京津丸の船歴
年 月 日:船歴
14.05.10:起工
14.11.27:進水、命名:京津丸
15.04.20:竣工
15.04.--:新規登録
15.04.20:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:918
15.04.20:船舶検査証書交付
16.12.06:中間検査
16.12.09:徴傭
16.12.20:入籍:内令第1700号:特設砲艦、横須賀鎮守府所管
16.12.20:砲艦長:海軍豫備大尉 岡村 豊
16.12.20:横浜船渠内に艤装員事務所を設置、事務を開始
16.12.20:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第29号(12.25):海面防備部隊
16.12.31:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊
16.12.31:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第31号:海面防備部隊
17.01.19:艤装工事完了
17.01.--:横須賀〜01.23浦賀
17.01.24:浦賀〜東京湾外〜01.24浦賀
17.01.25:浦賀〜
〜01.25 特設運送船「那須山丸」、一般徴傭船「東海丸」護衛〜
〜01.26浦賀
17.01.28:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第45号:海面防備部隊
17.02.01:浦賀〜
〜02.01 「伊號第七潜水艦」、第七潜水隊、第八潜水隊、「伊號第二十一潜水艦」「伊號第二十潜水艦」間接護衛〜
〜02.02湊沖〜
〜02.03浦賀
17.02.02:砲艦長:海軍豫備大尉 川本 和雄
17.02.04:浦賀〜02.04長浦02.10〜02.10浦賀
17.02.12:川本豫備大尉着任、岡村豫備大尉退任
17.02.14:浦賀〜大島東方海面、野島勝浦沖掃蕩〜02.15浦賀
17.02.17:浦賀〜M哨区警戒〜02.18浦賀
17.02.19:浦賀〜野島沖〜02.21横須賀
17.02.24:横須賀〜02.24港沖02.25〜浦賀
17.02.27:浦賀〜02.27横須賀
17.03.01:浦賀〜K哨区対潜掃蕩〜03.03横須賀
17.03.--:横須賀〜03.04長浦
17.03.06:長浦〜野島沖哨区哨戒〜03.08浦賀
17.03.09:浦賀〜
〜03.09 塩釜に向け移動哨戒〜
〜03.10 犬吠埼塩釜間移動哨戒〜
〜塩釜
17.03.12:塩釜〜03.14横須賀
17.03.--:修理
17.03.25:海面防備隊電令作第35号:当分の間石巻湾方面を基地とし犬吠埼以北海面の対潜警戒
17.03.26:横須賀〜03.26浦賀
17.03.27:浦賀〜東京湾外〜03.28浦賀
17.03.31:浦賀〜
〜03.31南洋行、特設運送船「鮮海丸」護衛〜
17.03.31:横海防機密第792番電:現任務終了後M哨区の哨戒を実施
04月02日横須賀に入港、燃料その他補給、
04月03日横須賀発教練射撃実施後、石巻湾に進出電令作第35号による哨戒
17.04.01:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第72号:海面防備部隊
17.04.01:海面防備部隊機密第801番電:M哨区の掃蕩
〜04.02横須賀
17.04.03:0900 将旗掲揚
17.04.03:長浦〜教練射撃〜04.03長浦
17.04.03:1900 将旗撤去
17.04.--:長浦〜
〜04.04 犬吠埼以北の海面の哨戒〜
〜04.05石巻湾
17.04.06:海面防備部隊機密第838番電:不時着した横須賀航空隊九九式艦爆捜索
17.04.--:石巻湾〜
〜04.06 犬吠埼方面の哨戒、横空九九式艦爆の捜索〜
〜04.07 横空九九式艦爆の捜索〜
〜04.08金華山
17.04.08:金華山〜
〜04.08 1430 遭難飛行機捜索に向う〜
〜04.08 遭難機のものと思われる救命筏捜索〜
〜04.09 横須賀海軍航空隊九九式艦上爆撃機の捜索〜
