桐丸・第一號桐丸の船歴

 年 月 日:船歴

04.02.20:起工 04.05.10:進水、命名:桐丸 04.06.26:竣工
04.06.--:新規登録:所有者:東京灣汽船株式會社、           登録純噸数:288 04.07.25:訂正登録:登録純噸数:296 13.05.23:第一次第二種定期検査 14.07.10:中間検査 15.11.27:中間検査
16.11.18:徴傭 16.11.18:佐廠機密第141番電:鎭海海軍要港部工作部にて艤装工事 16.12.01:入籍:内令第1571号:特設捕獲網艇、佐世保鎭守府所管
16.12.10:官房機密第11623号:「第一號桐丸」と改名 16.12.10:内令第1632号:羅津防備隊所属 16.12.10:戦時編制:鎭海警備府部隊羅津根據地隊羅津防備隊 16.12.10:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第17号:羅津海面防備部隊 16.12.15:兵装試験及び機関確認運転施行 16.12.19:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第22号:羅津海面防備部隊 16.12.21:鎭海〜      〜12.25 1515 漁郎端沖にて機雷発見、処分〜      〜12.26 1309 高株山端灯台沖にて機雷1個発見、処分〜      〜12.26楡津 16.12.31:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第28号:羅津海面防備部隊 17.01.03:楡津〜海上警戒〜01.03楡津 17.01.07:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜01.07楡津 17.01.08:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.08楡津 17.01.09:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.09楡津 17.01.10:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.10楡津 17.01.11:楡津〜爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.11楡津 17.01.14:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜01.14楡津 17.01.15:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜01.15楡津 17.01.15:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第32号:羅津海面防備部隊 17.01.19:楡津〜羅根第1回聯合教練〜01.19楡津 17.01.22:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜01.22楡津 17.01.23:楡津〜爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.23楡津 17.01.29:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜01.29楡津 17.01.30:楡津〜海上警戒〜01.30楡津 17.02.03:楡津〜哨戒〜02.04楡津 17.02.10:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第41号:羅津海面防備部隊 17.02.12:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜02.12清津 17.02.13:清津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜02.13楡津 17.02.19:楡津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜02.19雄基 17.02.20:雄基〜聴音訓練及び海上警戒〜02.20楡津 17.02.24:楡津〜哨戒〜02.25羅津 17.02.26:羅津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜02.26梨津湾 17.02.27:梨津湾〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜02.27楡津 17.03.04:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜03.04楡津 17.03.06:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜03.06楡津 17.03.11:楡津〜機雷敷設聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜03.11楡津 