第三松盛丸の船歴
年 月 日:船歴
--.--.--:起工
14.01.--:進水、命名:第三松盛丸
14.02.--:竣工
14.02.--:新規登録:所有者:東海遠洋漁業株式會社
16.08.21:徴傭
16.09.05:入籍:内令第1025号:特設監視艇、横須賀鎮守府所管
16.09.05:清水造船所にて改装工事及び臨戦準備
16.10.15:内令第1253号:第七防備隊所属
16.10.15:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第七根據地隊第七防備隊
16.--.--:軍隊区分:第七防備隊第三小隊二番艇
16.11.--:横須賀〜11.18父島
16.12.02:父島〜哨戒〜12.03父島
16.12.07:軍隊区分:第一哨戒部隊、第十砲艦隊指令指揮下
16.12.07:父島〜哨戒〜12.16父島
16.12.19:父島〜哨戒〜12.21父島
16.12.24:父島〜南鳥島〜01.01父島
17.01.04:父島〜01.08横須賀
17.01.12:軍隊区分:第五艦隊指揮下
17.02.01:特設監視艇隊編制:内令第195号:第二監視艇隊
17.02.01:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊附属第二監視艇隊
17.02.01:艦隊区分:第五艦隊附属(56)第二監視艇隊(2)第一小隊
17.02.01:軍隊区分:機密北方部隊命令作第14号:北方部隊哨戒部隊第二哨戒隊
17.02.01:監視艇長:海軍兵曹長 菅原 甚之助
17.02.17:横須賀〜「ヲ」哨戒線哨戒〜03.06釧路
17.02.25:特設監視艇隊編制:内令第353号:第二監視艇隊
17.03.12:釧路〜「ヲ」哨戒線哨戒〜03.27釧路
17.04.04:釧路〜「ル」「ヲ」哨戒線哨戒〜04.23釧路
17.04.27:釧路〜「ヨ」哨戒線哨戒〜05.14横須賀
17.05.22:官房機密第657番電:兵器供給:九二式七粍七単装機銃A型(三脚架附)、
仮称40瓩発煙筺5個以内、発煙浮筺用筺嚢3個以内、
九五式爆雷(九五式爆雷改二)完備4個以内、落下傘一型爆雷と同数、
仮装投下台を装備
17.05.24:横須賀〜「ヨ」「ヘ」「ト」哨戒線哨戒〜06.13横須賀
17.06.23:清水東海遠洋にて船体内外衰朽部修理
17.06.24:入渠
17.07.20:出渠
17.08.03:修理完了
17.08.12:横須賀〜
〜08.15哨区着(「タ一レ一」哨戒線)〜
〜08.16 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜08.17「タレ」哨戒線に移動〜
〜08.19 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜08.21 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜08.25 台風警報により哨戒線を東経148度に移す〜
〜08.28 哨区発〜
〜08.30横須賀
17.09.10:横須賀〜哨戒09.22〜09.25横須賀
17.10.04:横須賀〜哨戒10.17〜10.20横須賀
17.10.21:山内五糎砲搭載工事開始
17.10.22:横須賀海軍工廠にて排気弁修理開始
17.10.29:横須賀海軍工廠にて排気弁修理完了
17.10.30:山内五糎砲搭載工事完了
17.10.31:横須賀〜ア哨戒線哨戒〜
〜11.06 ク哨戒線に移動〜
〜11.08 ア哨戒線に移動〜
〜11.13 撤哨〜
〜11.16横須賀
17.11.27:横須賀〜
〜12.01 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜12.06 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜12.10 撤哨〜
〜12.14横須賀
17.12.23:横須賀〜駿河湾にて総合訓練〜12.27横須賀
18.01.14:横須賀〜01.17 ル線哨戒〜
〜01.22 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜01.27 撤哨〜
〜01.30横須賀
18.02.17:横須賀〜
〜02.20 ワ線哨戒〜
〜02.28 1340 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜03.03 撤哨〜
〜03.07横須賀
18.03.19:横須賀〜
〜03.22 ノ線哨戒〜
〜03.23 ク線哨戒〜
〜03.24 0930 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜04.03 撤哨〜
18.04.04:哨戒部隊電令作第83号:帰投を取止め「ヌ」哨戒線(148度線)に就き哨戒、
第三直哨戒隊指揮官指揮下
〜04.05「ヌ」哨戒線〜
18.04.06:哨戒部隊電令作第84号:撤哨帰投、第三直哨戒隊指揮官の指揮を解く
〜04.06 撤哨〜
〜04.12横須賀
18.04.--:軍隊区分:機密第二監視命令作第4号:第一小隊
18.04.15:横須賀〜
18.04.16:哨戒部隊電令作第91号:配備線を「ト」線(150度線)に変更
〜04.19「ト」哨戒線〜
〜04.19 1800 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜04.21 1455 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜04.23 0445 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
18.04.26:哨戒部隊電令作第94号:04.27 1200 「ユ」哨戒線(152度線)に進出
〜04.26 1540 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
18.04.27:哨戒部隊電令作第95号:04.27 0800 東経155度線に進出
18.04.28:哨戒部隊電令作第96号:155度線進出以後、移動哨戒第三法実施
〜04.28「ワ」哨戒線〜
18.04.28:哨戒部隊電令作第97号:04.30 0800 「ユ」哨戒線(152度線)に進出
〜04.29 0635 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
18.04.30:二監視機密第420番電:「ユ」哨戒線への移動延期
18.04.30:哨戒部隊電令作第98号:横須賀帰投
〜05.06横須賀
18.05.16:修理開始
18.06.05:出渠
18.06.13:修理完了
18.06.16:横須賀〜07.30横須賀
18.08.07:横須賀〜
