第五十六播州丸の船歴
年 月 日:船歴
T--.--.--:起工
T09.11.--:進水、命名:第七明治丸
T09.--.--:竣工
T09.12.12:新規登録:所有者:明治漁業株式會社、船籍港:三重縣志摩郡鳥羽町
T09.12.27:汽船トロール漁業許可
許可番号:第六三號
名義:明治漁業株式會社
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港
許可期間:許可の日より十箇年
T12.05.12:汽船トロール漁業許可
許可番号:第六三號
名義:株式會社山田商店
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:長崎港、博多港、下関港
許可期間:許可の日より十箇年
T12.05.31:変更登録:所有者:株式會社山田商店
T12.07-12:変更登録:船籍港:長崎市
T14.06.11:変更登録:所有者:山田漁業株式會社に商号変更
04.06.01:変更登録:所有者:株式會社林兼商店
04.06.18:汽船トロール漁業許可証書換
名義:株式會社林兼商店に変更
06.09.11:変更登録:船籍港:下關市
08.04.15:汽船トロール漁業許可更新
許可期間:昭和08年05月12日より起算し十箇年
08.05.05:汽船トロール漁業許可失効(新興水産株式會社に貸付)
08.05.11:汽船トロール漁業許可
許可番号:第六三號
名義:新興水産株式會社
操業区域:東経百六十度以東、北緯五十一度以北のベーリング海を含む北太平洋とす
但し堪察加オリュートルスキー岬よりナワリン岬に至る線内にして
水深六十尋以内の海面及堪察加クロノスキー岬よりアフリカ岬に至る線内を除く
漁獲物陸揚港:函館港、東京港、大阪港
許可期間:自昭和08年05月11日 至昭和08年09月30日
08.07.19:汽船トロール漁業許可失効(廃止)
08.07.28:汽船トロール漁業許可
許可番号:第六三號
名義:株式會社林兼商店
操業区域:東海及黄海
漁獲物陸揚港:下関港、長崎港
許可期間:昭和08年07月28日より起算し十箇年
11.09.21:定期検査
13.08.26:中間検査
14.10.23:変更登録:改名:第五十六播州丸
15.09.02:定期検査
16.07.04:中間検査
16.11.09:徴傭
16.11.11:佐世保海軍工廠にて艤装工事開始
16.12.01:入籍:内令第1571号:特設掃海艇、佐世保鎮守府所管
16.12.01:掃海艇長:海軍豫備中尉 上野 大藏
16.12.10:特設掃海隊編制:内令第1620号:第四十六掃海隊
16.12.10:戦時編制:馬公警備府部隊第四十六掃海隊
16.12.20:艤装工事完了
16.12.20:作業地に向け発
16.12.24:佐世保〜12.24馬公
17.01.15:機密馬公警備府命令作第5号:
第四十六掃海隊は準備完了次第、馬公発M方面に回航し同方面に在りて作戦に関し聯合艦隊
司令長官の指揮を受くべし
17.01.15:軍隊区分:大海指第46号:作戦に関し聯合艦隊司令長官の指揮下
17.01.15:軍隊区分:聯合艦隊電令作第45号:南方部隊
17.01.15:軍隊区分:南方部隊電令作第66号:菲島部隊
17.01.15:馬公〜01.17サンフェルナンド01.17〜01.18スービック湾
17.01.18:0900 シラングイン島南西方約3浬にて解列
1000 掃海開始
1100 スエステ岬灯台の北東方湾口水道にて東側陸上より砲撃を受ける
特設砲艦「南浦丸」、同「阿蘇丸」が応戦
1130 敵の射程外にでる
1140 掃海索切断、掃海中止、グランデ島北方に侵入
1640 作戦中止
17.01.19:0930 グランデ島北方錨地にて特設砲艦「阿蘇丸」と連絡
夕刻 オロンガポに転錨
17.01.20:0912 オロンガポ発
1015 スエステ岬灯台の南東約1.8浬にて陸上より砲撃を受け反転
1045 掃海隊形
1052 掃海索を投入、掃海開始
1110 グランデ島北西端より215度1,100mにて特設砲艦「阿蘇丸」触雷
1115 同地点西方約1,000mにて特設掃海艇「第五十二播州丸」触雷沈没
1230 グランデ島桟橋横付け、
短艇をして触雷沈没した特設掃海艇「第五十二播州丸」人員の救助
