朝輝丸の船歴
年 月 日:船歴
13.09.--:起工
14.03.--:進水、命名:朝輝丸
14.06.01:竣工
14.05.--:新規登録:所有者:大朝汽船株式會社、船籍港:東京市
14.06.01:登録検査、船級:TK N.S.* (Greater Coasting Service)、船級番号:841
14.06.01:船舶検査証書交付
15.07.05:中間検査
16.01.21:徴傭
16.07.--:中間検査
16.11.18:徴傭発令
16.12.31:軍隊区分:機密鎮海警備府命令作第28号:羅津海面防備部隊
17.01.15:軍隊区分:機密鎮海警備府命令作第32号:羅津海面防備部隊
17.01.21:佐世保にて授受
17.01.23:三菱重工業株式會社長崎造船所にて艤装工事開始
17.02.01:入籍:内令第199号:特設捕獲網艇、佐世保鎮守府所管
17.02.01:内令第207号:羅津防備隊所属
17.02.01:戦時編制:鎮海警備府部隊羅津根據地隊羅津防備隊
17.02.10:三菱重工業株式會社長崎造船所にて艤装工事完了
17.02.10:軍隊区分:機密鎮海警備府命令作第41号:羅津海面防備部隊
17.02.24:軍隊区分:機密鎮海警備府命令作第43号:羅津海面防備部隊(02.01附)
17.02.28:佐世保〜鎮海〜03.11楡津
17.03.13:楡津〜海上警戒〜03.13楡津
17.03.18:楡津〜諸訓練及び海上警戒〜03.18羅津
17.03.19:羅津〜海上警戒〜03.19楡津
17.03.23:楡津〜諸訓練及び海上警戒〜03.23城津
17.03.24:城津〜掃海聴音訓練及び海上警戒〜03.24新浦
17.03.25:新浦〜諸訓練及び海上警戒〜03.25元山
17.03.27:元山〜諸訓練及び海上警戒〜03.27興南
17.03.28:興南〜諸訓練及び海上警戒〜03.28城津
17.03.29:城津〜諸訓練及び海上警戒〜03.29清津
17.03.30:清津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜03.30楡津
17.04.07:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜04.07楡津
17.04.08:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜04.08楡津
17.04.09:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜04.09楡津
17.04.10:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜04.10楡津
17.04.15:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜04.15楡津
17.04.16:楡津〜哨戒及び聴音訓練〜04.16楡津
17.04.17:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜04.17楡津
17.04.19:楡津〜哨戒〜04.20楡津
17.04.24:楡津〜教練射撃、教練運転及び海上警戒〜04.24楡津
17.04.25:楡津〜敵及びソ連艦艇飛行機の動静監視〜04.28楡津
17.05.05:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.05楡津
17.05.14:楡津〜射撃及び運転訓練〜05.14楡津
17.05.15:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.15楡津
17.05.18:楡津〜諸訓練及び海上警戒〜05.18楡津
17.05.19:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.19楡津
17.05.20:内令第884号:羅津方面特別根據地隊所属
17.05.20:戦時編制:鎮海警備府部隊羅津方面特別根據地隊
17.06.25:軍隊区分:機密鎮海警備府命令作第59号:對馬海峡防備部隊
17.06.26:軍隊区分:鎮防戦電令作第89号:四番隊
17.06.--:楡津〜07.02鎮海
17.09.24:鎭海防備戦隊電令作第102号:
地点「ネ」「ト」「リ」「ム」連結線内を掃蕩せよ
基点「ネ」列方位0度 捜索間隔75浬
基点より順序 濟州、春川丸、昭益丸、朝輝丸、第十六日正丸
捜索針路270度 速力8節
17.10.01:軍隊区分:鎮海警備府信電令作第57号:對馬海峡防備部隊第二部隊
17.10.27:鎮海〜旅順方面
17.11.02:旅順分工場にて入渠
17.11.10:出渠
18.05.07:官房艦機密第2167号:特設捕獲網艇に掃海具搭載に伴う改造の件訓令
部下関係各部をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.工事要領
別紙捕獲網艇の捕獲網全部を陸揚し掃海具を搭載するものとし左の工事を施行するものとす
(イ)現装の網設置台の錘滑走路、浮製滑走路の木製仕切を取外し掃海具装備台に改造す
(ロ)曳航眼環を新設し船尾にローラーを設く
(ハ)掃海具の格納装置及其の他必要なる設備は特設艦船兵装工事要領に依るものとす
2.所要兵器
海軍艦政本部長をして直接関係各海軍軍需部長に通牒せしむ
3.完成期
時機を得次第成るべく速に
4.費目
(以下省略)
(別紙)抜粋
船名 工事担当
朝輝丸 佐廠
18.07.01:東京市と東京府は廃止され東京都となる
18.--.--:大洋興業株式會社は大朝汽船株式會社を吸収合併
18.3Q :変更登録:所有者:大洋興業株式會社
19.02.17:大海機密第171935番電:
左記に依りマリアナ諸島、カロリン諸島方面緊急輸送に従事せしめられ度
1.派遣艦艇
呉鎮守府 大衆丸、大K天丸、第三日正丸
佐世保鎮守府 冨津丸、第二新東丸
