大湊警備府部隊

概要

 【任務】
 大湊警備府担任区域内の防備、海上交通保護に任ずると共に聯合艦隊の作戦に協力するのを任務とした。

【兵力】
 16.12.01:機密大湊警備府命令作第6号:(艦船のみ抜粋、以下同じ)
      直属部隊
       運輸部隊
        特設運送船     會幸丸興東丸
      陸上防備部隊
        特設監視艇     國宮丸大鷗丸第一岩手丸榮jロ海和丸長渡丸第二東日本丸於ヌ丸
      津輕防備部隊
        軍艦        八丈國後
        驅逐艦       沖風
        敷設艇       白~葦埼K埼
        特設捕獲網艇    菊丸
        特設驅潜艇       水上丸文山丸野柳丸九龍丸第十六日東丸陽光丸
        特設掃海隊     第二十七掃海隊(園部丸、吉野丸を除く)
        特設監視艇     進政丸雄島丸宮丸惠洋丸
      宗谷防備部隊
        特務艦       大泊
        特設砲艦兼砕氷艦  千歳丸
        特設敷設艇     民星丸
        特設掃海艇     園部丸吉野丸
        特設監視艇     第七明~丸繁進丸第三日之出丸寶成丸
      千島防備部隊
        軍艦        石垣
        驅逐隊       第一驅逐隊(~風、沼風、野風、波風)
        特設砲艦兼敷設艦  第二號新興丸瑞興丸

 16.12.11:機密大湊警備府命令作第13号:
      1.津軽防備部隊特設監視艇の次に特設水路嚮導船永保丸を加う

 17.01.07:機密大湊警備府電令作第3号:
       八丈、國後を津輕防備部隊より除き千島防備部隊に加う

 17.01.15:機密大湊警備府命令作第17号:
      直率部隊
       運輸部隊
        特設運送船     會幸丸、興東丸
      津輕防備部隊
        驅逐艦       沖風
        特設砲艦兼敷設艦  第二號新興丸
        特設掃海隊     第二十七掃海隊(第一玉園丸第二玉園丸、園部丸、吉野丸、朝洋丸第二朝洋丸)
                  第二十八掃海隊(第五京仁丸藤丸第七榮丸)
        敷設艇       白~、葦埼、K埼
        特設敷設艇     うらら丸
        特設捕獲網艇    菊丸
        特設驅潜艇       水上丸、文山丸、第十六日東丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸、嘉辰丸
        特設監視艇(乙)  國宮丸、大鷗丸、第一岩手丸、榮jロ、海和丸、長渡丸、第二東日本丸、惠洋丸、
                  於ヌ丸、第七明~丸、繁進丸、宮丸、第三日之出丸、進政丸、雄島丸、寶成丸
        特設水路嚮導船   永保丸、第二高運丸第二御崎丸
      宗谷防備部隊
        特務艦       大泊
        特設砲艦兼砕氷艦  千歳丸
        特設敷設艇     民星丸        
      千島防備部隊
        軍艦        八丈、國後、石垣
        驅逐隊       第一驅逐隊(~風、沼風、野風、波風)

 17.04.10:機密大湊警備府命令作第23号ノ2:
       津輕防備部隊中「驅逐艦沖風及特設砲艦兼敷設艦第二號新興丸」を削除
       宗谷防備部隊中「特設砲艦兼砕氷艦千歳丸」の次に「特設砲艦兼敷設艦第二號新興丸」を加う

 17.04.15:機密大湊警備府命令作第24号:(津輕防備部隊以外は推定)
      直率部隊
       運輸部隊
        特設運送船     會幸丸、興東丸
      津輕防備部隊
        軍艦        八丈
        特設掃海隊     第二十七掃海隊(第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
                  第二十八掃海隊(第五京仁丸、藤丸、第七榮丸、第三京仁丸)
        特設掃海艇     朝洋丸、第二朝洋丸
        敷設艇       白~、石埼、葦埼、K埼
        特設敷設艇     うらら丸、民星丸
        特設捕獲網艇    菊丸、永隆丸
        特設驅潜艇       水上丸、文山丸、第十六日東丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸、嘉辰丸
        特設監視艇     大鷗丸、海和丸、長渡丸、第二東日本丸、於ヌ丸、繁進丸、
                  惠洋丸、宮丸、第三日之出丸、進政丸、雄島丸、寶成丸
        特設水路嚮導船   永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
      宗谷防備部隊
        特務艦       大泊
        特設砲艦兼砕氷艦  千歳丸
        特設砲艦兼敷設艦  第二號新興丸
      千島防備部隊
        軍艦        國後、石垣
        驅逐隊       第一驅逐隊(~風、沼風、野風、波風)

 17.05.23:大湊警備府電令作第42号:
       特設驅潜艇野柳丸、九龍丸を津輕防備部隊より除き千島防備部隊に加う

 17.05.31:特設監視艇王田丸瑞穂丸第二號明治丸を津輕防備部隊に編入

 17.08.30:大湊警備府電令作第87号(08.28附):
       八丈を千島防備部隊に、野柳丸、九龍丸を津輕防備部隊に編入

 17.09.05:大湊警備府電令作第93号:
       当分の間旗風、第十八號掃海艇京津丸第二號日吉丸を津輕防備部隊に編入

 17.09.12:大湊警備府電令作第97号:
       旗風に対する本職の作戦指揮を解かる

 17.09.23:大湊警備府電令作第100号:
       第十八號掃海艇、京津丸、第二號日吉丸を津輕防備部隊から削る

 17.11.25:機密大湊警備府命令作第36号:
      直率部隊
       驅逐隊        第一驅逐隊(~風、沼風、野風、波風)
       輸送部隊       會幸丸、興東丸
      津輕防備部隊
       特設掃海隊      第二十七掃海隊(第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸)
                  第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
       敷設艇        白~、石埼、葦埼、K埼
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設敷設艇      うらら丸、民星丸
       特設捕獲網艇     菊丸、永隆丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸、嘉辰丸、第十六日東丸
       特設監視艇      大鷗丸、海和丸、於ヌ丸、第二東日本丸、繁進丸、宮丸、
                  第三日之出丸、進政丸、雄島丸、寶成丸、王田丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
      千島防備部隊
       海防艦        石垣、國後、八丈
       特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸

 18.06.07:機密大湊警備府命令作第44号:
      直率部隊
       輸送部隊       會幸丸、興東丸
      警備部隊
       軍艦         常盤
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇第二十四號掃海艇)
       驅潜艇        第四十一號驅潜艇第四十三號驅潜艇
      津輕防備部隊
       敷設艇        白~、石埼、葦埼、K埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇
       驅潜特務艇      第二十三號驅潜特務艇、※第三十號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設敷設艇      うらら丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸、嘉辰丸、第十六日東丸
       特設監視艇      大鷗丸、海和丸、於ヌ丸、第二東日本丸、繁進丸、宮丸、
                  第三日之出丸、進政丸、雄島丸、寶成丸、王田丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
       特設掃海隊      第二十七掃海隊(第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸)
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
      千島防備部隊
       海防艦        石垣、國後、八丈
       特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸
       特設敷設艇      民星丸
       特設捕獲網艇     永隆丸
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
       電纜敷設艇      初島、立石
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇 
      ※印を付せるものは竣工の上編入予定のものを示す

 18.06.15:大湊警備府電令作第59号:
      2.第一驅逐隊(野風、波風欠)、第二號新興丸を直率とし第十四號驅潜艇第十五號驅潜艇、
        第三十五號驅潜艇第三十六號驅潜艇を千島防備部隊に編入

 18.06.20:大湊警備府電令作第62号:
      1.護衛部隊(指揮官第一驅逐隊主要任務護衛哨戒)を設く
      2.第十四號及第十五號驅潜艇を千島防備部隊より除き第十七號掃海特務艇を千島防備部隊に編入

 18.07.07:大湊警備府電令作第67号:
       津防指揮官は石埼をして一時護衛部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.08:大湊警備府電令作第71号:
      1.第二十三號驅潜特務艇を宗谷防備部隊に編入

 18.07.13:大湊警備府電令作第77号:
      1.警備部隊指揮官は第四十三號驅潜艇を
        津軽防備部隊指揮官は小樽隊をして一時護衛部隊指揮官の作戦指揮を受けしむ

 18.07.09:大湊警備府信令作第30号:
       信令作第29号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は葦埼をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.13:大湊警備府信令作第31号:
       信令作第30号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は第二朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.17:大湊警備府信令作第33号:
       信令作第31号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.08.06:大湊警備府電令作第87号:
      (八月五日附)
       第十七號掃海特務艇を宗谷防備部隊に編入

 18.08.20:機密大湊警備府命令作第53号(08.25附):
       宗谷防備部隊に第十五號驅潜艇を加う

 18.09.13:機密大湊警備府命令作第57号(09.22附):
       千島防備部隊より第三十六號驅潜艇を除き宗谷防備部隊に加う
       津軽防備部隊より第十八號掃海特務艇及特設驅潜艇第十六日東丸を除き宗谷防備部隊に加う

 18.10.11:機密大湊警備府命令作第59号:
       津軽防備部隊に第二十八掃海隊を加う

 18.10.20:機密大湊警備府命令作第60号:
       津軽防備部隊に第四十九號驅潜特務艇、民星丸、永隆丸、第五千代丸を加う

 18.11.10:機密大湊警備府命令作第61号:
       永隆丸を削除

 18.11.15:機密大湊警備府命令作第62号:
       津軽防備部隊に第五十八號驅潜特務艇を加う

 18.12.01:機密大湊警備府命令作第64号:
      直率部隊
       輸送部隊       會幸丸、興東丸
      警備部隊
       軍艦         常盤
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       驅潜艇        第四十一號驅潜艇、第四十三號驅潜艇
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
      津輕防備部隊
       敷設艇        白~、石埼、葦埼、K埼
       驅潜特務艇      第四十九號驅潜特務艇、第五十八號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸、嘉辰丸
       特設監視艇(乙)   大鷗丸、海和丸、於ヌ丸、第二東日本丸、繁進丸、宮丸、
                  第三日之出丸、進政丸、雄島丸、寶成丸、王田丸、第二號明治丸、瑞穂丸、
                  第五千代丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
       特設掃海隊      第二十七掃海隊(第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸)
                  第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇 

 18.12.22:機密大湊警備府命令作第67号:
       津軽防備部隊に第七十七號第七十二號(以上20日附)及第七十三號驅潜特務艇(22日附)を加う

 19.01.01:機密大湊警備府命令作第69号:
       津軽防備部隊より第四十九號驅潜特務艇を削除

 19.01.15:機密大湊警備府命令作第71号:
       津軽防備部隊に第八十一號驅潜特務艇を加う(11日附)
       警備部隊より第四十一號驅潜艇、第四十三號驅潜艇を削除(15日附)

 19.01.21:大湊警備府電令作第145号:
      2.兵力部署中警備部隊を削除し第五十二掃海隊を直率部隊に第五十二砲艇隊を津防部隊に加う

 19.02.20:大湊警備府電令作第150号:
      1.20日附白~、石埼、第二十三號掃海艇24日附第十五號驅潜艇を大警直率とす

 19.03.11:大湊警備府電令作第155号:
      1.3月10日附宗防部隊を編制せらる
        宗谷防備部隊指揮官を宗谷防備隊司令に改む
      3.葦埼、第十七號、第十八號掃海特務艇、第十六日東丸、嘉辰丸を大湊防備隊より除く
      4.宗谷防備部隊指揮官は前項の各艇をして当分の間津防指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 19.03.11:大湊警備府電令作第156号:
       10日附大警部隊兵力部署中より第五十八號、第七十三號、第七十七號驅潜特務艇を除く

 19.04.10:大湊警備府電令作第167号:
      1.大湊警備府部隊兵力部署中の一部兵力及び厚岸派遣隊を以て新に厚岸防備部隊を編成す
      2.厚岸防備部隊の編成任務を左の通り定む(指揮官兵力任務の順)
        第二十七掃海隊司令 第二十七掃海隊、K埼、王田丸、第三日之出丸、大湊防備隊厚岸派遣隊
        襟裳岬を通ずる135度線以東北緯44度線以南の本府担任海面に於ける防備哨戒攻撃海上交通保護
        厚岸湾の防備

 19.04.--:機密大湊警備府命令作第79号:
      直率部隊
       輸送部隊       興東丸
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸
       特設監視艇      第二東日本丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       敷設艇        葦埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸、嘉辰丸
       水警隊        大發4
      厚岸防備部隊
       敷設艇        K埼
       特設監視艇      繁進丸、第三日之出丸
       特設掃海艇      第二十七掃海隊(第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸)
       水警隊        大發4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇

 19.06.10:機密大湊警備府命令作第83号:
      直率部隊
       輸送部隊       白陽丸長和丸春日山丸日鵬丸八郎潟丸第一西海丸古城丸、
                  北進丸龍~丸
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇、第百八十一號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸
       特設監視艇      第二東日本丸、繁進丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸、第二御崎丸、三穂丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       敷設艇        葦埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸、嘉辰丸
       水警隊        大發4
      厚岸防備部隊
       敷設艇        K埼
       特設監視艇      第三日之出丸
       特設掃海艇      第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
       水警隊        大發4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇

 19.08.01:機密大湊警備府命令作第86号:
            直率部隊に護衛部隊 能美(6月23日附)m](7月9日附)を加う
       津軽防備部隊の部中驅潜特務艇の項に第百九十二號驅潜特務艇(6月30日附)を加う

 19.08.15:機密大湊警備府命令作第88号:
       直率部隊の部中輸送部隊より日鵬丸(7月16日附)を
       津軽防備部隊の部中特設水路嚮導兼監視船より三穂丸(7月16日附)を削除

 19.09.01:機密大湊警備府命令作第89号:
      直率部隊
        特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸
       護衛部隊       能美、m]   
       輸送部隊       白陽丸、長和丸、春日山丸、古城丸、八郎潟丸、第一西海丸、
                  北進丸、龍~丸
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇、
                  第百八十一號驅潜特務艇、第百八十五號驅潜特務艇、
                  第百九十二號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        水上丸、文山丸、野柳丸、九龍丸、陽光丸
       特設監視艇      第二東日本丸、繁進丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       敷設艇        葦埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸、嘉辰丸
       水警隊        大発4
      厚岸防備部隊
       敷設艇        K埼
       特設監視艇      第三日之出丸
       第三魚雷艇隊     第十號隼艇第十一號隼艇第十四號隼艇第十八號隼艇、
                  第十九號隼艇第二十號隼艇第二十一號隼艇、
                  第二百四十一號魚雷艇第二百四十二號魚雷艇第二百四十六號魚雷艇、
                  第二百四十七號魚雷艇第二百四十九號魚雷艇第二百五十號魚雷艇、
                  第二百五十一號魚雷艇
       特設掃海艇      第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
       水警隊        大発4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇

 19.11.01:機密大湊警備府命令作第91号:
      直率部隊
        特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸
       護衛部隊       m]   
       輸送部隊       長和丸、春日山丸、古城丸、第一西海丸、北進丸
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼、K埼
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇、
                  第百八十一號驅潜特務艇、第百八十五號驅潜特務艇、
                  第百九十六號驅潜特務艇、第二百三號驅潜特務艇、
                  第二百十二號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設捕獲網艇     菊丸
       特設驅潜艇        文山丸、野柳丸、九龍丸
       特設監視艇      第二東日本丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
       第三魚雷艇隊     第十號隼艇、第十一號隼艇、第十四號隼艇、第十八號隼艇、
                  第十九號隼艇、第二十號隼艇、第二十一號隼艇、
                  第二百四十一號魚雷艇、第二百四十二號魚雷艇、第二百四十六號魚雷艇、
                  第二百四十七號魚雷艇、第二百四十九號魚雷艇、第二百五十號魚雷艇、
                  第二百五十一號魚雷艇
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       敷設艇        葦埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸、嘉辰丸
       水警隊        大発4
      厚岸防備部隊
       特設驅潜艇      水上丸
       特設監視艇      第三日之出丸、繁進丸
       特設掃海艇      第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
       水警隊        大発4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇 

 20.02.12:機密大湊警備府命令作第94号:
      直率部隊
        特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸
       輸送部隊       長和丸、春日山丸、古城丸、北進丸
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼
       敷設特務艇      K埼
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇、
                  第百八十一號驅潜特務艇、第百八十五號驅潜特務艇、
                  第百九十六號驅潜特務艇、第二百三號驅潜特務艇、
                  第二百十二號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設驅潜艇        文山丸、野柳丸、九龍丸
       特設監視艇      第二東日本丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       第三魚雷隊      第十號隼艇、第十一號隼艇、第十四號隼艇、第十八號隼艇、
                  第十九號隼艇、第二十號隼艇、第二十一號隼艇、
                  第二百四十一號魚雷艇、第二百四十二號魚雷艇、第二百四十六號魚雷艇、
                  第二百四十七號魚雷艇、第二百四十九號魚雷艇、第二百五十號魚雷艇、
                  第二百五十一號魚雷艇
      宗谷防備部隊
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       敷設艇        葦埼
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸
       水警隊        大発4
      厚岸防備部隊
       特設驅潜艇      水上丸
       特設監視艇      第三日之出丸、繁進丸
       特設掃海艇      第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
       水警隊        大発4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇 

 20.04.06:機密大湊警備府命令作第95号:
      直率部隊
        特設砲艦兼敷設艦   第二號新興丸
       輸送部隊       浮島丸、白埼、長和丸、春日山丸、古城丸、北進丸
       海防艦        第四十七號海防艦、第四十九號海防艦
      津輕防備部隊
       敷設艇        石埼
       敷設特務艇      K埼、葦埼
       驅潜特務艇      第七十二號驅潜特務艇、第八十一號驅潜特務艇、
                  第百八十一號驅潜特務艇、第百八十五號驅潜特務艇、
                  第百九十六號驅潜特務艇、第二百三號驅潜特務艇、
                  第二百十二號驅潜特務艇
       特設掃海艇      朝洋丸、第二朝洋丸
       特設驅潜艇        文山丸、野柳丸、九龍丸
       特設監視艇      第二東日本丸、宮丸、雄島丸、寶成丸、第二號明治丸、瑞穂丸
       特設水路嚮導兼監視船 永保丸、第二高運丸
       砲艇隊        第五十二砲艇隊
       掃海隊        第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)
       特設掃海隊      第二十八掃海隊(第三京仁丸、第五京仁丸、藤丸、第七榮丸)
       驅潜艇        第十五號驅潜艇
       第三魚雷隊      第十號隼艇、第十一號隼艇、第十四號隼艇、第十八號隼艇、
                  第十九號隼艇、第二十號隼艇、第二十一號隼艇、
                  第二百四十一號魚雷艇、第二百四十二號魚雷艇、第二百四十六號魚雷艇、
                  第二百四十七號魚雷艇、第二百四十九號魚雷艇、第二百五十號魚雷艇、
                  第二百五十一號魚雷艇
      宗谷防備部隊
       海防艦        択捉、國後、八丈、m]、占守、笠戸
       特務艦        大泊
       特設砲艦兼砕氷艦   千歳丸
       掃海特務艇      第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇
       特設驅潜艇      第十六日東丸
       水警隊        大発4
      厚岸防備部隊
       特設驅潜艇      水上丸
       特設監視艇      第三日之出丸、繁進丸
       特設掃海艇      第一玉園丸、第二玉園丸、園部丸、吉野丸
       水警隊        大発4
      港内警戒隊       大湊海軍港務部附属船艇

 20.05.20:大湊警備府電令作第49号:
       第百九十六號海防艦を大湊警備府直率部隊に編入

大湊警備府電令作

 17.01.07:大湊警備府電令作第2号:大湊警備府機密第422番電:
       國後は大湊に回航約一週間の予定を以て機関修理に従事せよ

 17.01.07:大湊警備府電令作第3号:大湊警備府機密第427番電:
      1.機密大湊警備府命令作第6号兵力部署中八丈、國後を津軽防備部隊より除き千島防備部隊に
        加え津軽防備部隊の担任区域境界線を襟裳岬と八戸港の連結線に改む
      2.千島防備部隊は厚岸を根據地とし北海道南東岸方面(主として第一驅逐隊)及北千島方面(
        主として八丈、國後、石垣)に重点を置き哨戒を行い津軽海峡東口方面敵潜掃蕩に当りては
        津軽防備部隊に協力す
      3.第一驅逐隊は10日現地発北緯42度東経152度の地点を経て哨戒を実施しつつ大湊に帰投
        修理補給の上配備に就け
        八丈、石垣は千防指揮官の定むる所に依り哨戒に任ずべし

 17.01.07:大湊警備府電令作第4号:大湊警備府機密第424番電:
       樺太臼浦(榮浜北方)監視哨より過日来飛行機及艦船発見の情報あり
       本日0910豊原聯隊区将校偵察によれば同監視哨沖合20粁に軍艦一隻汽船二隻航空母艦一隻あり
       多分に疑向の点あるも宗谷防備部隊の一艦を以て偵察を行え

 17.01.16:大湊警備府電令作第5号:大湊警備府機密第457番電:
       石垣をして八丈、國後と現地交代、大湊に回航修理補給の上配備に就かしむべし

 17.02.01:大湊警備府電令作第6号:大湊警備府機密第477番電:
      1.2月1日朝敵機動部隊(航空母艦を含む)マーシャル群島方面に来襲す
      2.第二警戒配備に就き警戒を厳にせよ

 17.02.06:大湊警備府電令作第7号:大湊警備府機密第481番電:
       第三警戒配備となせ

 17.02.09:大湊警備府電令作第8号:大湊警備府機密第484番電:
       7日自1823至1933大和田の概ね53度方向に敵水上艦艇4乃至5隻の電話を聴取せり
       敵機動部隊北太平洋に行動の惧れあり警戒を厳にせよ

 17.02.21:大湊警備府電令作第9号:大湊警備府機密第515番電:
       無線諜報に依れば18日2140敵機動部隊北緯29度40分東経155度50分附近に在りしものの如し
       第二警戒配備となせ

 17.02.23:大湊警備府電令作第10号:大湊警備府機密第520番電:
      1.有力なる敵機動部隊は敗退す
        無線諜報に依る南鳥島附近に在りしものは之に策動せる小部隊の如し
        第三警戒配備となせ
      2.千島防備部隊沖風は第一類教練を実施すべし

 17.03.04:大湊警備府電令作第11号:大湊警備府機密第543番電:
      1.0425南鳥島に敵航空母艦来襲せり
      2.宗谷防備部隊の外第二警戒配備となせ

 17.03.07:大湊警備府電令作第12号:大湊警備府機密第553番電:
       第三警戒配備となせ

 17.03.07:大湊警備府電令作第13号:大湊警備府機密第556番電:
       1500朝日山丸は塩屋崎附近に於て敵潜水艦の攻撃を受く警戒を厳にせよ

 17.03.10:大湊警備府電令作第14号:大湊警備府機密第576番電:
      1.最近敵潜水艦の出現位置次第に北上内地に近く行動するもの漸く多からんとする傾向にあり
        潜水艦を以て偵察の上空襲を行い又は要地砲撃を行うの算なしとせず
      2.航空部隊は特令する迄黎明後(成る可く哨区沿岸要地附近)及日没前の哨戒を実施すべし
      3.津軽防備部隊、千島防備部隊は対潜警戒を厳にせよ