17.04.09:海面防備部隊無電:捜索を止め固有の任務に就け
〜04.09 1805(N36.30-E141.58)捜索を止め固有の任務に就く〜
17.04.09:海面防備部隊機密第854番電:04.11哨区発浦賀帰投
〜04.10石巻
17.04.10:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第74号:海面防備部隊
17.04.10:海面防備部隊機密第843番電:第838番電捜索任務解除固有任務復帰
17.04.11:石巻〜04.16館山
17.04.17:浦賀〜
〜04.17 M哨区掃蕩〜
17.04.18:海面防備部隊機密第924番電:K一の掃蕩
〜04.18 M、K哨区掃蕩〜
17.04.18:海面防備部隊機密第930番電:犬吠埼を基点に第二地点50度40浬飛行警戒及び哨戒
〜04.18 犬吠埼東南方に配備、飛行機警戒及び哨戒〜
17.04.19:海面防備部隊機密第935番電:浦賀出撃 、第五、K、M、T哨区掃蕩
17.04.22:海面防備部隊機密第975番電:満壽丸の救難
〜04.23 特設監視艇「萬壽丸」救難作業〜
〜04.25 犬吠埼の北哨戒〜
〜04.25 特設捕獲網艇「興海丸」とともに特設監視艇「萬壽丸」引卸し作業〜
〜04.26 特設監視艇「萬壽丸」救難作業に従事しつつ対潜哨戒〜
17.04.26:海面防備部隊機密第20番電:要具を興海丸に引継ぎ横須賀に帰港補給
〜04.27 0230 満潮を利用し特設監視艇「満壽丸」の引卸しを試みるが不成功〜
〜04.28 作業地発〜
〜04.29横須賀
17.05.01:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第78号:海面防備部隊
17.05.01:横須賀〜
17.05.02:海面防備部隊機密第63番電:X二哨区を掃蕩攻撃
〜05.02 X二哨区対潜掃蕩〜
17.05.03:海面防備部隊機密第69番電:犬吠崎以北の哨戒
〜05.03 特設捕獲網艇「興海丸」と交代し犬吠埼方面金華山沖を哨戒〜
〜05.04石巻
17.05.--:石巻〜
〜05.05 金華山沖哨戒〜
〜05.06 金華山沖哨戒、南洋行船団間接護衛〜
〜05.06宮古
17.05.07:宮古〜
〜05.07 金華山沖哨戒〜
〜05.08 金華山沖哨戒〜
〜大原湾
17.05.09:大原湾〜
〜05.09 金華山沖哨戒〜
〜05.10 掃蕩しつつ横須賀に向う〜
〜05.11横須賀
17.05.13:横須賀〜05.13浦賀
17.05.15:軍隊区分:機密横鎮海面防備部隊命令作第39号:直卒部隊
17.05.20:試運転のため港外出港
17.05.21:浦賀〜05.21富津沖05.21〜
〜05.21 西行「ひばり丸」護衛〜
〜05.22 大王埼の184度5浬より掃蕩しつつ浦賀に向う
〜05.26 西行「第一多聞丸」「呉竹丸」の護衛〜
〜05.27 西行船団を大王埼付近迄護衛、特設掃海艇「新東北丸」に引継ぎ掃蕩しつつ浦賀に向う〜
〜05.28 南行船団護衛〜
〜05.28横須賀
17.05.31:海面防備部隊機密第332番電:06.01発北行船団の護衛を兼ね大湊方面特別任務行動
17.06.01:横須賀〜
〜06.02 0800 護衛を止め輸送任務に就く〜
〜06.04大湊
17.06.06:大湊〜06.09横須賀
17.06.11:横須賀〜
〜06.11 西行船団を御前埼まで護衛〜
〜06.12 北行船団護衛〜
〜06.13 北行船団護衛〜
〜06.13 2130犬吠崎143度5浬にて護衛を止め浦賀に向う〜
〜06.13浦賀
17.06.--:浦賀〜06.14横須賀港外
17.06.15:繋留替(H六番浮標)
17.06.15:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第99号:海面防備部隊
17.06.15:軍隊区分:機密横鎮海面防備部隊命令作第42号:直卒部隊
17.06.16:長浦〜06.16浦賀
17.06.--:浦賀〜
〜06.19 北行船団護衛〜
〜大湊〜
〜06.22 相模灘哨戒〜
〜06.23 相模灘哨戒〜
〜06.24浦賀
17.06.--:浦賀〜06.26横須賀
