第百五十八號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
18.07.15:起工、仮称艦名:第2008號艦
19.01.25:命名:達第18号:第百五十八號驅潜特務艇
19.01.25:類別等級制定:内令第199号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.01.25:本籍仮定:内令第205号:佐世保鎮守府
19.02.24:進水
19.04.24:竣工
19.05.05:本籍:内令第636号:佐世保鎮守府
19.05.05:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備隊
19.05.05:内令第635号:佐世保防備隊所属
19.06.02:(モタ21船団護衛)六連〜06.10高雄
19.06.11:(タモ20A船団護衛)高雄〜06.17六連
19.08.11:(「富津丸」護衛)佐世保〜08.12鹿児島
20.01.--:〜02.02佐世保
20.02.01:佐防機密第011412番電:
1.B美保丸(四六六七噸)2日0800佐世保発1230生月瀬戸1800博多湾仮泊3日1200六連、速力一〇節
2.第百七十三號、第百五十八號驅潜特務艇は黒母瀬至玄海島の直接護衛に任ずべし
3.重要兵器搭載に付特に警戒を厳にすべし
20.02.02:佐世保〜02.04佐世保
20.02.10:佐防機密第101206番電:
1.A昭幸丸、隆和丸、11日0900山川沖、1700片浦仮泊、12日0500同発、1200阿久根沖、1800野母埼仮泊
13日0630同発、第七、第五、第一、第二航路通過、1730生月瀬戸、2330烏帽子島、14日六連着、
速力六節
2.左に依り直接護衛に任ずべし
第九十九號、第二百號驅潜特務艇 開聞岬至伊王島
第百七十九號、第百七十三號驅潜特務艇 阿久根沖至伊王島
第二百五號、 第百五十八號 、第百六十九號驅潜特務艇 上阿値賀島至筑前大島
20.02.11:佐世保〜
〜02.12 1452 佐防機密第121452番電(江帽子島至二神島前路警戒)〜
〜02.13佐世保
20.02.13:佐世保〜02.17佐世保
20.02.22:佐世保〜02.23佐世保
20.02.23:佐世保〜
〜02.26 1747 佐防機密第261747番電(黒母瀬大島間、信洋丸の直接護衛)〜
〜02.26 2023 佐防機密第262023番電(壱岐水道至六島、道灌丸の直接護衛)〜
〜02.28佐世保
20.03.03:佐世保〜哨戒〜03.05佐世保
20.03.05:佐防機密第051443番電:
1.常盤、高榮丸、護衛艦四隻6日0530佐世保発、1030黄島の90度3浬、
1530女島の139度6.5浬(L点)、2130北緯30度58分東経128度02分南下す、速力十一節
2.左に依り前路掃蕩(第四法)を実施すべし
(イ)第百五十八號、第百六十九號驅潜特務艇は北緯32度25分線至L点
第二百三十一號、第二百一號驅潜特務艇はL点至北緯31度20分線
(ロ)発動時刻5日2200
20.03.05:佐世保〜03.07佐世保
20.03.07:佐世保〜哨戒〜
〜03.08 1916 佐防機密第081916番電(甑海峡より鹿島丸の護衛に協力、牛深以後直接護衛)〜
〜03.09佐世保
20.03.09:佐世保〜03.12佐世保
20.03.15:軍隊区分:九州方面護衛部隊護衛本隊
20.03.16:佐世保〜特別任務〜03.17佐世保
20.03.17:佐世保〜哨戒〜03.22佐世保
20.03.25:佐世保〜
〜03.26 2036 佐防機密第262036番電(港務部曳船を野母埼山川間往復直接護衛)〜
〜03.29 0810-0920 山川港にて対空戦闘:二十五粍機銃600発、十三粍機銃1500発発射〜
〜03.31佐世保
20.03.31:佐世保〜哨戒〜04.佐世保
20.04.01:佐世保〜哨戒〜04.07佐世保
20.04.09:佐防機密第091738番電:
1.目斗丸、第百六十八號驅潜特務艇、0920女島の18度15浬に於て敵浮上潜水艦と交戦
目斗丸死傷者五名を出せり
2.第百五十八號、第百五十四號驅潜特務艇は之を攻撃撃滅すべし
(第一掃蕩隊として指揮官を第百六十八號驅潜特務艇長とす)
20.04.09:168驅特機密第091851番電:
掃蕩区域を左の通定む
大瀬埼166度12浬を基点とし180度20浬、270度20浬を以て囲む海面の編隊掃蕩を実施す