 17.03.17:大湊警備府電令作第15号:大湊警備府機密第602番電:
       航空部隊は作命令第17号所定の哨戒に復帰せよ

 17.03.24:大湊警備府電令作第16号:大湊警備府機密第626番電:
      1.不時着機捜索中の沖風23日2350地点38度44分146度43分にて敵潜の魚雷攻撃を受け爆雷攻撃を
        行へるも効果不明我方損害なし
      2.千防指揮官は一時不時着機の捜索を中止し第一駆逐隊(沼風欠)及沖風を指揮し附近の掃蕩を
        行え
      3.航空部隊指揮官は天明後成る可く速に飛行機を発進附近海面の索敵攻撃を行え
      4.第二警戒配備となし警戒を厳にせよ

 17.03.25:大湊警備府電令作第17号:大湊警備府機密第637番電:
      1.其の後の敵情に関しては得るところなし
      2.掃蕩部隊は適宜掃蕩を実施しつつ基地に帰投哨戒配備に復帰せよ
      3.第三警戒配備となせ敵潜に対しては依然厳重なる警戒を要す

 17.04.15:大湊警備府電令作第18号:大湊警備府機密第718番電:
       八丈は特令ある迄千島防備部隊指揮官の指揮を受くべし

 17.04.18:大湊警備府電令作第19号:大湊警備府機密第732番電:
       敵航空母艦三隻見ゆ犬吠埼の89度650浬
       第一警戒配備に就け

 17.04.18:大湊警備府電令作第20号:大湊警備府機密第734番電:
       第一驅逐隊は概ねH、L哨区附近に行動哨戒に任ぜよ

 17.04.18:大湊警備府電令作第21号:大湊警備府機密第735番電:
      1.敵機動部隊(空母を主隊とす)の行動に関しては其の後確報なし
      2.1230頃敵機本土に来襲撃退す第二警戒配備(宗谷部隊は第三警戒配備)となせ
      3.航空部隊は明朝成可く速に大湊の90度乃至130度間の捜索偵察を行え進出距離350浬

 17.04.19:大湊警備府電令作第22号:大湊警備府機密第739番電:
      1.敵機関東、関西方面に来襲せり
      2.航空部隊、陸上防備部隊第一配備、宗谷防備部隊第二配備となせ

 17.04.19:大湊警備府電令作第23号:大湊警備府機密第740番電:
      1.電令作第22号の敵機は味方機の誤認なり
      2.航空部隊、陸上防備部隊は第二警戒配備宗谷防備部隊は第三配備となせ

 17.04.19:大湊警備府電令作第24号:大湊警備府機密第745番電:
       敵機動部隊は避退せるものの如し
       第三警戒配備となせ

 17.04.20:大湊警備府電令作第25号:大湊警備府機密第748番電:
      1.第二千代丸19日0920北緯39度40分東経150度50分にて砲撃を受けたる事実に鑑み敵機動部隊
        策動の算あり
      2.各部隊第二警戒配備に就き警戒を厳にせよ
        航空部隊、陸上防備部隊は0400以後第一警戒配備となせ
      3.航空部隊は天明後成可く速に大湊の80度乃至、120度間の捜索偵察を実施せよ進出距離300浬

 17.04.20:大湊警備府電令作第26号:大湊警備府機密第754番電:
      1.第二千代丸を砲撃せるは敵潜水艦と認めらる
      2.航空部隊陸上防備部隊は第二警戒配備となせ
      3.依然対空対潜警戒を厳にせよ

 17.04.20:大湊警備府電令作第27号:大湊警備府機密第756番電:
       國後は特令する迄南千島方面の哨戒に任ずべし

 17.04.21:大湊警備府電令作第28号:大湊警備府機密第768番電:
      1.其の後敵情を得ず敵機動部隊の東方に避退せるものの如し
      2.第三警戒配備となせ
        國後の電令作第27号に依る任務を解く

 17.04.22:大湊警備府電令作第29号:大湊警備府機密第775番電:
       大湊防備隊司令公務不在中津軽防備部隊は本職之を指揮す

 17.04.22:大湊警備府電令作第30号:大湊警備府機密第779番電:
      1.會幸丸1710北緯49度25分、東経155度25分に於て敵潜水艦の追躡を受けつつあり(同船
        武蔵湾に向う)
      2.石垣、八丈之を撃滅せよ

 17.04.22:大湊警備府電令作第31号:大湊警備府機密第781番電:
      1.敵潜水艦の行動に鑑み要地攻撃の算あり
        津軽、千島防備部隊は第二警戒配備に就き警戒を厳にせよ
      2.第一驅逐隊の一部は単冠湾に進出爾余は至急厚岸に回航補給待機せよ
        國後は予定の如く行動せよ

 17.04.23:大湊警備府電令作第32号:大湊警備府機密第786番電:
       左により千島列島線附近の対潜掃蕩並に哨戒を実施すべし
      1.松輪島(含む)以北石垣、八丈
        但し温禰古丹海峡方面には常に一艦を配備警戒に任ぜしむるものとす
      2.松輪島以南第一驅逐隊の二艦

 17.04.27:大湊警備府電令作第33号:大湊警備府機密第803番電:
      1.千島防備部隊、津軽防備部隊は第三警戒配備となせ
      2.北千島方面は尚厳重警戒を要す
        泊地は成可く幌筵海峡方面を使用すべし
      3.第一驅逐隊は司令所定により二艦は大湊に回航他の二艦は厚岸にて補給待機せよ

 17.05.04:大湊警備府電令作第34号:大湊警備府機密第844番電:
      1.最近に於ける敵潜水艦行動の活発化通信諜報並に横鎮補助監視艇の敵の疑ある飛行機の発見等に
        鑑み敵機動部隊策動の算あり
      2.宗谷防備部隊の外第二警戒配備となせ
      3.航空部隊は明朝天明後成可く速に大湊の90度乃至130度間の捜索偵察を行え進出距離300浬

 17.05.05:大湊警備府電令作第35号:大湊警備府機密第848番電:
       敵情に関し其の後得るところなし
       第三警戒配備となせ

 17.05.06:大湊警備府電令作第36号:大湊警備府機密第853番電:
      1.粟田丸は1615野島崎東方470浬に於て敵味方不明の大型機9機を認めたるが其の後情報なし
      2.航空部隊は明朝天明後成可く速に大湊の90度乃至130度の捜索偵察を行え進出距離300浬

 17.05.09:大湊警備府電令作第37号:大湊警備府機密第867番電:
       大湊通信隊の通信諜報に依れば敵潜水艦津軽海峡東方海面に行動の算あり
       津軽防備部隊、航空部隊は指揮官所定によりA、B、C、D、E区の対潜哨戒掃蕩を実施せよ

 17.05.10:大湊警備府電令作第38号:大湊警備府機密第879番電:
       電令作第37号の任務を解く

 17.05.13:大湊警備府電令作第39号:大湊警備府機密第899番電:
       千島防備部隊指揮官の八丈に対する作戦指揮を解く、八丈は大湊に回航すべし

 17.05.--:大湊警備府電令作第40号:大湊警備府機密第---番電:
      (大湊航空隊幌筵分遣隊の任務の件)

 17.05.19:大湊警備府電令作第41号:大湊警備府機密第945番電:
       20日以後艦隊大湊在泊中第二警戒配備(厚岸部隊を除く)となし対潜警戒を厳にせよ

 17.05.23:大湊警備府電令作第42号:大湊警備府機密第984番電:
       特設駆潜艇野柳丸、九龍丸を津軽防備部隊より除き千島防備部隊に加う
       両艇は準備出来次第出港片岡湾に回航すべし

 17.05.25:大湊警備府電令作第44号:大湊警備府機密第999番電:
      1.第二機動部隊(四航戦、四戦隊二小隊、七駆逐隊)明26日1330出港の予定
      2.津軽防備部隊は指揮官所定により津軽海峡及同東口に於ける対潜対機雷警戒に任ずべし
      3.航空部隊は哨戒機を以て先づ津軽海峡及同東口に於ける対潜対機雷哨戒を治氏したる後
        所定の哨戒を実施すべし

 17.05.27:大湊警備府電令作第45号:大湊警備府機密第6番電:
      1.北方部隊左の予定を以て出港す
         淺香丸、白山丸、球磨川丸、第十三驅潜隊 28日1200
         第二十一戦隊、第六驅逐隊第一小隊、帆風 28日1600
         第一水雷戦隊、君川丸、汐風、衣笠丸   29日0900
         那智、第六驅逐隊第二小隊        29日2000
      2.津軽防備部隊は指揮官所定に依り津軽海峡及び同東口附近海面の対潜対機雷警戒に任ずべし
      3.航空部隊は所定の哨戒を実施すると共に其の前後に於て津軽海峡及び同東口附近海面の
        対潜対機雷哨戒を実施すべし

 17.05.29:大湊警備府電令作第46号:大湊警備府機密第32番電:
       通信部隊機密第306番電の艦船に対し警戒を厳にせよ

 17.05.30:大湊警備府電令作第47号:大湊警備府機密第39番電:
       第三警戒配備となせ

 17.06.22:大湊警備府電令作第48号:大湊警備府機密第214番電:
       北方部隊は23日より順次入泊の予定津防部隊は指揮官所定に依り津軽海峡及同東口附近海面の
       対潜、対機雷警戒を厳にすべし
       航空部隊は所定の哨戒を実施すると共にその前後に於て津軽海峡及同東口附近海面の対潜対機雷
       哨戒を実施すべし

 17.06.26:大湊警備府電令作第49号:大湊警備府機密第251番電:
      1.北方部隊28日1200以後(主隊は2000支援隊1200機動部隊1300)順次出港の予定
      2.津軽防備部隊は津軽海峡の対機雷警戒を厳にすると共に指揮官所定によりA、B<D区の
        対潜掃蕩を実施すべし 
      3.航空部隊は予定哨戒を実施すると共に1600より日没迄A、B、C、D、E区の対潜哨戒を
        実施すべし

 17.07.03:大湊警備府電令作第50号:大湊警備府機密第297番電:
       諸情報を綜合するに敵機動部隊北太平洋に策動にあり
       対潜警戒を厳にせよ

 17.07.03:大湊警備府電令作第51号:大湊警備府機密第305番電:
       日施哨戒の外黎明哨戒を実施すべし

 17.07.08:大湊警備府電令作第52号:大湊警備府機密第347番電:
       航空部隊は当分の間丙哨戒を実施すべし

 17.07.10:大湊警備府電令作第53号:大湊警備府機密第364番電:
      1.石埼は作戦に関し一時五艦隊長官の指揮を受けしめらる
      2.大湊防備隊司令は石埼、浮島両艇指揮官として機雷長を派遣すべし
      3.石埼は防備隊現有九六式二號防潜網一組を搭載速に出動準備を完成すべし

 17.07.11:大湊警備府電令作第54号:大湊警備府機密第365番電:
       大湊航空隊幌筵派遣隊の電令作第40号に依る任務を解く
       明石山丸にて帰還せしむべし

 17.07.16:大湊警備府電令作第55号:大湊警備府機密第407番電:
      1.航空部隊は哨戒甲配備となせ
      2.当分の間甲哨戒に於ける哨戒区域を八戸より落石埼に至る距岸60浬以内の海面とす

 17.07.24:大湊警備府電令作第56号:大湊警備府機密第464番電:
      1.日正丸(根室、擇捉定期船)1415擇捉留萌港附近にて敵潜水艦の攻撃を受く
        敵潜は南下しつつあるものの如し
      2.八丈は速に現場備進出之を撃滅すべし
      3.航空部隊指揮官は準備出来次第水偵三を網走に派遣捜索攻撃に任ぜしむべし
      4.爾余の部隊は指揮官所定により警戒を厳にせよ

 17.07.24:大湊警備府電令作第57号:大湊警備府機密第475番電:
       千防指揮官は第一驅逐隊第一小隊及八丈を指揮し択捉近海に出現せる敵潜の撃滅に任ずべし

 17.07.25:大湊警備府電令作第58号:大湊警備府機密第477番電:
       蘇聯太平洋艦隊所属艦艇宗谷海峡を通過せる疑あり
       監視警戒を厳にせよ

 17.07.25:大湊警備府電令作第59号:大湊警備府機密第485番電:
       航空部隊指揮官は機宜網走に進出中の水偵基地を択捉方面に移動し落石埼より得撫島に至る
       列島附近海面の対潜哨戒を実施すべし

 17.07.26:大湊警備府電令作第60号:大湊警備府機密第489番電:
       0900頃敵潜天寧の東方20浬附近に出現の報あり
       直に攻撃撃滅せよ

 17.07.27:大湊警備府電令作第61号:大湊警備府機密第506番電:
       2000に至るも敵情を得ざれば指揮官所定により掃蕩しつつ~風はY錨地野風は厚岸に於て燃料
       補給を実施すべし

 17.07.29:大湊警備府電令作第62号:大湊警備府機密第521番電:
      1.其の後敵情を得ず電令作第57号に依る千防指揮官の任務を解く
      2.野風は補給終了後千防指揮官所定により列島線を掃蕩しつつ原任務に復帰すべし
      3.何分の令ある迄航空部隊は現任務を続行八丈は単冠湾を基地として附近海面の警戒に任ずべし

 17.07.29:大湊警備府電令作第63号:大湊警備府機密第525番電:
       1820単冠湾附近に敵潜水艦出現す
       野風は急速同方面に進出、八丈艦長の指揮を受け攻撃撃滅せよ
       航空部隊は成る可く速に捜索攻撃を実施すべし

 17.07.30:大湊警備府電令作第64号:大湊警備府機密第530番電:
       大湊警備府電令作第56号による網走派遣飛行機水偵三を四に改む

 17.07.31:大湊警備府電令作第65号:大湊警備府機密第548番電:
      1.明朝に至るも敵情を得ざれば八丈は厚岸に回航補給待機すべし
      2.野風は引続き掃蕩を実施2日1200以後厚岸に回航補給待機すべし
      3.白~は準備出来次第出港単冠湾方面に進出対潜掃蕩に従事すべし
 17.08.01:大湊警備府電令作第66号:大湊警備府機密第550番電:
       0530大鳥丸尻矢埼の153度6浬に於て雷撃を受く被害なし
       津防部隊、航空部隊は直に攻撃撃滅せよ

 17.08.01:大湊警備府電令作第67号:大湊警備府機密第559番電:
      1.白神の単冠方面進出を取止む
        八丈は尻矢附近に急行対潜攻撃に任ずべし
      2.大空司令は年萌進出中の水偵二機を準備出来次第成可く速に帰投せしむべし

 17.08.03:大湊警備府電令作第67号:大湊警備府機密第584番電:
      1.其の後敵情を得ず、敵潜一隻は撃沈確実と認めらる
      2.津防部隊、航空部隊は哨戒配備に復帰尚附近海面に対する警戒を厳にせよ

 17.08.03:大湊警備府電令作第68号:大湊警備府機密第587番電:
       電令作第63号による野風の任務を解く
       同艦は千防指揮官所定に依り対潜掃蕩を実施しつつ復帰せよ

 17.08.04:大湊警備府電令作第70号:大湊警備府機密第593番電:
       nR丸1530東経141度51分北緯40度18分に於て雷撃を受く
       津防部隊、航空部隊は指揮官所定に依り直に兵力を派遣攻撃撃滅すべし

 17.08.05:大湊警備府電令作第71号:大湊警備府機密第600番電:
       当分の間左に依り主として八戸附近より室蘭附近に至船舶常用航路附近海面の哨戒を実施すべし
      1.津軽防備部隊指揮官は一部兵力を八戸を基地として附近海面の哨戒に任ぜしむ
      2.航空部隊は指揮官所定に依り一級以上を以て昼間成可く各直の間隔を小とし哨戒を実施す
        本令発動の時機は追て令す

 17.08.06:大湊警備府電令作第72号:大湊警備府機密第606番電:
       電令作第71号発動
       掃蕩を止め哨戒配備と為せ

 17.08.08:大湊警備府電令作第73号:大湊警備府機密第623番電:
       石埼は作戦に関し一時第五艦隊司令長官の指揮を受けしめられたる處之を解かる
       途中菊川丸護衛並に対潜掃蕩を実施しつつ成るべく速に帰投すべし

 17.08.08:大湊警備府電令作第74号:大湊警備府機密第626番電:
       監視哨よりの報告に依れば白糠沖合2浬に於て汽船沈没せり
       偵察攻撃を実施せよ

 17.08.08:大湊警備府電令作第75号:大湊警備府機密第629番電:
       1030頃興生丸白糠灯台の70度5浬にて敵潜の雷撃を受く
       附近海面の徹底的掃蕩攻撃を実施すべし

 17.08.08:大湊警備府電令作第76号:大湊警備府機密第630番電:
       天候恢復次第年萌に進出中の水偵を帰還せしむべし

 17.08.08:大湊警備府電令作第77号:大湊警備府機密第635番電:
       左に依り当分の間一般船舶(総噸数千噸以上)の直接護衛(集団航行)を実施す
      1.期間 8月10日以降
      2.区域 室蘭より八戸沖附近に至る管区海面
      3.室蘭及津軽海峡方面より京浜方面に向う船舶は集団航行を以て1200津軽海峡東口指示地点(
        9項基点参照)附近に達する如く行動爾後指示航路を航行す
      4.実速八節未満及十三節以上の船舶は単独航行を行う
      5.津軽防備部隊指揮官は適宜の兵力を以て船団の直接護衛を実施す
      6.護衛艦艇は帰途横鎮海面より来着せる船団の直接護衛に任ず
      7.航空部隊指揮官所定は日施哨戒機を以て昼間船団の警戒を行う
      8.船団航行中の信号は「商船隊運動並に通信規定」に依る
      9.航路指示用地点を左の通定む
        尻矢埼灯台の25度5浬、10浬、15浬、20浬、25浬、30浬を夫々A、B、C、D、E、F(基点)
        同灯台の90度5浬、10浬、15浬、25浬、35浬をを夫々G、H、J、K、L
        鮫角灯台の90度10浬、20浬、30浬、40浬、50浬をを夫々M、N、O、P、Qとす

 17.08.10:大湊警備府電令作第78号:大湊警備府機密第656番電:
       哨戒機敵潜没潜水艦(油を出しつつ北に進行中)を認む
       1847の位置尻矢岬の7度12浬附近海面の掃蕩制圧を行え

 17.08.11:大湊警備府電令作第79号:大湊警備府機密第661番電:
      1.0830前田部隊哨戒機尻矢岬の117度59浬に於て敵潜水艦を発見せり針路90度
      2.航空部隊は速に之を攻撃せよ
      3.津防部隊は現配備にて警戒を厳にせよ

 17.08.11:大湊警備府電令作第80号:大湊警備府機密第665番電:
       電令作第79号の敵潜水艦は飛行機之を制圧中適宜艦艇を派遣飛行機と協同之を撃滅せよ

 17.08.11:大湊警備府電令作第81号:大湊警備府機密第674番電:
      1.2日「ハワイ」を出撃せりと認めらるる敵機動部隊本土空襲を企図するの算あり又最近担任
        海面敵潜水艦の行動活発化の傾向を見る
      2.各部警戒を厳にせよ

 17.08.12:大湊警備府電令作第82号:大湊警備府機密第683番電:
       1130尻矢の112度490浬にて敵水上機(不時着)一、発見の報あり、警戒を厳にせよ

 17.08.12:大湊警備府電令作第83号:大湊警備府機密第693番電:
      1.其の後味方哨戒機は1220頃金華山の99度395浬附近にて敵水偵一(転覆)を発見間もなく
        飛行艇らしきもの120度方向に進むを認む、附近に敵機動部隊行動の算大なり
      2.各部対空警戒を厳にすると共に航空部隊は明朝成可く速に発進大湊の90度乃至120度間を捜索
        せよ
        進出距離250浬  

 17.08.13:大湊警備府電令作第84号:大湊警備府機密第696番電:
       電令作第79号及同第80号の任務を解く

 17.08.13:大湊警備府電令作第85号:大湊警備府機密第703番電:
      1.其の後敵情を得ざるも尚警戒を要するものあり
      2.航空部隊は明朝成可く速に大湊の90度乃至130度間の捜索を実施すべし進出距離250浬

 17.08.25:大湊警備府電令作第86号:大湊警備府機密第787番電:
       0500帝仙丸北緯42度10分東経142度10分にて敵潜の攻撃を受け被害なし
       津防部隊、航空部隊は協同之を攻撃撃滅せよ

 17.08.28:大湊警備府電令作第87号:大湊警備府機密第818番電:
       30日附八丈を千島防備部隊に、野柳丸、九龍丸を津輕防備部隊に編入す

 17.08.29:大湊警備府電令作第88号:大湊警備府第29150334番電:
       本日2000北方部隊アリューシャンに向け出撃す
       津防部隊、航空部隊は指揮官所定に依り対潜警戒を厳にすべし

 17.09.02:大湊警備府電令作第89号:大湊警備府機密第856番電:
      1.帝久丸0750襟裳岬の南東13浬に於て敵潜の雷撃を受け沈没の報あり
      2.航空部隊、津軽防備部隊は対潜警戒を厳にすると共に指揮官所定により適宜の兵力を派遣
        之を捕捉撃滅せよ
      3.千防指揮官は國後をして準備出来次第厚岸に進出せしむべし

 17.09.04:大湊警備府電令作第90号:大湊警備府機密第864番電:
       電令作第89号の任務を解く
       國後は厚岸に進出待機すべし

 17.09.04:大湊警備府電令作第91号:大湊警備府機密第867番電:
       1645久慈湾北方八木沖にて商船二隻敵潜の雷撃を受け沈没の報あり
       津防部隊、航空部隊は対潜警戒を厳にすると共に指揮官所定に依り適宜の兵力を派遣之を捕捉
       撃滅すべし

 17.09.05:大湊警備府電令作第92号:大湊警備府機密第873番電:
       國後は直に出港八戸、千歳丸は室蘭に回航せよ
       國後の行動後令す

 17.09.05:大湊警備府電令作第93号:大湊警備府機密第876番電:
      1.友軍機は0850落石埼の118度61浬にて敵潜一発見攻撃
      2.白神、石埼は0728敵潜一を久慈湾(牛島)の35度3浬にて探知爆雷攻撃爾後制圧中当分の間
        旗風、第十八號掃海艇、京津丸、第二號日吉丸を横鎮部隊より本職指揮下に入らしめる
      3.津軽防備部隊指揮官は部下及國後、千歳丸並に前記艦艇を指揮し金華山以北の本州東岸及
        北海道南岸附近海面の敵潜を掃蕩撃滅すると共に船舶の護衛に任ずべし
      4.航空部隊指揮官は全力を挙げて津軽防備部隊に協力対潜掃蕩に任ずべし
      5.軍需部長は八戸に燃料爆雷を準備すべし

 17.09.08:大湊警備府電令作第94号:大湊警備府機密第906番電:
      1.鎮海航空隊(兵力約三分の二)は作戦に関し一時本職の指揮を受けしめらる
      2.右兵力を航空部隊に編入す