17.06.28:横須賀〜06.28横須賀
17.07.06:海面防備部隊機密第603番電:清水港を基地とし駿河湾を哨戒
17.07.06:横須賀〜
〜07.06 2130 御前崎見張所の275度2,000mの砂浜に座洲の「榮福丸」の引卸し作業〜
17.07.07:海面防備部隊機密第621番電:日本郵船「榛名丸」の警戒
〜07.07 御前崎に座礁した「榛名丸」の調査〜
〜07.08 相模灘(第七、第八哨区)哨戒〜
〜07.09 哨区発〜
17.07.10:海面防備部隊機密第647番電:07.11北行船団護衛
〜07.11 北行「泰久丸」「立山丸」護衛〜
〜07.12 西行「辰羽丸」「康寧丸」「蓬莱丸」「日運丸」護衛〜
〜横須賀
17.07.13:海面防備部隊機密第671番電:二空廠工員乗艦、三宅島及び御蔵島に不時着の飛行機収容
17.07.14:長浦〜
〜07.14 航空母艦「瑞鶴」不時着機救難〜
〜07.15 航空母艦「瑞鶴」不時着機救難〜
〜07.16 三宅島の「瑞鶴」不時着機救難〜
〜07.17 三宅島の「瑞鶴」不時着機救難〜
〜07.18 三宅島の「瑞鶴」不時着機救難〜
17.07.18:海面防備部隊機密第731番電:瑞鶴分隊長と連結浮揚物件人員を搭載の上
対潜掃蕩を実施しつつ一応浦賀に帰投せよ
17.07.19:作業員2名、造兵部工員4名便乗
17.07.19:三宅島〜浦賀
17.07.--:浦賀〜
〜07.21 西行船団護衛〜
〜07.22 北行船団護衛〜
〜07.23 西行船団護衛〜
〜07.24横須賀
17.07.25:横須賀〜
〜07.25 北行船団護衛〜
〜07.27 西航「鐡山丸」「暁光丸」(南航)「芝園丸」「海平丸」護衛〜
〜07.28横須賀
17.07.29:横須賀〜
〜07.30 南航「辰武丸」護衛〜
〜07.30 西航「加利」護衛〜
〜07.31 北航「辨加拉丸」「玉島丸」「盧山丸」護衛〜
17.07.31:海面防備部隊機密第812番電:現任務終了後横須賀に回航修理をなせ
〜08.01横須賀
17.08.--:横須賀〜08.07横須賀
17.08.10:横須賀〜08.21横須賀
17.08.25:修理完了
17.08.25:横須賀〜08.25浦賀
17.08.25:海面防備部隊無電2206:08.26の北航船団を八戸沖迄護衛したる後宮古湾を基地とし
宮古、八戸間の船団護衛及び対潜掃蕩
17.08.26:浦賀〜
〜08.26 北航「玄山丸」「第二日清丸」護衛〜
〜08.29 宮古沖哨戒、北行船団護衛〜
〜08.30 宮古沖哨戒〜
〜08.31 宮古沖哨戒、北行船団護衛〜
〜09.01 宮古湾附近にて北行船団護衛〜
17.09.04:海面防備部隊無電1907:09.05の北行を護衛し大湊にて燃料補給
17.09.04:海面防備部隊無電2230:久慈湾沖の対潜掃蕩に協力
17.09.04:八戸〜
〜09.05 鮫角の150度34浬にて対潜戦闘:爆雷4個投下〜
〜09.05 同地点に更に爆雷5個投下〜
17.09.05:軍隊区分:大海指第129号:作戦に関し大湊警備府司令長官の指揮に入る
17.09.05:軍隊区分:機密横鎮命令作第122号:作戦に関し大湊警備府司令長官の指揮下
17.09.05:軍隊区分:海面防備部隊電令作第57号:一時大湊警備府司令長官の作戦指揮下
17.09.05:軍隊区分:大湊警備府電令作第93号:津軽防備部隊指揮官の指揮下
17.09.05:軍隊区分:津防機密第408番電:宮古隊
17.09.05:鮫角灯台の50度34浬にて対潜戦闘:爆雷攻撃4個〜
〜09.05室蘭
17.09.07:室蘭〜09.10横須賀
17.09.16:横須賀〜
17.09.22:石垣機密第307番電:室蘭に回航、急速炭水補給後、哨区に帰れ
17.09.23:軍隊区分:大海指示第139号:作戦に関する大湊警備府司令長官の指揮を解く
17.09.23:軍隊区分:機密横鎮命令作第124号:大湊警備府司令長官の指揮を解く
17.09.23:軍隊区分:大警電令作第100号:大湊警備府長官の作戦指揮を解かる
17.09.23:海面防備部隊無電2025:適宜船団を護衛しつつ横須賀帰投
〜09.23 帰途に就く〜
〜09.24 南行船団護衛〜
