R(ビスマルク諸島:Bismarck Archipeiago)攻略を目的とした部隊で第十九戦隊司令官志摩少将を指揮官とする本隊がニューブリテン島(New Britain)にあるRR(ラバウル:Rabaul)、第十八戦隊司令官丸茂少将を指揮官とする支隊がニューアイルランド島(New Ireland)にあるRO(カビエン:kavieng)の占領を担当した。
17.01.05:機密南洋部隊命令作第7号:R攻略部隊編成 【兵力】(艦船のみ抜粋) 1.本隊(17.01.06:機密R攻略部隊命令作第1号) (イ)第一兵力部署 主隊: 第十九戦隊 (沖島、津輕のみ) 第六水雷戦隊 (夕張 第二十九驅逐隊(追風、朝凪、夕凪) 第三十驅逐隊 (睦月、彌生、望月)) 第一部隊:天洋丸 輸送船第一分隊(横濱丸、くらいど丸、太jロ) 第二部隊:金剛丸 輸送船第二分隊(チェリボン丸、日美丸、ちゃいな丸) 第三部隊:第五砲艦隊 (日海丸のみ) 輸送船第三分隊(水戸丸、べにす丸、門司丸) 第四部隊:靜海丸 黄海丸、高瑞丸 航空部隊:聖川丸 哨戒部隊:第十四掃海隊 (玉丸、第二玉丸、羽衣丸、第二號能代丸) 第五十六驅潜隊(第五壽丸、第八玉丸、第三利丸) 設営部隊:漁船隊 附属部隊:第二號海城丸(一月十四日以降) (ロ)第二兵力部署 (昭和17年01月23日08:00以後:R攻略部隊信令作第15号) 主隊: 第十九戦隊 (沖島、津輕、天洋丸のみ) 第六水雷戦隊 (夕張 第二十九驅逐隊(追風、朝凪、夕凪) 第三十驅逐隊 (睦月、彌生、望月)) 金剛丸 航空部隊:聖川丸 哨戒部隊:第五砲艦隊 (日海丸、靜海丸のみ) 第十四掃海隊 (玉丸、第二玉丸、羽衣丸、第二號能代丸) 第五十六驅潜隊(第五壽丸、第八玉丸、第三利丸) 設営部隊:漁船隊 附属部隊:(最上川丸)、第二號海城丸 2.支隊(17.01.07:機密R攻略部隊支隊命令作第1号) (イ)第一軍隊区分 主隊: 第十八戦隊 (天龍、龍田) 吾妻山丸、五洋丸 哨戒隊: 第二十三驅逐隊(菊月、夕月、卯月) 砲撃隊: 金龍丸 (ロ)第二軍隊区分(昭和17年01月23日04:35) 主隊: 第十八戦隊 (天龍、龍田) 金龍丸 哨戒隊: 第二十三驅逐隊(菊月、夕月、卯月) 特務隊: 五洋丸、吾妻山丸 17.02.01:0000 南洋部隊電令作第66号(01.29附)により解隊
17.01.16:第十九戦隊信令作第13号: 陸戦隊仮設電信所呼出符号及び使用暗号書を左の如く定む 1.津輕より派出のもの: サ一〇 2.特別陸戦隊よりのもの:キ二〇 3.使用暗号書:聯合艦隊所定「アンB」及び当部隊所定略語 17.01.22:R攻略部隊信令作第14号: 津輕は当方面敵航空機通信特にポートモレスビー(呼出符号及びVIG)の発信を傍受すべし 現在判明せる敵の電波12410キロサイクル 17.01.23:R攻略部隊信令作第15号: 0800以後第二兵力部署となせ 17.01.26:R攻略部隊信令作第16号: 1.陸軍よりの情報に依れば敵はワイド湾、オープン湾より輸送船にて逃走せんとする疑あり 2.