 17.09.09:大湊警備府電令作第95号:大湊警備府機密第914番電:
       航空部隊指揮官は一部兵力を宮古に進出せしめ附近海面の哨戒に任ぜしむべし

 17.09.11:大湊警備府電令作第96号:大湊警備府機密第1108309番電:
      1.石垣は当分の間作戦に関し津軽防備部隊指揮官の指揮を受くべし
      2.國後は室蘭を経て14日迄に大湊に回航入渠修理に従事すべし
      3.千歳丸は函館に回航修理に従事せよ

 17.09.12:大湊警備府電令作第97号:大湊警備府機密第12171071番電:
      1.旗風に対する本職の作戦指揮を解かる
      2.波風を同艦大湊着後津軽防備部隊指揮官の指揮下に入る

 17.09.21:大湊警備府電令作第97号:大湊警備府機密第984番電:
       榮丸0430頃鮫角の118度52浬に於て敵潜の雷撃を受く損害軽微
       津防部隊、航空部隊は之を捕捉撃滅すると共に担任区域の対潜警戒を厳にせよ

 17.09.23:大湊警備府電令作第98号:大湊警備府機密第3番電:
       電令作第97号の任務を解く

 17.09.23:大湊警備府電令作第100号:大湊警備府機密第231939番電:
      1.第十八號掃海艇、京津丸及第二號日吉丸に対する本職の作戦指揮を解かる
      2.津軽防備部隊の哨戒並に護衛担任区域を固有区域に復す
      3.航空部隊指揮官は宮古進出の一部兵力をして附近海面の哨戒、護衛に関し横須賀鎮守府部隊に
        協力せしむべし
      4.千歳丸に対する津軽防備部隊指揮官の指揮を解く

 17.09.24:大湊警備府電令作第101号:大湊警備府機密第15番電:
       航空部隊は27日迄月明を利用し得る場合指揮官所定により適宜距岸40浬附近以内の夜間敵潜
       掃蕩を実施すべし

 17.09.25:大湊警備府電令作第102号:大湊警備府機密第251740番電:
       過日来の敵潜発見状況に徴するに今明日沿岸附近に到着滑動するの算大なり
       津軽防備部隊は指揮官所定により航空部隊と協力久慈沖附近より津軽海峡東口附近に至る
       対潜警戒を強化すると共に夜間掃蕩を実施せよ

 17.09.26:大湊警備府電令作第103号:大湊警備府機密第32番電:
      1.1030襟裳岬の南東30浬にて潜望鏡発見の報あり
      2.津軽防備部隊、航空部隊は協力尻矢南方に発見せる敵潜を徹底的に捕捉撃滅すると共に
        一部兵力を以て襟裳岬附近の警戒掃蕩を実施すべし

 17.09.27:大湊警備府電令作第104号:大湊警備府機密第42番電:
       第六多聞丸2210鮫角の85度14浬に於て敵潜水艦の追躡砲撃を受く捕捉撃滅せよ

 17.09.28:大湊警備府電令作第105号:大湊警備府機密第48番電:
      1.電令作第102号及第103号の任務を解く
      2.間隙に乗ぜられざる様現掃蕩海面以外も警戒を厳にせよ

 17.09.29:大湊警備府電令作第106号:大湊警備府機密第58番電:
       電令作第104号の任務を解く
       尚厳戒を要す

 17.09.30:大湊警備府電令作第107号:大湊警備府機密第70番電:
       通信諜報によれば敵潜水艦択捉島南方海面に行動の算大なり八丈を派遣警戒せよ

 17.09.30:大湊警備府電令作第108号:大湊警備府機密第77番電:
      1.燕京丸1530頃広尾沖13浬附近にて雷撃を受く被害なし
      2.二七掃海隊は附近海面の掃蕩を実施襟裳岬附近の対潜警戒を厳にせよ
      3.航空部隊は一部兵力を以て右海面を制圧すべし

 17.10.01:大湊警備府電令作第109号:大湊警備府機密第82番電:
       沼風は当分の間作戦に関し津防指揮官の指揮を受くべし

 17.10.03:大湊警備府電令作第110号:大湊警備府機密第94番電:
       0310掃十八魹埼の12度35浬に於て敵潜発見
       一部兵力を派遣横鎮部隊に協力掃蕩すると共に警戒を厳にせよ

 17.10.03:大湊警備府電令作第111号:大湊警備府機密第031330番電:
       電令作第110号の任務を解く

 17.10.04:大湊警備府電令作第112号:大湊警備府機密第040930番電:
      1.電令作第107号の任務を解く
        八丈は千防指揮官所定により適宜掃蕩を実施しつつ復帰せよ
      2.野風は準備出来次第大湊に回航せよ
      3.沼風は函館に回航入渠作業に従事出渠せば大湊に回航せよ

 17.10.07:大湊警備府電令作第113号:大湊警備府機密第070900番電:
      1.本府所属驅逐艦若は海防艦二隻を作戦に関し横須賀鎮守府司令長官の指揮下に入らしめらる
      2.当分の間右艦を野風及波風に指定す

 17.10.12:大湊警備府電令作第114号:大湊警備府機密第158番電:
       1620尻矢の122度22浬にて船団敵潜の雷撃を受く被害なし捕捉撃滅せよ

 17.10.14:大湊警備府電令作第115号:大湊警備府機密第140850番電:
       電令作第114号の任務を解く

 17.10.17:大湊警備府電令作第116号:大湊警備府機密第171255番電:
       航空部隊の担任哨区を当分の間釜石の90度線以北とす

 17.10.18:大湊警備府電令作第117号:大湊警備府機密第889番電:
       武蔵湾に出現せる敵潜水艦を捕捉攻撃せよ

 17.10.20:大湊警備府電令作第118号:大湊警備府機密第202225番電:
      1.佐伯艦爆隊の一部を作戦に関し一時本職の指揮を受けしめらる
      2.右部隊を航空部隊に編入す
        三澤を基地とし主として対潜哨戒に任ぜしむべし

 17.10.20:大湊警備府電令作第119号:大湊警備府機密第202215番電:
      1.電令作第117号の任務を解く
      2.陸軍は第五艦隊協力の下に熱田島に再進駐することとなれり
        ~風は右作戦に関し第五艦隊長官の区処を受け協力すべし
      3.右期間北千島方面対潜警戒に関しては第五驅潜隊をして協力せしめらる

 17.10.24:大湊警備府電令作第120号:大湊警備府機密第241710番電:
      1.國後に対する津軽防備部隊指揮官の作戦指揮を解く
      2.國後は修理完成次第途中対潜掃蕩を実施しつつ北千島方面に進出すべし

 17.10.25:大湊警備府電令作第121号:大湊警備府機密第231番電:
       乾雲丸0030尻矢南方下田代沖に於て敵潜の攻撃を受け沈没(監視哨報)
       速に捕捉攻撃せよ

 17.10.26:大湊警備府電令作第122号:大湊警備府機密第235番電:
       0825啓山丸擂鉢湾に於て敵潜の雷撃を受く
       速に捕捉攻撃せよ

 17.10.26:大湊警備府電令作第123号:大湊警備府機密第237番電:
      1.石垣に対する津防指揮官の作戦指揮を解く
        石垣は整備、補給終了せば北千島方面に進出すべし
      2.國後は急速進出せよ

 17.10.27:大湊警備府電令作第124号:大湊警備府機密第247番電:
       電令作第121号の任務を解く

 17.10.28:大湊警備府電令作第126号:大湊警備府機密第281350番電:
      1.鎮海海軍航空隊の派遣兵力に対する本職の作戦指揮を解かる
      2.右兵力を航空部隊より除く

 17.10.30:大湊警備府電令作第126号:大湊警備府機密第300955番電:
      1.陸軍部隊進駐のため輸送船小樽方面より幌筵及OA方面に行動す(期間概ね11月一杯の予定、
        輸送船の行動に関しては別に示す)
      2.千防部隊は左により之が護衛を行うべし
       (イ)地点北緯50度0分、東経153度20分(H点と仮称)附近より幌筵迄直接護衛
       (ロ)OA方面への護衛に関しては五艦隊よりの要望に応じ任務に差支なき限り努めて協力す
       (ハ)輸送船の行動秘匿に留意のこと
      3.敵潜活動状況に鑑み幌筵松輪方面行動船舶に対し警戒せよ

 17.11.12:大湊警備府電令作第128号:大湊警備府機密第121200番電:
      1.國後は大湊に回航せよ
      2.沼風に対する津防指揮官の作戦指揮を解く
        沼風は準備出来次第北千島方面に進出すべし

 17.11.17:大湊警備府電令作第129号:大湊警備府機密第170310番電:
       0020越前丸東経142度37分北緯45度31分に於て敵潜の攻撃を受くの情報あり
       速に捕捉攻撃せよ

 17.11.17:大湊警備府電令作第130号:大湊警備府機密第170545番電:
      1.航空部隊指揮官は準備出来次第水偵一を派遣電令作第129号の敵潜を偵察攻撃せよ
      2.野風、白~は速に宗谷海峡方面に進出宗谷防備部隊指揮官の指揮を受け対潜掃蕩交通保護に
        任ずべし

 17.11.18:大湊警備府電令作第131号:大湊警備府機密第180330番電:
      1.当分の間千島防備部隊は指揮官所定に依り輸送船団の小樽幌筵間直接護衛を実施すべし
        特令なければ野風は20日1200以後千島防備部隊に入る
        船団の行動に関しては別に指示す
      2.宗谷防備部隊指揮官は宗谷防備部隊野風(特令なければ20日1200迄)及白~を指揮し担任
        海面の対潜掃蕩警戒及稚泊連絡船の護衛に任ずべし

 17.11.18:大湊警備府電令作第132号:大湊警備府機密第181555番電:
      1.電令作第129号の任務を解く
        同第131号により行動せよ
      2.19日より稚泊連絡船の出港を許可し差支なし

 17.11.22:大湊警備府電令作第133号:大湊警備府機密第222250番電:
      1.味方監視艇報に依れば敵の疑ある飛行機二機1640北緯35度40分東経149度0分を北上
        各部警戒を厳にせよ
      2.航空部隊は明早朝指揮官所定に依り三陸東方海面距岸250浬以東の捜索を実施せよ

 17.11.25:大湊警備府電令作第134号:大湊警備府機密第251300番電:
      1.諸般の状況を総合するに敵潜のオホーツク海に侵入し居る殆どなしと認む
        電令作第131号の任務を解く
      2.千島防備部隊はH点(北五〇度〇分東一五二度〇分)附近より幌筵迄陸軍輸送船の直接護衛(
        状況に依り間接護衛)を実施すべし
      3.~風(司令乗艦)は準備を完成小樽に待機兼て陸軍との連絡に任ずべし
        沼風は当分の間作戦に関し千島防備部隊指揮官の指揮を受け現任務を続行せよ
      4.白~に対する宗谷防備部隊指揮官の指揮を解く同艇は津軽防備部隊指揮官所定に依り行動
        すべし

 17.12.01:大湊警備府電令作第135号:大湊警備府機密第011020番電:
      1.佐伯艦爆隊の一部に対する本職の作戦指揮を解かる
      2.右部隊を航空部隊より除く

 17.12.04:大湊警備府電令作第136号:大湊警備府機密第041818番電:
       廣和丸1725鮫角の108度11浬に於て敵潜の攻撃を受く損害なし
       速に捕捉攻撃せよ

 17.12.07:大湊警備府電令作第137号:大湊警備府機密第071115番電:
       電令作第136号の任務を解く

 17.12.10:大湊警備府電令作第138号:大湊警備府機密第100420番電:
       宇洋丸9日2300敵潜の雷撃を受く
       位置東経142度0分、北緯40度28分損害軽微
       速に捕捉攻撃せよ

 17.12.16:大湊警備府電令作第139号:大湊警備府機密第161500番電:
      1.1415南下第76船団敵潜の攻撃を受く釧路の南西10浬附近に於ても敵潜出現の報あり
      2.津軽部隊航空部隊は徹底的に攻撃撃滅せよ

 17.12.16:大湊警備府電令作第140号:大湊警備府機密第161525番電:
       八丈は第二十七掃海隊に協力釧路沖の敵潜を掃蕩せよ

 17.12.16:大湊警備府電令作第141号:大湊警備府機密第161810番電:
       電令作第140号に依る八丈の任務を解く八丈は津防指揮官の指揮を受け対潜攻撃に任ずべし

 17.12.18:大湊警備府電令作第142号:大湊警備府機密第181050番電:
      1.電令作第139号による津防航空各部隊の任務を解く
      2.八丈に対する津防指揮官の指揮を解く八丈は大湊に廻航せよ
      3.鮫角、尻矢、襟裳方面尚警戒を要す

 17.12.22:大湊警備府電令作第143号:大湊警備府機密第220900番電:
      1.0800商船白糠灯台の130度12浬附近に於て雷撃を受く
      2.津防、航空各部隊は速に捕捉撃滅すべし
      3,~風は津防指揮官の指揮を受け右掃蕩攻撃に従事すべし

 17.12.23:大湊警備府電令作第144号:大湊警備府機密第232020番電:
       適宜の艦艇を派遣雄基丸情報の敵潜を掃蕩せよ

 17.12.24:大湊警備府電令作第145号:大湊警備府機密第241400番電:
      1.電令作第143号及第144号の任務を解く
      2.~風に対する津軽防備部隊指揮官の指揮を解く
        同艦は適宜補給の上八戸津軽東口方面にありて待機司令所定により訓練に従事すべし
      3,尻矢鮫角附近尚警戒を要す

 18.01.01:大湊警備府電令作第146号:大湊警備府機密第010930番電:
      1.0800商船北緯39度11分東経142度2分に於て敵潜の雷撃を受く
        航空部隊指揮官は山田基地派遣隊を以て横鎮部隊に協力攻撃に任ずべし
      2.敵潜活動の兆あり
        担任海面の警戒を厳にせよ

 18.01.01:大湊警備府電令作第147号:大湊警備府機密第011026番電:
       ~風は掃蕩を実施しつつ釜石附近に至り横鎮部隊に協力敵潜の攻撃に任じたる後北上八戸に待機せよ

 18.01.03:大湊警備府電令作第148号:大湊警備府機密第031900番電:
      1.宇賀丸報1740東経141度25分北緯42度25分敵潜水艦らしきもの見ゆ
      2.適宜の艦艇を派遣捜索掃蕩を行え

 18.01.08:大湊警備府電令作第149号:大湊警備府機密第081850番電:
      1.熱田島守備隊よりの情報に依れば本日1230敵部隊(戦艦1、巡洋艦2、驅逐艦2)QA附近に
        出現せり
      2.千島防備部隊は担任区域の警戒を厳にせよ
      3.~風は大湊に回航補給待機せよ

 18.01.19:大湊警備府電令作第150号:大湊警備府機密第191112番電:
      1.1010敵潜水艦白糠沖に出現の報あり、速に捕捉撃滅せよ
      2.~風は直に出動津防指揮官の指揮を受け掃蕩攻撃に任ずべし

