第四海洋の船歴
年 月 日:船歴
16.05.23:起工
17.01.20:進水
17.07.03:官房機密第8210号:無線兵器換装の件訓令
17.07.17:竣工
17.07.17:官房第4400号:昭和十五年度新造雑役船
命名:雑役船「第四海洋」
船種:海洋觀測船(二百瓲)
所属:水路部、定数別:臨時附属
製造所:三菱彦島造船所
契約納入場所:呉工廠
竣工予定期日:昭和17年06月末日
17.08.17:横須賀〜08.31東京
17.--.--:船長:佐藤 孫七
17.09.--:伊豆沖からマリアナ諸島北部海域に至る北太平洋一斉海洋観測
17.09.--:油津を基地として九州南部沖縄近海海域の海象観測
17.09.25:東京〜10.10油津10.16〜10.19東京
17.11.25:東京〜ラバウル
18.01.--:所属:第八気象隊
18.01.末:ガダルカナル島作戦に参加、
基地の東方約500m、S04-E160オントング付近で観測通信作業中B-17と交戦、
銃撃を受け船尾の爆雷に命中、右舷船尾宗逸、後部甲板破壊、操舵不能、翌日基地に帰還
18.--.--:工作船にて応急修理
18.--.--:ラバウル〜トラック
18.--.--:浮船渠にて修理
18.--.--:赤道附近にてB-24と交戦〜カビエン〜ラバウル
18.11.02:東飛行場附近の錨地から北側に避航中、敵機と交戦、至近弾に依り航行不能
18.--.--:特設工作艦「山彦丸」に接舷し応急修理
18.12.05:八根機密第052203番電:
1.第二〇六三船団 白山丸(船団部隊指揮官乗船)、黄海丸、鐡洋丸、
護衛艦 第三十二驅潜隊(第二十九號驅潜艇、第三十三號驅潜艇)、第三海洋、第四海洋同行
6日0000ラバウル発、ニューアイルランド接岸、1600ステフェン海峡南口、1730ステフェン海峡通過
9日1730トラック南口着(以下省略)
18.12.06:RN方面防備部隊信電令作第4号:
第八十三警備隊司令は第十七號驅潜特務艇をして第二〇六三船団ステフェン海峡通過時の水路嚮導に
任ぜしむべし
18.12.06:(第2063船団同行)ラバウル〜
〜12.08 0945 ムッソー島附近にて敵潜の攻撃を受けるが直衛機及び驅潜艇により制圧〜
〜12.07 午後 一般徴傭船「鐡洋丸」は低速の為、護衛の「第三十三號驅潜艇」と共に船団から分離、続航〜
〜12.09 0945(N01.14-E149.36)敵潜出現の虞があるため避航〜
〜12.10トラック
--.--.--:トラック〜01.--横須賀
19.--.--:三菱重工業株式會社下関造船所にて入渠、第修理
19.09.--:所属:気象部
19.09.--:(N24-E136)定点で気象観測、哨戒
19.--.--:駿河湾にて海洋観測
19.10.01:横須賀〜
〜10.05 0530 作業地着、漂泊開始〜
〜10.06 2230(N24.50-E135.19)台風中心遭遇
20.08.--:呉〜笠岡
20.08.15:残存:SCAJAP No. K-091
20.--.--:燈台の被害調査、修理資材の補給
21.05.--:水路業務
23.07.19:(現在)船長:技官 佐藤 孫七
23.07.19:(海象観測)山川〜長崎〜下関〜伏木〜酒田〜函館〜小樽〜09.15稚内
23.08.20:船舶の番号制定:運輸省告示第230号:
船種:測量船(HG)、番号:HG 01、船名:第四海洋
23.09.18:(海象観測)稚内〜網走〜枝幸〜09.21稚内
23.10.01:(海象観測)函館〜釧路〜厚岸〜室蘭〜10.17函館
23.11.15:所属制定:海上保安庁達第19号:
所属:水路局、測量船、番号:HG 01、船名:第四海洋
23.12.04:(海象観測)浦賀〜釜石〜気仙沼〜小名浜〜12.19東京
24.08.01:海上保安庁達第47号(08.26附):海難救助船として使用
船名:HG 01 第四海洋丸、所属:水路部、総噸数:二〇〇、五五、
機関の種類馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇、〇、船体:鋼造
24.08.08:日本海海象観測(08.21まで)
24.09.25:本州南方海域象観測(10.13まで)
24.10.20:船舶の番号廃止:運輸省告示第302号(24.10.18附):
24.10.20:船舶の番号制定:海上保安庁告示第36号(24.10.18附):
船種:測量船、番号:HG 01、船名:第四海洋丸
25.01.23:船長:海上保安官(一等海上保安士)佐藤 孫七
25.07.01:船舶の番号改正:海上保安庁告示第22号(25.08.16附):
船種:測量船、番号:HM 01、船名:第四海洋丸
28.08.--:船長:(佐藤海上保安官、明洋船長に転任)
29.04.01:海上保安庁達第10号(29.03.10附):海難救助船として指定
船名:HM 01 第四海洋丸、所属:水路部、排水トン数:二七七、
機関の種類及馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇・〇、船体:鋼造
29.05.01:船舶の番号改正:海上保安庁告示第5号(29.04.16附):
船種:測量船、番号:HM 01、船名:第四海洋丸
30.09.01:海上保安庁達第22号:海難救助船の指定に関する達の一部改正
船名:HM 01 第四海洋丸、所属:水路部、排水屯数:二七七、
機関の種類及馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇、〇、船体:鋼造
31.04.21:海上保安庁達第14号:海難救助船の指定に関する達の一部改正
船名:HM 01 第四海洋丸、所属:水路部、排水トン数:二七七、
機関の種類及馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇、〇、船体:鋼造
31.04.21:海上保安庁達第14号:海難救助船の指定に関する達の一部改正
船名:HM 01 第四海洋丸、所属:水路部、排水トン数:二七七、
機関の種類及馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇、〇、船体:鋼造
31.12.15:船舶の番号改正:海上保安庁告示第54号:
船種:測量船、番号:HM 01、船名:海洋
32.11.11:海上保安庁達第37号:海難救助船の指定に関する達の一部改正
船名:HM 01 海洋、所属:水路部、排水トン数:二七七トン、
機関の種類及馬力:ディーゼル一基、四〇〇馬力、速力:一〇、〇、船体:鋼造
39.03.26:解役
39.03.26:船舶の番号削除:海上保安庁告示第78号
同型船
第一海洋、第二海洋、第三海洋、第五海洋、第六海洋。
兵装
(18.01)
七粍七単装機銃、小銃、爆雷。
()
十三粍単装機銃3基、七粍七単装機銃2基、爆雷。
(終戦時)
十三粍単装機銃4基、七粍七単装機銃2基、爆雷12個。
写真資料
「残存帝国艦艇」図書出版社 S47.12 木俣慈郎 (P.363-364)
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(174)
「海上保安庁三十年史」S54.05 財団法人海上保安協会 (P.312)
「水路要報第67号」S36.08 海上保安庁(P.86)
"UC San Diego"
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