聖川丸艦長は飛行機を以て同方面を偵察攻撃すべし 17.01.26:R攻略部隊信令作第17号: 沖島艦長はガゼレ半島の飛行偵察(陸軍偵察将校同乗)を実施、陸戦に協力せしむべし 17.01.26:R攻略部隊信令作第18号: 聯合陸戦隊指揮官は舞二特第二中隊到着せば大隊本部を残し自余の艦船陸戦隊を現配備に於て 警備を引継ぎしめたる後其の編成を解き帰艦せしむべし 17.01.26:R攻略部隊信令作第19号: 母艦担任艦を左の如く定む 第十四掃海隊: 沖島 第五十六驅潜隊:津輕 17.01.28:R攻略部隊信令作第20号: 聖川丸飛行機偵察に依ればプットプット港よりワイド湾に至る中間に100噸汽船あるを認む 直に驅逐艦一隻を派遣しこれを拿捕せよ 17.01.28:R攻略部隊信令作第21号: 1.第十九戦隊機密第326番電に依るアドミラルティー島掃蕩参加兵力中に聖川丸(飛行機四機 及ラバウル基地員欠)及舞二特の二個小隊を基幹とする一個中隊(中隊長近藤少尉)を加う 2.前項聖川丸飛行機四機及びラバウル基地員(指揮官別令)は聖川丸当地出港時より本職直率 とし復帰の時機は別令す 17.01.28:R攻略部隊信令作第22号: 信令作第21号第二項に依る聖川丸基地員の母艦担任艦を沖島に指定す 17.01.29:R攻略部隊信令作第23号: 機密R攻略部隊命令作第1号に依る第二兵力部署中陸戦隊指揮官の欄を宮田中佐に、同兵力欄を 舞鶴二特の大部に改む 17.01.29:R攻略部隊信令作第24号: 沖島、津軽陸戦隊は宮田部隊本部到着後、警備を同部隊に引継ぎ帰艦すべし 17.01.29:R攻略部隊信令作第25号: 陸軍輸送船引上の際はアタリ湾の驅逐艦配備を徹し輸送船を護衛しつつ帰投せしむべし 17.01.29:R攻略部隊信令作第26号: 聖川丸艦長は明30日午前午後各一回飛行機一機宛を以て当隊機密第356番電に依る陸軍輸送船 前路の警戒に任ぜしむべし 17.01.30:R攻略部隊信令作第27号: 第二號海城丸は明31日五洲丸に横付し同船搭載中の特九二航空揮発油100噸を移載し陸揚未済の ものを荷揚の上速にトラックに帰投すべし 17.01.31:R攻略部隊信令作第28号: 1.金剛丸は金龍丸に横付し同艦に搭載中の特二航空揮発油50缶を移載の上、速にトラックに 帰投すべし 2.第四軍需部派遣員は右作業に協力すべし
17.01.01:第十九戦隊信令第9号: 各艦は当地在泊中四時間以内に復旧可能の機関整備作業を実施する事を得 但し十六節航行に支障ある諸作業を実施する場合は作業の種類及び其の終了見込時刻を 又作業終了せば其の旨報告するものとす 17.01.07:第十九戦隊信令第10号: 本職沖島を率い8日(時刻別令)出港グァムに回航す、天洋丸、金剛丸、第五砲艦隊(靜海丸、 京城丸欠)は便宜出港、10日1200迄に(天洋丸は11日1200迄)グァムに回航すべし 17.01.07:第十九戦隊信令第11号: 1.グァムに於ける錨地を左の通定む 沖島:六番立標の270度1,400m、天洋丸:沖島の270度600m、日海丸の240度600m 2.グァム在泊中第二警戒碇泊となせ、但し哨戒艇の派出は特令に依る 17.01.14:R攻略部隊信令第12号: 1.R攻略部隊の速力を第一速力区分(各艦隊、艦固有速力区分)及び第二速力区分(機密R攻略 部隊命令作第1号所定)に改む 2.