18.01.21:大湊警備府電令作第1号:大湊警備府機密第211010番電:       電令作第150号の任務を解く       ~風は八戸に待機すべし 18.01.21:大湊警備府電令作第2号:大湊警備府機密第212328番電:      1.崎戸丸2200落石埼の195度28浬に於て敵潜の雷撃を受く被害なし      2.津防指揮官は厚岸隊をして之を掃蕩攻撃せしむべし      3.~風は至急出動掃蕩を実施しつつ厚岸に回航崎戸丸を択捉海峡付近まで護衛したる後大湊に        回航すべし 18.02.10:大湊警備府信電令作第3号:大湊警備府機密第101111番電:      1.0910昭榮丸東経141度55分北緯40度18分に於て敵潜の雷撃を受く損害なし速に捕捉攻撃せよ      2.担任海面の警戒を厳にせよ 18.02.21:大湊警備府電令作第4号:大湊警備府機密第211030番電:       0933盛泰丸東経142度0分北緯39度56分に於て敵潜の雷撃を受く       適宜の兵力を派遣横鎮部隊に協力掃蕩せよ 18.02.23:大湊警備府電令作第5号:大湊警備府機密第231625番電:      1.沼風に対する千防指揮官の作戦指揮を解く      2.沼風は修理完了せば出動準備を完成大湊に待機すべし 18.02.25:大湊警備府電令作第6号:大湊警備府機密第251145番電:      1.1100白糠に座礁中の玄山丸に対し雷撃せる潜水艦あり、捕捉攻撃せよ      2.沼風は直に出撃津防指揮官の指揮を受け攻撃に任ずべし 18.02.28:大湊警備府電令作第7号:大湊警備府機密第280420番電:      1.0130大成丸惠山岬72度4浬に於て雷撃を受く損害なし捕捉攻撃せよ      2.沼風は津防指揮官の指揮を受け右掃蕩攻撃に任ずべし 18.03.02:大湊警備府電令作第8号:大湊警備府機密第021055番電:       山田基地派遣隊をして横鎮部隊に協力広田湾沖の敵潜を捜索攻撃せしむべし 18.03.07:大湊警備府電令作第9号:大湊警備府機密第071750番電:      1.7日0400襟裳岬東方15浬附近にて敵潜の攻撃を受けたる漁船あり      2.津防指揮官は厚岸隊をして附近の掃蕩を行はしむると共に担任海面の警戒を厳にせよ      3.~風は右に協力掃蕩攻撃に任ずべし 18.03.08:大湊警備府電令作第10号:大湊警備府機密第081750番電:       1644尻矢の145度6浬に於て第2308船団敵潜の攻撃を受く捕捉撃滅せよ 18.03.20:大湊警備府電令作第11号:大湊警備府機密第201706番電:       1635白糠沖に敵潜出現速に捕捉攻撃せよ       襟裳、鮫角方面警戒を要す     18.03.21:大湊警備府電令作第12号:大湊警備府機密第210458番電:      1.0330滿珠丸北緯41度37分東経142度27分に於て雷撃を受く損害なし      2.~風は厚岸隊に協力襟裳附近の警戒掃蕩を行え      3.沼風は掃二十四に協力北緯40度線附近迄第2321船団の護衛に任ずべし      4.担任海面の警戒を厳にせよ 18.03.21:大湊警備府電令作第13号:大湊警備府機密第210752番電:      1.哨戒機の報告によれば0550尻矢の72度44浬に沈没の虞ある損傷船(滿珠丸と推定)あり        沼風は直に之が救援に向え      2.津防指揮官は適宜の船艇をして之に協力せしむべし      3.航空部隊指揮官は飛行機を派遣之が警戒に任ぜよ 18.03.21:大湊警備府電令作第14号:大湊警備府機密第211145番電:       諸情報を綜合するに玆数日間敵機動部隊に対し警戒の要あり       第二哨戒配備乙となせ 18.04.02:大湊警備府電令作第15号:大湊警備府機密第021700番電:       第三警戒配備となせ 18.04.03:大湊警備府電令作第16号:大湊警備府機密第030122番電:       0025第五雲洋丸野田湾に於て敵潜水艦の雷撃を受く横鎮部隊に協力掃蕩攻撃せよ 18.04.04:大湊警備府電令作第17号:大湊警備府機密第040730番電:       諸情報を綜合するに玆数日間敵の策動に対し警戒の要あり       第二警戒配備乙となせ 18.04.05:大湊警備府電令作第19号:大湊警備府機密第052215番電:       大湊通信隊、幌筵通信隊は左記に依り北方部隊電令作第276号偽瞞牽制通信に協力すべし      1.大湊通信隊        6490(タン22)に依る電報中適宜のものを五艦隊放送系並に6490系にて再放送す      2,幌筵通信隊は2480(チウ15)を使用多摩、阿武隈に協力千島方面に有力艦ある如く通信を実施す      3.通信時刻        毎日1500より2400迄      4.要領        北方部隊電令作第276号に同じ 18.04.12:大湊警備府電令作第20号:大湊警備府機密第121730番電(第105番電):      1.尻矢見張所報1645同岬の170度15,000mに於て雷撃を受けたる商船あり掃蕩撃滅せよ      2.襟裳、鮫角方面警戒を厳にせよ 18.04.13:大湊警備府電令作第21号:大湊警備府機密第130815番電:       第三警戒配備となせ 18.04.15:大湊警備府電令作第22号:大湊警備府機密第150842番電(第150851番電):       龍丸0800恵山岬の349度9浬に於て敵潜の攻撃を受く速に捕捉撃滅せよ       沼風は直に出撃津防指揮官の指揮を受け掃蕩に任ずべし 18.04.17:大湊警備府電令作第23号:大湊警備府機密第171123番電(第171125番電):       天穂丸1023襟裳岬の40度6浬に於て敵潜の攻撃を受く捕捉攻撃せよ 18.04.22:大湊警備府電令作第24号:大湊警備府機密第220830番電:       大湊警備府電令作第19号に依る偽瞞牽制通信を取止む 18.04.23:大湊警備府電令作第25号:大湊警備府機密第230953番電:       沼風は今夜142度30分以東襟裳沖附近の掃蕩を実施明朝0500に至るも敵情を得ざれば室蘭に回航せよ 18.04.24:大湊警備府電令作第26号:大湊警備府機密第241035番電:       沼風は津防指揮官の指揮を受け津軽海峡東口に出現せし敵潜の掃蕩攻撃に任ずべし 18.04.25:大湊警備府電令作第27号:大湊警備府機密第250505番電:       電令作第26号の任務を解く室蘭に回航せよ 18.05.01:大湊警備府電令作第28号:大湊警備府機密第010852番電:      1.五二根據地隊は司令官所定により須賀及佐世保方面に於て諸準備に従事完了せば大湊に回航        すべし行動を予定し報告せよ      2.司令官着任迄常盤艦長はその職務を執行すべし 18.05.01:大湊警備府電令作第29号:大湊警備府機密第011042番電:      1.5月1日附第五十二根據地隊(常盤、第五十二掃海隊(第二十三號掃海艇、第二十四號掃海艇)        第四十一號驅潜艇、第四十三號驅潜艇)を大湊警備府部隊に編入せらる      2.兵力部署中第五十二根據地隊を直卒部隊に入れ任務行動に関しては別令す 18.05.01:大湊警備府電令作第30号:大湊警備府機密第011458番電:      1.宗防部隊は蘇聯船調査警戒に必要なる一艦を残し適宜哨戒廃部に就け        蘇聯船の処置に関しては別に指示す      2.~風は宗防指揮官の指揮を受け適宜海峡方面の警戒(威力顕示)に任ずべし 18.05.03:大湊警備府電令作第31号:大湊警備府機密第031245番電:       尻矢附近海面敵潜蠢動す       沼風は準備出来次第出撃津防指揮官の指揮を受け対潜掃蕩、船舶護衛に任ずべし 18.05.04:大湊警備府電令作第32号:大湊警備府機密第040748番電:      1.0510君川丸択捉海峡南口に於て雷撃を受く被害なし        択捉、北海道南東方面警戒を要す      2.電令作第31号の任務を解く沼風は厚岸に進出待機せよ 18.05.08:大湊警備府電令作第33号:大湊警備府機密第15番電:       兵力部署中民星丸、永隆丸を津軽防備部隊より除き千島方面特別根據地隊に復帰せしむ 18.05.10:大湊警備府電令作第34号:大湊警備府機密第100135番電:       9日2350登別沖に敵潜水艦出現陸上を砲撃せり、捕捉撃滅せよ 18.05.10:大湊警備府電令作第35号:大湊警備府機密第100240番電:       沼風は出撃襟裳方面の警戒に任ぜよ 18.05.12:大湊警備府電令作第36号:大湊警備府機密第121405番電:       情況により~風は北千島方面に進出せしむ       速に出撃準備を整え大泊に待機せよい 18.05.12:大湊警備府電令作第37号:大湊警備府機密第121625番電:      1.1010敵熱田島に来襲上陸戦闘中千島方面敵の攻撃に対し厳戒せよ      2.~風は速に幌筵に進出千防指揮官の指揮を受けよ      3.各航空基地は飛行機隊の急速進出に備へ準備を完成し置け 18.05.12:大湊警備府電令作第37号:大湊警備府機密第121955番電:       第二警戒配備乙となし対空警戒を厳にせよ 18.05.13:大湊警備府電令作第39号:大湊警備府機密第132044番電:       五艦隊よりの要求に応じ麾下兵力をして直接同艦隊の作戦に協力せしむべし 18.05.15:大湊警備府電令作第40号:大湊警備府機密第151155番電:       沼風は準備出来次第出港松輪基地整備員の輸送に任じたる後司令官所定により千防部隊に協力       南千島方面の哨戒に任ずべし       補給基地を厚岸とす 18.05.17:大湊警備府電令作第41号:大湊警備府機密第171550番電:      1.兵力部署中        第一驅逐隊を直率部隊より除き野風、波風を直率部隊に加う      2.野風、波風は当分の間横鎮長官の作戦指揮を受くべし 18.05.18:大湊警備府電令作第42号:大湊警備府機密第182220番電:      1.第五十一衛所隊を作戦に関し本職の指揮下に入らしめらる      2.兵力部署中第五十一衛所隊を千島防備部隊に編入す      3.第五十一衛所隊は準備出来次第大湊経由幌筵に進出すべし 18.05.21:大湊警備府電令作第43号:大湊警備府機密第211055番電:       第五十二掃海隊司令は第二十三號掃海艇をして大泊に進出宗防部隊に協力せしむべし 18.05.21:大湊警備府電令作第44号:大湊警備府機密第211618番電:       特設見張所、中知床、海馬、礼文、神威、配備完了       右特設見張所を陸上部隊に編入す 18.05.22:大湊警備府電令作第45号:大湊警備府機密第221051番電:       室蘭沖敵潜出現の報あり       第二十四號掃海艇は津防指揮官の指揮を受け攻撃に任ずべし 18.05.22:大湊警備府電令作第46号:大湊警備府機密第221701番電:      1.初島、立石は作戦に関し本職の指揮を受けしめらる      2.兵力部署中初島、立石を千島防備部隊に編入す 18.05.22:大湊警備府電令作第47号:大湊警備府機密第221704番電:      1.初島は横須賀に於て荒畑崎及蔭ノ間防備衛所用兵器を搭載の上大湊を経て幌筵に進出すべし      2.立石は横須賀に回航第五十一衛所隊用電纜搭載の上大湊にて第五十一衛所隊員を乗艇せしめ        幌筵に進出すべし 18.05.23:大湊警備府電令作第48号:大湊警備府機密第230845番電:       電令作第45号の任務を解く       第二十四號掃海艇は室蘭に回航待機せよ 18.05.24:大湊警備府電令作第49号:大湊警備府機密第241840番電:       函館武機密第362番電関連      1.掃二三號は高島丸を宗谷海峡より東経146度付近迄護衛したる後大泊に回航待機せよ      2.幌筵島附近に於ける同船の護衛は千防指揮官の定むるところによる        小樽武官は同船のT35通過予定を通報すべし 18.05.25:大湊警備府電令作第50号:大湊警備府機密第251100番電:      1.陸軍輸送船団(めるぼるん丸、伏見丸、~龍丸、三興丸)27日0300幌筵に向け小樽発        30日0900着予定        速力11.5節、五一〇六航路        伏見丸は途中より分離得撫赤岩浦に向う揚陸に7日を要する見込      2.第五十二掃海隊は左に依り右護衛に任ずべし        第二十四號掃海艇は26日中に小樽に回航、第二十三號掃海艇は電令作第49号任務終了後        大泊にて補給の上宗谷海峡附近より護衛伏見丸分離後の護衛(揚陸中を含む)は第五十二掃海隊        司令の定むる一艦とす      3.電令作第49号中東経146度を144度30分に改む 18.05.25:大湊警備府電令作第51号:大湊警備府機密第251050番電:      1.第二十六、第二十七防空隊を大湊警備府部隊に編入さる      2.右防空隊を千島防備部隊に編入す      3.第二十六、第二十七防空隊は準備出来次第幌筵に進出すべし 18.05.25:大湊警備府電令作第52号:大湊警備府機密第251730番電:       電令作第47号関連      1.初島は速に電纜搭載大湊寄港を取止め幌筵に進出すべし行動を予定し報告せよ      2.立石は荒畑崎及蔭ノ間防備衛所用残兵器をも搭載、成る可く速に電令作第47号所定の通行動すべし 18.05.26:大湊警備府電令作第53号:大湊警備府機密第261755番電:       幌筵通信隊を大湊警備府部隊より除く       但し当分の間大湊警備府部隊の通信に協力せしめらる 18.05.26:大湊警備府電令作第54号:大湊警備府機密第262020番電:       十二航空艦隊機密第251706番電関連       各隊は作戦部隊の要望に応じ飛行保安警戒基地設営、気象通報等に関し緊密に協力すべし 18.05.28:大湊警備府電令作第55号:大湊警備府機密第281400番電:       千島部隊の通信に関し左の通定む       (実施時機成るべく速に指揮官所定)       (以下不明) 18.05.29:大湊警備府電令作第56号:大湊警備府機密第291650番電:      1.5月31日附第二十八掃海隊を千島防備部隊に編入す      2.第二十八掃海隊は31日1200以後現地発大湊に回航準備出来次第幌筵に進出すべし 18.06.06:大湊警備府電令作第57号:大湊警備府機密第061520番電:       当分の間千島方面行動船舶の護衛は特令するものの外各部隊指揮官所定により適宜危険海面の区間       護衛(間接護衛を含む)を実施すべし       各交通保護機関は船舶行動予定を成可く速に関係各部隊指揮官に通報すべし 18.06.06:大湊警備府電令作第58号:大湊警備府機密第062330番電:       初島は幌筵回航の途次海軍運送船長和丸(会合の為7日1600小樽着予定)を幌筵迄護衛すべし 18.06.15:大湊警備府電令作第59号:大湊警備府機密第151834番電:      1.十五日附第一驅逐隊(野風、波風、沼風、~風)、第十四號、第十五號、第三十五號、        第三十六號驅潜艇を本府部隊に編入せらる      2.兵力部署中第一驅逐隊(野風、波風欠)、第二號新興丸を直率とし第十四號、第十五號、        第三十五號、第三十六號驅潜艇を千島防備部隊に編入す 18.06.19:大湊警備府電令作第60号:大湊警備府機密第191900番電:       第十四號、第十五號驅潜艇は千防指揮官所定により護衛を実施しつつ大湊に回航せよ 18.06.20:大湊警備府電令作第61号:大湊警備府機密第201130番電:      1.大海指第143号により横鎮長官の作戦指揮下に入らしむべき艦艇を第十四號及第十五號驅潜艇に        指定し野風、波風に対する右指定を解除す      2.野風は1621船団護衛に任じたる後司令所定により行動せよ 18.06.20:大湊警備府電令作第62号:大湊警備府機密第201215番電:       兵力部署中左の通改む      1.護衛部隊(指揮官第一驅逐隊主要任務護衛哨戒)を設く      2.第十四號及第十五號驅潜艇を千島防備部隊より除き第十七號掃海特務艇を千島防備部隊に編入す 18.06.20:大湊警備府電令作第63号:大湊警備府機密第112番電:       第十七號掃海特務艇は進出の途次興東丸(二十三日朝幌筵に向け小樽発)の護衛に任ずべし 18.06.20:大湊警備府電令作第64号:大湊警備府機密第201848番電:      1.千島防衛強化のため海陸軍とも概ね9月末頃迄を目途とし必要なる人員、資材を緊急輸送す        発港  海(陸)軍側 大湊、青森、小樽、留萌、大泊及釧路(小樽)        揚陸地 海(陸)軍側 片岡、武蔵湾、擂鉢、加熊別、松輪、天寧(柏原、松輪、得撫、天寧)      2.左に依り右護衛を実施す(情況に応じ一般船舶を加う)       (イ)特令するものの外護衛部隊を以て同指揮官所定により成可く小樽、千島間一貫護衛を行う          警備部隊は其の任務行動に差支なき限り之に協力す       (ロ)一貫護衛を実施し得ざるものに対しては各防備部隊指揮官所定により区間護衛(状況により          間接)を行う       (ハ)揚陸地碇泊中の警戒は千防部隊にて行うを立前とし護衛部隊之に協力す       (ニ)宗谷海峡通過千島方面向け船舶は小樽に寄港の上護衛部隊指揮官(小樽武官)の指示を受け          発航す       (ホ)陸海軍を通じ(情況に応じ一般船舶を加う)適宜の船団に編成留萌大泊より発航するものは          なし得る限り途中より加入するものとす 18.06.24:大湊警備府電令作第65号:大湊警備府機密第242000番電:       大海指第254号により作戦に関し第五艦隊司令長官の指揮を受けしむべき第一驅逐隊の二艦を       野風、波風に指定す 18.06.25:大湊警備府電令作第66号:大湊警備府機密第252120番電:       第五艦隊機密第251632番電関連       7月5日より約10日間海防艦一隻をして第五艦隊作戦に協力せしむべし 18.07.07:大湊警備府電令作第67号:大警機密第071830番電:       津防指揮官は石埼をして一時護衛部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし 18.07.07:大湊警備府電令作第68号:大警機密第071910番電:       6日2215第三十三播州丸~威岬の北10浬附近にて雷撃を受け沈没の報あり       日本海方面も厳重警戒を要す、一般船舶は接岸航行を実施せしむべし 18.07.07:大湊警備府電令作第69号:大警機密第072003番電:       電令作第68号関連      1.航空部隊指揮官は明日水上偵察機一機を以て午前(成る可く早朝)午後各一回津軽海峡西口より        ~威岬附近に至る距岸20浬以内の対潜哨戒を実施すべし      2.~風及第四十三號驅潜艇は出撃準備を完成待機すべし 18.07.08:大湊警備府電令作第70号:大警機密第080330番電:       泰北丸0230頃茂津多岬の32度12浬に於て敵潜水艦の砲撃を受く損害なし 掃蕩撃滅せよ 18.07.08:大湊警備府電令作第71号:大警機密第081430番電:      1.第二十三號驅潜特務艇を宗谷防備部隊に編入す      2.津軽防備部隊指揮官は一部兵力を北海道西部(基地小樽)に派遣対潜哨戒掃蕩並に交通保護に        任ぜしむべし      3.航空部隊は同指揮官所定により当分の間主として神威岬附近より艫作埼附近に至る間の哨戒を        実施すべし 18.07.08:大湊警備府電令作第72号:大警機密第082221番電:       明天明に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め小樽に回航せよ 18.07.08:大湊警備府電令作第73号:大警機密第082236番電:       最近の敵情に鑑み東方海面に対し警戒を厳にせよ 18.07.09:大湊警備府電令作第74号:大警機密第091142番電:      1.神威岬沖出現の敵潜は宗谷海峡より侵入せるものと認めらる        各部警戒を厳にし脱出に備へ捕捉攻撃せよ      2.警備部隊指揮官は第二十三號掃海艇を護衛部隊指揮官は石埼又は第四十三號驅潜艇をして        速に宗谷海峡方面に進出宗谷防備部隊に協力同海峡の哨戒に任ぜしむべし 18.07.12:大湊警備府電令作第75号:大警機密第120452番電:       能登呂丸0340神威岬の217度25浬に於て敵潜の砲撃を受く被害なし       ~風をして津防部隊に協力掃蕩攻撃に任ぜしむべし 18.07.12:大湊警備府電令作第76号:大警機密第122003番電:      1.初島、立石に対する本職の作戦指揮を解かる      2.兵力部署中初島、立石を千島防備部隊より除く 18.07.13:大湊警備府電令作第77号:大警機密第131054番電:       左に依り北海道西方海面に出現せる敵潜を捕捉撃滅すべし      1.警備部隊指揮官は第四十三號驅潜艇を津軽防備部隊指揮官は小樽隊をして一時護衛部隊指揮官の        作戦指揮を受けしむ      2.護衛部隊指揮官は護衛部隊(~風)及右兵力を以て出現海面附近の哨戒掃蕩を実施す      3.宗谷防備部隊及津軽防備部隊は敵潜の宗谷海峡及津軽海峡脱出に備へ警戒を厳にすべし      4.航空部隊は哨戒の重点を北海道西方敵潜出現海面に指向す 18.07.15:大湊警備府電令作第78号:大警機密第151810番電:       航空部隊指揮官は成るべく速に一部兵力を小樽に派遣附近海面の対潜哨戒を実施すべし 18.07.18:大湊警備府電令作第79号:大警機密第181757番電:       常盤左の予定を以て大湊に回航す       指揮官所定により津軽海峡西口附近迄適宜対潜警戒を実施すべし       「20日0358艫作埼の286度5浬0758権現埼の324度3浬」 18.07.18:大湊警備府電令作第80号:大警機密第25番電:      1.照川丸(海軍油槽船)19日0300小島1300神威岬通過小樽に寄港の上片岡に急行す      2.各部隊担任海面の対潜警戒を実施すべし      3.護衛部隊指揮官は小樽以後東経145度線附近迄千防指揮官は幌筵島附近の直接護衛を実施すべし 18.07.19:大湊警備府電令作第81号:大警機密第190825番電:       0630敵B24型5機幌筵に来襲0645撃退せり       第二警戒配備乙となし各部隊警戒を厳にせよ 18.07.19:大湊警備府電令作第82号:大警機密第191408番電:      1.電令作第77号による掃蕩を止む      2.小樽隊に対する護衛部隊指揮官の作戦指揮を解く      3.宗谷海峡及神威岬附近尚警戒を厳にせよ 18.07.20:大湊警備府電令作第83号:大警機密第201012番電:       第二號桂丸0830北緯47度15分東経146度37分に於て雷撃を受け被害なし       宗谷方面警戒を厳にせよ 18.07.21:大湊警備府電令作第84号:大警機密第211046番電:       電令作第67号による石埼に対する護衛部隊指揮官の作戦指揮を解く 18.07.23:大湊警備府電令作第85号:大警機密第231630番電:       第三警戒配備となせ千島防備部隊は指揮官所定 18.08.05:大湊警備府電令作第86号:大警機密第052300番電:      1.野風、波風に対する第五艦隊長官の作戦指揮を解かる、原隊に復帰すべし      2.野風は原隊復帰の際照川丸を神威岬迄護衛すべし 18.08.06:大湊警備府電令作第87号:大警機密第061815番電:      (八月五日附)      1.千島根據地隊は作戦に関し北東方面艦隊司令長官の指揮を受けしめらる      2.第二十八掃海隊、第三十五號及第三十六號驅潜艇は千島根據地隊司令官の作戦指揮を受くべし      3.第十七號掃海特務艇を宗谷防備部隊に編入す 18.08.06:大湊警備府電令作第88号:大警機密第061820番電:       第十七號掃海特務艇は回航の途次千根司令官指示の船舶護衛に任ずべし 18.08.06:大湊警備府電令作第89号:大警機密第061840番電:       護衛部隊の護衛を電令作第64号の要領に復し状況に応じ成る可く一貫護衛実施のことに定む 18.08.07:大湊警備府電令作第90号:大警機密第071728番電:      1.めるぼるん丸1545中知床灯台の128度13浬に於て敵潜の雷撃を受く被害なし        ~風之を掃蕩攻撃せよ      2.津防指揮官は石埼、白~をして護衛部隊指揮官の指揮を受け掃蕩攻撃に任ずべし      3.宗防部隊は宗谷海峡方面の警戒を厳にせよ 18.08.10:大湊警備府電令作第91号:大警機密第101040番電:       電令作第90号の任務を解く       白~、石埼は原隊に復帰せよ 18.08.14:大湊警備府電令作第92号:大警機密第140853番電:       8月14日以降暗号書多十を使用す 18.08.15:大湊警備府電令作第93号:大警機密第151025番電:      1.電令作第90号及第91号の任務を解く      2.津軽防備部隊指揮官は石埼をして一時宗谷防備部隊指揮官の指揮を受け対潜掃蕩、哨戒、護衛に        従事せしむべし 18.08.16:大湊警備府電令作第94号:大警機密第161706番電:       軍令部機密第120939番電五艦隊機密第141701番電関係       北海道又は大湊、千島間一貫護衛は北東方面艦隊担任と定められ大湊警備府は差当り左の要領に       依り之に協力す      1.担任区域内情況に応じなし得る限り区間護衛を行う      2.情況に依り本府艦艇を以て一貫護衛を実施することあり      3.小樽在勤武官は要領に依り集合地管理を行う 18.08.17:大湊警備府電令作第95号:大警機密第171050番電:      1.明石山丸0843北緯45.03東経140.43に於て敵潜の雷撃(2本)を受けたるも被害なし      2.津防部隊指揮官は石埼、白~をして右潜水艦の掃蕩に任ぜしむべし      3.警備部隊指揮官は第四十一號驅潜艇をして航空部隊指揮官は小樽派遣隊をして夫々右掃蕩に        協力せしむべし      4.宗防部隊指揮官は従前通宗谷海峡の警戒掃蕩を実施すべし 18.08.18:大湊警備府電令作第96号:大警機密第180340番電:       航空部隊は今黎明時を利用し北緯42度12分東経139度42分の敵潜を掃蕩せよ       小樽隊は此れに協力せよ 18.08.19:大湊警備府電令作第97号:大警機密第191718番電:      1.電令作第95号及同第96号の任務を解く      2.神威岬附近より奥尻島に至る間尚厳重警戒を要す        津防指揮官、航空部隊指揮官は敵情に応じ直に発動敵潜の徹底的掃蕩に任ずべし、      3.宗防指揮官は敵潜に備へ宗谷海峡の警戒を厳にせよ      4.警備部隊指揮官は差当り第二十四號掃海艇をして宗防部隊に協力哨戒掃蕩に任ぜしむべし 18.08.20:大湊警備府電令作第98号:大警機密第201740番電:      1.第九驅逐隊は20日夕刻大湊出撃本職の区処に依り約一週間の予定を以て神威岬及宗谷海峡方面の        敵潜掃蕩に任ず      2.同隊は奥尻島の西方40浬及利尻島の西方40浬を連ねる線附近海面を約二昼夜掃蕩したる後小樽に        回航待機爾後敵情に応じ司令所定に依り主として距岸40浬附近より外方の夜間掃蕩に任ずべし      3.大湊警備府部隊は敵潜出現位置附近を主とし驅逐隊掃蕩を実施するものとす      4.要すれば敵情に応じ掃蕩要領行動等臨機指示す 18.08.20:大湊警備府電令作第99号:大警機密第201908番電:      1.20日附大海指第143号に依る作戦指揮を解かる      2.兵力部署中       (イ)第十四號驅潜艇及第三十五號驅潜艇を削除す       (ロ)第十五號驅潜艇を宗谷防備部隊に編入す      3.第十五號驅潜艇は横鎮指示の船団護衛に任じ修理完了次第大湊を経て哨区に進出すべし 18.08.20:大湊警備府電令作第100号:大警機密第201909番電:       8月21日以降暗号書多十一を使用し多十を停止す 18.08.20:大湊警備府電令作第101号:大警機密第201905番電:       1845敵潜小島の10度22浬に出現商船砲撃を受く掃蕩攻撃せよ 18.08.21:大湊警備府電令作第102号:大警機密第211832番電:       特令なければ第九驅逐隊は明22日夜奥尻島及神威岬附近沖合掃蕩小樽に入泊待機せよ 18.08.22:大湊警備府電令作第103号:大警機密第221855番電:       左に依り船団航行を実施す      1.実施航路、北海道西航路、日本海航路、樺太西航路      2.集合地(管理者)小樽(小樽武官)函館(函館武官)惠須取(大泊武官)      3.発着割甲種(船団出港時刻は管理官所定)      4.船団編成集合地管理、通信連絡等は本府海上交通保護計画の要領に依る      5.護衛担任部隊、津防部隊、宗防部隊、航空部隊、警備部隊は之に協力す      6.船団航路は当分の間接岸航路とす      7.津軽海峡通過船舶は函館に寄港船団に加入す 18.08.23:大湊警備府電令作第104号:大警機密第230832番電:      1.22日附館山航空隊飛行機六機をして本職の指揮を受けしめらる      2.右兵力を航空部隊に編入す 18.08.29:大湊警備府電令作第105号:大警機密第230922番電:       航空部隊指揮官は準備出来次第水上偵察機の一部を稚内大沼に派遣附近海面の対潜哨戒掃蕩に       任ずべし 18.08.31:大湊警備府電令作第106号:大警機密第312015番電:       9月1日以降暗号書登一を使用同乙十の使用を停止す 18.09.01:大湊警備府電令作第107号:大警機密第010545番電:       0340南鳥島に敵艦飛行機来襲す各部は第二警戒配備乙となし警戒を厳にせよ 18.09.02:大湊警備府電令作第108号:大警機密第021850番電:       信電令作第2号の任務を解く       第十五號驅潜艇は状況変化なければ明3日1200以後現地発対潜掃蕩を実施しつつ哨区に就け 18.09.03:大湊警備府電令作第109号:大警機密第031124番電:       0200頃敵潜尾駁濱沖に出現第十五號驅潜艇は津防指揮官の指揮を受け対潜掃蕩、哨戒に従事すべし 18.09.03:大湊警備府電令作第110号:大警機密第031603番電:      1.館山海軍航空隊飛行機六に対する本職の作戦指揮を解かる      2.右兵力を航空部隊より除く 18.09.04:大湊警備府電令作第111号:大警機密第041712番電:       機密大湊命令作第44号別紙第二に依る宗防部隊電波を明5日1200以降5795KC(ワ14)に改む 18.09.09:大湊警備府電令作第112号:大警機密第091105番電:       第三十六號驅潜艇に対する千島根據地隊司令官の作戦指揮を解く       同艇は千根司令官の指示する最近船団を護衛宗谷方面に回航すべし行動を予定報告すべし 18.09.09:大湊警備府電令作第113号:大警機密第091407番電:      1.宗防指揮官は艦艇一隻を「四六」附近に派遣千山丸、北征丸(以上十日0300頃通過)、~明丸、        山東丸、博愛丸(以上11日1200通過)の護衛に任ぜしむべし      2.第十五號驅潜艇に対する津防指揮官の指揮を解く        同艇は準備出来次第室蘭発対潜掃蕩を実施しつつ原隊に復帰すべし 18.09.14:大湊警備府電令作第114号:大警機密第141705番電:       第三十六號驅潜艇を宗谷防備部隊に編入す 18.09.17:大湊警備府電令作第115号:大警機密第171340番電:       敵潜中知床附近に出現       宗谷海峡の警戒を厳にせよ 18.09.22:大湊警備府電令作第116号:大警機密第221058番電:       北征丸(ウトカ行京畿丸、營口丸と船団にて19日1700小樽発21日1200T44にて分離の予定)       21日1142北緯45度45分東経145度0分に於て連送信らしきものを発進せるが其の後応答なし       同地点附近を捜索偵察せよ 18.09.22:大湊警備府電令作第117号:大警機密第221547番電:      1.第十八號掃海特務艇及第十六日東丸を宗谷防備部隊に編入す      2.第十八號掃海特務艇は24日函館発予定の油槽船崙山丸を大泊迄護衛すべし 18.09.26:大湊警備府電令作第118号:大警機密第261415番電:       北海道西航路日本海航路、樺太西航路第三種航行管制を施行す      1.集合地(管理官)        小樽(小樽武官)、函館(函館武官)、惠須取(大泊武官)      2.発着割        甲種、船団出港時刻は管理官所定とし危険海面は成可く昼間通過する如く定むるものとす      3.航路は接岸航路とす      4.津軽海峡を通過西航するもおは函館に寄港船団に加入す 18.09.29:大湊警備府電令作第119号:大警機密第290755番電:      1.宗防部隊指揮官は船艇一隻派遣日達丸(油槽船)を北知床岬附近より津軽海峡西口迄護衛に        任ぜしむべし      2.航空部隊は右に協力すべし      3.