17.03.12:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜03.12楡津 17.03.23:楡津〜諸訓練及び海上警戒〜03.23城津 17.03.24:城津〜掃海聴音訓練及び海上警戒〜03.24新浦 17.03.25:新浦〜諸訓練及び海上警戒〜03.25元山 17.03.27:元山〜諸訓練及び海上警戒〜03.27興南 17.03.28:興南〜諸訓練及び海上警戒〜03.28城津 17.03.29:城津〜諸訓練及び海上警戒〜03.29清津 17.03.30:清津〜聴音爆雷投射訓練及び海上警戒〜03.30楡津 17.04.02:楡津〜海上警戒〜04.02城津 17.04.03:城津〜海上警戒〜04.05鎭海 17.04.11:鎭海〜04.11釜山 17.04.--:入渠 17.04.18:釜山〜04.18鎭海  17.04.25:鎭海〜海上警戒〜04.27楡津 17.05.05:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.05楡津 17.05.14:楡津〜射撃及び運転訓練〜05.14楡津 17.05.15:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.15楡津 17.05.16:楡津〜05.16楡津 17.05.18:楡津〜諸訓練及び海上警戒〜05.18楡津 17.05.19:楡津〜聴音訓練及び海上警戒〜05.19楡津 17.05.--:(現在)捕獲網艇長:海軍豫備大尉 熊澤 汪 17.05.20:内令第884号:羅津方面特別根據地隊所属 17.05.20:戦時編制:鎭海警備府部隊羅津方面特別根據地隊 17.05.20:羅津〜05.22羅津05.25〜06.03羅津06.05〜06.25羅津06.29〜07.02羅津 17.06.25:軍隊区分:機密鎭海警備府命令作第59号:對馬海峡防備部隊 17.06.26:軍隊区分:鎭防戦電令作第89号:四番隊 17.08.28:東京灣汽船株式會社は東海汽船株式會社に商号変更 17.4Q :変更登録:所有者:東海汽船株式會社 17.10.01:軍隊区分:鎭海警備府信電令作第57号:對馬海峡防備部隊第一部隊 17.12.05:鎭海〜12.08旅順〜01.01鎭海 18.01.--:軍隊区分:羅津方面部隊海上警戒部隊 18.05.07:官房艦機密第2167号:特設捕獲網艇に掃海具搭載に伴う改造の件訓令       部下関係各部をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.工事要領        別紙捕獲網艇の捕獲網全部を陸揚し掃海具を搭載するものとし左の工事を施行するものとす       (イ)現装の網設置台の錘滑走路、浮製滑走路の木製仕切を取外し掃海具装備台に改造す       (ロ)曳航眼環を新設し船尾にローラーを設く       (ハ)掃海具の格納装置及其の他必要なる設備は特設艦船兵装工事要領に依るものとす      2.所要兵器        海軍艦政本部長をして直接関係各海軍軍需部長に通牒せしむ      3.完成期        時機を得次第成るべく速に      4.費目       (以下省略)     (別紙)抜粋        船名    工事担当        第一號桐丸 佐廠 18.06.--:(チ73船団護衛) 18.06.--:(チ78船団護衛) 18.08.--:(チ23船団護衛) 18.08.--:(チ28船団護衛) 18.08.--:(チ3船団護衛) 18.08.--:(チ31船団護衛) 18.08.--:(チ36船団護衛) 18.09.--:(チ58船団護衛) 19.02.17:大海機密第171935番電:       左記に依りマリアナ諸島、カロリン諸島方面緊急輸送に従事せしめられ度      1.派遣艦艇        呉鎭守府   大衆丸、大K天丸、第三日正丸        佐世保鎭守府 冨津丸、第二新東丸        舞鶴鎭守府  紀進丸        鎭海警備府  第一號桐丸、朝輝丸        高雄警備府  長白山丸        大阪警備府  那智丸      2.行動其の他       (1)発着地搭載物件等は運輸本部より直接協議す       (2)差当り各艦一往復の予定 19.02.22:運輸機密第222049番電:       大海機密第171935番電に依る派遣艦艇は左の通輸送物件搭載至急回航せしめられ度       大衆丸、大K天丸、第三日正丸(呉鎭)第一號桐丸、朝輝丸(鎭警)第二新東丸(佐鎭)以上       門司にてセメントなるべく多量搭載の上、横須賀に回航、30分待機       那智丸(阪警)横須賀行物件適宜搭載横須賀に回航 19.03.14:機密横鎭部隊電令作第207号:      2.第一號敷設特務艇第七雲海丸大井丸、第一號桐丸及び朝輝丸を以て第三三一六船団部隊を        編成 19.03.31:(第4船団護衛)サイパン〜04.08横須賀 19.06.01:機銃、兵装工事完成 19.06.20:内令第777号:第六艦隊所属 19.06.20:戦時編制:聯合艦隊第六艦隊 19.06.26:鹿児島〜07.22鹿児島 19.07.10:内令第853号:呉鎭守府所管に変更 19.07.10:内令第854号:第一特別基地隊所属 19.07.10:戦時編制:呉鎭守府部隊第一特別基地隊 19.08.12:鹿児島〜08.18横須賀 19.08.22:甲直接護衛部隊指揮官電令作第207号:       左に依り横須賀父島間甲標的船団を編成      1.