卯月の艦歴
年 月 日：艦歴
T12.07.19：命名：達第162号：「第二十五驅逐艦」
T12.07.19：類別等級制定：達第163号：種別：驅逐艦、類別：驅逐艦、等級：一等
T12.07.19：本籍仮定：内令第279号：横須賀鎮守府
T12.07.27：信号符字點付：達第170号：GQIZ
T13.01.11：起工
T13.04.24：改名：達第49号：「第二十五號驅逐艦」
T14.01.10：本籍仮定：内令第9号：佐世保鎮守府に変更
T14.10.15：進水
T15.01.15：艤装員長：海軍中佐 郷田 喜一郎
T15.01.20：艤装員事務所を東京石川島造船所内に設置し事務を開始
T15.09.13：艤装員事務所を撤去
T15.09.14：竣工
T15.09.14：本籍：内令第200号：佐世保鎮守府、役務：第一豫備驅逐艦
T15.09.14：驅逐艦長：海軍中佐 郷田 喜一郎
T15.09.20：驅逐隊編制：内令第205号：第三十驅逐隊、所属：第二艦隊
T15.09.20：艦隊編制：第二艦隊第二水雷戦隊第三十驅逐隊
T15.11.29：類別等級制定：内令第238号：種別：驅逐艦、類別：驅逐艦、等級：一等、艦型：第十九號型
T15.12.01：驅逐隊編制：内令第265号：第三十驅逐隊、所属：第二艦隊
T15.12.01：艦隊編制：内令第264号：聯合艦隊第二艦隊第二水雷戦隊第三十驅逐隊
02.12.01：驅逐隊編制：内令第385号：第三十驅逐隊、所属：第二艦隊
02.12.01：艦隊編制：内令第384号：聯合艦隊第二艦隊第二水雷戦隊第三十驅逐隊
02.12.01：驅逐艦長：海軍中佐 吉田 庸光
03.07.11：驅逐艦長：海軍少佐 五藤 存知
03.07.23：驅逐艦長：海軍中佐 山下 深志
03.08.01：改名：達第80号（06.20附）：驅逐艦「卯月」（ウヅキ）
03.08.01：類別等級改正：内令第160号（06.20附）：種別：驅逐艦、類別：驅逐艦、等級：一等、艦型：睦月型
03.08.01：驅逐隊編制：内令第201号：第三十驅逐隊、所属：第二艦隊
03.11.01：内令第307号：大礼特別観艦式参列艦
03.12.10：驅逐隊編制：内令第350号：第三十驅逐隊、所属：−
03.12.10：役務：内令第353号：第一豫備驅逐艦
03.12.10：驅逐艦長：海軍中佐 鈴木田 幸造
04.11.01：役務：内令第245号：第二豫備驅逐艦
04.11.01：驅逐艦長：海軍少佐 山本 正夫
04.11.30：驅逐隊編制：内令第276号：第三十驅逐隊、所属：−
04.11.30：役務：内令第278号：練習驅逐艦
練習のことに関しては海軍水雷學校長及海軍工機學校長の指揮を受けしめらる
04.12.01：驅逐艦長：海軍中佐 山本 正夫
05.12.01：驅逐隊編制：内令第229号：第三十驅逐隊、所属：−
05.12.01：役務：内令第232号：第二豫備驅逐艦
05.12.01：驅逐艦長：海軍少佐 西岡 茂泰
06.11.01：役務：内令第196号：第一豫備驅逐艦
06.12.01：驅逐隊編制：内令第215号：第三十驅逐隊、所属：第一艦隊
06.12.01：艦隊編制：内令第214号：聯合艦隊第一艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
06.12.01：驅逐艦長：海軍少佐 杉浦 嘉十
07.02.02：艦隊編制：内令第26号：第三艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
07.03.20：艦隊編制：内令第95号：第三艦隊より除く
07.12.01：驅逐隊編制：内令第373号：第三十驅逐隊、所属：第一艦隊
07.12.01：艦隊編制：内令第372号：聯合艦隊第一艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
08.05.20：艦隊編制：内令第182号：聯合艦隊第一艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
