報國丸の船歴
年 月 日:船歴
13.08.18:起工、優秀船舶建造助成施設第120号
14.07.05:進水、命名:報國丸
15.06.22:竣工
15.06.--:新規登録:登録純噸数:6,158、登録幅:20.3
15.06.15:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:929
15.06.15:船舶検査証書交付
15.06.22:船長:宮原 裕
15.06.22:玉〜06.22神戸
15.07.02:一航海のみ日滿連絡航路に就航
15.07.02:神戸〜07.03門司07.03〜07.05大連07.09〜07.11門司07.11〜07.12神戸
15.07.17:一航海のみアフリカ線に就航
15.07.17:神戸〜07.18横浜07.19〜07.20名古屋07.20〜07.21大阪07.23〜07.23神戸
15.07.26:神戸〜07.26門司07.27〜07.30香港07.31〜08.04新嘉坡08.05〜08.09古倫母08.10〜
〜08.16モンバサ08.17〜08.17タンガ08.18〜08.18ザンジバル08.19〜
〜08.19ダルエスサラーム08.20〜08.23ベイラ08.24〜08.25ロレンソ・マルケス08.26〜
〜08.27ダーバン08.27〜08.28ポートエリザベス08.30〜08.31景府08.31〜
〜09.10ブエノスアイレス09.13〜09.13モンテビデオ09.16〜09.19サントス09.23〜
〜09.23リオデジャネイロ09.25〜09.28ペルナンブコ09.28〜10.04ラグアイラ10.05〜
〜10.07クリストバル10.08〜10.08バルバオ10.09〜10.16羅府10.17〜10.31横浜11.01〜
〜11.02大阪11.05〜11.05神戸
15.07.29:訂正登録:登録純噸数:6,134
15.11.10:神戸〜11.11玉
15.12.--:玉〜大阪〜12.10神戸
15.12.13:転錨
15.12.16:日滿連絡航路に就航
15.12.16:神戸〜12.17門司12.17〜12.19大連12.21〜12.23門司12.23〜12.24神戸
15.12.28:神戸〜12.29門司12.29〜12.31大連01.02〜01.04門司01.04〜01.05神戸
(日滿連絡航路の以下の動静はすべて出帆表による予定)
16.01.08:神戸〜01.09門司01.09〜01.11大連01.13〜01.15門司01.15〜01.16神戸
16.01.20:神戸〜01.21門司01.21〜01.23大連01.25〜01.27門司01.27〜01.28神戸
16.02.01:神戸〜02.02門司02.02〜02.04大連02.06〜02.08門司02.08〜02.09神戸
16.02.13:神戸〜02.14門司02.14〜02.16大連02.18〜02.20門司02.20〜02.21神戸
16.02.24:神戸〜02.25門司02.25〜02.27大連03.01〜03.03門司03.03〜03.04神戸
16.03.08:神戸〜03.09門司03.09〜03.11大連03.13〜03.15門司03.15〜03.16神戸
16.03.18:神戸〜03.19門司03.19〜03.21大連03.24〜03.26門司03.26〜03.27神戸
16.03.30:神戸〜03.31門司03.31〜04.02大連04.04〜04.06門司04.06〜04.07神戸
16.04.11:神戸〜04.12門司04.12〜04.14大連04.16〜04.18門司04.18〜04.19神戸
16.04.23:神戸〜04.24門司04.24〜04.26大連04.28〜04.30門司04.30〜05.01神戸
16.05.05:神戸〜05.06門司05.06〜05.08大連05.10〜05.12門司05.12〜05.13神戸
16.05.17:神戸〜05.18門司05.18〜05.20大連05.22〜05.24門司05.24〜05.25神戸
16.05.28:神戸〜05.29門司05.29〜05.31大連06.02〜06.04門司06.04〜06.05神戸
16.06.09:神戸〜06.10門司06.10〜06.12大連06.14〜06.16門司06.16〜06.17神戸
16.06.21:神戸〜06.22門司06.22〜06.24大連06.26〜06.28門司06.28〜06.29神戸
16.07.03:神戸〜07.04門司07.04〜07.06大連07.08〜07.10門司07.10〜07.11神戸
16.07.12:神戸〜07.12大阪
16.07.15:大阪〜07.15玉
16.08.04:中間検査
16.08.04:出渠
16.08.04:玉〜08.05神戸
16.08.29:徴傭
16.08.30:転錨
16.08.30:三菱重工業株式會社神戸造船所で艤装工事開始
16.09.20:入籍:内令第1093号:特設巡洋艦、呉鎮守府所管
16.09.20:艦長:海軍大佐 藍原 有孝
16.--.--:登録幅:20.2に変更
16.10.15:艤装工事完了
16.10.15:戦時編制:聯合艦隊附属第二十四戦隊
16.11.07:軍隊区分:通商破壊隊
16.11.13:呉〜11.13岩国沖11.15〜11.24ヤルート11.26〜
〜12.04 機銃教練射撃、水偵発艦警戒〜
〜12.08(S14.52-W133.19)南太平洋ツアモツ諸島北東海域〜
〜12.12 水偵発艦索敵〜
〜12.13(S22.38-W118.14)米商船"Vincent"を撃沈:二艦で十五糎砲14発、魚雷3発発射〜
〜12.14 水偵発艦索敵〜
〜12.15 水偵発艦索敵〜
〜12.16 水偵発艦の際、昇降舵折損、発艦中止〜
〜12.18(S36.27-W130.33)警戒漂泊
16.12.19:機関整備(12.20まで)
16.12.21:特設巡洋艦「愛國丸」を警戒(12.22まで)
16.12.22:水偵発艦索敵
16.12.23:漂泊地〜
〜01.01 行方不明の「愛國丸」水偵を捜索(01.03まで)〜
〜01.02 0350「愛國丸」水偵捜査中の水偵、タヒチ沖にて米商船"Malama"を発見、停船を命じ一旦帰艦〜
〜01.02 0815 水偵、爆弾搭載の上発艦〜
