鎭西丸の船歴
年 月 日:船歴
--.--.--:起工
04.08.--:進水、命名:鎭西丸
--.--.--:竣工
04.10.--:新規登録
04.12.03:信号符字點付:逓信省告示第3155号:VDBP
08.05.01:信号符字取消:逓信省告示第1188号(05.23附)
14.09.18:検査
16.10.14:信号符字點付:逓信省告示第65号(17.01.19附):JBIQ
18.10.15:借用発令
18.11.12:官房機密第5702号:借用及徴傭船を特設驅潜艇として艤装の件訓令
横須賀、呉及佐世保海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.船名
別紙の通
但し爾後変更の場合は海軍省兵備局長をして直接関係鎮守府参謀長宛通知せしむ
2.工事要領
特設驅潜艇としての任務に適する如く船体機関を整備するの外左の標準に依り兵器を装備する
ものとす
但し兵器準備著しく遅るるものは配属地の海軍工作部に委託することを得
尚詳細に関し要すれば海軍艦政本部長をして直接横須賀、呉及佐世保海軍工廠長に通牒せしむ
(イ)砲煩兵器
総噸数 五〇〇噸以上のもの
短五糎砲 1基( 20発)
九三式十三粍単装機銃六型 1基(300発)
同 一〇〇噸以上のもの
九三式十三粍単装機銃六型 1基(300発)
同 一〇〇噸未満のもの
九二式七粍七単装機銃 1基(700発)
(ロ)音響兵器
仮称軽便探信儀 差当り五隻に付一組の標準に依り
仮称簡易水中聴音機 } 適当なる船に装備するものとす
(ハ)爆雷兵器
九五式爆雷完備 12個 但し船型に応じ適宜増減することを得
投下軌道(三箇載) 2條
(二)光学兵器
八糎双眼望遠鏡 適当なる船30隻に各1組
七倍稜鏡双眼鏡 3個
(ホ)電気兵器
信号燈 } 所要数
照明燈
3.所要兵器
横須賀、呉及佐世保海軍軍需部在庫兵器を供給し其の船名、品名、数量等詳細を
海軍艦政本部長に通知するものとす
4.試験
重心試験並に適宜船体機関及装備兵器の作動確認試験を実施するの外砲一門に付一発
機銃一挺に付十発の発射試験を施行するものとす
5.完成期
入港後成るべく速に
6.費目
(省略)
(別紙抜粋)
整備担当佐世保
船名:鎭西丸、噸数:六二
18.12.16:機密佐世保鎮守府命令第455号:
佐世保海軍艦船部長は左に依り海軍省借用船舶の授受を行うべし(抜粋)
船名 船舶番號 総噸数 授受期日 記事
鎭西丸 35480 62 授受主任をして通知せしむ 特設驅潜艇として整備予定
18.12.27:佐世保にて授受
19.02.01:入籍:内令第282号:特設驅潜艇、佐世保鎮守府所管
19.02.01:内令第284号:第二十三特別根據地隊所属
19.02.01:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第二南遣艦隊第二十三特別根據地隊
19.06.--:軍隊区分:直卒部隊
19.07.28:(タマ21D船団護衛)高雄〜
19.09.01:軍隊区分:菲島部隊指揮官指揮下
19.09.05:(「日營丸」護衛)タラカン〜09.05ツルサン水道北口09.06〜09.06ボンガオ09.07〜
〜09.07ホロ09.08〜09.08ザンボアンガ
19.09.-:ザンボアンガ〜
〜09.09 1800 ピラス島北東海面にて第百一號掃海艇と合同、セブに向う〜
〜09.09 2000 第百一號掃海艇、第百二號輸送艦が反転、ピラスに向う〜
〜09.09 第百一號掃海艇、第百二號輸送艦とはぐれる〜
〜09.11セブ
19.09.12:1105 セブ島南方5浬にて敵機の銃撃を受け火災沈没
19.09.12:沈没
20.05.10:除籍:内令第417号
20.05.10:返却
喪失場所:セブ島南方5浬
喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
同型船
なし。
兵装
要調査。
写真資料
要調査
前の艇へ ← 特設驅潜艇 → 次の艇へ
Homeへ戻る