08.10.18：信号符字変更：達第127号：JUOA
08.11.15：驅逐隊編制：内令第352号：第三十驅逐隊、所属：第一艦隊
08.11.15：艦隊編制：内令第351号：聯合艦隊第一艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
08.11.15：驅逐艦長：海軍少佐 C水 利夫
09.10.22：驅逐艦長：海軍少佐 杉野 修一
09.11.15：艦隊編制：内令第476号：第一艦隊より除く
09.11.15：驅逐隊編制：内令第477号：第三十驅逐隊
09.11.15：役務：内令第480号：第二豫備驅逐艦
09.11.15：警備戦隊編制：内令第481号：佐世保警備戦隊第三十驅逐隊
09.12.15：驅逐艦長：海軍少佐 倉永 恒記
10.06.20：役務：内令第250号：第一豫備驅逐艦
10.10.10：驅逐艦長：海軍少佐 井上 良雄
10.11.15：警備戦隊編制：内令第462号：佐世保警備戦隊より除く
10.11.15：驅逐隊編制：内令第459号：第三十驅逐隊
10.11.15：艦隊編制：内令第458号：聯合艦隊第一艦隊第一水雷戦隊第三十驅逐隊
11.12.01：驅逐隊編制：内令第471号：第三十驅逐隊
11.12.01：艦隊編制：内令第470号：聯合艦隊第一艦隊第一航空戦隊第三十驅逐隊
11.12.01：驅逐艦長：海軍少佐 岡部 三四二
12.12.01：驅逐艦長：海軍少佐 鈴木 保厚
13.03.05：驅逐艦長：海軍少佐 C水 逸郎
13.12.15：驅逐艦長：海軍少佐 石井 勵
13.12.15：役務：内令第1109号：第三豫備驅逐艦
14.10.20：驅逐隊編制：内令第724号：第二十三驅逐隊
14.11.15：驅逐隊編制：内令第847号：第二十三驅逐隊
14.11.15：驅逐艦長：海軍少佐 氏家 忠三
15.04.04：驅逐艦長：海軍少佐 作間 英邇
15.05.01：驅逐隊編制：内令第301号：第二十三驅逐隊より除く
15.05.01：役務：内令第303号：第四豫備驅逐艦
15.05.01：内令第312号：当分の間定員を置かず
15.05.01：驅逐艦長：欠員
15.10.15：役務：内令第712号：特別役務驅逐艦
15.10.15：驅逐隊編制：内令第713号：第二十三驅逐隊
15.10.15：驅逐艦長：海軍少佐 志摩 岑
15.11.15：艦隊編制：聯合艦隊第二艦隊第二航空戦隊第二十三驅逐隊
15.11.15：驅逐艦長：海軍少佐 西村 正夫
16.01.08：司令驅逐艦を「菊月」に変更
16.04.10：艦隊編制：聯合艦隊第一航空艦隊第二航空戦隊第二十三驅逐隊
16.09.01：戦時編制：聯合艦隊第一航空艦隊第二航空戦隊第二十三驅逐隊
16.12.01：信号符字変更：達第369号：JXZA
17.05.15：驅逐艦長：海軍少佐 竹内 仁司
17.05.25：驅逐隊編制：内令第931号：第三十驅逐隊
17.05.25：戦時編制：聯合艦隊第四艦隊第六水雷戦隊第三十驅逐隊
17.07.10：戦時編制：聯合艦隊第四艦隊第二海上護衛隊第三十驅逐隊
17.07.14：戦時編制：聯合艦隊第八艦隊附属第三十驅逐隊
17.10.01：類別等級改正：内令第1824号：種別：驅逐艦、類別：驅逐艦、等級：一等、艦型：卯月型
17.12.01：驅逐隊編制：内令第2211号：第三十驅逐隊解隊
17.12.01：戦時編制：聯合艦隊第八艦隊附属
18.03.20：官房艦機密第1305号：望月型、水無月型、~風型及峯風型驅逐艦に機銃装備及缶撤去等の件訓令
佐世保海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
１．施行艦名
第一次駆逐艦卯月及夕月、第二次驅逐艦三日月、文月、追風、以降逐次追加の予定
２．工事要領
望月型及水無月型驅逐艦
（イ）海軍艦政本部長の後送する図面の要領に依り左の工事を施行するものとす
（１）二十五粍三聯装機銃２基増備
（２）二十五粍二聯装機銃２基装備