舞鶴鎮守府 紀進丸
鎮海警備府 第一號桐丸、朝輝丸
高雄警備府 長白山丸
大阪警備府 那智丸
2.行動其の他
(1)発着地搭載物件等は運輸本部より直接協議す
(2)差当り各艦一往復の予定
19.02.22:運輸機密第222049番電:
大海機密第171935番電に依る派遣艦艇は左の通輸送物件搭載至急回航せしめられ度
大衆丸、大K天丸、第三日正丸(呉鎮)第一號桐丸、朝輝丸(鎮警)第二新東丸(佐鎮)以上
門司にてセメントなるべく多量搭載の上、横須賀に回航、30分待機
那智丸(阪警)横須賀行物件適宜搭載横須賀に回航
19.03.14:機密横鎮部隊電令作第207号:
2.第一號敷設特務艇、第七雲海丸、大井丸、第一號桐丸及び朝輝丸を以て第三三一六船団部隊を
編成
19.03.31:(第4船団護衛)サイパン〜04.08横須賀
19.06.01:機銃、兵装工事完成
19.06.20:内令第777号:第六艦隊所所属
19.06.20:戦時編制:聯合艦隊第六艦隊
19.06.20:釜山〜07.06呉
19.07.10:内令第853号:呉鎮守府所管に変更
19.07.10:内令第854号:第一特別基地隊所属
19.07.10:戦時編制:呉鎮守府部隊第一特別基地隊
19.08.12:呉〜08.18横須賀
19.08.22:甲直接護衛部隊指揮官電令作第207号:
左に依り横須賀父島間甲標的船団を編成
1.三八二三船団(甲)甲標的三、曳船:朝輝丸、富士丸、桐丸、護衛艦:旗風、掃特一隻
2.三八二三船団(乙)甲標的三、曳船:長田丸、芙蓉丸、白銀丸、護衛艦:第五十一號驅潜艇、
掃特一隻、特設驅潜艇一隻
3.船団部隊指揮官:(甲)旗風艦長、(乙)第五十一號驅潜艇長に指定す
4.東京湾部隊指揮官は(甲)に掃特一隻、(乙)掃特二隻をして右船団護衛に従事せしむべし
19.08.23:(第3823甲船団)横須賀〜父島
19.08.--:父島〜09.02横須賀
19.09.05:横須賀〜09.09呉
19.09.25:呉〜
19.10.03:佐世保〜10.04鹿児島
19.10.11:(船団護衛)鹿児島〜10.11知林ヶ島10.12〜10.13大島10.26〜10.27那覇
19.10.28:(カタ916船団護衛)那覇〜10.28慶良間10.29〜10.29宮古10.31〜
〜10.31西表島11.01〜11.01基隆
19.11.05:(キタ9船団護衛)基隆〜11.06高雄
19.11.07:高雄〜11.07左営
19.11.20:(タマ32B船団)左営〜11.20枋寮11.20〜西方へ避退〜11.21枋寮11.22〜
〜11.22大板埼11.24〜11.25サブタン11.26〜11.26ムサ湾11.27〜11.27ムサ湾11.28〜
〜11.28ラポック湾11.29〜11.29サンフェルナンド11.30〜11.30サンタクルーズ12.01〜12.02マニラ
19.12.04:(マタ36船団護衛)マニラ〜12.05サンフェルナンド12.06〜12.06クルリマオ12.07〜
〜荒天の為反転〜12.07クルリマオ12.12〜12.12サンピオクイン12.13〜12.15左営
19.12.24:(タホ04船団護衛)左営〜1530反転〜12.25安平沖〜12.25左営
19.--.--:西海汽船株式會社に現物出資
--.--.--:変更登録:所有者:西海汽船株式會社、船籍港:iェ市
20.01.05:1530 「第四十一號掃海艇」座礁現場着
1725 「第四十一號掃海艇」を曳航開始
1750 曳航中止
20.01.06:0--- 曳航開始
0445 曳航中止
1030 曳航開始
1105 曳航中止
1512 曳航開始
1805 曳航中止
20.01.07:1445 曳航開始
1510 曳航終了
1530 曳航開始
1740 曳航中止
20.01.08:02-0 曳航開始
0--- 曳航終了
1500 本艇が艦尾より特設驅潜艇「鮎川丸」が艦首より曳索を取り曳航開始
1505 「第四十一號掃海艇」離洲
20.01.16:(タキ07船団護衛)左営〜01.19基隆
20.01.19:(タモ37A船団護衛)基隆〜01.21韮山列島01.22〜01.24荷衣島01.25〜
〜01.26鎮海01.29〜01.29竹敷01.30〜01.30博多01.31〜02.01大浦崎
20.03.01:軍隊区分:第二特攻戦隊指揮下
20.03.--:(現在)捕獲網艇長:海軍大尉 吉田 日郎璽
20.03.17:呉〜03.17大浦崎
20.03.23:大浦崎〜03.23呉03.24〜03.24大浦崎
20.03.25:大浦崎〜03.25三机03.26〜03.26佐伯03.27〜03.27鶴浦
20.03.28:鶴浦〜03.28三机03.29〜03.29大浦崎
20.03.29:大浦崎〜03.29呉
20.04.06:呉〜04.07大浦崎
20.04.09:大浦崎〜04.09三崎机04.10〜04.10岩松04.11〜04.12宿毛
20.04.17:1151 鵜来島55度4.3浬にて浮流機雷1個処分
20.04.27:宿毛〜04.27呉05.03〜05.03大浦崎
20.05.04:大浦崎〜05.04宿毛05.06〜05.06三机05.07〜05.07大浦崎
20.05.10:大浦崎〜05.10中島05.11〜05.11宿毛
20.05.30:宿毛〜05.30呉
20.06.07:宿毛にて第百一突撃隊の襲撃教練
20.08.15:残存:SCAJAP No. C-009
21.08.10:解傭
22.05.03:除籍:復二第327号
同型船
なし。
兵装
(参考:開戦時の標準兵装)
四十口径四一式八糎砲1門、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃1基、
六十糎探照燈1基、
爆雷投射機1式、爆雷投下台2組、爆雷24個、
一四式捕獲網4組、吊下式水中聴音機1基。
写真資料
小樽市博物館所蔵(77-13)
オークション出品写真
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