第百五十三號特設輸送艦・第百五十三號輸送艦の艦歴
年 月 日:艦歴
19.02.05:命名:官房軍機密第136号:第百五十三號特設輸送艦
19.02.05:内令第298号:呉鎮守府所管と仮定
19.02.15:起工
19.04.08:進水
19.06.15:竣工
19.06.15:入籍:内令第767号:呉鎮守府所管
19.06.15:輸送艦長:海軍大尉 石田 康雄
19.06.20:聯合艦隊電令作第193号:
冬月、第四號輸送艦、第百四號、第百五十三號特設輸送艦は冬月驅逐艦長之を指揮し22日夕刻
内海西部発(宇品経由取止め)横須賀に回航すべし
19.06.25:軍隊区分:聯合艦隊電令作第206号:伊號輸送部隊
19.06.27:軍隊区分:伊號輸送部隊機密第270847番電:第三輸送隊
19.06.28:(伊號輸送部隊第三輸送隊)横須賀〜06.30父島06.30〜06.30硫黄島07.01〜07.01父島
19.07.02:(伊號輸送部隊第四輸送隊)父島〜07.02硫黄島07.02〜07.03父島
19.07.03:軍隊区分:聯合艦隊電令作第224号:伊號輸送部隊の編成を解く
2.旗風、汐風に対する本職の作戦指揮を解き第百四、第百五十二、第百五十三號特設輸送艦を
横鎮長官の作戦指揮下に入る
19.07.04:兄島避泊中敵艦爆200機以上と交戦
30数個の至近弾及び銃撃により機械室浸水せしも防水、排水可能の見込み
主排水喞筒、給水喞筒使用不能、メインタンク、各重油タンク、復水器漏洩、
その他の小損傷の為、目下運転不能にして当地に於て修理の能否未判明
電信機故障、その他船体兵器若干の損傷
19.07.07:1025 機械室、缶室の排水完了、浸水防止
注油喞筒2基共及び重油喞筒破損使用不能、自力航行不能
19.07.08:横鎮電令作第533号:旗風は第百五十三號特設輸送艦を兄島より横須賀に曳航せよ
19.07.10:(「旗風」が曳航)父島〜07.12館山〜07.14横須賀
19.08.15:軍隊区分:横鎮電令作第615号:小笠原部隊指揮官の指揮を解く
横浜にて陸軍戦車搭載、陸軍特設輸送艦1隻を率い08.28東京湾出撃硫黄島に急速揚塔
19.08.28:横浜〜
19.09.05:除籍:内令第1044号
19.09.05:命名:達第294号:第百五十三號輸送艦
19.09.05:類別等級制定:内令第1035号:種別:輸送艦、類別:輸送艦、等級:二等、艦型:第百一號型
19.09.05:本籍:内令第1045号:呉鎮守府
19.09.05:戦時編制:聯合艦隊
19.09.11:横浜〜硫黄島
19.09.19:二見港で対空戦闘、小破
19.09.21:父島方面根據地隊信電令第20号:
第百四號及び第百五十三號輸送艦は準備出来次第出撃、横須賀に回航
横須賀工廠と連絡の上、所要の修理に従事したる後、速かに帰投すべし
19.11.08:館山〜11.10父島二見11.13〜11.15館山
20.01.15:戦時編制:聯合艦隊第二輸送隊
20.01.15:内令第42号:第二輸送隊所属
20.02.02:1010 弾薬預入開始
1635 弾薬預入終了
20.02.03:第一船渠にて入渠
20.02.10:出渠
20.02.18:第二船渠にて入渠
20.02.27:横鎮電令作第52号:準備出来次第、八丈島輸送
20.02.28:軍隊区分:機密横鎮電令作第53号:小笠原部隊より除き直卒部隊
20.02.28:0927 出渠、Y七番浮標繋留
1200 真水、燃料、弾薬搭載開始
1405 真水、燃料、弾薬搭載終了
20.03.01:横須賀〜確認運転〜03.01横須賀
20.03.02:0900 糧食搭載開始
0945 重油搭載開始
1450 糧食搭載終了
1505 重油搭載終了
20.03.03:横須賀〜03.03木更津
20.03.03:1445 輸送物件搭載開始
1800 輸送物件搭載終了
20.03.04:0830 輸送物件搭載開始
1410 輸送物件搭載終了
20.03.05:木更津〜03.05網代03.07〜03.07八丈島神湊
20.03.08:搭載物件揚陸、疎開者150名乗艦
20.03.09:八丈島〜03.09横浜
20.03.09:疎開者退艦
20.03.11:横浜〜03.11横須賀
20.03.13:横鎮電令作第63号:当分の間、特に指示する外、八丈島輸送
20.03.14:0822 弾薬預入開始
0858 弾薬預入終了
20.03.15:第一船渠にて入渠
司令旗撤去
20.03.23:出渠、Y二番浮揚に繋留
20.03.24:1117 弾薬搭載開始
1200 弾薬搭載終了
20.03.25:1350 弾薬搭載開始
1530 弾薬搭載終了
20.03.25:機密二輸送隊命令第5号:隊番号5402、艦番号6
20.03.25:輸送艦長:海軍大尉 天野 孝哉
20.03.30:天野大尉着任、石田大尉退艦
20.03.31:0945 清水搭載開始
1050 清水搭載終了
20.04.--:積荷170.9t
20.04.02:横須賀〜04.02館山04.03〜04.03八丈島神湊
20.04.03:1515 積荷揚陸開始
1930 積荷揚陸終了
20.04.04:神湊〜04.04長浦(浮標繋留)
20.04.06:長浦〜04.06横須賀(Y五番浮標繋留)
20.04.09:1042 三ヶ保岸壁四番繋留換え
20.04.10:1030 清水搭載開始
1130 清水搭載終了
20.04.18:1035 清水搭載20t
20.04.24:1050 Y四番浮標繋留換え
20.05.03:清水搭載25t
20.05.09:清水搭載22t
20.05.13:重油搭載50t
20.05.15:積荷158.8搭載t、人員209名乗艦
20.05.15:横須賀〜05.15館山湾05.17〜05.17八丈島洞輪沢
20.05.18:洞輪沢〜05.18神湊
20.05.18:搭載物件揚陸、託送品搭載、便乗者乗艦
20.05.19:神湊〜05.19横浜(第九号岸壁)
20.05.19:託送品揚陸、便乗者退艦
20.05.20:横浜〜05.20横須賀
20.05.20:託送物件揚陸
20.05.21:1102 鳶ヶ鼻四番に繋留換え
20.05.21:弾薬揚陸
20.--.--:輸送艦長:海軍少佐 天野 孝哉
20.08.11:備讃瀬戸西口にて触雷、航行不能
20.08.15:残存
20.08.26:内令第749号:第一豫備輸送艦
20.09.15:役務:(機密第091753番電にて予定):第四豫備輸送艦
20.11.12:天野少佐呉鎮守府附被仰付
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
22.05.03:除籍:内令第327号
同型艦
第百三號〜第百二十六號、第百二十九號〜第百四十八號、第百五十一號〜第百六十五號、
第百七十二號〜第百七十六號、假稱第1584號艦〜假稱第1588號艦。
兵装
(新造時)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍三聯装機銃2基、同単装機銃2基。
(19.08.20現在)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍三聯装機銃2基、同二聯装機銃2基、
同単装機銃8基、九三式十三粍単装機銃4基。
写真資料
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2423)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.42)
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