第一速力区分は出入港及び占位運動其の他必要の際之を使用し第二速力区分は輸送船隊と集団 航行の場合之を使用す 17.01.14:R攻略部隊信令第13号: 第二警戒航行序列に於ける占位位置を左の通改む 日海丸 一番 驅逐艦 二番、三番 17.01.13:第十九戦隊信令第14号: 主隊及び第一、第二、第三部隊のグァム出撃時刻を14日1330に改む 17.01.16:R攻略部隊信令第15号: 1.23日早朝(時刻特令)護衛隊陸戦隊をラバウルに揚陸、海軍使用区域の掃蕩並に飛行場及び 海軍所定区域の警備に任ず (イ)陸戦隊兵力 聯合陸戦隊編成表に依る本部及び第一中隊とす、但し中崎砲台に揚陸せる津軽一個分隊欠 (ロ)掃蕩並に警備要領 陸戦隊指揮官に対し別に指令す (ハ)宿営に要する物件等は入泊後後送す (ニ)陸戦隊撤収の時期は別令す 2.中崎砲台に揚陸せる津軽部隊は同砲台占領後陸軍部隊と行動を共にしラバウル市内に於いて 前項陸戦隊に合同すべし、但し電信員は適宜帰投せしむるものとす 17.01.17:第十九戦隊信令第16号: 五(六)番配備驅逐艦は毎日日没時発動、第四(一)部隊の右(左)斜後五粁に占位、 日出時迄に固有位置に復帰せよ 17.01.20:第十九戦隊信令第17号: 沖島艦長は太平洋兵要地点図を第八特別根據地隊本部用として一時其の設立予定者に貸与すべし 17.01.22:第十九戦隊信令第15号ノ1: 1.R攻略部隊本隊の行動予定左の通 22日1100の位置(S03.46-E151.37)爾後針路90度、1630頃より135度、1900頃より180度、 速力6.5節、22日2300予定漂泊位置着 2.哨戒部隊は速に本隊に合同すべし、但し本日日没時迄に合同し得ざる場合は左の通行動すべし (イ)第十四掃海隊は23日0300迄にラバウル湾外に到達、特令に依り所定の掃海を実施す (ロ)第五十六驅潜隊は23日2300迄に沖島漂泊一附近に到達し爾後 (一)第八玉丸は特令に依り第一、第三分隊第一次舟艇群を護衛し南崎の北西1.5浬附近に 進入、附近海面を機宜行動護衛に任ず (二)第五十六驅潜隊をしてラバウル湾内に進入、敵船舶の拿捕に任ず 進入時機0400頃特令す (ハ)哨戒部隊の哨戒(第一哨線)開始時機は特令す 17.01.23:第十九戦隊信令第19号: 沖島、津輕は陸戦隊揚陸後ランチ一隻宛を天洋丸に派遣し通信基地用物件の揚陸に協力せしむべし 17.01.23:R攻略部隊信令第20号: 入泊後左記に依り陸上見張所を設置すべし 1.担任艦:沖島 2.信号員派出区分:各艦一名 3.携行品:信号旗一組、七倍双眼鏡一、豆式信号灯一(沖島) 4.右の外担任艦長所定 17.01.24:R攻略部隊信令第21号: 1.第六水雷戦隊司令官は左記に依りワトム島及びデュークオブヨーク島要地の掃蕩を実施せしむ べし (イ)旗艦:1月25日より同27日迄の期間内 (ロ)参加兵力:司令官所定 (ハ)掃蕩後守備兵力を残置せず 2.天洋丸艦長は本位本日1400迄に大発中発各一隻(定員を附す)を夕張に派遣右作戦に関し 第六水雷戦隊司令官の指揮を受けしむべし 17.01.24:R攻略部隊信令第22号: 1.第六水雷戦隊司令官は左に依りワトミ島及びデュークオブヨーク島要地の掃蕩を実施すべし (イ)期日:1月25日より同27日迄の期間内 (ロ)参加兵力:司令官所定 (ハ)掃蕩後守備兵力を残置せず 2.天洋丸艦長は本24日1400迄に大発中発各一隻(艇員を附す)夕張に派出し右作戦に関し 第六水雷戦隊の指揮を受けしむべし 17.01.28:R攻略部隊信令第23号: 1.今夜1900以後聖川丸飛行機一機泊地並に附近上空を警戒す、着水せば通報す 2.今夜1930以後照射及び発砲を禁止す 但し沖島の照射及び機銃発砲の時機を以て右の禁止を解く 17.01.28:R攻略部隊信令第25号: 沖島は明31日中に津輕に搭載中の八糎高角砲砲床同附属品を移載しトラックに於て第四軍需部に 還納すべし