日達丸27日1600オハ発大湊に回航25日2000頃北知床通過の予定 9節 18.10.01:大湊警備府電令作第120号:大警機密第011630番電:       「オコツク」切揚船東榮丸、まやち丸船団にて2日1900敷香着炭水補給の上出港の予定       宗防指揮官は第二十三號掃海艇をして現任務終了後宗谷海峡迄護衛せしむべし 18.10.02:大湊警備府電令作第121号:大警機密第021723番電:       警備部隊指揮官は準備出来次第第四十三號掃海艇を北千島方面に派遣千島根據地隊司令官の指揮を       受け同方面の作戦に従事せしむべし 18.10.04:大湊警備府電令作第122号:大警機密第041500番電:       北海道西航路、日本海航路、樺太西航路航行管制解除       但し成可く接岸航行を実施せしむべし 1400 18.10.07:大湊警備府電令作第123号:大警機密第071714番電:       敵潜北海道西方海面に行動中なり宗谷海峡に対し厳戒せよ 18.10.07:大湊警備府電令作第124号:大警機密第072130番電:       電令作第121号による第四十三號驅潜艇の派遣を取止む 18.10.08:大湊警備府電令作第125号:大警機密第081418番電:       警備部隊指揮官は準備出来次第約一ケ月の予定を以て稚内方面に進出宗谷防備部隊小樽隊(津防)       大湊航空隊稚内、小樽派遣隊及大湊通信隊、稚内分遣隊を併せ指揮し奥尻海峡の以北の哨戒交通       保護に任ずべし 18.10.09:大湊警備府電令作第126号:大警機密第092250番電:       第三十六號驅潜艇をして崙山丸を津軽海峡西口附近迄護衛せしむべし 18.10.11:大湊警備府電令作第127号:大警機密第110940番電:       第二十八掃海隊に対する千島方面根據地隊司令官の作戦指揮を解き同隊を津軽防備部隊に編入す 18.10.11:大湊警備府電令作第128号:大警機密第111430番電:       稚内基地機密第110955番電の敵潜に対し徹底的攻撃を行うと共に夜間浮上逸走を厳戒捕捉撃滅せよ 18.10.16:大湊警備府電令作第129号:大警機密第160836番電:       情報に依れば玆数日敵機動部隊の本土空襲の算大にして厳戒の要あり第二警戒配備乙となせ 18.10.16:大湊警備府電令作第130号:大警機密第161837番電:       航空部隊指揮官は明朝成可く速に水偵二機を以て大湊の80度乃至110度間の索敵を実施すべし       進出距離250浬兵装指揮官所定 18.11.15:大湊警備府電令作第131号:大警機密第150000番電:       電令作第125号の任務を解く 18.11.15:大湊警備府電令作第132号:大警機密第151835番電:       11月15日附昭和十八年度北洋警備通信を集結し暗号書「ホケ四」「ホケア」の使用を停止す 18.11.20:大湊警備府電令作第133号:大警機密第201347番電:       航空部隊指揮官は便宜稚内大沼派遣兵力を撤収すべし 18.11.23:大湊警備府電令作第134号:大警機密第231816番電:       第一驅逐隊(~風、野風欠)は作戦に関し第一海上護衛隊司令官の指揮を受くべし 18.11.28:大湊警備府電令作第135号:大警機密第281220番電:      1.11月28日附第三十六號驅潜艇を宗防部隊より除き直率とす(12月1日附第三南遣艦隊に編入さるる        予定)      2.第三十六號驅潜艇は準備出来次第大湊に回航すべし 18.12.07:大湊警備府電令作第136号:大警機密第071555番電:       警備部隊指揮官は準備出来次第第五十二掃海隊及第四十一號驅潜艇、第四十三號驅潜艇をして       宗谷海峡方面に派遣宗谷防備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし 18.12.17:大湊警備府電令作第137号:大警機密第171015番電:      1.第五十二根據地隊司令官は第五十二掃海隊をして作戦に関し横鎮長官の指揮を受けしむべし        同隊をして成るべく速に大湊を経て横須賀に回航せしむべし      2.大湊航空隊司令は水偵八機を速に横空に派遣作戦に関し横鎮長官の指揮を受けしむべし 18.12.17:大湊警備府電令作第138号:大警機密第171059番電:      1.第五十二根據地隊司令官は常盤をして作戦に関し佐鎮長官の指揮を受けしむべし      2.第四十一號驅潜艇に対する宗防部隊指揮官の作戦指揮を解く 18.12.19:大湊警備府電令作第139号:大警機密第191740番電:      1.第四十三號驅潜艇及第十五號驅潜艇に対する宗谷防備部隊指揮官の作戦指揮を解く      2.第十五號驅潜艇は大湊に回航津軽防備部隊指揮官の作戦指揮を受くべし 18.12.24:大湊警備府電令作第140号:大警機密第241630番電:       宗谷防備部隊指揮官は第十七號掃海特務艇、第十八號掃海特務艇及第十六日東丸をして大湊に回航       津軽防備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし 18.12.28:大湊警備府電令作第141号:大警機密第280920番電:       大湊航空隊司令は積雪期中哨戒機四機を三澤航空基地に派遣し作戦任務に従事せしむべし 18.12.31:大湊警備府電令作第142号:大警機密第435番電:      1.第二十七掃海隊及第二十八掃海隊に対する津防指揮官の作戦指揮を解く      2.第二十七掃海隊は横鎮長官の第二十八掃海隊は佐鎮長官の作戦指揮を受くべし      3.各隊司令は行動を予定し関係各部に報告通報すべし 19.01.15:大湊警備府電令作第143号:大警機密第150800番電:       石垣は成可く速に横須賀に回航作戦に関し第二海上護衛隊司令官の指揮を受くべし       行動を予定し関係各部に報告通報すべし 19.01.16:大湊警備府電令作第144号:大警機密第022番電:       15日附第四十一號驅潜艇、第四十三號驅潜艇を第十一特別根據地隊に編入せらる       兵力部署中右驅潜艇を削除す 19.01.21:大湊警備府電令作第145号:大警機密第121番電:      1.1月20日附第五十二根據地隊解隊せらる      2.兵力部署中警備部隊を削除し第五十二掃海隊を直率部隊に第五十二砲艇隊を津防部隊に加う 19.01.23:大湊警備府電令作第146号:大警機密第231815番電:       本日1030陸軍機は久慈湾東方10粁に於て敵潜没潜水艦を爆撃油を湧出せしめたり       警戒を厳にせよ 19.02.05:大湊警備府電令作第147号:大警機密第051100番電:       航空部隊指揮官は水偵二機を以て当分の間左に依り東方担任海面の黎明索敵を実施すべし      1.索敵区域 襟裳岬(基点)の70度乃至110度         進出距離 150浬      2.出発時刻 0400      3.其の他  指揮官所定 19.02.10:大湊警備府電令作第148号:大警機密第422番電:       大泊修理の為回航中千歳丸艦長は宗谷防備部隊指揮官の任務を代行すべし 19.02.11:大湊警備府電令作第149号:大警機密第111727番電:       大湊警備府電令作147号に依る東方担任海面の飛行索敵任務を解く 19.02.20:大湊警備府電令作第150号:大警機密第201800番電:      1.20日附白~、石埼、第二十三號掃海艇24日附第十五號驅潜艇を大警直率とす      2.第二十三號掃海艇は適宜の北航船団を護衛23日午前中に大湊に回航すべし      3.第十五號驅潜艇は24日中に大湊に回航すべし 19.02.25:大湊警備府電令作第151号:大警機密第251145番電:      1.25日附第一驅逐隊(二隻欠)及石垣に対する各護衛隊司令官の作戦指揮を解かる      2.右各艦は北上船団の護衛に任じつつ大湊に回航原隊に復帰すべし 19.03.11:大湊警備府電令作第155号:大警機密第111129番電:      1.3月10日附宗防部隊を編制せらる        宗谷防備部隊指揮官を宗谷防備隊司令に改む      2.大泊艦長は宗谷防備隊司令着任迄宗谷防備部隊を指揮すべし      3.葦埼、第十七號、第十八號掃海特務艇、第十六日東丸、嘉辰丸を大湊防備隊より除く      4.宗谷防備部隊指揮官は前項の各艇をして当分の間津防指揮官の作戦指揮を受けしむべし 19.03.11:大湊警備府電令作第156号:大警機密第111432番電:       10日附大湊警備府部隊兵力部署中より第五十八號、第七十三號、第七十七號驅潜特務艇を除く       右各艇は大湊にて進出準備の上第五十一警備隊司令の定むる所に依り行動すべし 19.03.17:大湊警備府電令作第157号:大警機密第170222番電:       厚岸隊は第一配備となし釧路に避泊中の陸軍船団(第九驅逐隊護衛)の護衛に任ずると共に       担任海面対潜警戒を厳になせ 19.03.17:大湊警備府電令作第158号:大湊警備府機密第171731番電:       航空部隊指揮官は水偵隊を以て北方部隊に協力、厚岸南方の敵潜を撃滅すべし 19.03.18:大湊警備府電令作第159号:大湊警備府機密第181131番電:       大湊警備府電令作第157号に依る任務を解く       津軽防備部隊指揮官は厚岸隊をして厚岸湾の哨戒並に担任海面哨戒を厳にせしむべし 19.03.23:大湊警備府電令作第160号:大警機密第231640番電:       「ト」船団津軽海峡に入峡せば護衛を止め左に依り行動すべし      1.第二十三號掃海艇は大湊に回航すべし      2.第十五號驅潜艇は函館にて補給の上25日同地発の白陽丸(B船)を釧路迄護衛以後津防部隊        指揮官の作戦指揮を受くべし 19.03.30:大湊警備府電令作第162号:大警機密第301753番電:       宗防指揮官は第五十二掃海隊をして当分の間津防指揮官の作戦指揮を受けしむべし 19.03.31:大湊警備府電令作第163号:大警機密第311800番電:       4月1日附GEB附属東部軍主協飛行隊中部軍飛行隊及北部軍主協飛行隊を大湊警備府直率部隊に       編入す       各隊は左に依り行動すべし      1.任務 北海道南岸及厚岸に於ける海上交通保護 但し当分の間現任務続行      2.配備 現配備の儘 19.04.02:大湊警備府電令作第164号:大警機密第021150番電:       北海道東部海面に敵潜水艦行動の算大なり対潜哨戒を強化せよ 19.04.07:大湊警備府電令作第165号:大警機密第072120番電:       本日1630陸軍航空部隊は襟裳岬の180度5粁に於て敵潜没潜水艦らしきものを発見之を攻撃油少量を       湧出せしむ航空部隊直卒陸軍航空部隊は明日早朝より主として厚岸以南北海道南岸距岸50浬以内の       索敵を実施すべし津防部隊は北海道南岸の哨戒護衛を強化すべし 19.04.08:大湊警備府電令作第166号:大警機密第081035番電:       第二十八掃海隊を津軽防備部隊に復帰す同隊は大湊に回航すべし 19.04.10:大湊警備府電令作第167号:大警機密第101723番電:      1.大湊警備府部隊兵力部署中の一部兵力及び厚岸派遣隊を以て新に厚岸防備部隊を編成す      2.厚岸防備部隊の編成任務を左の通り定む(指揮官兵力任務の順)        第二十七掃海隊司令 第二十七掃海隊、K埼、王田丸、第三日之出丸、大湊防備隊厚岸派遣隊        襟裳岬を通ずる135度線以東北緯44度線以南の本府担任海面に於ける防備哨戒攻撃海上交通保護        厚岸湾の防備 19.04.10:大湊警備府電令作第168号:大警機密第101726番電:       航空部隊指揮官は4月15日以後速に水偵(概ね6機)を厚岸に派遣主として厚岸防備部隊に協力       同方面の哨戒、海上交通保護に任ぜしむべし 19.04.12:大湊警備府電令作第169号:大警機密第121436番電:       第五十二掃海隊司令は其の一艦をして小樽在武機密第645番電に依るA船京畿丸(天寧行)を白神岬       より釧路迄直接義衛し同地にて打合せの上同船の津軽海峡帰着迄之が護衛に任ずべし 19.04.14:大湊警備府電令作第170号:大警機密第591番電:       厚岸防備部隊指揮官はK埼をして厚岸機雷堰敷設作業中津防指揮官の指揮を受けしむべし 19.04.15:大湊警備府電令作第171号:大警機密第150918番電:       隅田丸0415トセツプ岬の62度3浬にて敵潜雷撃を受く航空部隊及厚岸隊は之を掃蕩撃滅すべし       津防指揮官は附近所在の艦艇を以て之に協力せしむべし 19.04.16:大湊警備府電令作第172号:大警機密第161541番電:       厚岸防備部隊指揮官は適宜の艦艇又は漁船を以て隅田丸遭難地点附近の機雷探掃(磁気機雷に対して       は当分底曳網使用)を実施すべし 19.04.21:大湊警備府電令作第173号:大警機密第211005番電:      1.第五十二掃海隊司令はA船京畿丸釧路着後第二十四號掃海艇をして原配備に復帰せしむべし      2.厚岸防備部隊指揮官は指揮下の一艦をして24日釧路発京畿丸の釧路天寧往復直接護衛に任ずべし  19.04.23:大湊警備府電令作第174号:大警機密第230655番電:       東天丸の発見せし敵潜水艦を撃滅すべし 19.04.25:大湊警備府電令作第175号:大警機密第251627番電:       第十七、第十八號掃海特務艇に対する津軽防備部隊指揮官の作戦指揮を解く 19.04.26:大湊警備府電令作第176号:大警機密第260940番電:       第五十二掃海隊は27日中に大湊に回航29日大湊発天寧行海軍船団(日鵬丸、春日山丸、永保丸)の       護衛に任ずべし 19.05.06:大湊警備府電令作第177号:大警機密第061553番電:       第十六日東丸、嘉辰丸に対する津防指揮官の作戦指揮を解く 19.05.07:大湊警備府電令作第178号:大警機密第070850番電:       航空隊指揮官は成る可く速に水偵(六機程度)を稚内、大沼に派遣、       作戦に関し宗谷防備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし 19.05.07:大湊警備府電令作第179号:大警機密第071940番電:      1.第五十二掃海隊(第二十三號欠)を津防部隊東口隊に復帰せしむべし      2.第五十二掃海隊司令は一艇をして14日頃函館発天寧行B船日鵬丸の津軽海峡帰着迄        之が護衛に任ずべし 19.05.08:大湊警備府電令作第180号:大警機密第081018番電:       0930恵山の10度3浬に於て宮崎丸敵潜の雷撃を受け沈没す       津防航空部隊速に之を撃滅すべし 19.05.09:大湊警備府電令作第181号:大警機密第090840番電:       第二十八掃海隊は何分の令あるまで第五十二掃海隊司令の指揮を受け8日0930恵山北方3浬に       出現せし敵潜水艦を掃蕩すべし 19.05.10:大湊警備府電令作第182号:大警機密第101540番電:       日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め各隊は左記に依り行動すべし      1.嘉辰丸は状況報告の為大湊に回航      2.第二十八掃海隊、第十六日東丸は予定通      3.右以外の各隊は指揮官所定 19.05.15:大湊警備府電令作第183号:大警機密第150955番電:      1.K埼、葦埼に対する津軽防備部隊指揮官の作戦指揮を解く      2.津軽防備部隊指揮官は石埼を厚岸防備部隊指揮官はK埼をして宗谷防備部隊指揮官の        作戦指揮を受けしむべし 19.05.16:大湊警備府電令作第184号:大警機密第161730番電:       第二十三號掃海艇は準備出来次第大湊出港釧路発五〇〇一航路にて回航中の白陽丸の護衛に       任ずべし 19.05.16:大湊警備府電令作第185号:大警機密第161700番電:       北方部隊18日頃根室方面進出予定に付厚岸防備部隊指揮官は何分の令あるまで第二十七掃海隊       二隻をして同隊に協力対潜警戒に任ずべし  19.05.17:大湊警備府電令作第186号:大警機密第170845番電:       大湊警備府電令作第184号同第185号に依る任務を解く 19.05.17:大湊警備府電令作第187号:大警機密第171754番電:       航空部隊指揮官は稚内派遣隊をして大沼基地応急修理完了まで大湊に於て待期すべし 19.05.18:大湊警備府電令作第188号:大警機密第181041番電:       特設監視艇繁進丸を厚岸防備部隊より除き津軽防備部隊に編入す 19.05.18:大湊警備府電令作第189号:大警機密第182250番電:       2100苫小牧沖に出現せる敵潜を撃滅せよ 19.05.19:大湊警備府電令作第190号:大警機密第191800番電:       電令作第189号の任務を解く       第十五號驅潜艇及東部直協隊は明朝苫小牧沖萬世丸の攻撃せる敵潜水艦の位置を調査報告すべし 19.05.20:大湊警備府電令作第191号:大警機密第202310番電:      1.今朝来敵機動部隊は南鳥島を空襲せり其の後の状況不明なるも一部敵機動部隊は尚本邦東方        洋上行動しつつある算大なり      2.航空部隊、宗防部隊、厚防部隊は明朝0300以後第一配備にて警戒せよ      3.航空部隊指揮官は明朝北海道東部海面の索敵を実施すべし 19.05.26:大湊警備府電令作第192号:大警機密第261027番電: 陸軍機3機本日0900物見埼の50度15粁に於て敵潜水艦を攻撃の上更に所在艦艇誘導に成功し       目下油紋連続浮上しつつあり各隊艦は昨今の好天候を利用し之が攻撃の徹底を期せよ 19.05.27:大湊警備府電令作第193号:大警機密第271715番電:       一昨日来物見埼沖油紋に関しては参謀長並に航空隊司令をして現状を実視せしめたる結果及       其の他の状況を綜合し敵潜に非ずと判断す       各隊は指揮官所定に依り原配備に復帰すべし 19.05.31:大湊警備府電令作第194号:大警機密第310835番電:       K埼に対する宗防部隊指揮官の指揮を解く       K埼は大湊に於て整備の上原隊に復帰すべし 19.06.02:大湊警備府電令作第195号:大警機密第020930番電:       北方軍直協飛行機隊は6月3日0000以降海上交通保護並に対潜掃蕩作戦に関し宗谷防備部隊       指揮官の指揮を受くべし 19.06.02:大湊警備府電令作第196号:大警機密第022035番電:       航空部隊指揮官は厚岸派遣の水偵隊をして海上交通保護並に対潜掃蕩作戦に関し厚岸防備部隊       指揮官の指揮を受けしむべし 19.06.04:大湊警備府電令作第197号:大警機密第041820番電:      1.津軽防備部隊指揮官は第十五號驅潜艇をして8日函館発予定のB船北進丸(天寧行)        A船十一星丸(択捉島塔路行)の津軽海峡天寧間一貫護衛に任ぜしむべし      2.各部隊指揮官は右船団の区間護衛を強化すべし 19.06.11:大湊警備府電令作第198号:大警機密第110920番電:        石埼に対する宗谷防備部隊指揮官の指揮を解く 19.06.12:大湊警備府電令作第199号:大警機密第121514番電:      1.11日2240頃北緯46度50分東経144度05分に於て片岡発C船東天丸、千早丸敵潜水艦の攻撃を        受け沈没せり        宗防部隊指揮官は艦艇及航空部隊を以て中知床の南方及同岬愛郎岬東方の対潜哨戒(夜間を        含む)を強化すると共に護衛艦なき船舶に対しては千根、第一水雷戦隊司令部と連絡を密に        し極力区間護衛を実施すべし      2.葦埼の入渠修理は第二十四號掃海艇進出後とす 19.06.13:大湊警備府電令作第200号:大湊警備府機密第131003番電:       宗谷防備部隊指揮官は水雷部隊電令作第3号に依る対潜掃蕩期間中極力之に協力すると共に       要すれば宗谷海峡哨戒に差支なき範囲に於いて部下艦艇飛行機をして一時第一水雷戦隊司令官の   指揮を受けしむべし 19.06.13:大湊警備府電令作第201号:大警機密第131400番電:       第三警戒配備となせ
19.06.13:大湊警備府電令作第1号:大警機密第131730番電:       第二十八掃海隊司令は其の隊の一艇をして宗谷防備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし 19.06.15:大湊警備府電令作第2号:大警機密第152100番電:       航空部隊指揮官は明16日以降当分の間黎明時左の要領に依り索敵を実施すべし       大湊を基点とし80度より120度の範囲進出距離300浬 19.06.22:大湊警備府電令作第3号:大警機密第221740番電:       大湊警備府電令作第1号に依る作戦指揮を解く 19.06.22:大湊警備府電令作第4号:大警機密第222131番電:       小樽在武機密第221258番電関連       宗谷防備部隊指揮官は適宜の兵力を以てカムチャッカ行船団の護衛に協力すべし 19.06.28:大湊警備府電令作第5号:大警機密第281754番電:      1.能美及第十五號驅潜艇を宗谷防備部隊に編入す      2.宗谷防備部隊指揮官は右に艦及適宜の兵力を以て主としてオハ方面行動の油槽船の護衛に        任ずると共に北方輸送の護衛に関し北東方面艦隊に協力すべし 19.07.06:大湊警備府電令作第6号:大警機密第061018番電:       大湊警備府電令作第2号に依る任務を解く 19.07.16:大湊警備府電令作第7号:大警機密第161508番電:       厚岸防備部隊指揮官は大警命令作第84号に依る作業期間中K埼をして津軽防備部隊指揮官の       指揮を受けしむべし 19.07.26:大湊警備府電令作第8号:大警機密第260855番電:       厚岸防備部隊指揮官は作戦に関し所在第三魚雷艇隊を指揮すべし(大海指413号に依る) 19.08.09:大湊警備府電令作第9号:大警機密第091800番電:       7月25日附東部中部及北部各単直協飛行機に対する本職の作戦指揮を解く 19.08.26:大湊警備府電令作第10号:大警機密第261735番電:       第三魚雷艇隊は何分の令ある迄厚岸方面在駐して作戦に関し厚岸防備部隊指揮官の指揮を       承くべし 19.08.27:大湊警備府電令作第11号:大警機密第270930番電:       宗谷防備部隊指揮官は能美、m]をして小樽を基地とし北方輸送に関し北東方面艦隊に       協力せしむべし       但し千島方面行動中は千根司令官の区処を受けしむべし 19.09.02:大湊警備府電令作第15号:大警機密第020952番電:       厚岸防備部隊司令は厚岸に魚雷艇(三隊程度)基地適地を選定し之が施設(揚収装置を含む)       の計画をなるべく速に提出すべし 19.09.16:大湊警備府電令作第12号:大警機密第161430番電:       津軽防備部隊指揮官は特設驅潜艇陽光丸及第百九十二號驅潜特務艇を高雄警備府に派遣し       作戦に関し同司令長官の指揮下に入らしむべし 19.09.16:大湊警備府電令作第13号:大警機密第161434番電:       K埼を厚岸防備部隊より除き津軽防備部隊に編入す 19.10.10:大湊警備府電令作第14号:大警機密第101005番電:      1.第三魚雷艇隊は10月15日以降成るべく速に室蘭に回航        作戦に関し津防部隊指揮官の指揮を承くべし        同隊に対する厚防指揮官よりの指揮転移時機を釧路出港時とす              2.津防指揮官は石埼、K埼を厚防指揮官は一部艦艇をして夫々第三魚雷艇隊の回航作業を        援護せしむべし 19.10.21:大湊警備府電令作第16号:大警機密第211012番電:       航空部隊指揮官は三座水偵八機(整備員を附せず)を速に高雄警備府司令長官の指揮を       承けしむべし 19.10.21:大湊警備府電令作第17号:大警機密第211723番電:       宗谷防備部隊指揮官の能美に対する作戦指揮を解く       能美は速に門司に回航作戦に関し第一海上護衛隊司令官の指揮を承くべし 19.10.25:大湊警備府電令作第18号:大警機密第250955番電:       航空部隊指揮官は本月末迄に稚内派遣兵力を復帰せしむべし 19.10.30:大湊警備府電令作第19号:大警機密第301030番電:       津軽防備部隊指揮官は水上丸、繁進丸をして準備出来次第厚岸に回航       厚岸防備部隊指揮官の指揮下に入らしむべし 19.10.30:大湊警備府電令作第20号:大警機密第301840番電:       第二百十二號驅潜特務艇を津防部隊に編入す       同艇は成く速に出港途中対潜掃蕩並に護衛協力しつつ大湊に回航すべし 19.10.31:大湊警備府電令作第21号:大警機密第310924番電:       30日0258北緯44度32分東経138度に国籍不明の潜水艦出現せりとの情報あり(ソ連船通信系)       北海道西方海面の警戒を厳にすると共に航空部隊指揮官は該地点附近を捜索すべし 19.11.07:大湊警備府電令作第23号:大警機密第071748番電:       7日1235恵山岬の90度4浬附近にて敵潜没潜水艦触雷沈没せり       尚近海に敵潜水艦策動しある算大なるを以て一層警戒を厳にすべし 19.11.19:大湊警備府電令作第24号:大警機密第191132番電:       航空部隊指揮官は11月末迄に厚岸派遣兵力を復帰せしむべし 20.01.01:大湊警備府電令作第25号:大警機密第011019番電:      1.第五十二掃海隊に対する宗谷防備部隊指揮官の作戦指揮を解く      2.第五十二掃海隊(欠第二十四號掃海艇)は津軽防備部隊指揮官の        第二十四號掃海艇は厚岸防備部隊指揮官の夫々作戦指揮を承くべし 20.01.01:大湊警備府電令作第26号:大警機密第011024番電:       厚岸防備部隊指揮官は適宜の艦艇を以て今冬期間A船の釧路天寧間(一ヶ月二隻程度運航の予定)       一貫護衛に任ずべし 20.01.08:大湊警備府電令作第27号:大警機密第081547番電:       石埼を津軽防備部隊より除き厚岸防備部隊に入る 20.01.20:大湊警備府電令作第28号:大警機密第201617番電:       m]及第十五號驅潜艇を宗谷防備部隊より除き津軽防備部隊に入る 20.01.24:大湊警備府電令作第29号:大警機密第240955番電:       m]は1月27日以降速に佐世保に回航交通保護及対潜作戦に関し佐鎮長官の指揮を受くべし 20.01.26:大湊警備府電令作第30号:大警機密第261104番電:       第二十四號掃海艇を厚岸防備部隊より除き津軽防備部隊に入る 20.02.06:大湊警備府電令作第31号:大警機密第061547番電:       石埼を厚岸防備部隊より除き津軽防備部隊に編入す 20.03.02:大湊警備府電令作第32号:大警機密第021559番電:       三澤海軍航空隊を陸上防備部隊に編入す       主要任務       1.練習生教育       2.戦備強化(航空基地造成松根油生産航空機生産食糧増産等)       3.陸上防備 20.03.05:大湊警備府電令作第34号:大警機密第051526番電:       宗谷は明6日より室蘭八戸間往復石炭緊急輸送に任ずる予定       第五十二掃海隊司令右期間宗谷艦長の協議に応じ同船護衛に任ずべし 20.03.05:大湊警備府電令作第43号:大警機密第051526番電:       宗谷は明6日より室蘭八戸間二往復石炭緊急輸送に任ずる予定第五十二掃海隊司令は右期間       宗谷艦長の協議に応じ同艦の護衛に任ずべし 20.03.24:大湊警備府電令作第35号:大警機密第241541番電:       m]を大警直率部隊に編入す同艦は成るべく速に大湊に回航すべし 20.04.09:大湊警備府電令作第36号:大湊警備府機密第091809番電:       4月10附第一〇四戦隊(宗谷防備隊、擇捉、國後、八丈、m]、占守、笠戸)大警に編入       大湊警備府兵力部署中左の通改む       宗谷防備部隊指揮官 第一〇四戦隊司令官       兵力 第一〇四戦隊、大泊、千歳丸       主要任務 防備、海上護衛(千島一貫護衛を含む)哨戒、見張、警戒、陸上警備 20.04.09:大湊警備府電令作第37号:大警機密第151755番電:       宗谷防備部隊指揮官は作戦に関し大通稚内派遣隊を指揮すべし 20.04.19:大湊警備府電令作第38号:大警機密第190939番電:      1.本日0149厚賀沖(北緯42度09分東経142度30分)に於て陸軍船大成丸雷撃沈没す      2.津軽防備部隊指揮官は第五十二掃海隊をして右潜水艦を徹底的に掃蕩撃滅すべし 20.04.20:大湊警備府電令作第39号:大警機密第201623番電:       浮島丸、第二號新興丸、第四十七號、第四十九號海防艦及白埼は千島方面一貫護衛作戦に関し       第一〇四戦隊司令官の区処を承くべし 20.04.20:大湊警備府電令作第40号:大警機密第201913番電:       2000に至るも敵情を得ざれば大湊警備府電令作第38号に依る任務を解く 20.05.01:大湊警備府電令作第41号:大警機密第011245番電:       当分の間千島一貫護衛作戦は之を本職直接指揮す 20.05.09:大湊警備府電令作第45号:大湊警備府機密第091024番電:       驅逐艦柳、橘及第百十二號海防艦を大湊警備府部隊直率部隊に入る       右各艦は成るべく速に大湊に回航すべし 20.05.20:大湊警備府電令作第49号:大湊警備府機密第201009番電:      1.第百九十六號海防艦を大湊警備府直率部隊に編入す      2.第百九十六號海防艦は準備出来次第小樽に進出すべし 20.05.22:大湊警備府電令作第52号:大警機密第222146番電:      1.海上交通保護本府担任区域に左を追加せらる       (イ)航路名 北三陸航路       (ロ)主運航系統 北海道、三陸沿岸(特令なければ山田湾)間      2.津軽防備部隊指揮官は本区域内に於ける船団の一貫護衛に任ずべし 20.06.12:大湊警備府電令作第59号:大警機密第121154番電:       石埼を津軽防備部隊より除き宗谷防備部隊に入る 20.06.13:大湊警備府電令作第60号:大警機密第132328番電:       第百十二、六十五號海防艦及伊王を対潜作戦に関し津軽防備部隊指揮官の指揮を受けしむ 20.06.13:大湊警備府電令作第61号:大警機密第132357番電:       海上護衛總部隊電令作第487号及GEB機密第132143番電に依る本府対潜作戦要領左の通り定む      1.宗谷防備部隊指揮官は宗谷海峡の対潜哨戒を厳にする外同海峡より奥尻島に至る適宜の地点        速に海防艦二隻乃至三隻を配し哨戒せしめ千島方面より帰着の海防艦二隻程度を以て掃蕩隊を        編成敵潜掃蕩を実施す      2.津軽防備部隊指揮官は奥尻島より概ね入道埼に至る適宜の地点常時海防艦(又は驅逐艦)二隻        乃至三隻を配し哨戒せしむる外津軽海峡の監視を厳にし別に第五十二掃海隊をして主として        奥尻島船川沖間の対潜掃蕩を実施す右掃蕩実施に当たりては航空部隊並に配備艦艇と密に連携        するものとす      3.宗谷海峡の機雷敷設は機雷準備完成次第成べく速に実施し引続き津軽海峡の敷設実施す      4.第九〇三空部隊指揮官は小樽及能代に適宜兵力を展開        特に掃蕩隊と密に連携を取り日本海方面の対潜作戦強化      5.船団航行を立前とし区間護衛に依るものとす      6.北洋漁業送込船及千島船団に対する護衛は特令ある迄延期 20.06.18:大湊警備府電令作第63号:大警機密第180841番電:       第二玉園丸を一時津防部隊に編入す 20.06.19:大湊警備府電令作第64号:大警機密第191901番電:       大湊警備府電令作第61号中       宗谷防備部隊及津軽防備部隊の対潜作戦担任区域を大警命令作第95号に依り固有担任区域に改む 20.06.21:大湊警備府電令作第66号:大警機密第211617番電:      1.第二玉園丸を厚岸防備部隊に復帰す      2.水上丸(特驅)、第三日之出丸(特監)、第七榮丸(二八掃)を夫々津軽防備部隊に復帰す 20.06.26:大湊警備府電令作第75号:大警機密第262249番電:      1.厚防部隊指揮官は白河丸、黄河丸の根室津軽海峡間の護衛を実施すべし      2.津防部隊指揮官は適宜護衛艦を襟裳崎附近迄派遣し右に協力すべし 20.06.30:大湊警備府電令作第76号:大警機密第302249番電:      1.敵潜水艦近く宗谷海峡又は津軽海峡より再度日本海に侵入を企図する算大なり当隊は左に依り宗谷        及津軽海峡を扼し之を撃滅せんとす(本作戦を北より夫々S六一號S六二號作戦と呼称        同作戦部隊を夫々S六一號及S六二號作戦部隊と呼称す)      2.作戦期間        7月3日0000より約二週間      3.兵力部署(作戦部隊名、指揮官、兵力、主要任務の順)       (イ)S六一號作戦部隊 一〇四戦隊司令官          北東方面部隊電令作第160号及大湊警備府電令作第74号に依る一〇四戦隊指揮下艦艇並に          航空機(在美幌、小樽、九〇三空航空機を含む)、近く当隊編入予定海防艦一乃至二隻(別令)          宗谷海峡警戒並に宗谷部隊担任区域に於ける敵潜撃滅       (ロ)S六二號作戦部隊 九〇三空司令官          九〇三空(除一〇四戦隊指揮下兵力)、津防及北東部隊電令作第160号及大湊警備府電令作          第74号に依る津防作戦指揮下船艇近く当隊編入予定海防艦一乃至二隻津軽海峡警戒並に津          (一行分内容不明)           担任区域に於ける敵潜撃滅      4.作戦要領左の外各指揮官所定       (イ)護衛兵力配備の重点を太平洋側に指向し(津防部隊の日本海側充当船艇を海防艦約四隻とす)          現護衛作戦を実施しつつ両海峡及同東口附近の飛行哨戒並に陸上及船艇を以てする対潜監視          哨戒索敵を強化す       (ロ)海峡東口附近に敵潜を発見せば各指揮官所定に依り速に兵力を集中し之を撃滅す       (ハ)日本海側に敵潜を発見せば各指揮官所定に依り速に兵力を集中之を鯨滅す       (ニ)S六一號作戦部隊及S六二號作戦部隊合同作戦実施の場合は特令を以て本職之を統一指揮す          此の場合に於ける兵力部署左の通          (部隊名、指揮官、兵力の順)         (イ)航空部隊 九〇三空司令官  九〇三空         (ロ)海上部隊 一〇四戦隊司令官 宗谷津防及同作戦指揮下船艇      5.海峡の機雷敷設及北洋漁業送込みは予定通実施す 20.07.15:大湊警備府電令作第84号:大警機密第150617番電:      1.0450より敵艦上機150機八戸大湊北海道南部各地に来襲尚引続き数機を以て偵察来襲す      2.敵機来襲状況米英敵機動部隊の位置は昨日と略同様と判断す本日も終日反復来襲の算大なり      3.各部は昨日の戦訓に鑑み更に工夫を加え敵機撃滅並に被害極限に努むべし