17.03.06:スービック湾〜哨戒〜03.06スービック湾
17.03.08:スービック湾〜哨戒〜03.08スービック湾
17.03.10:スービック湾〜哨戒〜03.10スービック湾
17.03.12:スービック湾〜哨戒〜03.12スービック湾
17.03.14:スービック湾〜哨戒〜03.14スービック湾
17.03.17:スービック湾〜哨戒〜03.17スービック湾
17.03.19:スービック湾〜哨戒〜03.20スービック湾
17.03.22:スービック湾〜哨戒〜03.23スービック湾
17.03.25:スービック湾〜哨戒〜03.26スービック湾
17.03.28:スービック湾〜哨戒〜03.29スービック湾
17.03.31:スービック湾〜哨戒〜
17.05.08:スービック湾〜哨戒〜05.08スービック湾
17.05.10:スービック湾〜哨戒〜05.10マニラ湾
17.05.31:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第40号:馬公警備府部隊より削除
17.05.31:特設掃海隊編制:内令第981号:第四十六掃海隊の項を削る
17.05.31:内令第985号:第三十一特別根拠地隊所属
17.05.31:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊
17.06.12:官房機密第7254号:訓令:
兵器供給:九二式七粍七単装機銃A型(三脚架附)、30瓩発煙筺5個、発煙浮筺用浮嚢3個
17.06.12:スービック湾〜湾口附近哨戒〜
17.06.15:特設砲艦「南浦丸」沈没位置附近捜索〜マニラ
17.11.20:内令第2141号:舞鶴鎮守府所管に変更
18.03.31:水産統制令に基づき株式會社林兼商店の内地水産部門を分離、これに大洋捕鯨株式會社及
遠洋捕鯨株式會社を合併し西大洋漁業統制株式會社を設立
--.--.--:変更登録:所有者:西大洋漁業統制株式會社
18.10.22:(臨時船団護衛)マニラ〜パラオ
18.02.20:内令第280号:第三十一警備隊所属
18.02.20:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一警備隊
18.12.01:内令第2579号:第三十一警備隊所属
19.02.20:1205 「第百三號哨戒艇」と交代、哨区哨戒
19.--.--:〜06.23 1833 「咸鏡丸」の曳航する「白耳義丸」を
「第百四號哨戒艇」「第八號掃海特務艇」とともに護衛〜
〜06.24マニラ
19.09.--:〜09.10ハミレオ湾
19.09.10:(現在)軍隊区分:北菲部隊
19.09.10:(現在)掃海艇長:海軍少尉 芳賀 庫
19.09.10:内令第1064号:第三十一特別根據地隊所属
19.09.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊
19.09.11:ハミレオ湾〜09.12マニラ湾口哨戒〜水路嚮導〜09.12サンホセ
19.09.12:真水8t、生糧品補給
19.09.12:サンホセ〜09.12ハミレオ湾
19.09.14:ハミレオ湾〜09.14リンボネス湾09.15〜09.15サンホセ
19.09.15:石炭30t、清水30t
19.09.15:サンホセ〜09.15リンボネス湾09.16〜09.16マニラ
19.09.21:マニラ〜湾口哨戒〜対空戦闘〜09.22湾口哨戒〜09.27サンホセ
19.09.27:真水21t補給
19.09.28:サンホセ〜マニラ湾口哨戒〜09.30キャビテ灯台南700m
20.01.11:沈没
20.01.25:除籍:内令第74号
20.01.31:解傭
喪失場所:マニラ湾口
喪失原因:湾口閉塞に使用
同型船
第五明治丸(第五十三播州丸)、第六明治丸(第五十五播州丸)、第八明治丸(八幡丸)。
兵装
安式一號短八糎砲、九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃、
九五式爆雷。
写真資料
「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
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