特設砲艦(その1)

特設砲艦について

特設砲艦は哨戒の他、必要に応じ機雷敷設、水路嚮導、交通、運輸を行うのを任務としました。大東亜戦争前には、特設砲艦兼敷設艦に分類されるものがありましたが、昭和15年の内令第830号により特設砲艦に一本化されました。なお、その後は、特設砲艦の中で機雷敷設に従事するものが30隻、砕氷に従事するものが2隻指定されました。昭和12年以降、特設砲艦となったものは延べ102隻(実数98隻)ありますが、そのうち首里丸盧山丸長平丸鮮海丸京畿丸會寧丸あきつ丸義勇丸第八桐丸第一南海丸硯山丸朝海丸の12隻は大東亜戦争前に役務を解かれました。この他にオランダの未成敷設艇(Hulpmijnenleggers)1隻を特設砲艦として整備中でしたが、完成には至りませんでした。

特設砲艦の諸元

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特設砲艦の船歴

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正生丸

百jロ

第一號新興丸

東照丸

第十二日正丸

第七大源丸

豐國丸

第十雲海丸

 

写真出典:

  1. 正生丸、百jロ、豊國丸:「汽船表(別冊冩眞帳)」(海軍省軍務局編)
  2. 東照丸:「造船55年」(株式会社名村造船所)
  3. 第七大源丸:「船舶百年史前篇」(有明書房)上野喜一郎
  4. 第十二日正丸:「五十年の歩み」(日正汽船株式会社)

 

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