第八十六號驅潜特務艇の艦歴

 年 月 日：艦歴

 18.05.01：起工、仮称艦名：第585號艦
 18.08.25：命名：達第197ノ2号：第八十六號驅潜特務艇
 18.08.25：類別等級制定：内令第1739号ノ2：種別：特務艇、類別：驅潜特務艇、艇型：第一號型
 18.08.25：本籍仮定：内令第1739号ノ3：呉鎮守府
 18.10.15：進水
 18.12.20：竣工

 18.12.20：本籍：内令第2761号：呉鎮守府
 18.12.20：内令第2762号：佐伯防備隊所属
 18.12.20：戦時編制：呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊
 18.12.21：横須賀〜12.21下田12.22〜12.22串本12.24〜12.24池田12.25〜12.25呉
 18.12.26：呉〜12.26佐伯
 19.01.--：特務艇長：海軍兵曹長　配川　忠義
 19.01.08：呉〜01.09佐伯
 19.01.13：佐伯〜哨戒〜01.14佐伯
 19.01.15：佐伯〜哨戒〜01.16佐伯
 19.01.17：佐伯〜哨戒〜01.18佐伯
 19.01.19：佐伯〜対潜掃蕩〜
 　　　　　〜01.19島ノ浦燈台の120度1608mにて敵潜探知：爆雷投下5個〜
 　　　　　〜01.20飛行機の誘導目標弾により島ノ浦島155度10浬にて爆雷投下7個〜
 　　　　　〜01.20佐伯
 19.01.22：佐伯〜哨戒〜01.23佐伯
 19.01.24：佐伯〜敵潜掃蕩〜01.27佐伯　
 19.01.31：佐伯〜哨戒〜02.01佐伯
 19.02.--：特務艇長：海軍兵曹長　川田　豊
 19.02.03：佐伯〜哨戒〜02.04佐伯
 19.02.06：佐伯〜哨戒〜02.09佐伯
 19.02.11：佐伯〜哨戒〜02.12佐伯
 19.02.14：佐伯〜哨戒〜02.17佐伯
 19.02.20：佐伯〜哨戒〜02.21佐伯
 19.02.23：佐伯〜哨戒〜02.24佐伯
 19.02.25：佐伯〜哨戒〜02.29佐伯
 19.--.--：特務艇長：海軍兵曹長　西村　四郎
 19.07.15：軍隊区分：海護總電令作第218号：鎮海警備府に派遣、鎮海警備府長官の作戦指揮下
 19.07.19：佐伯〜07.19部崎07.21〜07.21門司07.22〜07.23鎮海
 19.07.25：軍隊区分：機密鎮海警備府命令第19号：黒山島海面防備部隊第二十四部隊
 19.07.25：軍隊区分：鎮警信電令作第199号：黒山島部隊指揮官指揮下
 19.07.28：鎮海〜07.28馬山
 19.07.29：菊田造船所にて上架
 19.08.01：下架
 19.08.01：馬山〜08.01鎮海
 19.08.02：鎮海〜08.04木浦
 19.08.06：木浦〜08.15木浦
 19.08.17：木浦〜08.24木浦
 19.08.27：木浦〜
 19.11.05：主機械開放検査
 19.11.13：主機械開放検査
 19.12.15：主機械分解検査
 19.12.28：主機械分解検査
 20.02.13：主機械分解検査
 20.03.21：1855 濃霧並に荒天のため大黒山島待機中
 20.03.--：軍隊区分：黄海方面部隊黒山島海面防備部隊
 20.08.17：出渠

 20.08.15：残存
 20.11.30：除籍：第301730番電

 20.12.01：入籍：内令第5号：掃海艦、呉地方復員局所管
 20.12.01：内令第7号：呉地方復員局掃海部佐伯支部所属
 20.12.20：内令第12号：「驅潜特第八十六號」と呼称
 21.04.01：類別等級削除：軍令第1号（自然消滅）
 21.05.20：内令第68号：呉地方復員局掃海部下関支部所属
 21.06.15：複二第5号：下関掃海部所属

 23.08.20：船舶の番号制定：運輸省告示第230号：
 　　　　　　船種：掃海船（ＭＳ）、番号：MS 09、船名：駆特第八六号
 23.11.15：所属制定：海上保安庁達第19号：
 　　　　　　所属：門司海上保安本部下關掃海部、掃海船、番号：MS 09、船名：驅特第八六号
 24.10.20：船舶の番号廃止：運輸省告示第302号（24.10.18附）
 24.10.20：船舶の番号制定：海上保安庁告示第36号（24.10.18附）：
 　　　　　　船種：掃海船、番号：MS 09、船名：（驅特第八六号）
 25.05.31：船長：運輸事務官　小早川　�C次郎
 25.07.01：船舶の番号改正：海上保安庁告示第22号（25.08.16附）：
 　　　　　　船種：掃海船、番号：MS 09、船名：（駆特第八六号）
 26.04.02：日本海機雷捜索隊編成：保航監第139号：
 　　　　　　区分及び隊番号：三、部隊指揮官：椎原事務官、船艇：MS09（七）
 26.05.09：日本海機雷捜索隊解隊：海上保安庁指令第２号（26.04.27）
 26.06.01：船長：海上保安官（二等海上保安士）近藤　利夫
 26.11.16：船長：海上保安官　近藤　禎介
 26.12.01：船舶の番号改正：海上保安庁告示第31号（26.12.24附）：
 　　　　　　船種：掃海船、番号：MS 09、船名：はやたか
 27.02.11：船長：海上保安官　藤田　吾郎
 27.02.16：船長：海上保安官　内山　隆太郎
 27.07.10：船長：海上保安官　池田　正巳
 27.08.01：船舶の番号削除：海上保安庁告示第17号（27.08.27附）

 27.08.01：保安庁警備隊掃海艇
 29.07.01：海上自衛隊掃海艇「はやたか」(MS-09)
 31.04.01：海上自衛隊特務艇「特務３号」(MS-09)
 32.09.01：海上自衛隊特務艇「特務３号」(ASM-53)
 35.03.31：海上自衛隊支援船「特務雑船26号」(YAS-26)
 37.03.31：除籍

同型艇

 第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。

兵装

（第一號型驅潜特務艇の計画時）
 九二式七粍七単装機銃１基、爆雷22個、吊下式水中聴音機１基、軽便探信儀１基。

（最終時）
 九六式二十五粍単装機銃２基、九三式十三粍単装機銃１基、爆雷18個。

写真資料

 呉市海事歴史科学館、資料番号：PG066495、PG066496

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