第二百一號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
19.01.28:起工、仮称艦名:第2051號艦
19.06.10:命名:達第189号:第二百一號驅潜特務艇
19.06.10:類別等級制定:内令第742号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.06.10:本籍仮定:内令第754号:呉鎮守府
19.06.10:進水
19.09.01:竣工
19.09.01:本籍:内令第1020号:佐世保鎮守府
19.09.01:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備隊
19.09.01:内令第1021号:佐世保防備隊所属
〜02.04佐世保
20.02.06:佐世保〜哨戒〜02.07佐世保
20.02.06:佐防機密第061226番電:
1.高榮丸護衛艦三隻7日0800富江発1200男女群島東海機雷礁東側接航南下す、速力十一、五節
2.各艇は直に左記区域の対潜掃蕩を実施すべし、女島の218度10浬を基点とし225度40浬、
120度15浬を以て囲む海面
20.02.07:佐世保〜02.12佐世保
20.02.21:佐防機密第211547番電:
1.喜多方丸(2218噸)22日0730佐世保発、1400生月瀬戸、2100博多湾仮泊、23日0200同発、
0830門司着、速力七節
2.萩川丸(2995噸)22日0830佐世保発、1230黒母瀬、1730呼子、2130筑前大島、23日0100若松着、
速力八節
3.第百七十三號驅潜特務艇は黒母瀬至生月瀬戸、第二百三十三號驅潜特務艇は二神島至烏帽子島、
第二百一號驅潜特務艇は烏帽子島至筑前大島の前路警戒に任ずべし
4.発動時刻は22日0500
20.02.21:佐世保〜02.22佐世保
20.02.22:佐世保〜哨戒〜
〜02.23 1647 佐防機密第231647番電(玄海島至筑前大島、安興直接護衛)〜
〜02.24佐世保
20.02.24:佐防機密第241832番電:
1.道志丸、25日0800佐世保発、1500御神島、1930名護屋仮泊、26日0600同発、1600門司着、速力七節
2.豐川丸、25日0900佐世保発、1430生月瀬戸、2100福間仮泊、26日0400同発、0900六連着、速力八節
3.左に依り護衛を実施すべし
(イ)第百五十四號驅潜特務艇は黒母瀬至生月瀬戸の警戒
(ロ)第二百三十三號驅潜特務艇は道志丸を名護屋至筑前大島の直接護衛
(ハ)第二百一號驅潜特務艇は豐川丸を的山大島至福間の直接護衛
20.02.24:佐世保〜
〜02.26 2023 佐防機密第262023番電(壱岐水道至六島、道灌丸直接護衛)〜
〜02.27佐世保
20.03.02:佐世保〜哨戒〜
〜03.04 1352 佐防機密第041352番電(男女群島附近、江戸川丸捜索、黄島迄直接護衛)〜
〜03.05 1443 佐防機密第051443番電(女島の139度6.5浬至北緯31度20分線、常盤、高榮丸前路警戒)〜
〜03.08佐世保
20.03.15:軍隊区分:九州方面護衛部隊護衛本隊
20.03.19:佐世保〜哨戒〜03.25佐世保
20.03.28:佐防機密第281427番電:
1305牡蛎瀬崎の203度4浬に敵潜あり第二百一號、第九十九號、第二百三十四號驅潜特務艇は之を
攻撃撃滅すべし
20.03.--:佐世保〜哨戒〜
〜03.30 1352 佐防機密第301352番電(第十七蛭子丸被雷撃地点(野母崎の93度4浬)を掃蕩撃滅せよ)〜
〜03.31 0400 第二掃蕩隊指揮官機密第310400番電(0600以後の掃蕩は左に依る
北緯32度20分東経129度45分を基点とし半径20浬圏内基点を通ずる東西南北線の
北東側 第九十九號、第二百四十四號驅潜特務艇
南東側 第二百一號驅潜特務艇
北西側 第二百三十四號驅潜特務艇
掃蕩要領 各艇長所定)〜
〜04.01 1916 佐防機密第011916番電(掃蕩を兼ね第二百三十三號驅潜特務艇を捜索)〜
〜04.02 1406 佐防機密第021406番電(掃蕩を止め5日まで第四哨区)〜
〜04.05佐世保
20.04.07:佐世保〜哨戒〜
〜04.08 1849 佐防機密第081849番電(9日0800黒母瀬至生月瀬戸及び烏帽子島至筑前大島機雷部隊前路掃蕩)〜
〜04.10 2118 佐防機密第102118番電(江之島衛所敵潜水艦らしきものを探知、附近を索敵掃蕩せよ)〜
〜04.11 0329 佐防機密第110329番電(生月北端316度16浬にて海防艦生名雷撃を受く、敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.11 0831 第二掃蕩隊指揮官機密第110831番電(生月島北端の316度16浬を基点とし半径15浬
