(大原造船第115番船)の艇歴
年 月 日:艇歴
--.--.--:起工
20.02.10:大作秘第432号:サオES第七番艇建造遅延に関する件通牒
5.纜捲機、主開閉器、主幹制御器、抵抗器新替)大原SS艇の分を流用の豫定)
20.03.14:空襲を受ける
20.03.19:大作秘第739号:大原造船所SS艇に関する件照会
大原造船所建造中のSS艇は三月十四日早朝空襲に依り左の如く被害を蒙り今後の工事続行は
きわめて困難にして仮に之を続行せしむるも戦局に即応せざるを以てこの際船体及使用可能の
艤装品及部品を共に産業設備営団に売却の上一般貨物船として建造せしむるを良策と思惟する
に付指示相成度
記
1.船体
船台上の船体は殆ど異状なく進水迄に約四分の三完成
2.主機及びディーゼル発電機
殆ど異状なく一部手入れすれば使用可能の見込
3.推進器及び推進軸
異状なし
4.官給部品
現在までに官給せる部品は全部焼損
5.艤装品
海軍艦政本部より斡旋入手せる部品(主として辨及コツク並に電気部品)及工場側にて
手配入手せるもの全部焼失
6.副資材
全部焼失
7.図面
全部焼失
8.鋲打作業関係
工場電動機及空気圧縮機等全部焼損のため之が復旧に最善を尽して約三ヶ月を要する見込
9.今後の対策
右の如く造船所は機械工場の一部を残して全焼し機能全く停止し復旧の見込立難き現況にして
今後SS艇建造工事続行は不可能と謂うべくSS艇建造工事をを中止せられ度
部品等被害状況の詳細は目下調査中なるを以て詳細判明次第報告す
20.04.24:兵政造密第1552号:大原造船所SS艇に関する件回答
昭和20年3月19日附大作秘第739号に係る首題SS艇は整備を中止することに定められたるに付
回答す
追而貴廠意見通実施致度に付整理を進められ度申添う
20.08.15:残存
22.11.22:CNFE2765
22.12.24:内務省に移管、民間(--)で使用
同型艦
機動第三號艇、機動第四號艇、機動第五號艇、機動第六號艇、機動第七號艇、機動第八號艇、
機動第九號艇、機動第一〇號艇、機動第一一號艇、機動第一二號艇、機動第一三號艇、
機動第一四號艇、機動第一五號艇、機動第一六號艇、機動第一八號艇、機動第一九號艇、
機動第二〇號艇、機動第二一號艇、機動第二二號艇。
兵装
なし。
写真資料
要調査
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