第二號掃海艇の艇歴
年 月 日:艇歴
T10.10.12:命名:達第190号:第二掃海艇
T11.04.13:起工
T11.08.24:本籍仮定:内令第283号:佐世保鎮守府
T12.03.17:進水
T12.05.01:艤装員長:海軍大尉 三塚 俊男
T12.05.15:艤装員事務所を三井物産株式會社玉造船所内に設置し事務を開始
T12.05.16:仮籍変更:内令第204号:横須賀鎮守府
T12.06.29:艤装員事務所撤去
T12.06.30:本籍:内令253号:横須賀鎮守府、役務:第一豫備掃海艇
T12.06.30:類別等級制定:達第156号:種別:掃海艇、類別:掃海艇、艇型:なし
T12.06.30:竣工
T12.06.30:掃海艇長:海軍大尉 三塚 俊男
T12.07.16:掃海隊編制:内令第265号:第一掃海隊、本籍:横須賀鎮守府
T12.07.16:役務:内令第266号:練習掃海艇
T12.07.27:信号符字點付:達第170号:GQOB
T13.03.10:官房第669号:機雷釣上用デリック新設の件訓令
T13.03.29:官房第899号:機関部通信装置改造の件訓令
T13.04.24:類別等級改正:達第49号:第二號掃海艇
T13.04.24:改名:達第50号:第二號掃海艇
T13.05.01:艦隊編制:内令第112号:聯合艦隊第一艦隊
T13.05.01:艦隊編制:内令第113号:第一艦隊第一掃海隊
T13.05.10:内令第131号:第一掃海隊の掃海艇名に號を付す
T13.05.10:掃海艇長:海軍大尉 清水 他喜雄
T13.05.13:官房第1468号:煙突改造の件訓令(第一煙突を六尺進長)
T13.06.19:官房第1547号ノ2:艦橋機械室間通信器改正に関する件認許
T13.06.30:掃海艇長:海軍大尉 太原 進
T13.12.01:掃海隊編制:内令第298号:第一掃海隊
T13.12.01:艦隊編制:内令第299号:聯合艦隊第一掃海隊
T13.12.01:掃海艇長:海軍少佐 太原 進
T14.12.01:掃海艇長:海軍少佐 金子 豊吉
T14.12.16:官房第1775号ノ2:ビルジキール改造の件認許
T15.01.12:聯合艦隊法令第1号:第一艦隊附属
T15.01.20:1310 出渠
1405 入渠
〜01.21横須賀
T15.01.22:横須賀〜01.22横須賀
T15.01.27:横須賀〜横須賀
T15.06.03:横須賀〜10.19横須賀
T15.11.01:掃海艇長:欠員
T15.11.12:横須賀〜11.12横須賀
T15.11.29:類別等級制定:内令第238号:種別:掃海艇、類別:掃海艇、艇型:第一號型
T15.12.01:艦隊編制:内令第268号:聯合艦隊より削る、役務:練習兼警備掃海艇
T15.12.01:掃海隊編制:内令第267号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
T15.12.01:掃海艇長:海軍大尉 島津 信夫
T15.12.06:横須賀〜
02.12.01:役務:内令第387号:警備兼練習掃海艇
03.04.01:掃海隊編制:内令第88号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
03.08.01:掃海隊編制:内令第202号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
03.11.01:内令第307号:大礼特別観艦式参列艦
03.12.10:役務:内令第353号:第一豫備掃海艇
03.12.10:掃海艇長:海軍少佐 八木 九五
04.12.01:掃海艇長:海軍大尉 坂野 彌三郎
05.05.01:掃海隊編制:内令第84号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊より削る
05.05.01:艦隊編制:内令第85号:聯合艦隊第一掃海隊
05.06.01:掃海隊編制:内令第118号:第一掃海隊
05.12.01:艦隊編制:内令第232号:聯合艦隊より削る、役務:練習掃海艇
05.12.01:掃海隊編制:内令第231号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
06.12.01:掃海艇長:海軍少佐 坂野 彌三郎
07.01.25:掃海艇長:海軍大尉 近野 信雄
07.11.15:掃海艇長:海軍大尉 谷口 秀志
08.05.25:掃海艇長:海軍大尉 宮崎 定榮
08.08.09:運貨船6隻を介して運送艦「知床」から石炭120t補給
08.09.01:掃海艇長:海軍大尉 横井 稔
08.10.18:信号符字改正:達第127号:JXBD
08.11.02:官房第4815号ノ2:機関部改造の件認許
08.11.15:掃海艇長:海軍少佐 横井 稔