17.09.25:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第126号:海面防備部隊東京湾方面部隊
〜09.25 南行船団護衛〜
〜09.28浦賀
17.09.--:浦賀〜09.30横須賀
17.10.03:湊〜
〜10.03 北行船団護衛〜
〜10.05 船団護衛終了後、野田鮫角間の対潜掃蕩〜
〜10.06 掃蕩打切り、北上船団をN一点まで護衛〜
〜10.08 宮古を基地とし三陸海面の対潜掃蕩〜
〜10.09 Sa哨区哨戒〜
〜横須賀
17.10.11:横須賀〜
〜10.13 船団護衛南下中、鮫角の140度40浬にて対潜戦闘:爆雷投射6個〜
〜10.15 1749 鮫角の136度25浬にて敵潜水艦発見〜
〜10.21横須賀
17.10.26:横須賀〜
17.10.27:室蘭〜南下船団護衛〜10.30横須賀
17.--.--:横須賀〜11.04横須賀
17.11.09:横須賀〜11.10室蘭11.12〜11.15館山11.16〜11.16長浦
17.11.--:長浦〜11.18横須賀
17.11.21:修理完了
17.11.21:(北行第45船団護衛)富津沖〜11.24室蘭
17.11.25:(南下第45船団護衛)古武井〜11.28横須賀
17.12.--:軍隊区分:直接護衛部隊
17.12.02:(北行第57船団護衛)富津沖〜
〜12.04 1725 鮫角の101度11浬にて「廣和丸」が雷撃を受ける〜
〜12.04 1730(N45.29-E141.48)敵潜水艦潜望鏡発見:爆雷6個投下〜
〜12.05室蘭
17.12.06:(南下第61船団護衛)古武井〜
〜12.07 金華山沖にて「北泰丸」が船団に加入〜
〜12.09横須賀
17.12.--:横須賀〜
〜12.12 N線哨戒、対潜掃蕩〜
〜12.13 第六哨区哨戒〜
〜12.14横須賀
17.12.23:(西行第81船団護衛)船形沖〜12.25由良沖
17.12.28:(東行第58船団護衛)神戸〜12.30横須賀
18.01.05:(第1105B船団)横浜〜01.08室蘭
18.01.10:(第2109船団)古武井沖〜
〜01.11 1135 犬吠埼灯台の80度3浬にて護衛中の特設運送船「會幸丸」触雷、遭難者収容〜
〜横浜
18.01.26:修理完了
18.01.27:(第7127船団)横浜〜01.29神戸
18.01.31:荒天により第8131船団の出港を延期
18.02.01:(第8201船団護衛)神戸〜02.01由良沖02.02〜
〜02.03 0030 「一星丸」と特設運送船「さんるいす丸」が衝突〜
〜02.04横須賀
18.02.12:横須賀〜02.12横浜沖
18.02.13:(第1213船団護衛)横浜沖〜
〜02.14 1145 塩屋埼の206度30浬にて「大國丸」が復水器カバー破損により航行不能〜
〜02.14 「大國丸」を曳航、小名浜に向う〜
〜02.15 1630 「大國丸」の曳航を止め室蘭に向う〜
〜02.16 1200 宮古沖より第1213船団護衛開始〜
〜室蘭
18.02.18:(第2218船団護衛)古武井沖〜
〜02.18 1800 物見埼80度4浬にて浮流機雷発見、浮標投入〜
〜02.19 対潜戦闘:爆雷攻撃12個〜
〜02.22長浦
18.02.22:長浦〜02.22横浜
18.02.23:(第1223船団護衛)横浜〜02.28函館
18.03.03:函館〜03.07八戸03.09〜03.14横須賀
18.03.20:横須賀〜03.26名古屋03.30〜04.01横須賀
18.04.03:横須賀〜04.11横須賀
18.04.16:横須賀〜04.24室蘭04.29〜
18.05.01:沈没
18.07.15:除籍:内令第1455号
18.07.15:解傭
喪失場所:N37.03-E141.05 福島県塩屋崎北東方10km付近
喪失原因:米潜水艦Pogy(SS-266)の雷撃
同型船
吉野川丸。
兵装
八糎砲2門、七粍七単装機銃1〜2基。
写真資料
「サノヤス・ヒシノ明昌100年史」 H23.10 株式会社サノヤス・ヒシノ明昌(P.32, 237)
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