第三太洋丸／第八惠比壽丸

第三太洋丸・第八惠比壽丸の船歴

 年 月 日：船歴

 --.--.--：起工
 05.02.12：進水、命名：第三太洋丸
 --.--.--：竣工

 05.02.--：新規登録
 05.02.13：試運転検査執行
 05.04.08：信号符字點付：逓信省告示第1003号：VFKQ
 07.10.01：信号符字変更：逓信省告示第2144号（11.25附）：JDHE

 17.03.--：農林省徴傭、特殊漁船
 17.03.11：横鎮機密第979番電：
 　　　　　　機密横須賀鎮守府命令第95号に依る特殊漁船隊（軍務一機密第102号に依る鰹、鮪漁船）は
 　　　　　　３月11日横須賀出港３月16日頃左の通配備に就く
 　　　　　　　Ａ哨漁区　第二振興丸、
 　　　　　　　Ｂ哨漁区　新山丸、第二淸正丸、
 　　　　　　　Ｃ哨漁区　第拾五事代丸、第三太洋丸、
 　　　　　　　Ｄ哨漁区　第五振興丸
 17.04.16：横鎮機密第353番電：
 　　　　　　特殊漁船六隻14日0800横須賀発左の哨区に就かしめらる
 　　　　　　旧配備船は19日哨区を撤し帰途に就く予定
 　　　　　　　Ａ第五振興丸　　Ｂ第三太洋丸、第二振興丸
 　　　　　　　Ｃ新山丸　　　　Ｄ第拾五事代丸、第二淸正丸
 17.05.06：横鎮機密第579番電：
 　　　　　　特殊漁船六隻２日0800、三隻15日0800横須賀発左の哨区に就かしむ
 　　　　　　旧配備船は10日頃哨区を撤し帰途に就く予定
 　　　　　　　Ａ第二神光丸、い号高宮丸、Ｂ富士丸、第十五源榮丸、第二政德丸、
 　　　　　　　Ｃ第三太洋丸、第六勇喜丸、Ｄ第八千代田丸、網地丸
 17.05.27：横鎮機密第774番電：
 　　　　　　特殊漁船九隻28日左の通哨区着の予定
 　　　　　　旧配備船は同時に帰途に就かしむ
 　　　　　　（以下省略）
 17.06.28：横鎮機密第７番電：
 　　　　　　特殊漁船八隻27日左の通り哨区着、同時に旧配備船は帰途に就かしむ
 　　　　　　　Ａ哨漁区　第十號大黑丸、第拾五事代丸
 　　　　　　　Ｂ哨漁区　第五萬榮丸、第三太洋丸
 　　　　　　　Ｃ哨漁区　い号高宮丸、第二政德丸
 　　　　　　　Ｄ哨漁区　第六勇喜丸、第十五源榮丸

 18.2Q   ：変更登録：改名：第八惠比壽丸
 18.08.12：東海遠洋漁業株式會社と保證責任燒津信用販賣購買利用組合は合併し昭和漁業株式會社を設立
 18.4Q-  ：変更登録：所有者：昭和漁業株式會社
 --.--.--：船長：近藤　鐡吉
 18.09.27：（第41次出動船）横須賀～
 　　　　　～09.29 1115（N31.05-E146.40）敵潜水艦を発見、交戦、船橋大破、無線電信機破損、
 　　　　　　　　　　　 燃料タンク破損及燃料輸送管折損～
 　　　　　～09.30 0915 応急修理善処～
 　　　　　～10.02下田　

 19.12.20：徴傭
 19.12.20：入籍：内令第1375号：特設監視艇、横須賀鎮守府所管

 19.12.20：内令第1376号：女川防備隊所属
 19.12.20：戦時編制：横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊女川防備隊
 20.02.--：監視艇長：海軍兵曹長　根東　博澄

 20.07.15：戦時編制：大海幕機密第608号ノ272：横須賀鎮守府部隊第七特攻戦隊女川防備隊

 20.08.15：残存
 20.10.20：解傭
 22.05.03：除籍：復二第327号

同型船

 要調査。

兵装

（18.09.27現在）
 三年式機銃１挺、三八式小銃３挺。

写真資料

 「東海遠洋漁業株式会社三十年史」 S12.08 東海遠洋漁業株式會社
 「焼津のカツオ船とマグロ船」H17.03（焼津市史編さん委員会編）

備考

従前、正岡勝直氏の調査に基づき本船を船舶番号36762、53噸としてきましたが、船舶番号36762の「惠比壽丸」が「第八惠比壽丸」と改名されたのは戦後になってからであり、他に船舶番号36762が特設監視艇となった記録も見いだせないため、船舶番号35889の「第八惠比壽丸」97噸が特設監視艇と判断しました。

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