08.11.18:官房第5065号ノ2:搭載二十呎内火艇舵及操舵装置改正ノ件認許す
〜09.02佐世保
09.11.15:掃海隊編制:内令第479号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
09.11.15:掃海艇長:海軍少佐 藤田 浩
09.12.15:防備戦隊編制:内令第522号:横須賀防備戦隊第一掃海隊
10.02.20:0825 横須賀にて繋留替え
10.06.01:掃海艇長:海軍大尉 田代 格
〜08.22金田湾〜
〜09.19大湊09.29〜
10.11.15:防備戦隊編制:内令第463号:横須賀防備戦隊第一掃海隊
10.11.15:掃海艇長:海軍少佐 田代 格
11.12.01:防備戦隊編制:内令第475号:横須賀防備戦隊第一掃海隊
12.02.01:掃海艇長:海軍少佐 梶原 正見
12.07.28:防備戦隊編制:内令第368号:横須賀防備戦隊より削る
13.01.30:役務:内令第65号:第三豫備掃海艇
13.03.05:役務:内令第146号:
当分の間豫備掃海艇の儘海軍砲術學校、海軍水雷學校、海軍航海學校、海軍通信學校、
海軍工機學校及横須賀海軍航空隊の練習用に充つ
13.08.05:掃海隊編制:内令第664号:第一掃海隊より削る
13.11.15:役務:内令第936号:第一豫備掃海艇
13.11.15:掃海艇長:海軍少佐 松崎 辰治
13.12.01:役務:内令第1052号:
豫備掃海艇の儘海軍砲術學校、海軍水雷學校、海軍航海學校、海軍通信學校、海軍工機學校及
横須賀海軍航空隊の練習用に充てたる處之を解く
13.12.01:掃海隊編制:内令第1055号:第一掃海隊、所属:横須賀防備隊
14.03.12:軍隊区分:T作戦部隊前衛隊
14.11.15:掃海隊編制:内令第849号:第一掃海隊
14.11.15:役務:内令第851号:練習兼警備掃海艇
14.11.15:掃海艇長:海軍少佐 吉松 田守
15.04.24:掃海艇長:海軍大尉 馬越 正博
15.11.15:掃海隊編制:内令第835号:第一掃海隊
15.11.15:戦時編制:聯合艦隊第二艦隊第一根據地隊第一掃海隊
15.11.15:掃海艇長:海軍大尉 古谷 卓夫
16.04.10:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第一掃海隊
16.09.10:掃海艇長:海軍大尉 生永 邦雄
16.10.01:戦時編制:聯合艦隊南遣艦隊第九根據地隊第一掃海隊
16.12.--:艦隊区分:部隊番号:4
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JXBP
16.12.--:軍隊区分:機密馬來部隊命令作第1号(第一兵力部署(甲)):護衛部隊
16.12.02:三亞〜12.05プロコンドル12.05〜
〜12.06 0700 輸送船団に合同〜
〜12.06 1930 第十九驅逐隊(磯波、浦波、綾波、敷波)が合同〜
〜12.07 1030 G点着、各隊毎に上陸点に分進〜
〜12.07 1630 驅逐艦「浦波」が諾汽船"Hafthor"を臨検、自沈手段を講じ乗員を退出させる〜
〜12.07コタバル
16.12.08:0330-0430 対空戦闘
0500-0530 対空戦闘
0600-0630 対空戦闘
16.12.08:コタバル〜12.08パタニ12.08〜12.09コタバル
16.12.09:軍隊区分:機密馬來部隊命令作第1号(第一兵力部署(乙)):根據地部隊
16.12.09:コタバル〜12.09シンゴラ
16.12.15:第一護衛隊電令作第22号:
第一護衛隊は泊地着後に左に依りシンゴラ、パタニ、コタバル附近距岸約60浬迄の敵潜を掃蕩せよ
6.掃海艇、驅潜艇 泊地外周10粁附近迄
16.12.17:第一護衛隊電令作第25号:
2.第十九驅逐隊司令は19日日没時以後、占守、第十九驅逐隊の三艦、掃海艇及び驅潜艇を率い
馬來部隊電令作第50号中第二項に依り行動すべし
16.12.18:シンゴラ〜12.21サムイ島12.21〜12.22シンゴラ
17.01.03:戦時編制:聯合艦隊第一南遣艦隊第九根據地隊第一掃海隊
17.01.11:軍隊区分:機密馬來部隊命令作第15号(S作戦):馬來部隊護衛隊
17.01.20:軍隊区分:馬來部隊信電令作第8号(S作戦中止):根拠地部隊
17.01.21:軍隊区分:機密馬來部隊第一護衛隊命令作第2号:掃海隊
〜01.22プロコンドル
17.01.23:プロコンドル〜01.26エンドウ冲
17.01.27:馬來部隊電令作第102号:
1.第一掃海隊はエンドウ発以後第九根據地隊司令官の指揮下に入らしむ
2.第九根據地隊司令官は適宜第一掃海隊をしてプリンスオブウェールズ及びレパレスの沈没位置を
確かめ設標せしむべし
17.01.28:(「關西丸」護衛)エンドウ〜
〜テンゴール島の東方にて陸軍徴傭船「關西丸」の護衛を終了〜