〜01.02 0900 米陸軍徴傭船"Malama"に乗員の退船を命じ、救命艇に移乗するのを確認後爆撃4発〜
〜01.02 1420(S26.54-W151.20)米商船"Malama"の撃沈を確認〜
〜01.06(S18.---W144.--)ツアモツ諸島内に避退、警戒漂泊、機関整備(01.08まで)
17.01.09:避退地〜ツアモツ諸島南東部索敵〜マルケサス南方海面〜マルケサス北方海面〜
〜01.25(S07.30-W160.00)〜
〜02.04トラック
17.02.05:トラック〜
〜02.11 ソビエト船"Kim"を発見、都井崎沖に引致〜
〜02.12 ソビエト船"Kim"を臨検、釈放〜
〜02.12大分
17.02.13:捕虜を大分海軍航空隊へ引渡し
17.02.13:大分〜02.13広島湾02.14〜02.14呉
17.03.--:五十口径三年式十四糎砲に換装
17.03.10:戦時編制:聯合艦隊附属
17.03.20:軍隊区分:先遣部隊第八潜水部隊
17.03.20:内海西部
17.03.26:呉〜03.27呉
17.04.01:呉〜04.02呉
17.04.06:呉〜04.09呉
17.04.--:軍隊区分:先遣部隊甲先遣支隊、特令あるまで第八潜水部隊
17.04.14:呉〜04.25ペナン
17.04.30:ペナン〜
〜06.05(S27.29-E037.01)モザンビーク海峡南方で英商船"Elysia"を撃沈〜
〜07.12(S17.36-E080.27)セイロン島付近で英商船"Hauraki"を拿捕〜
〜07.20ペナン
17.07.26:ペナン〜07.27昭南
17.07.--:整備補給
17.08.--:二十五粍二聯装機銃2基増備
17.08.25:艦長:海軍大佐 今里 博
17.09.--:マスト短縮、偽煙突設備設置
17.09.19:軍隊区分:聯合艦隊電令作第296号:先遣部隊より除き主隊に編入
17.09.19:聯合艦隊電令作第297号:
報國丸、愛國丸及C澄丸は至急パネイに回航、後令を待て
在H陸軍部隊の輸送に従事せしむる予定
17.09.20:軍隊区分:南西方面艦隊:輸送任務
17.09.--:昭南〜ベラワン
17.09.--:ガ島増援の第三十八師団搭載
17.09.24:ベラワン〜10.06ラバウル
17.10.06:軍隊区分:先遣部隊
17.10.--:第三十八師団揚陸
17.10.09:ラバウル〜10.12トラック
17.10.12:先遣部隊電令作第174号:印度洋交通破壊作戦
17.10.13:トラック〜印度洋方面〜10.23昭南
17.11.05:昭南〜
17.11.11:蘭商船"Ondina"、インド掃海スループ"Bengal"と交戦
17.11.11:沈没
17.12.15:除籍:内令第2289号
17.12.15:解傭
喪失場所:S20.11-E093.15 インド洋ココス島 204度540浬
喪失原因:蘭油槽船Ondinaの砲撃
同型船
愛國丸、護國丸。
兵装
(開戦時)
四十口径安式十五糎砲8門、十三粍二聯装機銃2基、
六年式二聯装発射管2基、
百十糎探照燈1基、九十糎探照燈1基、九四式水偵2機(うち補用1機)。
(17.03)
五十口径三年式十四糎砲8門、十三粍二聯装機銃2基、
六年式二聯装発射管2基、
百十糎探照燈1基、九十糎探照燈1基、零式水偵2機(うち補用1機)。
(17.08)
五十口径三年式十四糎砲8門、二十五粍二聯装機銃2基、十三粍二聯装機銃2基、
六年式二聯装発射管2基、
百十糎探照燈1基、九十糎探照燈1基、零式水偵2機(うち補用1機)。
写真資料
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和15年6月号
雑誌「世界の艦船」海人社 1998年2月号
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」(P.82,233)
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本客船の黄金時代1939〜41」(P.4,120)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.53「日本の小艦艇」(P.10-11)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.93「南方攻略作戦」(P.45)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.130-131)
雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.36)
雑誌「船の科学」船舶技術協会1981年10月号「日本商船隊の懐古 No.27」山田早苗
「海」大阪商船株式會社 昭和14年8月号
「船舶史稿」船舶部会「横浜」第六巻(P.140)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.207)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2931,2932)
「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.115)
「歴史への招待23」 日本放送出版協会 S57.10
「にっぽんの客船タイムトリップ」 INAX出版 H22.12 野間恒
「武装商船「報国丸」の生涯」並木書房 R05.04 森永孝昭
「商船三井船隊史」 H21.04 野間恒(P.166-168)
「商船三井 船舶史 1884-2010」 H22.12 木津重俊
「三井造船株式会社100年史」H29.11 三井造船株式会社
「三井造船株式会社100年史特集」H29.11 三井造船株式会社
"新聞通信調査会デジタルアーカイブ"、レコードNo. F01_1940_0718(0)12320
"ONI 208-J (Revised) Japanese Merchant Ships Recognition Manual (1944)" (P.48)
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