伊吹の艦歴
年 月 日:艦歴
17.04.24:起工、仮称艦名:第300號艦
18.04.05:命名:達第70号:「伊吹」(イブキ)
18.04.05:類別等級制定:内令第664号:種別:軍艦、類別:巡洋艦、等級:一等
18.04.05:本籍仮定::内令第662号;横須賀鎮守府
18.05.21:進水
18.05.21:本籍:内令第1001号:舞鶴鎮守府
18.05.21:内令第1004号:当分の間乗員を置かず
18.11.01:官房艦機密第5533号:第三〇〇號艦艤装の件訓令
佐世保海軍工廠及第二十一海軍航空廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.工事要領
航空母艦として艤装するものとし其の詳細に関しては海軍艦政本部長又は海軍航空本部長をして
直接佐世保海軍工廠長又は第二十一海軍航空廠長に通牒せしむ
2.所要兵器
海軍艦政本部長又は海軍航空本部長をして直接佐世保海軍軍需部長又は第二十一海軍航空廠長に
通牒せしむ
3.公試
別に指示す
4.完成期
昭和20年3月末日
5.費目
(省略)
18.11.17:呉鎮守府信電令作第20号:
海上防備部隊指揮官は部下艦艇一隻を派遣し機密呉鎮守府命令第433号に依る伊吹回航に際し
同回航指揮官の命を承け佐世保鎮守府派遣兵力と協同六連附近より佐世保迄迅鯨、伊吹の対潜
警戒爾後迅鯨六連帰着迄同艦の対潜警戒に任ぜしむべし
18.11.18:佐世保鎮守府信電令作第55号:
1.第三〇〇号艦回航予定左の通
(イ)11月19日呉発20日六連着21日0700六連発即日佐世保着
(ロ)曳航艦:迅鯨及其の他呉所属艦艇
(ハ)曳航速力:12節
2.佐世保防備戦隊司令官は麾下適宜の艦艇をして六連、佐世保間の右直接護衛並に防禦海面内
水路嚮導に任ぜしむべし
3.佐世保海軍航空隊及博多海軍航空隊各司令は夫々担任区域内の右対潜警戒を実施すべし
4.佐世保海軍港務部長は呉海軍港務部長及迅鯨艦長の協議に応じ右回航作業に協力すべし
18.11.18:佐世保防備戦隊信電令作第4号:
1.第三〇〇号艦21日0700六連発即日佐世保着曳航艦迅鯨、曳航速力12節、護衛協力艦呉鎮艦艇
一隻
2.大立は六連、佐世保間の直接護衛、北九州部隊指揮官は適宜の艦艇を以て担任海面航路附近
の警戒に任ずべし
18.11.18:呉防備戦隊電令作第397号:
1.伊吹(迅鯨曳航)21日0700六連発佐世保回航の予定
2.壹岐は20日中に六連に回航迅鯨艦長の指揮を受け右に対する対潜警戒に任じ迅鯨、六連帰着
迄同艦の対潜警戒に任ずべし
18.11.19:呉〜11.20六連11.21〜11.22佐世保
20.01.20:艤装員長:海軍大佐 松浦 義
20.01.25:艤装員事務所を佐世保海軍工廠内に設置し事務を開始
20.02.25:艤装員長:海軍大佐 C水 正心
20.03.--:工事中止
20.04.02:艤装員事務所を撤去
20.05.10:艤装員長:欠員
20.08.15:残存
同型艦
第301號艦。
兵装
(一般計画要領書)
五十口径三年式二号二十糎砲聯装5基、四十口径八九式十二糎七聯装高角砲4基、
九六式二十五粍二聯装機銃二型4基、九三式十三粍二聯装機銃二型改一2基、
九二式四聯装発射管一型改二4門、九七式一型方位盤2基、九〇式三型方位盤2基、
小掃海具一型改一2基、水中処分具一型2基、九二式百十糎三型探照燈3基、
零式射出機2号5型2基、零式水上偵察機一型1機、二座水上偵察機2基。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 1994年5月号別冊「日本航空母艦史」(P.85)
雑誌「世界の艦船」海人社 2011年1月号増刊「日本航空母艦史」(P.75,103-104)
雑誌「世界の艦船」海人社 2012年1月号増刊「日本巡洋艦史」(P.150)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.56「日本の空母V」(P.60-61)
「海軍艦艇史3」 潟xストセラーズ S60.06 福井静夫 (3407-3410)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2032)
「日本海軍艦艇写真集 航空母艦・水上機母艦」ダイヤモンド社 H17.06 呉市海事歴史科学館(P.120-121)
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(復刻版)(口絵8)
"Naval History and Heritage Command" Catalog #: NH 85885. NH 85886, NH85887, NH 95748, 80-G-495842,
SC 218537
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