三八二三船団(甲)甲標的三、曳船:朝輝丸富士丸、桐丸、護衛艦:旗風、掃特一隻      2.三八二三船団(乙)甲標的三、曳船:長田丸、芙蓉丸、白銀丸、護衛艦:第五十一號驅潜艇、        掃特一隻、特設驅潜艇一隻      3.船団部隊指揮官:(甲)旗風艦長、(乙)第五十一號驅潜艇長に指定す      4.東京湾部隊指揮官は(甲)に掃特一隻、(乙)掃特二隻をして右船団護衛に従事せしむべし 19.08.23:(第3823甲船団)横須賀〜父島 19.08.--:父島〜09.02横須賀 19.09.05:横須賀〜09.09横須賀 19.09.23:横須賀〜 19.09.25:(護衛)大浦崎〜09.26唐津09.27〜09.25佐世保 19.10.03:(船団護衛)佐世保〜10.04鹿児島 19.10.11:(船団護衛)鹿児島〜10.11知林ヶ島10.12〜10.13大島 19.10.17:大島仮泊地〜(第五艦隊大島出撃の前路掃蕩、敵潜制圧)〜10.18大島仮泊地 19.10.26:大島仮泊地〜10.27那覇 19.10.28:(カタ916船団護衛)那覇〜10.28慶良間10.29〜10.29宮古10.31〜10.31西表島11.01〜      〜11.01基隆 19.11.05:(キタ9船団護衛)基隆〜11.06高雄港外 19.11.07:左営に転錨 19.11.20:(タマ32B船団護衛)左営〜11.20坊寮11.21〜西方に避退〜11.21坊寮11.22〜      〜11.23大板埼11.24〜 19.11.25:爆雷攻撃〜11.25サブタン11.26〜11.26ムサ湾11.27〜11.27ムサ湾11.28〜      〜11.28ラポック11.29〜11.29サンフェルナンド11.30〜11.30サンタクルーズ12.01〜      〜12.02マニラ 19.12.02:マニラ〜12.02キャビテ軍港 19.12.04:キャビテ軍港〜12.04マニラ 19.12.04:(マタ36船団護衛)マニラ〜12.05サンフェルナンド12.06〜12.06クルリマオ12.07〜      〜荒天の為反転〜12.07クルリマオ12.12〜12.12サンピオクイン12.13〜 19.12.13:爆雷攻撃〜12.15左営 19.12.24:(タホ04船団護衛)左営〜1530反転〜12.25安平沖〜12.25左営 19.12.27:左営〜12.27高雄12.29〜12.29左営 20.01.03:対空戦闘 20.01.04:対空戦闘 20.01.09:対空戦闘 20.01.15:対空戦闘 20.01.16:(タキ7船団護衛)左営〜01.19基隆 20.01.19:(タモ37A船団護衛)基隆〜01.21韮山列島01.22〜01.24荷衣島西方 20.01.25:機関故障の為、船団と分離 20.01.25:荷衣島仮泊地〜 20.01.26:0440 機械故障      1235 復旧〜01.26鎭海 20.01.27:機関整備 20.01.29:鎭海〜01.29竹敷01.30〜01.30博多01.31〜02.01大浦崎 20.03.01:軍隊区分:第二特攻戦隊指揮下 20.03.--:(現在)捕獲網艇長:海軍大尉 堀内 雅文 20.03.--:日立造船株式會社因島造船所 20.04.21:因島〜04.21呉 20.04.26:呉〜04.26光04.28〜04.28大神 20.04.28:基地物件、糧食揚陸 20.04.29:大神〜04.29中島04.29〜04.30呉 20.05.03:呉〜05.03光05.05〜05.05徳山05.05〜05.05大神 20.05.05:荷揚 20.05.06:大神〜05.07光 20.05.11:回天発射聯合訓練 20.05.12:回天発射聯合訓練 20.05.13:回天発射聯合訓練 20.05.22:回天発射聯合訓練 20.05.23:回天発射聯合訓練 20.05.25:回天発射聯合訓練 20.05.28:光〜05.28徳山05.29〜05.30光 20.05.30:回天発射聯合訓練 20.07.01:呉〜08.23呉
20.08.15:残存 21.08.10:解傭 22.05.03:除籍:復二第327号

同型船

 なし。

兵装

(参考:開戦時の標準兵装)
 四十口径四一式八糎砲1門、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃1基、
 六十糎探照燈1基、
 爆雷投射機1式、爆雷投下台2組、爆雷24個、
 一四式捕獲網4組、吊下式水中聴音機1基。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」
 「播磨造船所50年史」 S35.11 株式会社播磨造船所(P.71)
 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第十七巻(P.73)

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