長沙丸の船歴
年 月 日:船歴
T--.--.--:起工
T10.06.18:進水、命名:長沙丸
T10.08.29:竣工
T10.08.--:新規登録:所有者:大阪商船株式會社、船籍港:大阪市、
登録総噸数:2,540、登録純噸数:1,564
T10.10.24:大阪〜天津
T11.10.11:変更登録:登録純噸数:1,558
T12.01.11:訂正登録:登録純噸数:1,557
T12.09.--:京浜〜阪神(関東大震災臨時輸送)
T12.10.20:大阪〜天津
02.02.21:大阪〜天津
02.03.19:変更登録:登録総噸数:2,538、登録純噸数:1,555
08.12.18:福州〜
〜12.19 0945 後部ハッチより発火、積荷の豆粕、茶粕等が燃え、ハッチを閉鎖〜
〜12.20基隆
08.12.20:0700 基隆水上署港務部の消火活動により鎮火
10.04.--:高雄−上海線
10.04.22:馬尾(福州)〜05.04馬尾05.05〜05.11馬尾
12.07.29:第二次第一種定期検査
12.08.17:福州〜基隆
13.--.--:〜07.18厦門
14.--.--:〜08.03上海
14.09.20:所有権移転登記:東亞海運株式會社
14.10.03:変更登録:所有者:東亞海運株式會社
14.10.05:変更登録:船籍港:東京市
15.10.08:徴傭
15.11.01:入籍:内令第770号:特設砲艦兼敷設艦、佐世保鎮守府所管
15.11.01:砲艦長:海軍少佐 森本 信一(兼務)
15.11.05:砲艦長:海軍少佐 森本 信一
15.11.15:株式會社大阪鉄工所本社工場にて艤装工事開始
15.11.15:内令第830号:特設砲艦に改正
15.11.15:特設砲艦隊編制:内令第837号:第一砲艦隊
15.11.15:艦隊編制:聯合艦隊第二艦隊第一根據地隊第一砲艦隊
15.12.01:艤装工事完了
15.12.27:第一根拠地隊機密第47号:略称制定:第14号砲艦
16.01.15:内令第56号:機雷敷設に従事する特設砲艦に指定
16.03.23:徳山〜中支方面〜04.04唐津
16.04.10:艦隊編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第一砲艦隊
16.06.10:佐世保〜南支方面〜07.08馬公
16.07.12:高雄〜南支方面〜09.07佐世保
16.09.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第一砲艦隊
16.10.15:特設砲艦隊編制:内令第1250号:第一砲艦隊
16.10.31:特設砲艦隊編制:内令第1310号:第一砲艦隊より削る
16.10.31:戦時編制:聯合艦隊南遣艦隊第九特別根據地隊
16.11.10:佐世保〜南支方面〜仏領印度支那
16.12.01:(現在)艦隊区分:(3)
16.12.01:(現在)軍隊区分:根據地部隊馬來備隊機雷部隊
16.12.01:三亞〜ボルネオ北西端、アピ水道に機雷敷設〜12.09カムラン
16.12.10:馬來部隊電令作第30号:
カムラン湾在泊中(11日より13日頃迄)の警戒に関し左の通定む
(部隊、指揮官、兵力、要領)
第一哨戒隊 第三水雷戦隊司令官 第三水雷戦隊、占守、辰宮丸、長沙丸、永jロ
常時一艦を以て湾外哨戒
17.01.03:戦時編制:聯合艦隊第一南遣艦隊第九根據地隊
17.01.03:カムラン湾〜01.04プロコンドル01.08〜01.10カムラン湾
17.01.11:軍隊区分:機密馬來部隊命令作第15号:根據地部隊アナンバス基地部隊
17.01.12:カムラン湾〜01.13プロコンドル01.24〜01.27アナンバス
17.02.10:戦時編制:聯合艦隊第一南遣艦隊第十特別根據地隊
17.02.17:馬來部隊電令作第136号:
左に依りシンガポール及びマラッカ海峡水路啓開作戦を実施すべし
1.第九根據地隊司令官は第九根據地隊(第一掃海隊、長沙丸、第九十一驅潜隊欠)、第二十驅逐隊(
天霧、朝霧欠)、第四十一掃海隊、第四十四掃海隊、特設掃海隊(特設監視艇二、漁船四欠)を