大湊警備府電令

 17.02.14:大湊警備府電令第5号:大湊警備府機密第494番電:
       左に依り第一驅逐隊、八丈、国後、石垣及沖風の第一回第一類教練作業を実施す
       実施艦(隊)は予定期日2日前迄に厚岸に回航
       第一驅逐隊司令は教練実施に関し参加艦を指揮(区処)すべし
      1.日程:2月21日より同28日に至る期間第一驅逐隊司令所定
      2.射撃(主砲昼間)
        (イ)主要研究項目
          (1)射撃指揮法
          (2)初弾精度の向上
          (3)厳寒射撃
          (4)其の他基本長所定
        (ロ)使用弾数:一門に付常七(基本長適宜変更することを得)
      3.運転力度十分の六全力以上一時間
      4.其の他実施要領は基本長所定
      5.報告:実施計画、実施経過、成績概要並に意見各一

 18.03.28:大湊警備府電令第6号:大湊警備府機密第281300番電:
       1210船川丸(868噸)尻矢崎の70度500米に座礁危険に瀕しつつあり
       津防指揮官は尻矢隊をして右救助に任ぜしむべし

19.01.20:大湊警備府電令第1号:大湊警備府機密第201516番電:       大空司令は作戦に支障なき航空機成可く多数を以て1月28日室蘭より大湊へ回航の多摩、阿武隈を       目標とし触接襲撃訓練を実施すべし       (襲撃訓練は陸奥湾内とす) 19.01.28:大湊警備府電令第2号:大湊警備府機密第280946番電:       大泊は便宜大湊に回航修理整備に従事すべし       行動を予定し報告すべし 19.02.26:大湊警備府電令第3号:大湊警備府機密第262110番電:       C船扶桑丸本日1900艫作埼南方附近に於て遭難1915連絡絶ゆ       津防指揮官は西口隊の一艇をして之が救助に任ずべし 19.04.01:大湊警備府電令第4号:大湊警備府機密第813番電:       第二十三號掃海艇は4日夕刻迄「リ」船団の護衛に任じたる後5日正午天寧着       同地待機中の新羅丸を函館迄護衛すべし 19.05.12:大湊警備府電令第5号:大湊警備府機密第122116番電:       宗谷防備部隊指揮官は大泊をして若葉の救難に任ぜしむべし 19.05.30:大湊警備府電令作第6号:大湊警備府機密第301845番電:       初島は横須賀に於て修理材料(別令)を搭載の上速に大湊に回航すべし 19.06.16:大湊警備府電令第7号:大警機密第161140番電:       昨15日来中部マリアナ諸島に敵襲あり       次で父島硫黄島にも空襲を見更に北方に於ては松輪の敵艦艇砲撃に続き北中部千島の空襲頻度を       加へつつあり敵大攻勢の兆顕著にして味方部隊は之が邀撃作戦中なり本府担任区域には未だ敵の       蠢動を見ざるも敵の奇襲攻撃に対し万遺憾なきを期すべし 19.06.16:大湊警備府電令第8号:大警機密第161700番電:      1.敵潜水艦宗谷海峡より日本海に潜入の虞大なり        関係各部隊は速に之が掃滅を期すると共に航行船舶の護衛を強化すべし      2.航空部隊指揮官は水偵三機を以て小樽基地派遣隊を        津防部隊指揮官は東方部隊の三隻を以て小樽隊を編成し速に配備に就かしむべし 19.06.18:大湊警備府電令第10号:大警機密第181022番電:       第十五驅潜艇は何分の令ある迄千根司令官の指示を受け船団護衛に協力すべし 19.06.25:大湊警備府電令第13号:大警機密第251943番電:       大湊警備府電令第8号に依る大湊海軍航空隊小樽隊基地派遣隊及小樽隊の任務を解く       右各隊は部隊指揮官の定むる所に依り原隊に復帰すべし 19.07.11:大湊警備府電令第14号:大警機密第110915番電:       福江は準備出来次第速に大湊に回航すべし  19.07.11:大湊警備府電令第15号:大警機密第111930番電:       津軽海面北海道東部海面沿岸の敵潜出現状況は相当の隻数集中しあるを予想せらるるを以て       各部隊は全力を挙げ昼夜に渉る連続攻撃を以て之が撃滅を期すべし       尚最近の敵の慣用手段たる集団攻撃法及護衛艦攻撃作策に対し警戒を厳にすべし 19.07.22:大湊警備府電令第16号:大警機密第221817番電:       宗谷防備隊司令は宗谷海峡聴音機の修理作業に関し初島を指揮すると共に本作業に対し       所要の援助を与うべし 19.10.16:大湊警備府電令作第19号:大警機密第161758番電:       厚岸防備隊指揮官は艦艇一隻をして大湊運輸部釧路支部長の南千島方面遭難機帆船の状況       調査に協力すべし 19.10.28:大湊警備府電令第20号:大警機密第281748番電:       m]は防寒施設工事の為成可く速に大湊に回航すべし 19.11.01:大湊警備府電令第21号:大警機密第010955番電:       宗谷防備部隊指揮官はm]をして千根機密第312204番電に応ずる如く千島方面護衛に協力せしむ 19.12.04:大湊警備府電令第23号:大警機密第031754番電:      1.宗谷防備部隊指揮官は芦埼をして大湊に回航約一ヶ月間の予定を以て整備並に教育訓練に従事        せしむべし        右期間中同艇をして津防部隊指揮官の作戦指揮を承けしむべし      2.m]は現任務終了後成るべく速に大湊に回航未済諸工事並に整備に従事すべし 19.12.10:大湊警備府電令第24号:大警機密第100958番電:       厚防部隊指揮官は釧路在武の協議に応じ適宜の艇をして國後島白糠泊座礁中の機帆船救難に任ぜ       しむべし 19.12.21:大湊警備府電令第26号:大警機密第211122番電:       礼文島西端に座礁せるソ聯商船並に救助艇を監視すると共に其の状況至急調査報告すべし 19.12.25:大湊警備府電令第27号:大警機密第251545番電:       千根機密第242336番電関連       津防及厚防部隊指揮官は夫々適宜の部下艦艇をして第四南興丸の左記区間護衛に任ずべし        厚防 天寧−釧路間        津防 釧路−大湊間 20.01.19:大湊警備府電令第28号:大警機密第191210番電:       大湊警備府電令第23号に依る津軽防備部隊指揮官の葦埼に対する指揮を解く 20.01.30:大湊警備府電令第29号:大警機密第300955番電:       厚防部隊指揮官は適宜の艦艇をしてキ〇〇一船団担任海面以北択捉海峡以南の護衛に協力せしむべし 20.03.07:大湊警備府電令第30号:大警機密第072109番電:       宗谷防備部隊指揮官は部下艦艇を派し北緯45度14分東経141度17分(利尻島)に座礁せる宗像丸の       救難に任ぜしむべし 20.04.08:大湊警備府電令第31号:大警機密第082158番電:       厚防指揮官は部下の一艇をして第二號新興丸艦長の指揮を承け同艦の天寧往復の護衛に任ずべし 20.04.16:大湊警備府電令第32号:大警機密第160937番電:       大湊警備府電令作第45号に依る任務を解く 20.04.27:大湊警備府電令第34号:大警機密第271808番電:       厚岸防備隊司令は釧路特設見張所員をして見張所員をして見張に関して釧路武官の命を受け服務       せしむ 20.06.23:大湊警備府電令作第61号:大警機密第231524番電:       津軽防備部隊指揮官は海護總電令作第49号関連驅潜(掃海)特務艇又は特設艦艇(機雷掃海に       適するもの)二隻をして速に舞鶴護衛部隊指揮官所定の港湾に派遣作戦に関し同部隊指揮官の       指揮を受けしむべし 20.06.23:大湊警備府電令作第62号:大警機密第231525番電:       第百九十四號驅潜特務艇を津防部隊指揮官の指揮下に入る 20.07.15:大湊警備府電令第67号:大警機密第150739番電:       昨日の敵機来襲に依り水上部隊は敢闘克く努めたるも尚相当の損害を見たり敵の傍若無人の振舞は       断じて許すべからざる處にして各部は烈々の気魄を持し醜敵撃滅を期すべし

大湊警備府信電令作

 18.01.01:大湊警備府信電令作第2号:大湊警備府機密第011120番電:
      1.三陸海面関東海面第一種航行管制施行す
      2.南方航路南西方航路及西方航路第二種航行管制を施行す

 18.01.01:大湊警備府信電令作第4号:大湊警備府機密第012245番電:
      1.明2日0800以降北方航路第二種航行管制を施行す
      2.海防指揮官は適宜函館、釜石、山田湾及石巻湾に避難せる船団の直接一系護衛を実施すべし
      3.北方航路横浜沖集合地の発着割を甲種第四発着割(第一日一月二日)と改む

 18.01.08:大湊警備府信電令作第7号:大湊警備府機密第082025番電:
      1.陸軍米川部隊情報に依れば本日1220頃有力部隊熱田島附近を南下せるものの如し
      2.哨戒部隊及沼風は明9日天寧基地出撃左に依り甲哨区東側列島線よりの距岸概ね60浬を基準
        哨戒に任ずべし
        石垣沼風倶楽部埼を通ずる120度線以北、國後同以南
      3.本行動中哨戒部隊指揮官は沼風を指揮すべし