〜アナンバス
17.02.01:軍隊区分:機密蘭印部隊第三護衛隊命令第2号:主隊
17.02.--:軍隊区分:馬來部隊第一護衛隊
17.02.12:アナンバス〜
〜02.12 1200(N04.45-E107.10)あ号L作戦先遣隊船団に合同〜
〜02.12 1720(N04.00-E106.56)巡洋艦「由良」が合同〜
〜02.12 2000 巡洋艦「川内」、同「由良」が分離〜
〜02.14 1020(S00.15-E105.10)巡洋艦「川内」及び驅逐艦「初雪」、同「白雪」が合同〜
〜02.14 1115 サマ島南東10'附近海面にて「第五號掃海艇」が浮流機雷1個処分〜
〜02.14 1245 サマ島南10'附近海面にて「第五號掃海艇」が浮流機雷1個処分〜
〜02.14ムントク冲
17.02.15:0000 前路掃海終了
1500 Z区及びムーシ河口掃海終了
17.02.16:2000 第一護衛隊電令作第2号:FG区哨戒配備に就く
17.02.16:馬來部隊信電令作第27号:
4.護衛隊指揮官は由良、第十一驅逐隊及び第一掃海隊を遅くとも19日迄にアナンバスに回航せしむ
べし
17.02.17:1900 第一護衛隊信電令作第5号:徹哨
2330 第一護衛隊指揮下を離れる
17.02.17:ムントク冲〜アナンバス
17.02.21:軍隊区分:南方部隊電令第103号(02.17附):蘭印部隊
17.02.--:(西部ジャワ攻略作戦)アナンバス〜
〜02.21 0800 第三護衛隊に合同〜
〜02.21 1000 驅逐艦「皐月」、同「長月」、同「朝風」が燃料補給の為分離〜
〜02.21 1700 水雷艇「千鳥」が合同〜
〜02.21 2100 運送艦「鶴見」が合同〜
〜02.21 1800 驅逐艦「文月」、同「春風」、同「松風」、同「旗風」が合同〜
〜02.22 1200 ス作戦、ヤ作戦の上陸開始期日を1日延期〜
〜02.22 ---- 第三護衛隊から分離〜
〜02.24 ---- 第三護衛隊に合同〜
17.02.25:戦時編制:聯合艦隊第一南遣艦隊第九特別根據地隊第一掃海隊
〜02.25 0920 驅逐艦「吹雪」、同「春風」が列に入る〜
〜02.26 1900 驅逐艦「水無月」、「第五號掃海艇」が列を解き第三嚮導隊に合同〜
〜02.27 0500 第三嚮導隊が分離〜
〜02.27 1030(S04.25-E106.40)輸送船隊反転〜
〜02.27 1048 巡洋艦「名取」、同「由良」、第十一、第十二驅逐隊は敵方に進出攻撃に向かう〜
〜02.27 1515 上陸日を更に1日繰り下げられる〜
〜02.28 0120 第三護衛隊から先行〜
〜02.28 午前 ノースウオッチャー南方水路の略掃〜
〜02.28 2350 軍隊区分:第三護衛隊電令作第3号:第二兵力部署発動、第四警戒隊
〜03.01 0137 カポ岬の143度2.3分に於て右舷缶室に被雷、同部より切断転覆、一部水面に露出
17.03.01:沈没
17.03.10:掃海隊編制:内令第416号:第一掃海隊より削除
17.03.10:役務:内令第417号:第四豫備掃海艇
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
22.05.03:除籍:複二第327号
喪失場所:N.-E. ジャワ島カポ岬の143度2.3分
喪失原因:味方の雷撃
同型艦
第一號、第三號、第四號。
兵装
(計画時)
四十五口径三年式十二糎砲2門、四十口径三年式八糎高角砲1門、
陸式拳銃5丁、三八式歩兵銃20挺、
八一式投射機2基、爆雷装填台2基、爆雷水圧投下装置2基、爆雷投下台4基、
単艦式大掃海具1組。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.17「特型駆逐艦U」(P.16)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」 (P.26-27)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.12-13)
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.51)
「海軍 第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集員会(P.44)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2519,2524-2525)
「海軍」第3巻第4号 光村印刷所
「三十五年史」S28.11 三井造船株式会社
"Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 75486
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