指揮、速にMapor島(ビンタン島東方)南方泊地に集結、シンガポール主水路及びマラッカ海峡
水路を啓開す
占守、長沙丸、漁船二は之を第三水雷戦隊司令官の指揮下に入らしむべし
17.02.17:第一護衛隊信電令作第6号:
1.第二十驅逐隊(天霧、朝霧欠)、第十一驅逐隊及び第四十一掃海隊(第二小隊欠)は第九根據地隊
司令官所定に依り行動せよ
2.右部隊当地引揚後に於ける当方面警戒は左の分担に依るべし
長沙丸 ムントク泊地附近
3.長沙丸艦長は拿捕船の管理に任ずべし
17.02.17:第一護衛隊信令第4号:
長沙丸艦長はムントクに在る海軍拿捕船処理に任ずべし
17.02.18:2000 第一護衛隊指揮下に入る
17.02.23:(捕獲船18隻回航)ムントク沖〜
〜02.23 2000 サヤ島の180度38'に仮泊〜
〜02.24 0800 仮泊地発〜
〜02.24 ---- サヤ島附近にて浮流機雷1個処分〜
〜02.24 2000 ジャン角灯台の235度3'に仮泊〜
〜02.25 0900 仮泊地発〜
〜02.25 ---- ジャン角灯台の30度6分にて浮流機雷1個処分〜
〜02.25 1900(N00.36-E104.56)仮泊〜
〜02.25 2100 驅逐艦「朝霧」が護衛を終了〜
〜02.26 0800 仮泊地発〜
〜02.26 1400 回航中の内火艇"No.262"が浸水により沈没〜
〜02.26 1700 ベラトン角灯台の15度5.5'に仮泊〜
〜02.27 0830 仮泊地発〜
〜02.27 0855 回航中の小型発動艇一隻沈没〜
〜02.27昭南
17.02.25:軍隊区分:馬來部隊電令作第151号:第十特別根據地隊指揮下
17.03.05:軍隊区分:馬來部隊第二護衛隊:丁作戦
17.03.--:軍隊区分:昭南根據地部隊護衛隊−T,D,U作戦中
17.03.22:(船団護衛)昭南〜ベラワン03.26〜昭南
17.03.14:ラブハンルク〜03.17ベラワン
17.04.10:(現在)戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第一南遣艦隊第十特別根據地隊
17.04.13:(U作戦第三次輸送船団護衛)昭南商港〜彼南方面
17.06.08:昭南〜「建國丸」「梅川丸」をN00.45-E107.10まで護衛〜
〜特設運送船「昌平丸」をヅングンまで護衛〜昭南
17.06.16:砲艦長:海軍少佐 新貝 恒雄
17.07.31:(S5船団護衛)昭南〜ベラワン
17.08.02:(「拓南丸」「善保丸」護衛)ベラワン〜08.04昭南
17.08.08:(S6船団護衛)昭南〜N07.20-E97.48にて護衛を引継ぎ、
(R6船団護衛)〜08.14昭南
17.08.18:(船団護衛)昭南〜「マ」二地点にて護衛引継〜昭南
17.08.25:(船団護衛)昭南〜バラバック海峡にて護衛引継〜09.04昭南(軍港)
17.09.11:昭南〜09.12クチン
17.09.15:(「天城丸」護衛)クチン〜09.17昭南(軍港)
17.09.20:昭南〜09.22グレートナツナ島09.22〜09.25昭南(軍港)
17.10.27:昭南〜10.27昭南(軍港)
17.11.01:軍隊区分:護衛部隊
17.11.01:昭南〜運送艦「早鞆」護衛〜11.05昭南(軍港)
17.11.08:昭南〜機雷処分〜11.11昭南(軍港)
17.11.16:昭南〜ナツナ島〜11.30昭南(軍港)
17.12.02:昭南(商港)〜12.02昭南(軍港)
17.12.13:昭南(軍港)〜12.02昭南(商港)
17.12.31:昭南(商港)〜12.31昭南(軍港)
18.01.03:昭南〜対潜掃蕩〜「さんぢゑご丸」護衛〜01.08昭南(軍港)
18.01.12:昭南〜01.16ミリ01.19〜「極洋丸」護衛〜01.23昭南(軍港)
18.01.26:昭南〜01.27水上機母艦「能登呂」護衛〜01.31昭南(軍港)
18.02.04:昭南〜02.04昭南(軍港)
18.03.02:昭南(商港)〜03.05ミリ
18.03.06:ミリ〜03.06ミリ
18.03.07:ミリ〜03.07ラブアン
18.03.09:ラブアン〜03.09ミリ