17.01.23:R攻略部隊支隊電令作第1号:第十八戦隊機密第44番電: 1.セラピウ島山腹に敵見張所設置しあるが如し 2.陸戦部隊指揮官は一部兵力を以て24日セラピウ島を掃蕩すべし 3.哨戒部隊指揮官は驅逐艦一隻を以て右掃蕩に協力すべし 4.特務隊指揮官は陸戦部隊指揮官の要求に応じ所要の大発を派出すべし 17.01.24:R攻略部隊支隊電令作第2号:第十八戦隊機密第50番電: 1.27日舞二特の一部(特務中尉の指揮する銃隊二個小隊、山砲一個小隊を基準とす)を カビエン守備隊とす 2.陸戦隊は左に依りラバウルに転進すべし(発日、兵力) 25日舞二特一個中隊(約304) 吾妻山丸、 27日舞二特(一個中隊及びカビエン守備隊欠)五洋丸 3.吾妻山丸は右の外報道部員等(20名ヤンマー六隻)を輸送ラバウルより大発二隻及び 内地向け物資を搭載速にカビエンに帰投すべし 4.五洋丸は右兵力を輸送ラバウルより内地向け物資を搭載トラックに帰投すべし 5.哨戒隊は各驅逐艦一隻を以て吾妻山丸及び五洋丸のラバウル進出の警備に任じたる後 速にカビエンに帰投すべし 17.01.25:R攻略部隊支隊電令作第3号:第十八戦隊機密第55番電: 左に依り敵を掃蕩し防備施設及び通信交通機関の破壊を行うべし(日時、兵力、方面) 25日第十八戦隊、第二十三驅逐隊、ニューハノーバー陸戦部隊、マンテル島、カボッテロン島、 ウンガン島 26日第十八戦隊、ムッソウ、エミラウ、第二十三驅逐隊(驅逐艦一隻欠、特陸三個小隊を加う) ジャウト島 17.01.27:R攻略部隊支隊電令作第4号:第十八戦隊機密第68番電: 1.鹿島特陸を主隊に加へ同隊指揮官はカビエン及び其の附近掃蕩防備に関しカビエン守備隊に 協力すると共に戦闘の場合はカビエン守備隊を指揮すべし 2.陸戦部隊指揮官はナマダナイの掃蕩に任ずべし 3.五洋丸はラバウルに転進の途次右掃蕩に関し陸戦部隊指揮官の要求に応ずべし 4.哨戒部隊(卯月欠)は27日ダイオー島の掃蕩を行うと共に五洋丸転進の警備に任じたる後 カビエンに帰投すべし 17.01.27:R攻略部隊支隊電令作第5号:第十八戦隊機密第70番電: 1.捕虜の言に依ればアンビトル島に海軍無線電信所あるものの如し 2.哨戒部隊指揮官は驅逐艦一隻を先行せしめ28日右電信所を破壊すべし 17.01.27:R攻略部隊支隊電令作第6号:第十八戦隊機密第73番電: 28日左の通掃蕩すべし 1.天龍 レマス、パチオ両島 2.龍田 0430出動本島東岸を偵察しつつタバル島無線電信所破壊後帰投 3.卯月 泊地附近離島 17.01.29:R攻略部隊支隊電令作第7号:第十八戦隊機密第87番電: 吾妻山丸は戦利品を搭載29日発トラックに回航、同地に於て待機すべし 17.01.30:R攻略部隊支隊電令作第8号:第十八戦隊機密第89番電: 第二十三驅逐隊(卯月欠)はラバウル方面に在りて待機すべし
17.01.24:R攻略部隊支隊電令第1号: 金龍丸は鹵獲爆弾を搭載23日夕刻発、速にトラックに至りカビエン飛行基地用人員物件の輸送に 任ずべし 17.01.24:R攻略部隊支隊電令第2号: 金龍丸は鹵獲爆弾を搭載23日夕刻発、速にトラックに至りカビエン飛行基地用人員物件の輸送に 任ずべし