〜08.20 0915 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜08.23 0537 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜08.28横須賀
18.08.12:東海遠洋漁業株式會社と保證責任燒津信用販賣購買利用組合は合併し昭和漁業株式會社を設立
18.4Q- :変更登録:所有者:昭和漁業株式會社
18.09.04:九六式空三号無線電信機新設工事(09.07まで)
18.09.--:軍隊区分:甲直哨戒隊第一小隊
18.09.13:横浜〜
〜09.19哨区着X線(157度)にて哨戒〜
〜09.28撤哨〜
〜09.29敵機動部隊東方洋上に策動の兆候により帰投中止150度線にて哨戒続行〜
〜09.30(N34.10-E150.45)対潜戦闘:五糎砲45発、七粍七機銃1,050発、小銃400発発射〜
〜09.30 1653 発煙筒投下5個〜
〜09.30 1750 爆雷投下1個〜
〜10.01撤哨〜
〜10.06横浜
18.10.21:監視艇長:海軍兵曹長 手塚 粕藏
18.11.--:軍隊区分:二直哨戒隊
18.11.20:横浜〜
〜11.26 ニ哨戒線〜
〜12.03 ヘ線に移動〜
〜12.04 ハ線に進出〜
〜12.09 味方不時着機を捜索しつつ横浜に向う〜
〜12.10 捜索を止める〜
〜12.16横浜
18.12.--:軍隊区分:二直哨戒隊
18.12.28:横浜〜
〜01.12 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜01.17横浜
19.01.28:横浜〜
19.01.31:修理開始
19.02.06:入渠
19.02.21:戦時編制:聯合艦隊北東方面艦隊第二十二戦隊第二監視艇隊
19.04.--:軍隊区分:二直哨戒隊
19.04.08:横浜〜
〜04.16 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜04.17 1000 158度線に向う〜
〜04.22 1000 155度線に向う〜
〜04.25 1000 撤哨〜
〜04.29横浜
19.05.--:軍隊区分:二直哨戒隊
19.05.14:横浜〜
〜05.21 1000 160度線に移動〜
〜05.28 1000 155度線に移動〜
〜05.31 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜05.31 1000 撤哨〜
〜06.05横浜
19.06.--:軍隊区分:二直哨戒隊第三小隊
19.06.19:横浜〜
〜06.23 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜06.27 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜06.29 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜07.02 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜07.03 0600 151度線に移動〜
〜07.04 1400 145度線に移動〜
〜07.06 1354 145度線着哨〜
〜07.07 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜07.08 1600 撤哨〜
〜07.10横浜
19.07.--:(現在)監視艇長:海軍少尉 手塚 粕藏
19.07.--:軍隊区分:二直哨戒隊第一小隊
19.07.26:横浜〜
〜07.30 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜07.31 特設砲艦「~津丸」と会合2回〜
19.08.01:戦時編制:聯合艦隊第二十二戦隊第二監視艇隊
〜08.03 0200 「ヌ」線に移動〜
〜08.04 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜08.07 0200 150度線に移動〜
〜08.09 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜08.11 1000 撤哨〜
〜08.15横浜
19.08.15:二十五粍及び十三粍単装機銃2〜3基装備工事(08.29まで)
19.08.--:軍隊区分:二直哨戒隊
19.08.30:横浜〜
〜09.08 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜09.08 教練射撃〜
〜09.13 特設砲艦「~津丸」と会合〜
〜09.19横浜
19.09.22:一号電波探信儀三型新設工事(09.30まで)
19.10.--:軍隊区分:第二哨戒部隊乙直哨戒隊
19.10.09:横浜〜
〜10.17 1155(N30.04-E139.26)敵機1機と交戦〜
〜10.17 1400(N30.20-E139.27)浸水甚大〜
〜10.19横浜
19.10.--:横浜重工業にて修理
19.11.24:上架
19.12.10:下架
20.01.15:横須賀海軍工廠にて修理完了
20.01.--:軍隊区分:第二哨戒隊第六小隊
20.01.--:横浜〜
〜01.26 1235(N30.00-E139.22)特設砲艦「長運丸」と会合〜
〜02.--横浜
20.02.--:軍隊区分:第二哨戒隊第五小隊
?20.02.24:横浜〜
〜03.01 1143 PBM-2 1機と交戦:五糎砲3、二十五粍機銃152、
十三粍機銃45、七粍七機銃30発発射〜
〜03.07 1138 B-24 1機と交戦:五糎砲3、二十五粍機銃70、
十三粍機銃50、七粍七機銃15発発射、
銃撃を受け中部左外舷の発電機用揮発ドラム缶発火、投棄〜
〜03.07 1150 打方止め〜
〜03.10 1045 B-17 1機と交戦:五糎砲4、二十五粍機銃70、
十三粍機銃90、七粍七機銃20発発射〜
〜03.10 1054 打方止め〜
〜横浜
20.04.--:横浜〜
〜04.18 0048 雷撃を受けるが回避〜
〜04.18 0100 対潜戦闘:爆雷2個投射〜
〜横浜
20.08.10:特設監視艇隊編制:内令第729号:特設監視艇隊編制を廃止
20.08.10:除籍:内令第730号
20.08.10:解傭
20.08.15:残存
同型船
(漁船協会鋼製百六十噸型鰹鮪漁船)
兵装
(17.10.30現在)
山内五糎砲1門、七粍七単装機銃1基、三八式小銃5挺、拳銃2丁、九五式爆雷改二4個。
(19.08.29)
九六式二十五粍単装機銃及び九三式十三粍単装機銃2〜3基装備。
(19.09.30)
一号電波探信儀三型1基装備。
写真資料
「赤坂鐵工所五十年史」S34.11 株式会社赤坂鉄工所(P.167)
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