各艇は速に大瀬埼の119度5浬の地点に集結せよ
20.04.10:佐世保〜
〜04.11 1825 第一掃蕩隊指揮官機密第111825番電(1830編隊掃蕩を開始す)〜
〜04.13 0738 佐防機密第130738番電(掃蕩を止め原配備に復せよ)〜
〜04.16 0743 佐防機密第160743番電(大瀬埼の190度16浬の敵らしき潜水艦を索敵掃蕩せよ)〜
〜04.18 0923 佐防機密第180923番電(索敵掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.18佐世保
20.04.22:佐世保〜
〜04.23 1109 佐防機密第231109番電(第一掃蕩隊牛深西方5浬付近の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.23 1906 第一掃蕩隊指揮官機密第231906番電(1900以後の掃蕩左の通定む
1.野母埼と上甑島西埼並に牡蠣瀬埼上甑島西埼と手ノ首を結ぶ線を以て囲みたる
海面掃蕩、速力七節
2.第二百三十四號、第百七十九號驅潜特務艇は牛深の西方5浬の地点以南、
第百五十八號驅潜特務艇は指揮艇と同地点以北の索敵掃蕩を続行すべし
3.24日1200に至るも敵情を得ざれば掃蕩を行いつつ大ヶ瀬の西5浬に集合せよ)〜
〜04.26 1036 佐防機密第261036番電(本日日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め原配備に復帰
せよ)〜
〜04.28佐世保
20.04.30:佐世保〜哨戒〜05.06佐世保
20.05.09:佐世保〜哨戒〜05.15佐世保
20.05.23:佐世保〜哨戒〜05.29佐世保
20.06.01:佐世保〜哨戒〜
〜06.03 1551 佐防機密第031551番電(黒瀬戸開聞岬間暁部隊機帆船団9隻を直接護衛後反転、
泊浦又は片浦湾に避泊、機を見て原配備に復帰)〜
〜06.07佐世保
20.06.09:F式水中信号器装備工事(06.15まで)
20.06.16:佐世保〜哨戒〜06.20佐世保
20.06.23:佐世保〜哨戒〜
〜06.25 0448 佐防機密第250448番電(第一掃蕩隊は魚貫湾に侵入の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜06.25 0700 三峡丸機密第250700番電(掃蕩区分を左の通定む
1.北緯32度至北緯32度40分線東経129度30分以東海面
2.1500現場着編隊掃蕩を行う
3.第百五十四號、第百五十八號驅潜特務艇は本艇現場着迄、先任艇指揮の下に
敵潜出現地点20浬圏内を掃蕩すべし)〜
〜06.26 1456 佐防機密第261456番電(樺島池島間、第二大海丸の直接護衛に任ずべし)〜
〜06.30 1716 佐防機密第301716番電(第二大海丸、長崎入港につき護衛の任務を解く)〜
〜06.30佐世保
20.08.15:残存
20.11.30:除籍:第301730番電
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、佐世保地方復員局所管
20.12.01:内令第7号:佐世保地方復員局掃海部佐世保支部所属
20.12.20:内令第12号:「驅潜特第百五十八號」と呼称
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.06.15:複二第5号:佐世保掃海部所属
21.07.20:復二第101号:大竹掃海部所属
22.07.11:復二第521号:大竹掃海部所属解除
22.07.11:復二第522号:特別輸送艦、佐世保鎮守府所管、特別保管艦(特)に指定
23.01.01:船主:運輸省
23.05.25:船主:文部省、函館水産専門学校
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
(20.03現在)
九六式二十五粍単装機銃1基、九三式十三粍単装機銃1基。
写真資料
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(126)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2809)
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