18.03.10:ミリ〜03.10ミリ
18.03.12:ミリ〜03.12ミリ
18.03.18:ミリ〜03.21西貢
18.03.30:西貢〜04.02ミリ沖04.03〜
18.04.04:(N04.50-E114.00)ベラム灯台沖にて雷撃を受け1本命中(不発)〜
対潜戦闘:砲4発発射、爆雷2個投下〜
18.04.05:(N03.25-E110.15)クチン沖にて雷撃を受け1本命中(不発)〜
対潜戦闘:砲8発発射、爆雷6個投下〜
18.04.06:ポラ角の34度11.5浬にて潜望鏡を発見〜
対潜戦闘:砲21発発射、爆雷8個投下〜04.06クチン
18.04.07:クチン〜04.09昭南(軍港)
18.04.14:昭南〜04.14バルハラ海峡04.15〜04.15ポンコニ04.16〜04.16昭南(軍港)
18.04.17:昭南〜04.17昭南(商港)
18.04.17:第五船渠にて入渠
18.04.25:出渠
18.04.29:昭南〜04.30昭南(軍港)
18.05.05:昭南〜05.06マラッカ05.06〜05.07ビアイ05.07〜05.08ドゥリアン海峡05.08〜
〜05.08ピナン05.09〜05.10昭南(軍港)
18.05.14:昭南〜05.14ドゥリアン海峡05.15〜05.16昭南(軍港)
18.05.18:昭南〜05.21ラブアン沖05.22〜05.22ラブアン(桟橋)
18.05.23:ラブアン〜05.23ラブアン沖05.24〜05.26昭南(軍港)
18.05.28:昭南〜05.29ドゥリアン海峡05.30〜05.31昭南(軍港)
18.06.04:昭南〜06.04ドゥリアン海峡06.06〜06.06昭南(軍港)
18.06.10:昭南〜06.10リンガ泊地06.11〜06.11リオ水道06.12〜06.12ベルハラ06.13〜
〜06.13ムントク06.14〜06.14パレンバン06.16〜06.16ムントク06.17〜
〜06.17スペク06.18〜06.18リオ水道06.19〜06.19昭南(軍港)
18.07.02:軍隊区分:第九根據地隊指揮下(07.20まで船団護衛)
18.07.29:軍隊区分:第九根據地隊指揮下(船団護衛)
18.08.04:彼南〜08.09彼南
18.08.11:彼南〜P6船団護衛〜08.14護衛打切り反転〜
ドイツEtappen-V-Schiff "Quito"の救援、敵潜掃蕩〜08.18彼南
18.08.20:彼南〜
18.08.20:沈没
18.11.01:除籍:内令第2288号
18.11.01:解傭
喪失場所:N05.09-E100.10ペナン島南南西16km(ケンヂー島付近)付近
喪失原因:蘭潜水艦O-24の雷撃
同型船
l嚏ロ、貴州丸、河南丸、盛京丸、武昌丸。
兵装
12cm単装砲3門、13mm連装機銃0〜1基、7.7mm単装機銃1基、75cm探照灯1基、93式機雷300個。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」(P.122)
雑誌「船の科学」船舶技術協会 1993年10月号「日本商船隊の懐古 No.171」山田早苗
雑誌「丸スペシャル」潮書房No.45(P.60)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.104)
雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.31)
「船舶史稿」船舶部会「横浜」第六巻(P.81)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.225)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2950)
「大阪商船株式會社五十年史」 S09.06 大阪商船株式會社(P.272)
「商船三井船隊史」 H21.04 野間恒(P.86)
「商船三井 船舶史 1884-2010」 H22.12 木津重俊
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