（但し本機銃１基現装艦は其の装備位置を変更し新に１基装備す）
（３）十三粍二聯装機銃２基装備
（但し本機銃１基又は２基現装艦は其の装備位置を変更し
１基現装艦のみ新に１基装備す）
（４）六糎高角双眼望遠鏡４個装備（兵器は後日装備）
（５）十米特型運貨船２隻搭載装置新設
（６）缶１基を撤去し艦底に約40瓲のバラストタンクを新設し補給物件の輸送に適する如くす
但し本工事実施に当りては個艦に付其の都度別に指示す
（ロ）代償重量として左の兵器等を撤去するものとす
（１）二番及四番十二糎砲２門及同附属兵器全部
（２）七粍七機銃２基及同上弾薬包全部
（３）二番発射管１基及同上用魚雷３本並に豫備魚雷１本（残存６本）
（４）左舷魚雷格納筐（防弾鈑共）
（５）内火艇１隻及同用ダビット
（６）機雷軌道（但し爆雷投下に必要なる最後端を一部存置す）
~風型及峯風型驅逐艦
（省略）
３．所要兵器
二十五粍機銃用弾薬包は１挺に付通常弾薬包900発及曳跟通常弾薬包300発と為す外詳細は
海軍艦政本部長をして海軍軍需部長に通牒せしむ
４．公試
特に公試を施行せず機銃一挺に付十発の試験発射を施行するものとす
５．完成期
時機を得次第至急
６．費目
（省略）
18.03.31：驅逐隊編制：内令第525号：第三十驅逐隊
18.03.31：戦時編制：聯合艦隊南西方面艦隊第八艦隊第三水雷戦隊第三十驅逐隊
18.05.25：驅逐艦長：海軍大尉 渡邊 芳郎
18.11.01：驅逐艦長：海軍少佐 渡邊 芳郎
19.05.01：戦時編制：聯合艦隊中部太平洋方面艦隊第三水雷戦隊第三十驅逐隊
19.07.18：戦時編制：聯合艦隊第三水雷戦隊第三十驅逐隊
19.08.20：戦時編制：聯合艦隊第三十一戦隊第三十驅逐隊
19.09.08：（ヒ75船団護衛）〜マニラ
19.09.21：（マタ27Ｂ船団護衛）マニラ〜09.25高雄
19.11.20：戦時編制：聯合艦隊南西方面艦隊第五艦隊第三十一戦隊第三十驅逐隊
19.11.25：（ヒ83船団護衛）門司〜11.30高雄
19.12.12：驅逐艦長：海軍中佐 渡邊 芳郎（戦死）
19.12.12：沈没
20.01.10：類別等級削除：内令第16号
20.01.10：驅逐隊編制：内令第25号：第三十驅逐隊解隊
20.01.10：除籍：内令第29号
喪失場所：N11.03-E124.23 レイテ島Canaguyan Point沖
喪失原因：米魚雷艇PT-490及PT-492の雷撃
同型艦
睦月、如月、彌生、皐月、水無月、文月、長月、菊月、三日月、望月、夕月。
兵装
（新造時）
四十五口径三年式十二糎砲４門、七粍七単装機銃２基、
三八式小銃36挺、陸式拳銃10丁、
十二年式三聯装発射管２基、ニ米測距儀１基、須式七十五糎探照燈１基、
八一式投射機２基、爆雷装填台一型２基。
写真資料
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.13「写真集 日本の駆逐艦」（P.106,114）
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.51「日本の駆逐艦U」（P.11,106）
雑誌「世界の艦船」海人社 1992年7月号増刊「日本駆逐艦史」（P.82）
「歴史群像」学習研究社 太平洋戦史シリーズ64 睦月型駆逐艦（P.54）
「海軍第九巻 駆逐艦 海防艦 水雷艇 哨戒艇」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会 （P.121）
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫（1573-1575）
「日本海軍艦艇写真集 駆逐艦」ダイヤモンド社 H17.10 呉市海事歴史科学館（P.33）
「石川島重工業株式会社108年史」 S36.01 石川島播磨重工業株式会社（P.35,620）
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