安土丸の船歴

 年 月 日:船歴

05.06.28:起工 05.09.22:進水、命名:安土丸 05.11.01:竣工
05.10.--:新規登録:所有者:共同漁業株式會社、船籍港:下關市、           登録総噸数:361、登録純噸数:151、登録長:145.0呎 05.11.11:汽船トロール漁業許可        許可番号:第一一七號        名義:共同漁業株式會社        操業区域:        (イ)東海及黄海        (ロ)北緯五十一度以北東経百六十度以東のベーリング海           但し堪察加オリュートルスキー岬よりナワリン岬に至る線内にして           水深六十尋以内の海面を除く        (ハ)北緯二十一度以南の南支那海        漁獲物陸揚港:戸畑港、下関港、長崎港、大阪港、青森港、函館港        許可期間:昭和05年11月11日より起算し十箇年        制限又は条件        (一)〜(三)、(五)省略        (四)六月一日より八月三十一日に至る期間は東海及黄海に於て操業することを得ず 05.12.16:変更登録:船籍港:戸畑市 06.06.08:汽船トロール漁業取締規則により東海及黄海に於ける汽船トロール漁業の操業を許可        期間:自昭和06年06月04日 至同年08月31日 07.03.11:汽船トロール漁業許可証書換        漁獲物陸揚港:戸畑港、下関港、長崎港、大阪港、青森港、函館港、香港に変更 07.05.25:無線電信取扱所設置:逓信省告示第995号(05.28附):       名称:安土丸無線アヅチマルムセン電信取扱所       位置:共同漁業株式會社所属汽船安土丸       定繋港:下關 07.05.25:無線局名:逓信省告示第996号(05.28附):局名:安土丸、呼出符号:JHEC 08.01.01:訂正登録:登録純噸数:152、登録長:44.2 08.01.15:無線電信取扱所閉鎖:逓信省告示第60号(01.19附) 08.01.16:託送発受所名追加:逓信省告示第59号(01.19附):       発受所名:安土丸託送アヅチマルタクソウ(共同漁業株式會社安土丸)、呼出符号:JHEC 08.04.15:託送発受所名削除:逓信省告示第903号(04.21附) 08.04.16:無線電信取扱所の事務を開始:逓信省告示第904号(04.21附) 08.08.03:戸畑〜ウルシー〜08.19戸畑(予定、JACAR:C05023284900) 08.08.15:無線電信取扱所閉鎖:逓信省告示第1854号(08.15附) 08.08.16:託送発受所名追加:逓信省告示第1855号(08.15附):       発受所名:安土丸託送アヅチマルタクソウ(共同漁業株式會社安土丸)、呼出符号:JHEC 09.05.14:汽船トロール漁業許可証書換        名義:新興水産株式會社        操業区域:北緯五十一度以北東経百六十度以東のベーリング海を含む北太平洋とす           但し堪察加オリュートルスキー岬よりナワリン岬に至る線内にして           水深六十尋以内の海面及堪察加クロノスキー岬よりアフリカ岬に至る線内を除く        漁獲物陸揚港:大阪港、東京港、函館港        制限又は条件:省略 09.05.22:無線電信取扱所(閉鎖中)の位置を変更:逓信省告示第1390号(06.09附):       新位置:日本合同工船株式會社所属汽船安土丸 09.05.22:託送発受所名改正:逓信省告示第1383号(06.09附):       発受所名:安土丸託送アヅチマルタクソウ(日本合同工船株式會社安土丸)、呼出符号:JHEC 09.08.29:無線電信取扱所(閉鎖中)の位置を変更:逓信省告示第2259号(09.10附):       新位置:共同漁業株式會社所属汽船安土丸 09.08.29:託送発受所名改正:逓信省告示第2258号(09.10附):       発受所名:安土丸託送アヅチマルタクソウ(共同漁業株式會社安土丸)、呼出符号:JHEC 09.08.31:汽船トロール漁業許可失効(廃止) 09.09.07:託送発受所名削除:逓信省告示第2284号(09.13附) 09.09.08:無線電信取扱所の事務を開始:逓信省告示第2285号(09.13附) 09.09.10:変更登録:所有者:豊洋漁業株式會社 09.09.10:変更登録:所有者:共同漁業株式會社に商号変更(註:同日付で再度変更登録) 09.09.12:汽船トロール漁業許可        許可番号:第一一七號        名義:共同漁業株式會社        