公稱第3324號の船歴

 年 月 日:船歴

T11.05.30:起工 T11.12.06:進水 T12.07.10:竣工
T12.10.04:呉工第4号ノ3ノ125ノ30:雑役船に編入相成度件 T13.01.23:艦本機密第121号:       該機械は本年八月水陸整備費機械費を以て購入せられたるものに有之為に今日直に之を       雑役船に編入するは経費科目の関係上穏当にあらずと被認候條当分の間は現状の儘にて       處理相成様致度 T14.04.09:艦本総三第222号:       曩に水陸整備費機械費を以て購入せる三百噸起重機に対する会計検査院の検査は完了致し       候哉本件雑役船編入上一応招致致度候 T14.04.17:呉工會第1ノ86号ノ2:       既に会計検査院の検査済 13.05.13:軍務一第100号:雑役船に関する件照会:       従来工作廰、建築部等に於て作業其の他の都合上便宜雑役船を製造(購買)し又は船種を       変更して未だ正式に雑役船に編入せられあらざるもの又は船種を変更せられあらざるものは       此の際一括整理せらるる内意なるに付貴管下に於て右に該当するもの漏れなく調査の上       別紙様式の調書を作製し来六月十日迄に報告相成度       追て該当するものなき場合には其の旨通知相成度       (別紙添) -- 以下省略
13.08.17:官房第3656号ノ4:       命名:雑役船「公稱第三三二四號」       船種:起重機船(挙力三百瓲)       所属:呉海軍工廠、定数別:臨時附属       記事:昭和13年5月13日軍務一第100号に対する報告に依り整理せるもの          船体並に附属機械及自走関連装置のみ 20.04.12:呉鎮守府信令第210号:      1.呉工廠長は三〇〇屯起重機船一隻を、呉潜水基地隊司令は魚雷艇二隻を夫々呉港務部長に派遣        同部長の命を承け呂號第六十四潜水艦救難作業に従事せしむべし      2.呉通信隊司令は掌電信兵三名、暗号員二名を呉港務部長に派遣、同部長の指揮を承けしむべし 20.04.13:二回にわたって「呂號第六十四潜水艦」の吊上げを試みるも失敗 20.04.16:呉鎮守府信令第216号:      1.呂號第六十四潜水艦に対する呉鎮艦船救難部署を解く      2.呉工廠長は速に遭難潜水艦を艦内外空気排水等に依り引揚げ可能の有無を調査すべし      3.呉工廠長は第二号作業実施可能見込立たば潜水艦部長を現場指揮官として之を実施せしむべし        実施見込みなき場合は引揚げを打切り極力遺骸の収容に努むべし      4.潜水学校長及工務部長は前号作業に関し呉工廠長に協力すべし
--.--.--:船主:三菱重工業株式会社  62.--.--:船名:さんこう、船主:日興産業株式會社、運航:大沢海事有限会社
現  在:現役活動中

同型船

 なし。

兵装

 なし。

写真資料

 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (3130)
 「新三菱神戸造船所五十年史」 S32.04 新三菱重工業株式会社神戸造船所 (P.163)
 "日興産業株式會社"
 "中国放送:ひろしま戦前の風景" 田部華吉氏撮影
 "#起重機船はいいぞ"

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