第四十二號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
17.07.10:起工、仮称艦名:第541號艦
18.04.30:命名:達第96号:第四十二號驅潜特務艇
18.04.30:類別等級制定:内令第816号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
18.04.30:本籍仮定:内令第815号:佐世保鎮守府
18.06.07:進水
18.08.26:官房艦機密第4326号:驅潜特務艇に探信儀装備の件訓令
佐世保海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.工事要領
別図要領に依り仮称軽便探信儀一組を装備するものとす
2.施行艦名及完成期
第二十四號及第三十九號驅潜特務艇 昭和18年8月末日
第四十二號、第五十六號及第五十二號驅潜特務艇 成るべく速に装備するものとし
第五六一號及第五六五號艦 完成期を予定し報告するものとす
3.所要兵器
海軍艦政本部長をして直接佐世保海軍軍需部に通牒せしむ
4.試験
兵器造修規則第九十三條の規定に準じ施行す
5.費目
(省略)
18.08.27:竣工
18.08.27:本籍:内令第1749号:佐世保鎮守府、佐世保防備隊所属
18.08.27:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備戦隊佐世保防備隊
18.09.01:内令第1833号:佐世保防備隊所属
18.09.15:内令第1939号:第三十一警備隊所属
18.10.15:高雄〜マニラ(予定)
18.10.24:菲島部隊電令第172号:第774船団十隻(部隊乗船、護衛艦呉竹、友鶴)
1.略
2.第百三號哨戒艇、第七號掃海特務艇は25日マニラ発サンフェルナンドに進出待機し
途中より船団護衛に協力
3.第三十九號及び第四十二號驅潜特務艇27日より湾口哨区掃蕩警戒
18.11.17:菲島部隊電令第183号:
1.甲船団の一貫護衛艦を第二京丸とし第二號哨戒艇の護衛区域を北緯3度30分
東経127度30分附近迄とす
2.甲船団と第十二京丸との合同地点は菲南部隊指揮官所定による
3.乙船団の護衛艦より第四十二號驅潜特務艇を除く
4.第百五號哨戒艇は便宜カウ発マニラに帰投すべし
18.11.17:マリベレス湾にて一般徴傭船「三保丸」が救難作業(11.19まで)
19.07.12:菲島部隊電令第427号:
1.C一二四船団(護衛指揮官:第三十一號驅潜艇長、護衛艦:第三十一號驅潜艇、
第百三號哨戒艇、第八十四號驅潜特務艇)及び
C一二三船団(護衛艦:第四十二號驅潜特務艇、第七號掃海特務艇、ボンドツク岬迄)は
12日マニラ発セブに回航すべし
2.第三十一號驅潜艇、第百三號哨戒艇、最上丸、第八十四號驅潜特務艇はセブ以後
ダバオ行船団の護衛に任じたる後マニラに帰投すべし
但し第八十四號驅潜特務艇はザンボアンガ以後第三十三警備隊司令官所定により
行動すべし
3.以下略
19.09.10:内令第1062号:第三十一特別根據地隊所属
19.09.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三十一特別根據地隊
19.09.--:軍隊区分:護衛部隊
19.09.--:特務艇長:海軍中尉 比嘉 秀行
19.09.10:マニラ港〜09.10ナスブグ湾09.11〜09.11マニラ
19.09.12:燃料重油5t補給
19.09.12:マニラ〜ハミロ湾入口付近移動哨戒〜09.13ハミロ湾
19.09.16:燃料重油5t補給
19.09.18:HIB電令第507号:C203船団護衛、バコロドへ護衛
19.09.20:(C203船団護衛)マニラ〜09.20ハミロ湾09.21〜09.21ルック湾
19.09.24:(C203船団護衛)ルック湾〜バコロドに向う〜
〜09.24対空戦闘〜
〜09.24ルック湾
19.09.24:機械応急修理
19.09.24:対空戦闘
19.09.24:ルック湾〜ブリヤス島ペラナ岬に向う〜09.26サンタクルーズ
19.09.26:船体浸水箇所応急修理
19.09.27:サンタクルーズ〜09.28マニラ
19.09.28:燃料重油5t補給
19.09.29:キャビテに繋留替え、機関修理
19.10.01:船体内外舷、兵員室、露天甲板、艦橋修理、艦橋防弾鈑、機械室防弾鈑取付け
19.10.01:二十五粍機銃銃架新設、十三粍機銃銃架新設工事
20.02.15:内令第137号:第二十一特別根據地隊所属
20.02.15:戦時編制:聯合艦隊第十方面艦隊第二南遣艦隊第二十一特別根拠地隊
20.02.15:軍隊区分:第一警備部隊電令作第72号:直卒部隊
〜02.16ジャカルタ
20.02.--:西ジャワ方面
20.02.16:軍隊区分:南西部隊東印部隊戊区部隊
20.02.29:軍隊区分:西部方面部隊東印部隊戊区部隊
20.03.--:西ジャワ方面
〜04.01スラバヤ
20.04.--:(現在)特務艇長:海軍中尉 比嘉 秀行
20.04.02:軍隊区分:第一警備部隊電令作電令作第131号:西部方面部隊東印部隊直卒部隊
20.04.08:スラバヤ〜護衛任務〜04.22スラバヤ
20.04.27:第一警備部隊電令作第161号:28日出撃日帝丸、天~丸、403交通船をバンジャルマシン河口迄護衛
アレンズ島に至り同島に墜落しある敵機を破壊処分し、成し得る限り機体を搭載しスラバヤへ帰投
20.04.28:スラバヤ〜護衛任務〜
20.06.23:沈没
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
22.05.03:除籍:復二第327号
喪失場所:S05.44-E114.16 バウエアン島灯台の東方
喪失原因:米潜水艦Hardhead(SS-365)の雷撃
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
(S19)
九三式十三粍単装機銃1基、九九式小銃、爆雷、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
写真資料
なし
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