操業区域:        (イ)東海及黄海        (ロ)北緯五十一度以北東経百六十度以東のベーリング海           但し堪察加オリュートルスキー岬よりナワリン岬に至る線内にして           水深六十尋以内の海面を除く        (ハ)北緯二十一度以南の南支那海        漁獲物陸揚港:下関港、戸畑港、長崎港、大阪港、青森港、函館港、香港        許可期間:昭和09年09月12日より起算し十箇年        制限又は条件        (一)〜(三)、(五)省略        (四)六月一日より八月三十一日に至る期間は東海及黄海に於て操業することを得ず 10.10.26:変更登録:登録総噸数:397、登録純噸数:198、登録長:48.5 10.10.29:第一次第一種定期検査 11.01.13:汽船トロール漁業許可証書換        操業区域:        (イ)東海及黄海        (ロ)北緯二十一度以南の南支那海        漁獲物陸揚港:戸畑港、下関港、長崎港、大阪港、香港        制限又は条件        (一)〜(二)省略        (三)五月一日より八月三十一日に至る期間は東海及黄海に於て操業することを得ず        に変更 12.05.07:無線電信取扱所の位置を変更:逓信省告示第1938号(07.03附):       新位置:日本水産株式會社所属汽船安土丸 12.05.20:変更登録:所有者:日本水産株式會社に商号変更 12.06.04:汽船トロール漁業許可証書換        名義:日本水産株式會社に変更 12.10.27:中間検査 13.04.05:汽船トロール漁業許可証書換        漁獲物陸揚港:戸畑港、下関港、長崎港、大阪港、香港、上海港 13.07.31:無線電信取扱所閉鎖:逓信省告示第2484号(08.05附) 13.08.01:託送発受所名追加:逓信省告示第2485号(08.05附):       発受所名:安土丸託送アヅチマルタクソウ(日本水産株式會社安土丸)、呼出符号:JHEC
13.--.--:徴傭 13.--.--:〜新洲 13.09.06:1745-1750 特設掃海母艦日本海丸」の左舷後部に横付け、糧食供給 13.09.--:新洲〜三尾山 13.09.22:0950-1020 特設掃海母艦「日本海丸」の右舷横付け、糧食供給 13.--.--:三尾山〜春 13.10.09:1320-1505 特設掃海母艦「日本海丸」の左舷横付け、糧食供給 13.12.22:無線電信取扱所(閉鎖中)廃止:逓信省告示第194号(01.26附) 13.12.22:託送発受所名削除:逓信省告示第195号(01.26附) 13.12.22:無線局名:逓信省告示第196号(01.26附):削除 14.02.24:雑役船立~」に曳航され蕪湖を下江 14.06.16:江南第二船渠にて入渠 14.06.23:出渠 14.--.--:解傭
14.06.29:徴傭:一般徴傭船(給糧船)、佐世保鎮守府所管、支那方面艦隊配属 14.--.--:江南〜三江営 14.07.17:1530-1543 特設砲艦第一南海丸」の左舷に横付け、郵便物配達 14.07.--:三江営〜口岸 14.07.23:1710-1735 特設砲艦「第一南海丸」に横付け、糧食供給 14.08.08:1315-1320 特設砲艦「第一南海丸」の左舷に横付け、託送品配達 14.08.--:口岸〜08.09上海〜口岸 14.08.12:1445-1510 特設砲艦「第一南海丸」に横付け、糧食供給 14.--.--:口岸〜鰻魚沙 14.09.02:1425-1445 特設砲艦「第一南海丸」の右舷に横付け、糧食供給 14.09.--:鰻魚沙〜10.05鎮江 14.10.--:鎮江〜10.14鎮江 14.10.15:鎮江〜10.24安慶 14.10.24:安慶〜
16.10.15:入籍:内令第1256号:特設運送船(給糧船)、佐世保鎮守府所管 16.10.15:戦時編制:支那方面艦隊所属、特設運送船(乙) 16.12.01:軍隊区分:機密南支部隊命令第18号:附属 16.12.01:高雄〜12.03萬山12.04〜12.05碣石湾12.06〜12.07碣石湾 16.12.10:特設砲艦正生丸」横付け、生糧品補給 16.12.11:碣石湾〜12.12三門泊地12.12〜12.13萬山12.15〜12.15伶仃島12.20〜      〜12.20萬山12.23〜12.23伶仃島12.28〜12.28香港 16.12.28:特設砲艦東照丸」に生糧品供給 16.12.29:香港〜12.29 伶仃島12.30〜12.30香港12.31〜01.04基隆 17.01.07:基隆〜紅海湾 17.01.10:特設砲艦「正生丸」に生糧品補給 17.01.15:特設砲艦「正生丸」に生糧品補給 17.01.