年 月 日:船歴
12.08.02:起工 13.01.19:進水、命名:辰鳳丸 13.04.30:竣工
13.04.--:新規登録 13.04.28:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:706 13.04.28:船舶検査証書交付 13.--.--:京浜〜阪神〜基隆〜台南〜高雄 14.05.29:中間検査 15.09.28:京浜〜基隆〜台南〜高雄 15.11.--:中間検査 15.12.08:京浜〜基隆〜台南〜高雄
16.04.17:徴傭 16.04.18:船長:海軍嘱託 入江 槇次(部内限り奏任官待遇) 16.05.10:入籍:内令第500号:特設運送船(雑用船)、呉鎮守府所管 16.05.10:監督官:海軍大佐 辻田 正一 16.09.01:戦時編制:海軍省配属、特設運送船 16.10.04:艤装工事完了 16.10.15:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(甲) 16.10.22:神戸にて第一次第一種定期検査 16.12.07:高雄 16.12.23:三亞〜カムラン 17.01.29:官房機密第12599号:特設運送船兵装工事の件訓令 部下海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし 記 1.施行船名及施行場所 船名 種別 施行場所 御嶽山丸 雑用 横須賀海軍工廠 乾洋丸 同 同 明天丸 同 同 武庫丸 同 同 昌平丸 同 呉海軍工廠 辰鳳丸 同 同 明陽丸 同 同 廣コ丸 給兵 佐世保海軍工廠 那智山丸 雑用 同 萬光丸 同 同 辰和丸 同 同 山霧丸 同 同 2.工事要領 左の兵器を装備すると共に之に関連する弾火薬庫、通信装置等を整備するものとし詳細は工事施行の 海軍工廠に於て計画の上実施するものとす 四十口径八糎砲 一門(弾薬50発) 九二式七、七粍機銃 一挺(普通弾薬包3,000箇、曵跟弾薬包1,000箇)(廣コ丸のみ) 軽便防雷具 一組 3.所要兵器 海軍艦政本部長をして直接関係海軍需部長に通牒せしむ 4.試験 (イ)八糎砲は常装薬演習弾一発、七、七粍機銃は普通弾薬包三〇発以内発射を以て装備発射に代ふ (ロ)防雷具は曳航試験を施行す 5.完成期 時機得次第速に 6.費目 (省略) 17.03.30:1800(N13.20-E160.20)横須賀向け航行中、米潜水艦Tambor(SS-198)の雷撃を受ける 1803 潜没しつつある潜水艦中央に乗上げる 〜04.04横須賀 17.04.--:運輸機密第679番電:軍需品輸送任務 17.04.08:横須賀〜芝浦〜ブラウン〜内地 17.05.28:横須賀〜八戸〜室蘭 17.06.22:特設砲艦「靜海丸」に石炭補給 17.07.02:特設砲艦「靜海丸」を横付け、石炭補給(07.03まで) 17.--.--:ラバウル〜 17.08.--:ガソリン積載 17.08.17:監督官:海軍大佐 北 正一郎 17.08.--:徳山〜門司 17.08.19:門司〜メナド向け航行〜 〜08.22 1430 左舷四番艙に被雷沈没
17.08.22:沈没 17.09.15:除籍:内令第1711号 17.09.15:解傭
喪失場所:N25.52-E121.29 台湾富貴角北西34km付近 喪失原因:米潜水艦Haddok(SS-231)の雷撃
辰和丸、辰宮丸、辰春丸。
四十口径八糎砲1門、軽便防雷具1組。
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和13年2月号、昭和13年5月号 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.47) 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1995年9月号「日本商船隊の懐古 No.194」山田早苗 「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.135) 「知られざる戦没船の記録(上)」柘植書房 H07.08 戦没船を記録する会(P.96) 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第四巻(P.115) 「殉職者追悼録」 S57.08 山下新日本汽船株式会社(P.169) "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.77)
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