第二百三十四號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
19.01.13:起工、仮称艦名:第2084號艦
19.08.28:命名:達第283号:第二百三十四號驅潜特務艇
19.08.28:類別等級制定:内令第1002号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.08.28:本籍仮定:内令第1006号:佐世保鎮守府
19.--.--:進水
19.11.01:竣工
19.11.01:本籍:内令第1230ノ2号:佐世保鎮守府
19.11.01:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備隊
19.11.01:内令第1230号ノ3:佐世保防備隊所属
20.02.04:佐世保〜哨戒〜鹿北609船団護衛〜02.11佐世保
20.02.05:佐防機密第051202番電:
1.鹿北六〇九船団九隻、6日0000鹿児島発、1800牛深仮泊、7日0700同発、1800寺島水道仮泊、
8日0600同発、1800唐津仮泊、9日0600唐津発、1600六連着、速力六、五節
2.左に依り直接護衛を実施すべし
第百六十號、第二百三十四號、第九十號驅潜特務艇は野間岬至筑前大島、
第百七十九號、第百六十九號、第二百三十三號驅潜特務艇は野間岬至母子島、
第百六十八號驅潜特務艇、目斗丸、第二號日出丸は高島至筑前大島
20.02.15:佐世保〜哨戒〜
〜02.16 1803 佐防機密第161803番電(伊王島沖至山川、第十三高砂丸の直接護衛)〜
〜02.20佐世保
20.02.24:佐世保〜
〜02.25 0921 佐防機密第250921番電(26日0600発動、阿久根沖至阿坊ノ岬、常盤、高榮丸、
護衛艦四隻警戒(第四法別法)に任ずべし)〜
〜02.28 2020 佐防機密第282020番電(護衛を止め哨区に就け)〜
〜03.02佐世保
20.03.10:佐世保〜護衛〜03.16佐世保
20.03.15:軍隊区分:九州方面護衛部隊護衛本隊
20.03.16:佐世保〜03.17佐世保
20.03.28:佐防機密第281427番電:
1305牡蛎瀬崎の203度4浬に敵潜あり第二百一號、第九十九號、第二百三十四號驅潜特務艇は之を
攻撃撃滅すべし
20.03.28:佐世保〜
〜03.30 1352 佐防機密第301352番電(第十七蛭子丸被雷撃地点(野母崎の93度4浬)を掃蕩撃滅せよ)〜
〜03.31 0400 第二掃蕩隊指揮官機密第310400番電(0600以後の掃蕩は左に依る
北緯32度20分東経129度45分を基点とし半径20浬圏内基点を通ずる東西南北線の
北東側 第九十九號、第二百四十四號驅潜特務艇
南東側 第二百一號驅潜特務艇
北西側 第二百三十四號驅潜特務艇
掃蕩要領 各艇長所定)〜
〜04.01 1916 佐防機密第011916番電(掃蕩を兼ね第二百三十三號驅潜特務艇を捜索)〜
〜04.02 1406 佐防機密第021406番電(掃蕩を止め4日まで第四哨区)〜
〜04.04佐世保
20.04.15:佐世保〜哨戒〜
〜04.16 1808 佐防機密第161808番電(永暦丸の前路掃蕩、CBA区第一法)〜
〜04.21佐世保
20.04.23:佐世保〜
〜04.23 1109 佐防機密第231109番電(第一掃蕩隊牛深西方5浬付近の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.23 1906 第一掃蕩隊指揮官機密第231906番電(1900以後の掃蕩左の通定む
1.野母埼と上甑島西埼並に牡蠣瀬埼上甑島西埼と手ノ首を結ぶ線を以て囲みたる
海面掃蕩、速力七節
2.第二百三十四號、第百七十九號驅潜特務艇は牛深の西方5浬の地点以南、
第百五十八號驅潜特務艇は指揮艇と同地点以北の索敵掃蕩を続行すべし
3.24日1200に至るも敵情を得ざれば掃蕩を行いつつ大ヶ瀬の西5浬に集合せよ)〜
〜04.26 1036 佐防機密第261036番電(本日日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め原配備に復帰せよ)〜
〜04.29佐世保
20.05.01:佐世保〜哨戒〜
〜05.01 1131 佐防機密第011131番電(C区常盤の前路掃蕩)〜
〜05.05 1739 佐防機密第051739番電(CB区、金泉丸、C河丸の直接護衛)〜
〜05.07佐世保
20.05.10:佐世保〜哨戒〜
〜05.15 1649 佐防機密第151649番電(大楠丸の救難作業取止めらる、原配備に復帰せよ)〜
〜05.16佐世保
20.05.18:佐世保〜哨戒〜05.24佐世保
20.05.27:佐世保〜哨戒〜06.02佐世保
20.06.05:佐世保〜特別任務〜
〜06.06 0215 佐防機密第060215番電(第一掃蕩隊は宇久島衛所の132度15kmの敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜06.07 1106 佐防機密第071106番電(第四十三日ノ丸の救難に任ずべし)〜
〜06.08佐世保
20.06.13:佐世保〜哨戒〜
〜06.15 0834 佐防機密第150834番電(第三掃蕩隊は準備出来次第、崎戸の西2浬の敵潜を攻撃
撃滅せよ、指揮官第四十四號海防艦長)〜
〜06.15 1404 佐防機密第151404番電(掃蕩に関し左の通定む
1.掃蕩区域 崎戸島、片島伏瀬、江ノ島曽根、大蟇島、松島を含む海面
2.掃蕩要領 南方海面を移動哨戒)〜
〜06.17 1137 佐防機密第171137番電(掃蕩を止め帰投せよ)〜
〜06.18佐世保
20.08.15:残存
20.11.30:除籍:第301730番電
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、佐世保地方復員局所管
20.12.01:内令第7号:佐世保地方復員局掃海部佐世保支部所属
20.12.20:内令第12号:「驅潜特第二百三十四號」と呼称
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.06.15:複二第5号:佐世保掃海部所属
21.07.20:復二第101号:大竹掃海部所属
22.07.11:復二第521号:大竹掃海部所属解除
22.07.11:復二第522号:特別輸送艦、佐世保鎮守府所管、特別保管艦(特)に指定
23.01.01:船主:運輸省
23.04.01:払下げ
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.49「驅潜艇・哨戒艇」(P.41)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.53)
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(124)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2808,2811)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.156)
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