17.01.07:R攻略部隊支隊信令作第1号: 鹿島特別陸戦隊及び第五根據地隊高角砲二門を舞鶴第二特別陸戦隊司令の指揮下に入る 17.01.17:R攻略部隊支隊信令作第2号: 1.当隊来る20日南水道出撃の予定 2.出港順序、第二十三驅逐隊、第十八戦隊、金龍丸、吾妻山丸、五洋丸とし第十八戦隊出港時刻 1400 3.出撃時迄に艦内哨戒第三配備魚(爆)雷準備第三(第一)法となし防雷具曳航鎖を通し置け 4.進撃中特令なければ昼(夜)間第一(第二)警戒航行序列とす 17.01.20:R攻略部隊支隊信令作第4号: 1.日没時哨戒隊指揮官は驅逐艦一隻を以て支隊の後方の潜水艦制圧を行うべし 2.2300天龍は180度に変針す 17.01.23:R攻略部隊支隊信令作第5号: 予定の如く甲法を断行す、各隊奮戦其の任を完うせよ 17.01.23:R攻略部隊支隊信令作第6号: 卯月は原速力を以て主隊の前方約三粁附近を適宜対潜警戒行動すべし 17.01.24:R攻略部隊支隊信令作第7号: 左に依り警戒すべし 1.昼間艦内哨戒第三配備18節即時24節20分間待機 2.夜間艦内哨戒第三配備12節即時待機 3.昼間錨地に警泊しあるものは第二号に依る 17.01.25:R攻略部隊支隊信令作第8号: 哨戒隊は要すれば陸戦隊を揚陸しウヌスタ、モツスアン、ナイガマ附近の敵を掃蕩し防備施設 及び通信機関を破壊せよ 17.01.26:R攻略部隊支隊信令作第9号: 左の方面の敵掃滅防備施設及び通信交通機関の破壊を行うべし 1.天龍 マリアイランドハーバー及びヌギマ 2.龍田 ウエストハーバー附近及びルアリスウンブルグメデマウ 17.01.26:R攻略部隊支隊信令作第10号: 哨戒隊(驅逐艦一欠)補給終了後ラボンガイ及びメタナスの掃蕩に任ずべし 17.01.27:R攻略部隊支隊信令作第11号: 敵飛行機を発見せば左に依り速報すべし 1.昼間BB空旗を掲揚す 2.夜間機銃曵痕弾射撃を行う 3.無線(リサ甲に依る) 4.陸戦隊指揮官は飛行機隊指揮官へ警報を速報すべし 17.01.29:R攻略部隊支隊信令作第13号: 1.セラピウ島見張所派出担任をカビエン守備隊とす 2.29日午前中に引継ぎを了すべし 17.01.30:R攻略部隊支隊信令作第14号: 1.31日龍田は別示の通泊地掃海及び航路標識の設置を行うべし 2.天龍は右作業に関し龍田艦長の要求する人員及び短艇を派出すべし 3.カビエン守備隊は大発二隻を0600迄に龍田に派遣し同艦長の命を承けしむべし
17.01.07:R攻略部隊支隊信令第1号: 龍田は1月12日迄に掃海立標七個を第四港務部より受領すべし 17.01.08:R攻略部隊支隊信令第2号: 艦尾信号灯は光達距離1,000mに調整し置け 17.01.09:R攻略部隊支隊信令第4号: 左に依り防雷具取扱講習を行うべし 1.指導官:天龍水雷長 2.場 所:五洋丸 3.参加員:吾妻山丸、五洋丸防雷具係員 4.細 目:指導官所定 17.01.10:R攻略部隊支隊信令第6号: 1.艦尾信号灯の光力は8000mに調整すべし 2.五洋丸、吾妻山丸は方向性信号灯の整備を実施すべし 17.01.12:R攻略部隊支隊信令第8号: 左に依り夜間信号教練を実施す 1.