18.05.24:大湊警備府信電令作第1号:       第三警戒配備となせ       千防部隊は指揮官所定 18.08.30:大湊警備府信電令作第2号:大湊警備府機密第301517番電:       恵山沖に敵潜出現第十五號驅潜艇は直に出撃津防指揮官の指揮を受け攻撃掃蕩に従事すべし 18.10.22:大湊警備府信電令作第3号:大湊警備府機密第221030番電:       第三警戒配備となせ 18.12.27:大湊警備府信電令作第4号:大湊警備府機密第271643番電:       北方部隊(多摩、阿武隈)29日0800大湊出撃30日0800宗谷海峡を経て幌筵海峡に進出す       各部隊担任区域の警戒を厳にすべし
19.02.05:大湊警備府信電令作第1号:大湊警備府機密第050915番電:       4日2135より約40分間敵軽快艦艇北千島を砲撃せり       最近の敵飛行機の行動とも併せ各部隊は警戒を厳にせよ、北海道東部海面第二種航行管制となせ 19.02.22:大湊警備府信電令作第2号:大湊警備府機密第221050番電:       当分の間襟裳、尻矢、白糠、鮫角、大湊各見張所並に大湊附近防空砲台、防空指揮所は自日出前       二時間至日出後一時間下命令中のものより一段厳重なる警戒配備にて警戒すべし 19.02.23:大湊警備府信電令作第3号:大湊警備府機密第231027番電:       サイパン東方に敵機動部隊出現せり、第二警戒配備乙となせ 19.02.25:大湊警備府信電令作第4号:大湊警備府機密第250945番電:       第三警戒配備となせ 19.03.17:大湊警備府信電令作第5号:大湊警備府機密第171000番電:       昨夜来の中千島北千島方面敵機の来襲及釧路南方の敵潜出現状況に鑑み今明日特に警戒を要す       第二警戒配備乙となせ 19.03.18:大湊警備府信電令作第6号:大湊警備府機密第181655番電:       第三警戒配備に就け 19.03.19:大湊警備府信電令作第7号:大湊警備府機密第191815番電:       大湊警備府電令作第153号の任務を解く       石埼は津防指揮官の作戦指揮を受くべし 19.04.08:大湊警備府信電令作第8号:大湊警備府機密第081750番電:       航空部隊指揮官は第七驅逐隊に協力、9、10両日津軽海峡東口襟裳岬間の対潜掃蕩作戦に任ずべし 19.05.14:大湊警備府信電令作第9号:大湊警備府機密第141908番電:       第二十三號掃海艇を津防部隊東口に復帰す 19.05.20:大湊警備府信電令作第10号:大湊警備府機密第201800番電:       1800第二警戒配備乙となせ 19.05.21:大湊警備府信電令作第11号:大湊警備府機密第210708番電:      1.第二警戒配備乙となせ      2.警戒警報発令中日出日没時前後各一時間の警戒配備左の通り定む        防空関係員第一配備、其の他指揮官所定 19.05.23:大湊警備府信電令作第12号:大湊警備府機密第231700番電:        第三警戒配備乙となせ  19.06.04:大湊警備府信電令作第13号:大警機密第041816番電:      1.第五十二掃海隊に対する津軽防備部隊指揮官の指揮を解く      2.宗谷防備部隊指揮官は7日稚内着予定の第二十三號掃海艇をしてオハ行金津丸(6日稚内着)        の護衛に任ぜしむべし 19.06.11:大湊警備府信電令作第14号:大警機密第111930番電:       本日1300敵機動部隊サイパン方面を空襲せり       1930以後第二警戒配備乙となせ       (但し対空関係員は第二警戒配備甲とす) 19.06.13:大湊警備府信電令作第15号:大警機密第131400番電:       第三警戒配備となせ 19.06.14:大湊警備府信電令作第16号:大警機密第140150番電:(* 宗防戦時日誌では15号)       0100松輪に敵大部隊見ゆ、第二警戒配備甲となせ、各隊は敵奇襲に対し警戒を厳になせ 19.06.14:大湊警備府信電令第16号:大警機密第140255番電: (* 厚防戦時日誌では電令作)       航空部隊指揮官並に厚岸防備部隊指揮官は大湊厚岸所在水偵を以て0300発進左の索敵を実施すべし      1.大湊を基点とし80度より110度の範囲進出距離300浬      2.厚岸を基点とし70度より100度の範囲進出距離300浬 19.06.14:大湊警備府信電令作第19号:大警機密第141125番電:(* 宗防・宗防戦時日誌では18号)       第二警戒配備乙となせ、尚黎明時薄暮の警戒を厳になせ 19.06.14:大湊警備府信電令作第20号:大警機密第141700番電:(* 宗防・宗防戦時日誌では19号)       第三警戒配備となせ 19.06.15:大湊警備府信電令作第21号:大警機密第151730番電:       第二警戒配備甲となせ 19.06.18:大湊警備府信電令作第22号:大警機密第181230番電:       第二警戒配備乙となせ(但し部隊上陸を禁止す) 19.06.21:大湊警備府信電令作第23号:大警機密第211200番電:       第三警戒配備となせ、但し日出没時の前後は特に警戒を厳にすると共に機密保持に留意すべし 19.06.20:大警信電令作第24号:大警機密第201635番電:       大警信電令第22号に依る上陸禁止を解く 19.07.19:大湊警備府信電令作第24号:大警機密第192117番電:       福江は稚内に回航宗防指揮官の作戦指揮を受くべし 19.08.02:大湊警備府信電令作第25号:大警機密第022000番電:       航空部隊指揮官は当分の間黎明時大湊又は厚岸を基点とし東方洋上300浬迄索敵を実施すべし 19.08.04:大湊警備府信電令作第26号:大警機密第041900番電:       大湊管区警戒警報第一種       第二警戒配備甲となせ 19.08.05:大湊警備府信電令作第27号:大警機密第051231番電:       大湊管区警戒警報解除       第三警戒配備となせ 19.08.05:大湊警備府信電令作第28号:大警機密第051430番電:       大湊警備府信電令作第25号に依る東方洋上索敵を取止む 19.10.05:大湊警備府信電令作第29号:大警機密第121743番電:       南西諸島、台湾方面に対する敵機動部隊に呼応し本州東部北部にも一部敵機動部隊に依る       拗動的空襲の算尠しとせず       防空部隊は明13日以降日出没前後一時間第二警戒配備に準じ警戒を厳にすべし       外出員は日出一時間前には全部帰投せしむべし 19.10.16:大湊警備府信電令作第30号:       大湊警備府信電令作第29号に依る日出没時前後の警戒を解く        19.11.01:大湊警備府信電令作第31号:大警機密第011655番電:      1.最近敵はマリアナにB-29を十数機集結ありし所本日1300頃関東方面に来襲せり      2.防空部隊は特に警戒を厳にすべし 19.12.06:大湊警備府信電令作第32号:大警機密第061827番電:      1.敵は12月8日前後を期し大型機に依る爆撃の外機動部隊を於てする本土空襲を企図しある算大        なり       2.12月7日0500以後第二警戒配備乙となせ、特に航空隊防空隊は日出没時前後の警戒を厳にすべし 19.12.09:大湊警備府信電令作第33号:大警機密第091500番電:       第三警戒配備となせ 19.12.18:大湊警備府信電令作第34号:大警機密第181522番電:       12月15日附本府兵力部署中左の通り改む      1.航空部隊より大湊海軍航空隊を除き九〇三空大湊方面派遣隊(稚内、厚岸各派遣隊を含む)を加う      2.右航空部隊は当分の間現任務を続行すべし 20.02.16:大湊警備府信電令作第35号:大警機密第160905番電:       本朝来敵機動部隊関東方面に来襲せり第二警戒配備甲となせ 20.02.16:大湊警備府信電令作第36号:大警機密第161548番電:       航空部隊指揮官は明早朝洋上飛行索敵を実施すべし索敵区域甲五乃至六 20.02.16:大湊警備府信電令作第37号:大警機密第161845番電:      1.敵機動部隊は終日関東方面を空襲し依然関東東方海面に在り      2.第二警戒配備乙となせ        但し、明朝日出前後は特に警戒を厳になせ 20.02.18:大湊警備府信電令作第38号:大警機密第181730番電:       第三警戒配備となせ 20.03.15:大湊警備府信電令作第39号:大警機密第150946番電:      1.葦埼を宗谷防備部隊より除き津軽防備部隊に編入す      2.津軽防備部隊指揮官は葦埼大湊回航の途次便宜輸送に協力せしむべし 20.03.19:大湊警備府信電令作第40号:大警機密第191318番電:      1.三月中旬以降日本海を運航する帝國船舶は急増しあり      2.各部隊指揮官は担任の海上交通保護及対潜作戦を続行すると共に特に宗谷海峡、津軽海峡、        間宮海峡より日本海に侵入せんとする敵潜阻止撃滅すべし 20.04.01:大湊警備府信電令作第41号:大警機密第011142番電:       大警兵力部署中陸上防備部隊の項を左の通り改む      1.指揮官  大湊警備府司令官      2.兵力   大湊警備隊防空砲台機銃砲台(航空隊、防備隊、三澤を除く)防空指揮所      3.担任区域 大湊警備地区及青森秋田並に北海道の一部(渡島、檜山、胆振、日高、後志、美国、             古平郡、余市郡、虻田郡を除く各支廠)      4.主要任務       (イ)防空       (ロ)見張警戒       (ハ)陸上防備(大湊地区)       (ニ)陸上警備(担任区域) 20.04.07:大湊警備府信電令作第42号:大警機密第071215番電:       本日0455笠戸は北緯41度05分東経142度55分に於て敵浮上潜水艦を発見せり       航空部隊指揮官並に津軽及厚岸防備部隊各指揮官は右潜水艦を攻撃撃沈すべし 20.04.09:大湊警備府信電令作第43号:大警機密第091035番電:       本日1200以後信電令作42号に依る任を解く 20.04.09:大湊警備府信電令作第44号:大警機密第091630番電:       9日1305北緯39度07分東経141度57分に於て浮島丸護衛中の掃海艇一隻被雷沈没す       航空部隊指揮官は本明日中右潜水艦の制圧攻撃に任ずべし 20.04.14:大湊警備府信電令作第45号:大警機密第141125番電:      1.本日1010敵潜水艦恵山岬の90度800米に出現せり      2.航空部隊及津軽防備部隊指揮官並に占守、m]各海防艦長は右敵潜を攻撃すべし      3.現場掃蕩隊指揮官を第五十二掃海隊司令とす 20.04.18:大湊警備府信電令作第46号:大警機密第181752番電:       大湊警備府信電令作第45号に依る任務を解く 20.04.28:大湊警備府信電令作第47号:大警機密第280000番電:      1.九〇三空(除く鎮阪警指揮と兵力)大警航空部隊に編入す      2.九〇三空司令官は右航空部隊を大湊、能代、稚内、厚岸、美幌各航空基地に展開、本府担任海面        の対潜作戦並に海上交通保護作戦に従事せしむると共に大警作戦第二攻撃隊の攻撃準備を完成        すべし 20.05.02:大湊警備府信電令作第48号:大警機密第020946番電:       5月4日附芦埼を宗谷防備部隊に復帰す 20.05.02:大湊警備府信電令作第49号:      1.千歳丸を宗谷防備部隊より除き直率部隊に入る      2.千歳丸は大湊に回航すべし、回航の際小樽より青森大湊方面への輸送に協力すべし 20.05.20:大湊警備府信電令作第51号:大湊警備府機密第201935番電:      1.敵水上部隊(巡洋艦又は驅逐艦五)1815擂鉢湾沖に見ゆ      2.各船団は警戒を厳にしつつ現行動続行せよ 20.05.31:大湊警備府信電令作第53号:大警機密第310636番電:      1.津防部隊指揮官は部下の一艇をして厚防部隊指揮官の指揮を受けしむべし      2.厚防部隊指揮官はク船団の得撫一往復後網走に於ける泊地警戒を担任すべし 20.06.03:大湊警備府信電令作第55号:大警機密第031522番電:       第一九六號海防艦を津軽防備部隊に編入す 20.06.09:大湊警備府信電令作第56号:大警機密第091137番電:       第二二一號海防艦を一時津軽防備部隊に編入す 20.06.13:大湊警備府信電令作第57号:大湊警備府機密第130959番電:       柳、橘を津軽防備部隊に編入 20.06.11:大湊警備府信電令作第58号:大警機密第112034番電:      1.宗谷防備部隊指揮官は宗谷海峡の監視を厳にし敵潜の通航を厳戒すべし      2.第九〇三空部隊津防部隊及宗防各指揮官は日本海に於ける護衛を強化(緊急を要するものは要すれ        ば直接護衛)すべし      3.第七十四號海防艦を対潜作戦に関し津防指揮官の指揮下に入る      4.日本海に於ける小樽以南の一貫護衛は津防部隊の担任とす 20.06.17:大湊警備府電令作第62号:大警機密第170938番電:       第十五號驅潜艇を厚岸防備部隊より除き宗谷防備部隊に編入 20.06.18:大湊警備府電令作第63号:大警機密第180841番電:       第二玉園丸を一時津防部隊に編入す 20.07.14:大湊警備府信電令作第71号:大警機密第141527番電:       電令作第82号に依る海防艦二隻の宗防編入を一時延期す 20.07.15:大湊警備府信電令作第73号:大警機密第151042番電:       津防指揮官は第三魚雷艇隊及舟艇襲撃隊をして速に出撃準備を完成せしむべし

大湊警備府信電令

 18.06.07:大湊警備府信電令第1号:大湊警備府機密第132番電:
      1.英順丸(2,100t)小島灯台の北62度西41,000mに座礁、右救難の為本府救難部署(小救難)を
        実施す
        但し一號曳船、病院救護班後発隊の派出を取止む
      2.救難隊指揮官 大港副官
        救難隊淀橋、野柳丸及東日本丸(先航中)
      3.淀橋臨時乗組は大防より派遣すべし

 18.06.10:大湊警備府信電令第2号:大湊警備府機密第19番電:
       救難隊は成功せり信電令第1号の任務を解く

 18.06.22:大湊警備府信電令第3号:大湊警備府機密第221610番電:
       左に依り防空訓練を実施す
      1.期日
        6月26日より29日迄毎日午後
      2.参加部隊
        大湊警備府防空訓練規程防空訓練甲法に同じ
        但し大空飛行機を除く
      3.実施要領
       (イ)参加部隊は陸奥海湾碇泊中の艦隊に対し攻撃実施の在千歳基地中攻を目標とし見張通信対空
          砲戦を演練す
       (ロ)情報は所定により艦隊に速報す
      4.其の他
        報告、通報にはエン(又は訓練)の指定を隔日に附すること

 18.08.08:大湊警備府信電令第4号:大警機密第104番電:
      1.唐山丸(二一〇〇屯)襟裳岬西側、歌露に坐礁
        右救援のため小救難部署を実施す
        但し一號曳船(工作部先発隊)後発隊の派遣は特令す
      2.救難隊指揮官 大湊副官
        救難隊 淀橋、葦埼、進政丸
      3.淀橋臨時乗組は大防より派遣すべし

 18.09.09:大湊警備府信電令第5号:大警機密第356番電:
      1.武山丸(2000t)広尾の27度4浬に座礁す
        右救難の為小救難部署を実施す但し一號曳船後発隊の派遣は特令す
      2.救難隊指揮大港首席部員救難隊淀橋、K埼
      3.淀橋臨時乗組は大防より電信兵は大通より派遣すべし

 18.09.12:大湊警備府信電令第6号:大警機密第234番電:
      1.武山丸0800船体切断沈没信電令第5号の任務を解く
      2.淀橋は大湊に帰投すべし

 18.09.20:大湊警備府信電令第7号:大警機密第201648番電:
       710粍の台風(進行方向北北東速度40km)明朝0600北緯40度東経135度附近に達する見込
       保安警戒を厳になせ 

 18.09.27:大湊警備府信電令第8号:大警機密第271715番電:
       大湊海軍通信隊司令は11月末復帰の予定を以て電信員、暗号員各二名を特務艦大泊に派遣すべし

 18.10.16:大湊警備府信電令第10号:大警機密第332番電:
       大湊に回航中の浚渫船昭和號、浦河西方三石に坐礁せり
       左に依り救難作業を実施す
      1.救難隊指揮官 港務部長所定
      2.救難艇 まがね丸
      3.作業員並に救難要具港務部並に工作部にて派遣準備す
        まがね丸臨時乗組員は大防、電信員は大通より派出すべし

 18.12.18:大湊警備府信電令第11号:大警機密第664番電:
       昭和號離礁作業を明春迄延期す
       作業員をして所要の船固め作業を実施せしめたる上大湊に帰投せしむべし

19.02.05:大湊警備府信電令第1号:大警機密第051445番電:       部下各庁長は千島方面に駐在する勤務員をして現地業務に関し千島方面根據地隊司令官の区処を       受けしむべし 19.03.15:大湊警備府信電令第2号:大警機密第151215番電:       久保大湊警備府附は作戦上緊急処理を要する場合在千島本府部下各庁派遣隊を区処すべし       但し大なる計画変更は予め本府の了解を要す 19.04.02:大湊警備府信令作第3号:      1.大湊海軍通信隊司令は稚内分遣隊をして宗谷防備部隊の通信に関し同指揮官の指揮を受けしむべし      2.宗谷防備隊司令は大湊海軍通信隊稚内分遣隊の医務給与に関し所要の援助を与うべし 19.04.27:大湊警備府信電令作第4号:       明28日0000より令なくして防空訓練(甲法を実施す) 19.05.01:大湊警備府信令第5号:       大湊海軍港務部長は成るべく速に昭和號の離礁作業を再興すべし 19.05.20:大湊警備府信電令第9号:       1800第二警戒配備乙となせ 19.05.21:大湊警備府信電令第11号:      1.第二警戒配備乙となせ      2.警戒警報発令中日出日没前後各一時間の警戒配備左の通定む        防空関係員第一配備其の他指揮官所定 19.05.23:大湊警備府信電令第12号:        第三警戒配備乙となせ
19.06.07:大湊警備府信電令第1号:      1.英順丸(2100)小島灯台の北62度4100米に座礁、右救難のため本府救難部署(小救難)を実施す      2.救難指揮官:大港副官        救難隊:淀橋、野柳丸及東日本丸(先航中)      3.淀橋臨時乗組員は大防より派遣すべし 19.06.02:大湊警備府信電令第6号:大警機密第021425番電:       本日令なくして1500防空訓練甲法第一期訓練集結1600第二期訓練を開始す 19.06.20:大湊警備府信電令第7号:       大湊警備府信電令作第22号に依る上陸禁止を解く 19.06.23:大湊警備府信電令第8号:大警機密第231545番電:      1.大湊防備隊司令は左の人員を在室蘭1332號救難艇に派遣浚渫船北見號函館より稚内に廻航中        救難准士官以上一、下士官兵六(信号員1、機関部5)      2.大湊港務長は大警防備隊司令の協議に応じ船作業援助すべし 19.06.29:大湊警備府信電令第9号:大警機密第231545番電:       津軽防備部隊指揮官は適宜の一艇を派遣し第二十七長榮丸の離礁作業を実施せしむべし 19.07.01:大湊警備府信電令第10号:大警機密第010959番電:       厚岸防備隊司令は官房艦機密第370号に依る二式磁気探知機環線の敷設に関し初島を指揮する       と共に須賀工廠の作業に対し所要の援助を与うべし 19.07.01:大湊警備府信電令第11号:大警機密第011003番電:       初島の準備出来次第厚岸に回航厚防司令の指揮を受け磁気探知機環線の敷設水中聴音機の撤去に       任ずべし右作業終了後大湊に帰投すべし 19.07.01:大湊警備府信電令第12号:大警機密第011006番電:       津防部隊指揮官は適宜の一艇を幌泉に派遣し第二十七長榮丸を室蘭に曳航せしむべし 19.08.02:大湊警備府信電令第13号:大警機密第020926番電:      1.大湊軍需部長並に港務部長は夫々眞金丸及500噸バーヂを稚内に回航油槽船柏榮丸の救難に        関し宗谷防備部隊指揮官の指揮を受けしむべし      2.宗谷防備部隊指揮官は救難作業指揮官を定め前項の二隻及金津丸救難船那須丸其の他適宜        艦艇を以て柏榮丸の救難に任ずべし      3.柏榮丸搭載中の重油は移載に努むるも状況に依り廃棄するも止むを得ざるものとす 19.08.04:大湊警備府信電令第14号:大警機密第041738番電:      1.大湊工作部長は敷設艇K埼並に葦埼艦橋附近適当の箇所に十三粍機銃単装一基を仮装備すべし      2.大湊軍需部長は右兵器を大湊防備隊及宗谷防備隊司令に一時貸与すべし 19.09.13:大湊警備府信電令第17号:大警機密第131425番電:      1.大湊工作部長は波風小樽入港後、速に同艦の損傷調査並応急修理を実施すべし      2.宗谷防備部隊指揮官は千歳丸を小樽に派遣し波風の応急修理完成次第、同艦を舞鶴迄曳航        せしむべし      3.第二十八掃海隊司令は其の一艇を千歳丸艦長の指揮下に入らしめ波風回航中の護衛警戒に        任ずべし 19.09.14:大湊警備府信電令第18号:大警機密第141710番電:      1.大湊港務部長は速に曳船建泰及淀橋を相泊海岸に座礁中の廣南丸遭難現場に派遣し同船の        引卸し作業に従事せしむべし      2.室蘭在勤武官は速に機帆船を派遣し廣南丸の載荷移載方取計うべし 19.09.17:大湊警備府信電令第19号:大警機密第171055番電:      1.大湊警備府信電令第18号の任務を解く      2.宗谷防備隊指揮官は那須丸をして現作業を中止し一時函館に帰還せしむ可し 19.09.21:大湊警備府信電令第20号:大警機密第211142番電:       大湊海軍軍需部長は十三粍単装機銃五基を警備用として宗谷防備隊司令に一時貸与すべし 19.09.26:大湊警備府信電令第21号:大警機密第261900番電:       大湊海軍運輸部釧路函館室蘭小樽各支部長は運輸部配属機帆船を左の事項に関し指揮すべし      (1)船団編制      (2)航路指示      (3)運航統制      (4)補給 19.09.27:大湊警備府信電令第22号:大警機密第271020番電:       北千島を伝染病流行地に準じ取扱うに付同方面より帰還の船舶は検疫を施行すべし 19.10.15:大湊警備府信電令第24号:大警機密第151004番電:      1.津軽防備部隊指揮官は菊丸をして10月21日大湊発天寧に回航        第四五二航空隊人員約300名、物件成るべく多量搭載の上大湊に帰投せしむべし      2.宗谷防備部隊指揮官は第十五號驅潜艇をして菊丸の本行動中之が護衛に任ぜしむべし      3.大運部長は10月22日頃迄に天寧に機帆船を派遣し基地物件約500瓲の輸送に協力すべし 19.11.23:大湊警備府信電令第28号:大警機密第231250番電:      1.津防及厚防管下各特設見張所(戊)は左に依り室蘭防空演習に参加すべしべし       イ.日時 11月30日自0800至1300(雨天順延)       ロ.目標 陸軍重爆及海軍夜戦       ハ.通信要領 本府信電令第27号に依る(教練区別の為敵味方不明機として通報のこと)      2.大運は本演習中の警報通信系鑑査記録を提出すべし 20.01.30:大湊警備府信電令第29号:大警機密第301340番電:(大湊警備府)       防空訓練甲法綜合訓練開始       大湊地区津軽海面訓練警戒警報第一種発令第二警戒配備甲となせ 20.01.30:大湊警備府信電令第30号:大警機密第301300番電:(大湊防備隊)       防空訓練甲法綜合訓練開始       大湊地区津軽海面訓練警戒警報第一種発令第二警戒配備甲となせ 20.01.30:大湊警備府信電令第31号:大警機密第301920番電:       防空訓練甲法終了大湊地区津軽海面訓練警戒警報解除第三警戒配備となせ 20.02.25:大湊警備府信電令第1号:      1.本朝来本土方面敵機動部隊空襲中一部敵機東北南地区に侵入せり各部は厳重なる見張警戒を        実施すると共に対空防護に遺憾なきを期すべし      2.北海道以南電探第二警戒配備となせ 20.03.18:大湊警備府信電令第32号:大警機密第182121番電:       石埼を津軽防備部隊に編入す 20.03.24:大湊警備府信電令第33号:大警機密第242202番電:       津防部隊指揮官は適宜の艦艇をして横鎮機密第241330番電に依る宗谷護衛を実施すべし       航空部隊指揮官は右に協力すべし 20.03.26:大湊警備府信電令第34号:大警機密第262013番電:      1.千歳丸を宗谷防備部隊より第十五號驅潜艇を津軽防備部隊より夫々除き一時直率とす      2.千歳丸砲艦長は第十五號驅潜艇を指揮し準備出来次第大湊天寧間の人員輸送に任ずべし 20.04.01:大湊警備府信電令第35号:大警機密第011150番電:       大湊警備府警備管区内の警備区を左の通リ定む(警備区、警備区指揮官、警備地域、警備兵力の順)      1.大湊警備区 大湊警備隊司令官        青森、秋田、北海道(渡島、檜山、胆振、日高、後志「美国郡、虻田郡を除く」各支庁)        大湊警備隊      2.宗谷警備区 宗谷防備隊司令        樺太、北海道(宗谷上川、留萌、空知、石狩、網走「常呂郡以西」、後志「大湊警備隊担任を除く        」各支庁 )        宗谷防備隊陸上兵力      3,厚岸警備区 厚岸防備隊司令        北海道根室、釧路、十勝川、網走「網走郡以東」各支庁        厚岸防備隊陸上兵力  20.04.03:大湊警備府信電令第36号:大警機密第031302番電:       千歳丸砲艦長は函館船渠會社所属の浮船渠を函館港外より小樽港外迄曳航すべし       本曳航期日を4月25日予定とす 20.04.04:大湊警備府信電令第37号:大警機密第040900番電:      1.本日0740北緯41度40分東経140度49分に於て汐首丸(C船)潜望鏡を発見せり      2.航空部隊指揮官並に津防部隊指揮官は右潜水艦を索敵攻撃すべし 20.04.04:大湊警備府信電令第38号:大警機密第042232番電:       本日の敵潜望鏡発見報は其の後の調査に依り誤謬の算大なり信電令第37号に依る航空部隊並に       津防部隊に対する索敵攻撃の任を解く 20.04.05:大湊警備府信電令第39号:大警機密第050003番電:       第四十七號海防艦、第四十九號海防艦を大警直率部隊に編入す       両艦はなるべく速に大湊に回航すべし 20.04.07:大湊警備府信電令第40号:大警機密第071057番電:       津防部隊指揮官並に航空部隊指揮官は担任海面に於ける浮島丸の護衛に任ずべし 20.04.08:大湊警備府信電令第41号:大警機密第081631番電:       第十五號驅潜艇を津軽防備部隊に復帰す 20.04.15:大湊警備府信電令第42号:大警機密第151351番電:       小樽在勤武官は海上交通保護に関し宗谷防備部隊指揮官の区処を受くべし 20.04.16:大湊警備府信電令第43号:大警機密第160843番電:       第十五號驅潜艇を津軽防備部隊より除き厚岸防備部隊に編入す 20.04.26:大湊警備府信電令第44号:大警機密第261515番電:       機密大警命令特第三号に依る電探警報通信警報訓練を4月30日限りとす 20.05.14:大湊警備府信電令第47号:大警機密第141308番電:      1.第三京仁丸救難指揮官を津軽防備部隊指揮官に指定す      2.工作部長及港務部長は概ね艦船救難部署大救難に準じ救難指揮官に協力すべし 20.06.20:大湊警備府信電令第62号:大警機密第201213番電:      1.第五十二警備隊旧乙女湾連綴基地員及根茂見張員並に第五十七警備隊旧式魯頓連綴基地員(        兵器基地物件を含む)大湊防備隊司令の指揮下に入る      2.大防司令は右基地員可及的速に福島及壽都に進出主として船川、小樽間航行船舶に対する        見張連絡

