島〜05.31横須賀
20.08.15:残存 20.08.26:内令第749号:第一豫備輸送艦 20.09.15:除籍:(機密第091753番電にて予定)
20.10.15:輸送艦長:海軍大尉 松下 浩
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、横須賀地方復員局所管 20.12.10:内令第12号:「輸第百十號」と呼称 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.09.05:復二第230号:特別保管艦に指定(07.26付)、横須賀地方復員局所管 21.10.02:艦長:復員事務官 田久保 龍雄(兼務) 22.02.19:艦長:復員事務官 本田 幸人(兼務) 22.04.26:艦長:復員事務官 西村 春芳(兼務) 22.10.17:除籍:復二第757号

同型艦

 第百三號第百二十六號第百二十九號第百四十八號第百五十一號第百六十五號第百七十二號第百七十六號假稱第1584號艦假稱第1588號艦

兵装

(新造時)
 四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍三聯装機銃2基、同二聯装機銃2基、
 同単装機銃11基、九五式改一爆雷12個。

写真資料

 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房1974年7月号(P.160)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」(P.57)
 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.39)
 「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(153)

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