鳴尾丸の船歴
年 月 日:船歴
T--.--.--:起工
T11.12.05:進水、命名:鳴尾丸
T11.12.--:竣工
T11.12.--:新規登録:所有者:共同漁業株式會社、船籍港:広島縣御調郡土生町、
登録純噸数:83
T11.--.--:変更登録:登録純噸数:81(註:大正十二年度日本船名録の誤植)
T11.12.26:汽船トロール漁業許可
許可番号:第九〇號
名義:共同漁業株式會社
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:下関港、博多港、長崎港
許可期間:許可の日より十箇年
T13.03.18:変更登録:船籍港:下關市
02.12.15:汽船トロール漁業許可証書換
操業区域:東海、黄海及南支那海
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港、基隆港及高雄港に変更
03.12.19:汽船トロール漁業許可証書換
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:下関港、博多港、長崎港に変更
04.05.15:汽船トロール漁業許可証書換
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港、戸畑港に変更
05.03.24:変更登録:船籍港:戸畑市
06.06.08:汽船トロール漁業取締規則により東海及黄海に於ける汽船トロール漁業の操業を禁止
期間:自昭和06年07月01日 至同年08月31日
07.11.17:汽船トロール漁業許可更新
許可期間:昭和07年12月26日より起算し十箇年
09.07.01:汽船トロール漁業許可証書換
名義:豊洋漁業株式會社に変更
09.08.16:汽船トロール漁業許可証書換
名義:共同漁業株式會社に変更
09.09.10:変更登録:所有者:豊洋漁業株式會社
09.09.10:変更登録:所有者:共同漁業株式會社に商号変更(註:同日付で再度変更登録)
12.05.20:変更登録:所有者:日本水産株式會社に商号変更
12.06.04:汽船トロール漁業許可証書換
名義:日本水産株式會社に変更
13.08.15:定期検査
15.07.17:中間検査
15.10.12:徴傭
15.11.01:入籍 内令第777号:特設掃海艇、横須賀鎮守府所管
15.11.01:掃海艇長:海軍豫備中尉 松岡 宆
15.11.01:株式會社東京石川島造船所深川工場にて艤装工事開始
15.11.15:艤装工事完了
15.11.15:特設掃海隊編制:内令第838号:第二十五掃海隊
15.11.15:艦隊編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊第二十五掃海隊
15.11.15:深川〜11.15横須賀
16.01.14:横鎮機密第91号の3:略称制定:第252号掃海艇
16.01.15:特設掃海隊編制:内令第30号:第二十五掃海隊
16.09.01:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊第二十五掃海隊
16.10.15:特設掃海隊編制:内令第1252号:第二十五掃海隊
16.11.19:掃海艇長:海軍豫備中尉 天野 孝哉
16.12.06:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第14号:海面防備部隊伊勢湾方面防備支隊
16.12.23:東水路掃海完了
17.01.28:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第45号:海面防備部隊伊勢湾方面防備支隊
17.03.11:伊勢湾防備支隊電令作第22号:03.12午後トーノ附近にて「金剛山丸」により炭水補給
17.04.01:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第72号:海面防備部隊伊勢湾方面防備支隊
17.04.10:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第74号:海面防備部隊伊勢湾方面防備支隊
17.04.17:的矢