--:紅海湾〜01.19高雄01.22〜厦門 17.01.23:特設砲艦「正生丸」に生糧品補給 17.01.--:厦門〜01.30厦門02.02〜02.11高雄02.13〜02.23基隆 17.02.15:軍隊区分:機密南支部隊命令第5号:附属 17.02.26:基隆〜南澳島 17.03.09:特設掃海艇嵐山丸」に横付け生糧品補給 17.03.--:南澳島〜03.11高雄 17.03.14:高雄〜03.23厦門03.26〜04.03基隆 17.04.01:軍隊区分:機密南支部隊命令第10号:第二海軍軍需部配属 17.04.06:基隆〜南澳島 17.04.09:0907 特設掃海艇「嵐山丸」横付け、生糧品補給   0927 特設掃海艇「嵐山丸」横付け離す 17.04.--:南澳島〜04.15高雄 17.04.17:高雄〜04.26基隆 17.04.29:基隆〜厦門 17.05.02:厦門〜05.08高雄 17.05.15:高雄〜05.24基隆 17.05.26:基隆〜06.05基隆 17.06.08:基隆〜06.10厦門〜06.19基隆 17.05.15:官房機密第5990号:訓令:九二式七粍七単装機銃A型1基、三八式小銃5挺供給 17.06.12:官房機密第7246号:訓令:四十口径安又は四一式八糎砲1門装備 17.06.22:基隆〜07.04基隆07.06〜香港 17.09.06:香港〜09.09香港09.12〜09.14香港09.16〜09.20九龍09.22〜09.25香港 17.09.28:香港〜09.30香港10.03〜10.09香港10.12〜10.13横浜 17.10.15:横浜〜10.20香港10.22〜10.25香港10.28〜11.04香港11.07〜11.07広東 17.11.10:広東〜11.11広東11.14〜11.14香港11.17〜11.24香港11.27〜香港 17.12.05:戦時編制:第四艦隊所属 18.01.02:香港〜01.11パラオ01.13〜01.17サイパン01.20〜01.23トラック 18.01.28:トラック〜02.02クエゼリン 18.02.15:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第1号:補給部隊(給糧) 18.--.--:クエゼリン〜03.04クサイ03.06〜03.08クエゼリン 18.03.12:クエゼリン〜03.13タロア03.19〜03.20クエゼリン 18.03.23:クエゼリン〜      〜03.24 護衛が特設驅潜艇第六京丸」から第六拓南丸」に交代〜      〜03.27タラワ 18.03.29:タラワ〜クエゼリン 18.03.31:水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継 18.3Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社 18.04.05:クエゼリン〜クエゼリン 18.04.23:クエゼリン〜04.24ヤルート〜04.28タラワ04.29〜05.04クエゼリン 18.05.--:クエゼリン〜05.16タラワ 18.05.17:タラワ〜オーシャン島〜ナウル島〜05.20ヤルート〜05.22クエゼリン 18.06.09:クエゼリン〜06.13タラワ 18.06.14:タラワ〜06.15オーシャン06.16〜06.18クエゼリン 18.06.20:ヤルート〜06.21クエゼリン 18.06.21:クエゼリン〜クエゼリン 18.07.06:クエゼリン〜07.13クエゼリン 18.07.--:クエゼリン〜07.24クエゼリン 18.08.28:タラワ〜 18.09.25:クサイ〜ナウル向け航行中、消息不明
18.09.26:沈没として処理 18.12.01:除籍:内令第2564号 18.12.01:解傭
喪失場所:クサイエ島〜ナウル間 喪失原因:不明

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 八代丸間宮丸天塩丸札幌丸北見丸

兵装

 要調査。

写真資料

 「「ディーゼル」漁船ノ世界的漁場開拓」S08.12 國司浩助(P.21)
 「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編

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