大湊警備府信令作

 16.12.16:大湊警備府信令作第1号:
       大湊防空管区に防空法発令さる差当り監視通信のみ実施せらる

 16.12.24:大湊警備府信令作第2号:
       航空隊司令は明25日二十一戦隊津軽海峡出動の際水偵一を派遣水道及東口付近の前路警戒に
       任ぜしむべし
       二十一戦隊は1000頃大間埼の西方に達する予定

 16.12.25:大湊警備府信令作第3号:
       白神特設見張所よりの報告に依れば0000頃国籍不明の商船西航せり
       航空隊司令は直に飛行機一を派遣津軽海峡西口より概ね280度方向を中心に捜索を行え

 17.01.10:大湊警備府信令作第4号:
       0640福山防備衛所は180度8粁に東航潜水艦聴音らしきものを感知せり
       航空隊司令は津軽防備部隊と緊密なる連絡を保ち飛行機を以て之が捜索偵察を行うと共に
       軍務機密第50番電のソ連船舶に対する偵察を行え

 17.01.10:大湊警備府信令作第5号:
       第三警戒配備となせ

 17.07.06:大湊警備府信令作第13号:
       電令作第51号に依る黎明哨戒止め

 17.07.07:大湊警備府信令作第14号:
      1.石埼は聴音哨戒中6日2300尻矢埼の135度16浬に於て雷跡を認め爆雷攻撃中なり
      2.津軽防備部隊は極力之を掃蕩撃滅すべし
      3.航空部隊は早朝右に協力すべし

 18.03.21:大湊警備府信令作第16号:大湊警備府機密第211145番電:
       諸情報を綜合するに玆数日間敵機動部隊に対し警戒の要あり
       第二哨戒配備乙となせ

 18.04.02:大湊警備府信令作第17号:
       第三警戒配備となせ

 18.04.04:大湊警備府信令作第18号:
       諸情報を綜合するに玆数日間敵の策動に対し警戒の要あり
       第二警戒配備乙となせ

 18.04.13:大湊警備府信令作第19号:
       第三警戒配備となせ

 18.05.12:大湊警備府信令作第22号:
       第二警戒配備乙となし対空警戒を厳にせよ

 18.05.13:大湊警備府信令作第23号:大湊警備府機密第151730番電:
       大湊警備府管区警戒警報解除
       但し海軍部内は第二警戒配備乙とす

 18.05.26:大湊警備府信令作第24号:
       津軽防備部隊指揮官は当分の間朝洋丸をして第五二根據地隊司令官の作戦指揮を受けしむべし

 18.06.04:大湊警備府信令作第25号:
       信令作第24号の作戦指揮を解く
       津軽防備部隊指揮官は一時第二朝洋丸をして第五十二根據地隊司令官の作戦指揮を受けしむべし

 18.06.15:大湊警備府信令作第26号:
       信令作第25号の作戦指揮を解く

 18.06.22:大湊警備府信令作第28号:
       信令作第27号の作戦指揮を解く
       津軽防備部隊指揮官は第二朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.09:大湊警備府信令作第30号:
       信令作第29号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は葦埼をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.13:大湊警備府信令作第31号:
       信令作第30号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は第二朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.07.17:大湊警備府信令作第33号:
       信令作第31号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 18.12.24:大湊警備府信令作第36号:
       津軽防備部隊指揮官は第二朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受くべし

 19.01.10:大湊警備府信令第37号:
       信令第36号の作戦指揮を解く
       津防指揮官は朝洋丸をして一時警備部隊指揮官の作戦指揮を受けしむべし

 19.04.13:大湊警備府信令作第38号:
       航空部隊指揮官は明日中「ル」船団並に日帝丸の対潜警戒を特に厳にすべし

 19.06.18:大湊警備府信令作第40号:
       第五艦隊本日2400出撃す航空部隊津防部隊は同艦隊の前路哨戒対潜掃蕩を厳に実施すべし

 19.07.20:大湊警備府信令作第41号:
       作業中適宜の兵力を派遣し敷設艦艇の対潜警戒に任ぜしむべし

 19.09.21:大湊警備府信令作第20号:
       大湊海軍軍需部長は小型機雷6個を教育用として第五十二砲艇隊に一時貸与すべし

 19.11.22:大湊警備府信電令作第63号:大警機密第221926番電:
      1.本22日1710頃敵軽快艦艇六隻(推定)松輪砲撃1815頃90度方向に避退せり
      2.第二警戒配備となせ

大湊警備府信令

 16.12.03:大湊警備府信令第77号:
       各艦艇は隊名、艦艇名並に煙突識別を抹消すべし

 16.12.07:大湊警備府信令第78号:
       情況に依り第二警戒配備を令することあり
       各部其の用意をなし置け
       本日の上陸外出は夕食事までとす

 16.12.07:大湊警備府信令第79号:
       機密大湊警備府命令第260号に依る機雷の捜索偵察を取止む

 16.12.08:大湊警備府信令第80号:
       第二警戒配備に就け

 17.01.30:大湊警備府信令第5号:
       うらら丸平館海峡に於て座礁、左に依り救難隊を準備派遣せよ
        指揮官:防備隊司令所定
        船 艇:港務部三號曳船及防備隊司令所定の船艇

 17.02.22:大湊警備府信令第5号:
       津軽防備部隊指揮官は第二御崎丸をして左の予定に依り輸送に協力せしむべし
        3月1日 大湊発 2日室蘭着
          3日 室蘭発 4日大湊着
          8日 大湊発 9日室蘭着
          10日 室蘭発 11日大湊着

 17.06.09:大湊警備府信令第26号:
       延期中の特別訓練実施期日を16日0800より2100迄とす

 17.06.11:大湊警備府信令第28号:
      1.大湊防備隊司令は適宜二十五噸起重機船を青森に曳航すべし
      2.第二高運丸は今次輸送行動の途次六十五噸起重機船を大湊より函館まで曳航すべし

 17.06.20:大湊警備府信令第30号:
       防備隊司令は准士官以上一名(指揮官)操舵員2名、機関兵3名(内火機関を取扱い得る者)を
       横須賀に派遣、自走五百噸重油船を成る可く速かに大湊に回航せしむべし

 17.06.22:大湊警備府信令第31号:
       大湊防備隊司令は適宜船艇を函館に派遣在勤武官と連絡同地所在の重油船二を成る可く速かに
       大湊に曳航せしむべし

 17.07.12:大湊警備府信令第35号:
       大湊防備隊司令は適宜船艇をして大湊海軍軍需部保管の重油船二隻を函館にに曳航在勤武官と
       連絡船主に引渡さしむべし

 17.10.01:大湊警備府信令第54号:
       本分沼風は出港準備をなせ

18.03.13:大湊警備府信令第5号:       明後15日の釜伏砲台教練射撃は之を教育査閲とす 18.05.01:大湊警備府信令第11号:大湊警備府機密第011630番電:       5月4日防空訓練(甲)に代うるに防空訓練(乙)を実施す       実施要領左の外大湊警備府日令第41号に依る      1.開始時刻0500      2.訓練項目に新防空指揮所の用法検討を追加      3.成績並に所見提出期日 5月10日 18.05.08:大湊警備府信令第12号:       津防指揮官は第二高運丸をして5月10日以後当分の間運輸補給の任務に従事せしむべし       行動に関しては別に指示す 18.05.10:大湊警備府信令第13号:       津防指揮官は三穂丸をして5月15日以後当分の間運輸補給に従事せしむべし       行動に関しては別に指示す 18.05.19:大湊警備府信令第16号:       燈下準備管制となせ 18.05.21:大湊警備府信令第17号:       左に依り大湊海軍通信隊根室分遣隊装備の無線標識公試を実施す      1.期日   5月23日以降1週間      2.委員長  大湊海軍通信隊司令      3.実施要領 委員長所定      4.大湊海軍航空隊司令は委員長の協議に応じ水偵一機を派出すべし 18.05.28:大湊警備府信令第19号:       津防指揮官は永保丸をして6月3日以後当分の間運輸補給の任務に従事せしむべし       行動に関しては別に指示す 18.06.16:大湊警備府信令第22号:       大湊海軍港務部長は曳船を派遣函館にて徴傭のライター船10隻を大湊に回航運輸部長に引渡すべし 18.06.22:大湊警備府信令第24号:      1.大湊海軍港務部長は日進搭載の特種兵器揚陸作業を実施すべし      2.大湊防備隊司令は大湊海軍工作部長、大湊海軍航空隊司令は港務部長の協議に応じ右作業を        援助すべし右兵器の保管は航空隊之に当るものとす 18.07.31:大湊警備府信令第26号:       機密大湊警備府命令第90号により特型運貨船二隻(公稱第四六二六號及第五一五〇號)を藤影丸に       搭載加熊別湾に進出せしむべし 18.08.05:大湊警備府信令第29号:       機密大湊警備府命令第90号により特型運貨船公稱第一五〇號及第一五一號を興東丸に       公稱第五一四八號及公稱第五一四九號を長田丸に公稱第五一六八號及第五一六九號を昭瑞丸に       各搭載武蔵湾に進出せしむべし 18.09.01:大湊警備府信令第34、35号:       9月1日0547第二警戒配備乙となせ 18.09.18:大湊警備府信令第37号:       津軽防備部隊指揮官は潜水艦を以て昨17日撃沈せりと認めらるる尻矢沖の確認作業を実施すべし       工作部長、港務部長、大空司令は指揮官の協議に応じ右作業を援助すべし 18.09.28:大湊警備府信令第39号:       大湊海軍港務部長は漁船隊より20隻を選定し函館に回航同地にてセメント搭載の上大湊に輸送せしむ       べし 18.10.23:大湊警備府信令第25号:       大湊防備隊、大湊航空隊、大湊通信隊、第五十二砲艇隊各司令は別に定むる所に依り       北方部隊(局地戦)訓練に参加協力すべし 18.10.03:大湊警備府信令第41号:       荒天準備を為せ 18.10.04:大湊警備府信令第42号:       荒天準備復旧せよ 18.10.29:大湊警備府信令第45号:       防備隊司令は龍~丸船長の要求に応じ八糎程度の擬砲を製作の上同船前甲板適当の位置に仮装準備       せしむ可し       工作部長は防備隊司令の協議に応じ右作業に協力す可し 18.12.08:大湊警備府信令第52号:       便宜荒天準備を復旧せよ 19.01.07:大湊警備府信令第57号:       大湊防備隊司令は左に依り徴傭船舶船員訓練を実施すべし      1.日時及場所 1月8日より14日迄0900より約三時間 防備隊      2.参加船舶 日帝丸、龍~丸      3.其の他 指揮官所定
19.02.05:大湊警備府信令第1号:       大湊防備隊司令は軍需部在庫二十五粍及十三粍機銃の大部を以て指定地に機銃砲台を仮設すべし       関係各庁長は之に協力すべし、指定地は別に令す 19.02.07:大湊警備府信令第3号:       大湊工作部長は會幸丸の船橋附近適当の箇所に十三粍機銃(単装)二基を仮装備すべし      (大湊軍需部長は右所要兵器及同弾薬4000発を貸与供給すべし)  19.02.08:大湊警備府信令第4号:       発疹チブス当地侵入の算大なり各庁は之の防疫に関し万全を期すべし       右に関し病院長は協力すべし 19.02.16:大湊警備府信令第5号:      1.港務部長は海没弾薬の引揚作業を実施すべし      2.工作部長及防備隊司令は本作業に要する船艇並に潜水作業員を派遣すべし      3.工作部長及防備隊司令は引揚作業に関し派遣船艇並に作業員をして港務部長の指揮を受けしむべし      4.軍需部長は右作業に協力すべし      5.港務部長は速に作業計画を定め適時作業経過状況を報告すべし 19.02.17:大湊警備府信令第7号:       防備隊司令は今期會幸丸千島方面行動中鉄兜15個を貸与すべし 19.02.27:大湊警備府信令第9号:       航空廠長は防火隊用として保管中の大型牽引車一台を防備隊に小型牽引車一台を軍需部に貸与すべし 19.02.28:大湊警備府信令第10号:       施設部長は艦砲艦機密第157号による仮称葦埼高角砲台(旧一里小屋設置予定のもの)の基礎工事を       4月末迄完成すべし 19.03.25:大湊警備府信令第20号:       大湊防備隊司令は成可く速に准士官以上一名下士官兵二を厚岸防空砲台(新設中のもの)に派遣し       同砲台築成に協力せしむ可し 19.03.25:大湊警備府信令第21号:       大湊防備隊司令大湊施設部長は千歳及美幌其の他に所要の人員を派遣し同地新設機銃砲台の設置       位置を選定せしむべし 19.04.23:大湊警備府信令第25号:       大湊防備隊、大湊航空隊、第五十二砲艇隊各司令は別に定むる処に依り北方部隊当地戦訓練に参加       協力すべし 19.04.30:大湊警備府信令第26号:       大需部長は在庫兵器中より官房軍機密第451号に依る特殊漁船搭載用兵器の所要数を貸与すべし       大工部長大港部長は右兵器の整理輸送に協力すべし 19.05.08:大湊警備府信令第27号:       大湊防備隊司令、施設部長、工作部長は田名部一里越砲台へ八糎高角砲一門宛装備すべし 19.05.10:大湊警備府信令第28号:      1.左に依り今次の???の対潜掃蕩作戦研究会を開催す        5月13日 大湊警備府司令部 19.05.15:大湊警備府信令第29号:      1.大湊海軍工作部長は春日山丸船橋附近適当の個所に十三粍機銃(単装)二基船尾に        爆雷投射装置假装備すべし 19.05.24:大湊警備府信令第33号:       当分の間要港附近機銃中左のものに対する配属先を夫々航空機及通信隊とす       二十五粍聯装一基(航空隊格納庫附近)       十三粍単装一基(近用) 19.05.28:大湊警備府信令第34号:       大湊港務部長は準備出来次第第一厦門丸を派遣し白糠南方6浬に座礁せる坤山丸の救難に       任ずべし 19.07.13:大湊警備府信令第39号:       大湊海軍工作部長は長和丸船橋附近適当の箇所に十三粍単装機銃二基を假装備すべし       (以下不明) 19.07.20:大湊警備府信令第41号:       航空部隊指揮官は恵山沖機雷敷設作業中適宜の兵力を派遣し敷設艦艇の対潜警戒に任ずべし 19.07.22:大湊警備府信令第42号:       左に依り対空見張射撃訓練を実施す      1.日 7月25日、26日、時 1100より1600      2.参加箇所 大湊、尻屋、鮫角各特設見張り所(望)、竜飛、不知加、江差各見張所、             小泊、平館、矛ノ埼、桑畑、比ノ浦各衛所、阿部廣、関根橋、燒山各聴音所             大防各防空砲台、防空指揮所      3.指導官  大防司令      4.訓練項目 (イ)電探索敵(ロ)通信連絡法(ハ)対空砲戦対空見張等を含む      5.訓練目標 七〇一空??九機      6.実施要領 (イ)訓練開始と共に参加各部は第二警戒配備甲となし             (ロ)其の他防空訓練乙に準ず      7.成績調査及報告 指導官は訓練終了後三日以内に目標対勢判断成績調査表及各部よりの             記録を提出すべし 19.08.05:大湊警備府信令第44号:      1.大湊海軍病院長は白陽丸に発生せる伝染病に対し防疫を実施すべし      2.同船との交通海水の使用及遊泳を禁止す 19.08.08:大湊警備府信令第45号:       信令第44号に依る海水の使用及遊泳禁止を解く 19.08.09:大湊警備府信令第46号:       今次陸上演習の指導官を大湊海軍航空隊司令に改む 19.08.12:大湊警備府信令第48号:      1.第一回防備演習中止、大湊地区訓練警戒警報解除、第三警戒配備となせ      2.演習再興次期を14日0300の予定とす 19.08.14:大湊警備府信令第50号:       第一回陸上防備演習再興大湊地区警戒警報第一種、第二警戒配備甲となせ 19.08.14:大湊警備府信令第51号:       第一回防備演習(第四回防空訓練)終結大湊地区訓練警戒警報解除第三警戒配備となせ 19.12.02:大湊警備府信令第70号:      1.第五十二砲艇隊は12月10日以後成可く速かに大湊潜水艦基地隊内居住施設に移住すべし      2.大湊潜水艦基地隊司令、大湊海軍施設部長並に関係各庁長は第五十二砲艇隊司令の協議に        応じ便宜を供与すると共に右に必要なる諸施設を実施すべし      3.現第五十二砲艇隊両兵舎は同隊移転後に当分の間軍需部に使用せしむ
20.05.11:大湊警備府信令第17号:       第三警戒配備となせ 20.06.28:大湊警備府信令第42号:       敵空襲に依る甚大なる火災被害の前例に鑑み各隊各庁は相当の不便を忍びて必要度低き木造       建造物の間引を7月15日までに大成すると共に略図を以て其の成果を報告すべし  20.06.30:大湊警備府信令第43号:       現下情勢に鑑み隧道工事を極力促進すると共に内装一応完成せる箇所は多少湿気の悄然は各隊       各庁創意工夫に依り克服の上7月15日の概成を目途とし隧道移行作業を完成すべし
19.01.28:大湊警備府信令特第1号:       津防指揮官は李王殿下今次御行動に関し青森函館間の御警衛に任ずべし 19.02.12:大湊警備府信令特第2号:       貴官は朝香宮殿下今次御行動に関し2月12日及3月1日海上御警備に任ずべし 19.06.10:大湊警備府信令特第5号:       大防司令は女満別美幌根室厚岸に諸用人員を派遣し防空砲台機銃砲台新設に関し大湊海軍       工作部施設部に協力せしむべし 19.06.14:大湊警備府信令特第8号:       大警輸送機は特令ある迄第二十七航空戦隊司令官の命を受け同隊美幌進出に協力すべし 19.08.20:大湊警備府信令特第14号:       大空司令は8月22日夕刻迄に電探装備零水1機及関係員を横空に派遣し海護總電令第37号に       依る研究に従事せしむべし 19.08.30:大湊警備府信令特第19号:       大湊防備隊司令は桑畑防備衛所聴音機修理作業に関し初島を指揮すべし       大湊工作部長は右作業に協力す可し 19.11.10:大湊警備府信令特第26号:       大湊防備隊司令は菊丸をして準備出来次第横須賀経由横浜に回航せしむべし 19.11.14:大湊警備府信令特第27号:       大湊工作部長は港務部所属大発一隻及五二砲艇隊砲艇一隻に六年式魚雷落射機を作製装備       落射試験を実施すると共に成績を報告すべし       大湊防備隊司令大湊軍需部長は右作業に協力すべし

*****

電令作・電令・信電令作・信電令・信令作・信令へ戻る

Homeヘ戻る