昭浦丸の船歴

 年 月 日：船歴

 12.12.03：起工
 13.05.03：進水、命名：昭浦丸
 13.08.20：竣工

 13.08.--：新規登録：所有者：三菱商事株式會社
 13.08.20：登録検査、船級：TK　N.S.*、船級番号：757
 13.08.20：船舶検査証書交付
 14.07.--：中間検査
 15.12.--：中間検査

 16.09.22：徴傭：陸軍
 16.09.22：大連〜10.14虎門
 16.10.15：虎門〜10.17仙尾10.22〜10.27虎門
 16.11.05：虎門〜11.10宇品
 16.11.12：宇品〜11.21高雄
 16.11.22：高雄〜馬公

 16.12.01：軍隊区分：機密菲島部隊第一急襲隊命令第１号：輸送船隊（船番号：２）
 16.12.07：（輸送船隊）馬公〜12.10アパリ第一錨地（タパル沖）
 16.12.10：0600 陸軍田中支隊上陸成功
 　　　　　1330 巡洋艦「名取」が至近弾を受け損傷
 16.12.11：1300 アパリ第三錨地（サンヴィセント港附近）に転錨
 16.12.13：1700 荷揚終了
 16.12.13：（輸送船隊）サンヴィセント〜12.15高雄

 16.12.--：高雄〜12.16馬公〜12.21高雄
 16.12.25：高雄〜12.30サントトーマス01.24〜01.25リンガエン01.27〜02.03西貢
 17.02.05：西貢〜02.08基隆
 17.02.10：基隆〜02.16宇品
 17.02.24：中間検査
 17.02.26：門司〜02.30高雄
 17.03.02：高雄〜03.10リンガエン
 17.03.10：リンガエン〜03.15カムラン03.15〜03.20バタビヤ
 17.03.20：バタビヤ〜03.27ミリ04.10〜04.11ブライト
 17.04.13：ブライト〜04.15ミリ04.20〜04.25西貢
 17.04.28：西貢〜05.01高雄
 17.05.01：高雄〜05.03宇品
 17.05.23：神戸にて第一次第一種定期検査
 17.05.27：大海一機密第591番電：
 　　　　　　次回作戦用陸軍輸送船左の要領に依り行動するに付各担任区域及に従い可及的護衛兵力を附し
 　　　　　　之が掩護に遺憾なきを期せられ度
 　　　　　１．崎戸丸、綾戸山丸、かんべら丸
 　　　　　　　５月27日午前門司発豊後水道北緯26度東経133度を経てダバオに向う、編隊速力15節
 　　　　　２．笹子丸
 　　　　　　　１項船団と同時に出港し北緯20度東経120度を経てマニラに向う、速力15節
 　　　　　３．５月28日　良洋丸、長良丸、山浦丸、編隊速力12節
 　　　　　　　６月１日　相模丸、那古丸、九州丸、關西丸、信濃川丸、編隊速力13節
 　　　　　　　６月３日　山月丸、宏川丸、鬼怒川丸、山里丸、昭浦丸、編隊速力12節
 　　　　　　　以上何れも門司発豊後水道北緯26度東経133度、北緯20度東経120度の地点を経由マニラ
 　　　　　　　次てカガヤン、コタパトに向う
 　　　　　４．通信
 　　　　　　　（以下略）
 17.05.31：宇品〜門司
 17.06.03：（輸送船団）門司〜06.09マニラ
 17.07.02：マニラ〜07.11大阪
 17.07.13：宇品〜07.18西貢07.18〜07.20昭南
 17.07.25：昭南〜07.30蘭貢08.10〜08.15昭南
 17.08.16：昭南〜08.18西貢08.20〜08.23高雄
 17.08.25：高雄〜08.30門司
 17.11.03：小樽〜11.08幌筵島柏原
 17.11.17：柏原〜11.21武藏11.22〜11.23柏原
 17.11.24：柏原〜11.25茂寄11.27〜
 　　　　　〜11.28（N50.08-E155.12）座礁〜
 　　　　　〜11.29柏原
 18.01.31：柏原〜
 　　　　　〜02.02 ---- 色丹附近より襟裳附近まで驅逐艦「�~風」が護衛〜
 　　　　　〜02.09室蘭
 18.03.03：宇品〜03.04釜山05.04〜05.05門司
 18.05.30：小樽〜06.07松輪06.08〜06.10小樽
 18.3Q   ：船主：三菱汽船株式會社に変更
 18.06.14：小樽〜06.16柏原06.20〜06.24小樽
 18.06.25：小樽〜06.27恵須取06.27〜06.30小樽
 18.07.02：小樽〜07.04柏原07.13〜07.16小樽
 18.07.21：小樽〜
 　　　　　〜07.24 ---- 海防艦「「八丈」」が護衛に就く〜
 　　　　　〜柏原
 18.07.28：柏原〜
 　　　　　〜07.28 1335（N51.00-E155.00）「第三十六號驅潜艇」が雷跡発見〜
 　　　　　〜07.31小樽
 18.08.01：小樽〜08.05柏原08.08〜08.15小樽
 18.08.16：小樽〜08.20柏原08.22〜09.01小樽
 18.09.02：小樽〜09.02柏原09.07〜09.19小樽
 18.09.21：小樽〜09.27松輪09.30〜09.16小樽
 18.10.27：小樽〜11.08柏原11.28〜12.05小樽
 18.12.05：小樽〜12.14釜山12.17〜12.19宇品
 19.01--：中間検査
 19.01.20：神戸〜02.02マニラ
 19.02.19：マニラ〜02.23ハルマヘラ
 19.02.27：ハルマヘラ〜

 19.02.28：沈没
 19.02.28：解傭

 喪失場所：N00.15-E133.02 マノクワリ北西163km附近 
 喪失原因：米潜水艦Balao(SS-285)の雷撃

同型船

 富士川丸、鬼怒川丸、和浦丸。

兵装

 野砲。

写真資料

 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和13年6月号、9月号
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1984年4月号「日本商船隊の懐古 No.58」山田早苗
 「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎（P.135）
 「商船建造の歩み」 S34.08 三菱造船株式会社（P.101）
 「日本郵船戦時戦史下巻」S46.05 日本郵船株式会社（P.645）

前の船へ　←　陸軍輸送船　→　次の船へ

Homeへ戻る