圏内の編隊掃蕩を行う、掃蕩針路南北、速力六節)〜
〜04.11 1712 第二掃蕩隊指揮官機密第111712番電(1800以後の掃蕩に関し左の通定む
区域、生月島北端の316度16浬の点より250度線並に同点と神島に通ずる線以南の
半径20浬を以てする扇形海面、隊形第一掃蕩隊形を掃蕩方向の北東南西、速力六節)〜
〜04.13 2203 佐防機密第132203番電(14日2000機動第一一三號艇の前路掃蕩C区第四法別法)〜
〜04.15 1123 佐防機密第151123番電(敵情を得ざれば1200掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.16佐世保
20.04.18:佐世保〜哨戒〜
〜04.23 1109 佐防機密第231109番電(第一掃蕩隊牛深西方5浬付近の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.23 1906 第一掃蕩隊指揮官機密第231906番電(1900以後の掃蕩左の通定む
1.野母埼と上甑島西埼並に牡蠣瀬埼上甑島西埼と手ノ首を結ぶ線を以て囲みたる
海面掃蕩、速力七節
2.第二百三十四號、第百七十九號驅潜特務艇は牛深の西方5浬の地点以南、
第百五十八號驅潜特務艇は指揮艇と同地点以北の索敵掃蕩を続行すべし
3.24日1200に至るも敵情を得ざれば掃蕩を行いつつ大ヶ瀬の西5浬に集合せよ)〜
〜04.25 0817 佐防機密第250817番電(掃蕩隊より除く、帰投せよ)〜
〜04.25佐世保
20.04.29:佐世保〜哨戒〜
〜04.29 2038 佐防機密第292038番電(B区玄一区高崎丸、若宮山丸の前路掃蕩)〜
〜04.30 2309 佐防機密第302309番電(機密第292038番電取止め、A区高榮丸の前路掃蕩)〜
〜05.01 1131 佐防機密第011131番電(加唐島至筑前大島、常盤の前路掃蕩)〜
〜05.05佐世保
20.05.07:佐世保〜哨戒〜05.13佐世保
20.05.17:佐世保〜哨戒〜05.23佐世保
20.05.25:佐世保〜哨戒〜05.31佐世保
20.06.04:佐世保〜哨戒〜
〜06.06 0215 佐防機密第060215番電(第一掃蕩隊は宇久島衛所の132度15kmの敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜06.07 1106 佐防機密第071106番電(第四十三日ノ丸の救難に任ずべし)〜
〜06.07 1639 佐防機密第071639番電(第四十三日ノ丸の遭難者を収容し帰投せよ)〜
〜06.07佐世保
20.06.09:佐世保〜哨戒〜
〜06.11 1248 佐鎮信電令作第140号(敵浮上潜水艦高島(野母埼北方)在泊中の船舶砲撃後、西方に
浮上遁走中、航空部隊及海面防備部隊は全力を挙げ之を撃滅せよ)〜
〜06.11 1412 佐防機密第111412番電(第二掃蕩隊は佐鎮信電令作第140号の敵潜を攻撃撃滅せよ、
掃蕩区域:32度45分線、128度30分線、31度40分線及九州を以て囲む海面とし
129度15分線以東)〜
〜06.13 1618 佐防機密第131618番電(第二掃蕩隊に編入)〜
〜06.14 1347 佐防機密第141347番電(15日0600に至も敵情を得ざれば掃蕩を止め、17日まで野母
哨戒)〜
〜06.15 0521 佐防機密第150521番電(掃蕩隊より除く、佐防機密第141347番電の任務に就け)〜
〜06.17佐世保
20.06.20:佐世保〜哨戒〜06.29佐世保
20.08.15:残存
20.11.30:除籍:第301730番電
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、佐世保地方復員局所管
20.12.01:内令第7号:佐世保地方復員局掃海部佐世保支部所属
20.12.20:内令第12号:「驅潜特第二百一號」と呼称
21.02.24:座礁
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.04.12:内令第51号:佐世保地方復員局掃海部佐世保支部所属解除
21.04.12:除籍:内令第52号
喪失場所:N.-E. 済州島南端
喪失原因:海難
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
写真資料
なし
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