陸軍工作船・航空工作船

陸軍工作船・航空工作船について

陸軍徴傭船の中でも大小発動艇の修理に携わる特殊な用途に用いられたものがありました。これが工作船です。昭和16年6月末までに１隻を整備するよう通牒が出されております。「民領丸」は上甲板に大小発動艇の船体修理用の船台を設け、前部艙内には各種工場を配置し、後部艙内には人員居住設備を設け昭和16年4月23日に整備を完了しました。詳細はアジア歴史資料センターで「工作船整備完了報告」(JACAR: C04123091100)がご覧になれますのでそちらをご参照ください。艤装要領図まで掲載されており必見です。
一方、航空工作船は航空機の修理に携わるもので昭和16年3月末までに１隻、同10月中旬までに１隻を充当するよう通牒がでています(JACAR: C04122739700、 C04123352200)。

陸軍工作船・航空工作船の諸元

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陸軍工作船・航空工作船の船歴

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写真出典：

1. おれごん丸：「汽船表（別冊冩眞帳）」 海軍省軍務局編
東寶丸：：雑誌「船の科学」（船舶技術協会）「日本商船隊の懐古」山田早苗
2. 民領丸：「船の科学館資料ガイド3南極観測船宗谷」(財団法人日本海事振興財団　船の科学館)
3. 彌彦丸：（撮影者）Walter E. Frost、（所蔵）"City of Vancouver Archives"
4. おりんぴあ丸：「商船建造の歩み」 (三菱造船株式会社)