二河川丸・二河川の船歴
年 月 日:船歴
--.--.--:起工
M34.03.--:進水、命名:Зея
--.--.--:竣工、船主:Chinese Eastern Railway Company, Limited、船籍港:Vladivostok
登録総噸数:919、登録長:207.5ft、登録幅:30.1ft
M37.05.27:沈没
喪失場所:旅順口港内
喪失原因:日本軍の攻撃
M38.08.21:引揚着手
M38.08.29:浮揚
M38.08.31:完全修理の件訓令
M38.09.26:達第139号:命名:汽船「二河川丸」(ニコカハ)、本籍:呉鎮守府
M38.09.26:信号符字點付:達第140号:GQVK
M38.09.26:旅順〜09.26大連
M38.10.14:出渠
M38.10.21:官房第4086号ノ2:二河川丸を当分の間大連湾防備隊へ附属せしむべき訓令
M38.11.01:旅順口にて旅順口海軍港務部が大連湾防備隊に引渡し
M39.04.12:大連〜海洋島〜04.15仮屋〜04.18呉
M39.04.21:呉港務部へ引き渡し
M39.05.21:官房第1851号:海軍兵學校附属
T09.04.09:呉工第4号ノ191ノ4:雑役船二河川丸改造新設の件上申
1.工事方案
(造船部)
(イ)下甲板士官公室一部及両舷四士官室を右舷を高松宮殿下御寝室御浴室及御厠に改造し
左舷を両殿下御寝室御浴室及御厠に改造す
御寝室御浴室及御厠の艤装装飾は軍艦の艦長室に準じ工事を施行す
士官公室と共通の天窓は上部迄仕切を設け談話の漏れざる様にす
御寝室上部天窓は擦硝子とす士官公室テーブルは別図の通り改正す
(ロ)最上甲板四十八番より五十七番迄の両舷に甲板を拡張し五十一番両舷下部に径四吋支柱を
新設す
(水雷部)
(イ)御寝室両所及御浴室二ヶ所にペンデント燈一號各一個を増設す燭台燈は旧特別室のものを
使用す
(ロ)防暑用電動送風機は御寝室両所に一〇吋及士官公室に十八吋の卓上用を使用す
(ハ)電燈及送風機の電源は士官公室及前部生徒室内の分電路筐より分電せる新設分電路筐より
供給す
(ニ)電燈用釦は御寝室両所、船長室及士官公室に遊線用各一個を御浴室二ヶ所に固定用(水防)
各一個を新設し食器室内の新設指示機に連結するものとす
3.工事日数
造船60日間、水雷15日間
T09.04.16:電訓:雑役船二河川丸改造新設の件認許
T09.07.01:改名:達第115号ノ2:練習船「二河川」
T13.12.19:還納:呉海軍港務部保管
T14.03.09:呉鎮第32号ノ38:廃船処分の件上申
T14.04.16:官房第1365号ノ2:廃船認許
T14.05.05:廃船
T14.05.20:呉海軍工廠に引渡し
T14.07.08:船主:中井利兵衛
T14.07.--:船主:木村巳之助
T14.08.--:船主:大通輪船有限公司、船籍港:営口、信号符字:XNBG、
登録総噸数:785、登録純噸数:495、
登録長:216.0ft、登録幅:30.0ft、登録深さ:20.0ft
改名:和順(Ho-Shun)
T14.08.21:永田造船所にて修理
T14.08.24:入渠
T14.10.15:出渠(予定)
10.--.--:船舶番号:滿洲國1048、登録総噸数:885.75、
船主:大通興輪船公司、船籍港:営口に変更
13.--.--:船舶番号:滿洲國2250、登録総噸数:886、信号符字:MEAJに変更
20.08.11:海難により損傷
20.08.15:残存
同型船
由良川(←由良川丸←Bureia)
兵装
要調査
写真資料
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 ()
「極秘日露海戦写真貼」柏書房 H16.03 (P.229)
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