17.04.18:第五区
17.05.01:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第78号:海面防備部隊伊勢湾方面防備支隊
17.05.02:伊勢湾防備支隊機密第126番電:作命令第12号第一配備配備乙にて厳戒
哨区基点大王埼灯台の150度6浬
第一線 基点より90度30浬線付近
第二線 基点より230度30浬線付近
第一線、第二線哨戒
17.05.04:1400 爆雷攻撃
1410 特設砲艦「金剛山丸」遭難者救助開始、55名救助
17.05.05:25掃機密第150番電:1400配備位置:大王崎180度7浬
17.05.06:伊勢湾防備支隊機密第160番電:1400配備位置:哨区
17.05.07:伊勢湾防備支隊機密第170番電:1000配備位置:鳥羽
17.05.10:伊勢湾防備支隊機密第201番電:1000配備位置:鳥羽
17.05.11:伊勢湾防備支隊機密第208番電:1000配備位置:鳥羽
17.05.12:伊勢湾防備支隊機密第223番電:1000配備位置:鳥羽
17.05.15:軍隊区分:機密横鎮海面防備部隊命令作第39号:伊勢湾方面防備支隊
17.05.15:伊勢湾防備支隊機密第241番電:1000配備位置:哨区
17.05.18:伊勢湾防備支隊機密第274番電:1000配備位置:哨区
17.05.19:伊勢湾防備支隊機密第285番電:1000配備位置:哨区
17.05.20:軍隊区分:第一編制:哨戒部隊第三哨戒隊(1)
17.05.20:軍隊区分:第二編制:哨戒部隊第三哨戒隊(1)
17.05.24:鳥羽〜05.25鳥羽
17.06.15:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第99号:海面防備部隊伊勢湾方面部隊
17.06.15:軍隊区分:機密横鎮海面防備部隊命令作第42号:伊勢湾方面防備部隊
17.07.05:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第105号:東京湾方面部隊
17.07.05:海面防備部隊機密第567番電(07.01):07.05以降成るべく速やかに東京湾に廻航
17.07.07:鳥羽〜07.11長浦
17.07.11:長浦〜07.12長浦
17.07.13:長浦〜
〜07.14 東水道掃海完了〜
〜07.17 C,D点の警戒〜
〜07.18 「榛名丸」警戒及び相模灘警戒〜
〜07.18清水
17.07.--:清水〜
〜07.19 東水道掃海完了〜
〜07.22 駿河湾哨戒〜
〜07.22長浦
17.07.--:長浦〜
〜07.23 駿河湾哨戒〜
〜07.24 駿河湾哨戒〜
〜07.25 駿河湾哨戒〜
〜07.26 駿河湾哨戒〜
〜07.27 駿河湾哨戒〜
17.07.27:25掃電令作第1号:07.29午後清水港にて第一小隊に引継ぎ終了次第横須賀廻航、
浦賀水道簿日施掃海及び哨戒
〜07.28 駿河湾哨戒〜
〜清水
17.07.29:清水〜07.30長浦
17.07.31:長浦〜館山
17.08.01:掃海艇長:海軍豫備大尉 天野 孝哉
17.08.01:館山〜
〜08.01 日施掃海〜
〜08.02 東水道掃海完了〜
〜08.02長浦
17.08.03:長浦〜08.03館山
17.08.03:館山〜
〜08.03 東水道日施掃海完了〜
〜08.04 掃海完了〜
〜08.04長浦
17.08.05:長浦〜
〜08.05 掃海完了〜
〜08.07長浦
17.08.--:長浦〜
〜08.12 N線哨戒〜
〜長浦
17.08.14:浦賀〜港外〜長浦
17.08.15:長浦〜
〜08.15 東水路掃海完了〜
〜08.16長浦
17.08.17:長浦〜
〜08.17 N線哨戒〜
〜08.18 N線哨戒〜
〜08.20長浦
17.08.23:海面防備部隊無電0800:野島埼の南5浬の敵潜掃蕩
17.08.21:長浦〜
〜08.21 東水路掃海完了〜N線哨戒〜
〜08.22 哨区発、野島埼の東方、特設航空機運搬艦「富士川丸」発見の敵潜掃蕩〜
〜08.23 哨区に向う〜
〜08.23 N線哨戒〜
〜08.23 驅逐艦「朧」と交代、特設運送船「山jロ」護衛〜
〜08.24長浦
