喜洋丸の船歴

 年 月 日：船歴

 04.12.19：起工
 05.02.17：進水、命名：喜洋丸
 05.03.10：竣工

 05.02.--：新規登録：事由：新造
 　　　　　　　　　　船舶番号：66、信号符字：KBHL、
 　　　　　　　　　　所有者：蓬萊水産株式會社、船籍港：基隆市、
 　　　　　　　　　　登録総噸数：73、登録純噸数：34、
 　　　　　　　　　　登録長：83呎、登録幅：16呎、登録深：8呎
 05.08.08：抹消登録：事由：内地へ転出

 05.09.--：新規登録：事由：臺灣より転入
 　　　　　　　　　　船舶番号：36432、
 　　　　　　　　　　所有者：豊洋漁業株式會社、船籍港：戸畑市、
 　　　　　　　　　　登録総噸数：73、登録純噸数：34、
 　　　　　　　　　　登録長：83.0呎、登録幅：16.0呎、登録深：8.5呎
 05.11.05：信号符字點付：逓信省告示第2554号：VJMC
 08.01.01：信号符字変更：逓信省告示第2409号（07.12.29附）：JWZB
 09.09.20：変更登録：所有者：共同漁業株式會社に商号変更
 11.05.27：変更登録：登録総噸数：80、登録純噸数：38、登録長：26.7
 12.05.17：変更登録：所有者：日本水産株式會社に商号変更
 15.10.19：検査

 16.11.13：徴傭
 16.12.01：入籍：内令第1571号：特設監視艇、佐世保鎮守府所管
 16.12.01：監視艇長：海軍兵曹長　平田　三文　
 16.12.06：佐世保〜哨戒〜佐世保

 16.12.10：内令第1632号：佐世保海軍警備隊所属
 16.12.10：戦時編制：佐世保鎮守府部隊佐世保海軍警備隊
 16.12.--：軍隊区分：防空隊見張隊特設監視艇（乙）
 17.01.15：軍隊区分：機密佐世保鎮守府命令作第14号：陸上防備部隊特設監視艇（乙）
 17.02.05：軍隊区分：機密佐世保鎮守府命令作第16号：陸上防備部隊特設監視艇（乙）
 17.02.22：佐世保〜横須賀
 17.03.01：軍隊区分：機密佐世保鎮守府令作第17号：陸上防備部隊より削除（02.25附）

 17.02.25：特設監視艇隊編制：内令第353号：第三監視艇隊
 17.02.25：戦時編制：聯合艦隊第五艦隊附属第三監視艇隊
 17.02.25：内令第351号：横須賀鎮守府所管に変更
 　　　　　〜02.28横須賀
 17.03.02：監視艇長：海軍兵曹長　平田　三文
 17.03.03：横須賀海軍工廠にて上架、修理及び清掃塗粧
 17.03.15：下架、修理完了
 17.03.18：横須賀〜哨区哨戒〜
 17.04.10：特設監視艇隊編制：内令第657号：第三監視艇隊
 17.04.--：第二分隊Ｂ：第六小隊(360)
 17.04.13：釧路〜ヲ哨戒線哨戒〜04.27釧路
 17.05.--：第二聯隊第六小隊
 17.05.06：釧路〜カ哨戒線ワ配備点哨戒〜
 　　　　　〜05.15 1630 特設砲艦「昭興丸」と会合〜
 　　　　　〜05.16 0500 特設砲艦「昭興丸」と合同し特設監視艇「第三十七南進丸」を捜索〜
 　　　　　〜05.23横須賀
 17.05.25：爆雷投下台、九五式爆雷２個、七粍七単装機銃１基、模擬機銃１基装備工事（05.30まで）
 17.05.--：軍隊区分：第三哨戒隊第六小隊三番艇(363)
 17.05.31：横須賀〜ヘ哨戒線ヨ配備点哨戒〜
 　　　　　〜06.08 1545 特設砲艦「昭興丸」と会合〜
 　　　　　〜06.21横須賀
 17.06.--：軍隊区分：第三哨戒隊第四小隊一番艇
 17.06.27：横須賀〜ヘ哨戒線イ配備点哨戒〜
 　　　　　〜07.04 　　 特設砲艦「第一雲洋丸」と交信〜
　   　　　〜07.10 0510 特設砲艦「第一雲洋丸」に患者１名を移送〜
 　　　　　〜07.16横須賀
 17.07.24：軍隊区分：第三哨戒隊第四小隊三番艇
 17.07.25：横須賀〜レ哨戒線カ配備点哨戒〜
 　　　　　〜08.03 0935 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合〜
 　　　　　〜08.07 1637 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合〜
 　　　　　〜08.19横須賀
 17.08.24：軍隊区分：第三哨戒隊第四小隊三番艇
 17.08.25：横須賀〜レ哨戒線ヨ配備点哨戒〜09.08横須賀
 17.10.26：出渠
 17.10.--：〜10.31横須賀
 17.11.07：軍隊区分：第三哨戒隊第五小隊三番艇
 17.11.09：横須賀〜エ哨戒線ト配備点哨戒〜11.29横須賀

 17.11.25：戦時編制：聯合艦隊第五艦隊第二十二戦隊第三監視艇隊
 17.12.15：軍隊区分：機密第三監視艇隊命令第２号：第三哨戒隊第二小隊一番艇
 17.12.21：横須賀〜エ哨戒線モ配備点哨戒〜01.08横須賀
 18.01.29：軍隊区分：機密第三監視艇隊命令第３号：第三哨戒隊乙直第四小隊三番艇
 18.01.31：横須賀〜エ哨戒線ネ配備点哨戒〜
 　　　　　〜02.10 1000 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合、交信〜
 　　　　　〜02.11 0630 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合、交信〜
 　　　　　〜02.20横須賀
 18.02.01：特設監視艇隊編制：内令第106号：第三監視艇隊より削る
 18.02.01：除籍：内令第108号

 18.02.17：監視艇長：海軍兵曹長　北代　榮明
 18.02.21：北代兵曹長退任
 18.03.18：解傭
 18.03.31：水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
 18.3Q   ：変更登録：所有者：日本海洋漁業統制株式會社

 20.08.15：残存

同型船

 富士丸、高貴丸、永豊丸、天眞丸、朝香丸、三光丸、有幸丸。

兵装

（17.12現在）
 粒弾発射筒２基、七粍七単装機銃１基、小銃５挺、拳銃２丁、爆雷投下台、九五式爆雷４個。

写真資料

 「汽船表（別冊冩眞帳）」S13 海軍省軍務局編

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