日時:1月14日より19日迄毎日日没後30分より約1時間(出勤日を除く) 2.参加場所:天龍、金龍丸、五洋丸、吾妻山丸 3.実施項目: (イ)方向性微光力信号灯を以てする発光信号 (ロ)斉動信号、味方識別信号 4.指揮官:天龍艦長 5.研究訓練項目 (イ)微光力交信法 (ロ)信号中継砲(特設艦船)其の他指導官所定 17.01.14:R攻略部隊支隊信令第12号: 機密R攻略部隊支隊命令第7号、番号第一、艦橋電話訓練通信系にカ三ツケ(電話)を加う 17.01.19:R攻略部隊支隊信令第21号: 第十八戦隊各艦及び菊月は機密トラック方面防備部隊航空部隊命令作第4号に依る対潜哨戒機 及び直衛機飛行中間隊航空機電波(タヒ四七一)の待受を行う可し 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第23号: 泊地掃海に際し聯合小掃海艇を第二十三驅逐隊司令の指揮下に入る 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第24号: 第一掃海面基点をラル島の12度3粁掃海水路を168度に改む 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第26号: 本23日1800以後、五洋丸、吾妻山丸の連絡を左の通定む 1.カ三ツケは待受けを止む 2.カ五ツケ0800より1800迄毎時の始め其の他は毎偶数時の始め 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第27号: 1.第十八戦隊、第二十三驅逐隊の順序に第一錨地に警泊せよ 2.哨戒隊指揮官は驅逐艦一隻を以て第五小騎亜戦の哨戒に任ぜしむべし 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第28号: 1.セラピウ島既設見張所員の派出に際し左の通定む 2.指揮官准士官以上一、下士官一、兵六、信号員一、電信員一、小銃武装、軽機一 3.派出艦艦船番号順序毎日0900現地交代とす 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第31号: 1700以後ラバウル方面に敵機屡々来襲する報あり、特に対空警戒を厳にせよ 17.01.24:R攻略部隊支隊信令第32号: 26日0430第二十三驅逐隊、第十八戦隊の順序に出港ニューハノーバー方面に行動す 17.01.26:R攻略部隊支隊信令第36号: 驅逐艦をして港外より石廊の誘導に任ぜしむ 17.01.26:R攻略部隊支隊信令第37号: 哨戒隊(卯月欠)は便宜カビエンに回航すべし 17.01.26:R攻略部隊支隊信令第38号: 1.ネムト島北端の268度2.8浬列方位88度距離0.7浬 2.26日0000出撃左の掃蕩を行いたる後カビエン第一錨地に警泊せよ 天龍ムッソウ島、龍田エミラウ島及びケングオウ諸島 17.01.26:R攻略部隊支隊信令第39号: 各艦は掃蕩地区に左の立標を樹立すべし 大日本帝國占領 紀元二千六百二年一月 日 17.01.30:R攻略部隊支隊信令第43号: 1.12節一時間待機となせ 2.第五哨戒線の哨戒を中止す
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