17.08.25:長浦〜
〜08.25 西行特設運送船「第二東洋丸」護衛〜
〜08.27 O線哨戒〜
〜08.29浦賀
17.08.31:恒例検閲
17.09.--:浦賀〜09.02長浦
17.09.03:長浦〜09.07長浦
17.09.09:長浦〜09.16長浦
17.09.18:長浦〜
〜09.19 1900 館山海軍航空隊前に避泊中、強風に圧流せられ館山海岸に座州〜
〜09.19 2400 自力離洲〜
〜浦賀
17.09.22:浦賀〜
〜09.18 N線哨戒〜
〜09.19 N線哨戒〜
〜09.20 N線哨戒〜
〜09.21 N線哨戒〜
〜09.22 N線哨戒〜
〜09.23 N線哨戒〜
〜09.24 N線哨戒〜
〜09.25 N線哨戒〜
〜10.01 哨区発〜
〜10.02浦賀
17.09.25:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第126号:海面防備部隊東京湾方面部隊
17.10.02:浦賀〜西水道掃海〜浦賀
17.10.03:浦賀〜東水道掃海〜10.03浦賀
17.10.05:浦賀〜東水道掃海〜10.05浦賀
17.10.05:浦賀〜西水道掃海〜10.05浦賀
17.10.06:浦賀〜東水道掃海〜10.06浦賀
17.10.07:浦賀〜10.07浦賀
17.10.09:浦賀〜東水道掃海〜10.09浦賀
17.10.11:浦賀〜東水道掃海〜10.11浦賀
17.10.12:浦賀〜野島埼の100度34浬の敵潜掃蕩〜
〜10.13 O哨区敵潜捜索〜
〜10.15 勝浦沖対潜掃蕩〜
17.10.23:長浦〜長浦
17.11.05:長浦〜女川
17.11.08:女川湾を基地として女川沖及金華山沖の哨戒
17.11.13:山田湾外哨戒
17.11.14:山田湾外哨戒
17.11.15:山田〜対潜掃蕩〜11.15宮古
17.11.16:宮古付近海面哨戒
17.11.17:宮古〜対潜哨戒〜11.17釜石
17.11.18:対潜警戒
17.11.20:(第39船団護衛)
17.11.21:女川港警戒
17.11.22:女川港警戒
17.11.23:女川近海哨戒
17.12.--:軍隊区分:三陸部隊
17.12.01:大船渡付近海面の対潜哨戒及び船団護衛
17.12.05:女川にて炭水補給
17.12.08:大船渡〜金華山女川間哨戒〜
18.03.31:水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
18.3Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社
18.07.01:掃海艇長:海軍大尉 天野 孝哉
18.07.29:掃海艇長:海軍大尉 阿部 六郎
18.10.25:横須賀〜対潜掃蕩〜11.03鳥羽
18.11.01:特設掃海隊編制:内令第2283号:第二十五掃海隊の項を削る
18.11.01:内令第2284号:伊勢防備隊所属
18.11.01:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊伊勢防備隊
18.11.01:掃海艇長:海軍大尉 阿部 六郎
18.11.07:鳥羽〜対潜掃蕩、船団護衛〜11.12鳥羽
18.11.18:鳥羽〜船団護衛〜11.21長浦
18.11.21:船体兵器修理
18.11.26:長浦〜11.26横須賀
18.11.26:横須賀海軍工廠にて船体兵器修理
18.12.--:入渠
18.12.15:出渠
18.12.--:横須賀〜鳥羽
18.12.18:鳥羽〜船団護衛〜12.21鳥羽
18.12.24:鳥羽〜対潜掃蕩、船団護衛〜
18.12.25:沈没
19.08.10:除籍:内令第949号
--.--.--:解傭
喪失場所:N34.02-E136.19 三重県九木崎東方5km付近
喪失原因:米潜水艦Gurnard(SS-254)の雷撃
同型船
芙蓉丸、金剛丸、能代丸、英風丸。
兵装
要調査。
写真資料
「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
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